富士塚を行く

身近な富士塚を見に行く
都内区部が多いが
その周辺地、遠隔地にも
足を延ばして見て歩いた記録

素盞雄神社の富士塚

2018年09月18日 18時47分10秒 | 富士塚

 随分前に、古墳として見に行ったことがあった。
今日は、富士塚として見に来た。
確かに、富士講の石碑などがその中腹に数多く置かれている。 
残念乍ら、登拝は出来なかった。
 しかし、「瑞光石」と言われている奇岩が目を引く。
富士塚の正面に、わざわざ屋根を掛けた、その下に保存されている。
古墳の石室の石なのではないかと言われている。
古墳を流用した富士塚なのであろうか。


 ▲塚の裏手から見ると、講の石碑やロクボクが見られ、富士塚らしさが感じられる

 ▲正面には、ど~んと瑞光石が鎮座

 ▲もっと寄って見ると、屋根の下に石が置かれている

--------<説明板>-------------------------------
  知っていますか?
  天王様のこんなこと
   << 瑞光石 >>
 御祭神すさのお大神・あすか大神が光とともに降臨した小塚の中の奇岩を瑞光石(ずいこうせき)といいます。
 文政12年(1829)編纂の『江戸近郊道しるべ』には、千住大橋架橋に際して、この瑞光石の根が大川(現・隅田川)まで延びていたために橋脚が打ち込めなかったという伝承が紹介されています。
 この瑞光石のある小さな塚から「小塚原(こつかはら)」の地名が起こり、『江戸名所図会』には「飛鳥社小塚原天王宮(あすかのやしろ こつかはらてんのうぐう)」と紹介され、弁天様を祀る御手洗池・茶屋など当時の情景をもうかがうことができます。元治元年(1864)には富士塚を築き浅間神社を祀り、門前の茶店では疫病除けの参詣者で賑わいました。
 なお、現在周辺小学校の「第●瑞光小学校」と冠された瑞光もこれに因むものです。



-------------------------------------------
 荒川区南千住六丁目60-1(素盞雄神社内)
 平成30年9月18日(火)


コメント    この記事についてブログを書く
« 八幡神社の富士塚 <田端> | トップ | 木曽呂の富士塚 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。