湊かなえ著『夜行観覧車』(双葉社)を読みました。
しばらく前、映画『告白』がヒットしていた頃、その原作本「告白」を読み、初めて湊かなえさんの作品に接しました。
賛否はいろいろあったようですが、中学校を舞台とした“サスペンスもの”としては最高の作品だと感じ、この作品も とても楽しみに読み始めました。
今回の小説「夜行観覧車」は、「父親が被害者で母親が加害者。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺された子どもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。 」というものです。
読んだ後の感想ですが、思ったほどの感動はありませんでした。
しかし、それは『告白』ほど感動しなかったということかもしれません。
ちょっと期待しすぎた部分はあったと思うし、「告白」を読まずに読み始めれば、それなりに評価のできる作品かもしれません。
湊さんの作品の特長である“読んだ後の(いい意味での)後味の悪さ”は相変わらずあったとは思います。
最初にあまりに刺激的な作品を出してしまったために、その後に期待を超える作品を求められて苦労してしまう、というパターンかもしれないですね。
しばらく前、映画『告白』がヒットしていた頃、その原作本「告白」を読み、初めて湊かなえさんの作品に接しました。
賛否はいろいろあったようですが、中学校を舞台とした“サスペンスもの”としては最高の作品だと感じ、この作品も とても楽しみに読み始めました。
今回の小説「夜行観覧車」は、「父親が被害者で母親が加害者。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺された子どもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。 」というものです。
読んだ後の感想ですが、思ったほどの感動はありませんでした。
しかし、それは『告白』ほど感動しなかったということかもしれません。
ちょっと期待しすぎた部分はあったと思うし、「告白」を読まずに読み始めれば、それなりに評価のできる作品かもしれません。
湊さんの作品の特長である“読んだ後の(いい意味での)後味の悪さ”は相変わらずあったとは思います。
最初にあまりに刺激的な作品を出してしまったために、その後に期待を超える作品を求められて苦労してしまう、というパターンかもしれないですね。