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特発性門脈圧亢進症(指定難病92)

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 門脈の圧が上昇し、食道静脈瘤が発生したり、脾臓の腫大、貧血等の症状を呈する疾患のことです。

 【原因】
 中年女性に好発し、血液検査で免疫異常が認められることがあることから、何らかの自己免疫機序(自分自身の体に対して自分の免疫が働く状態)の関与が推測されています。更に最近の研究により、血液中の一部のリンパ球の働きの異常が指摘されています。現在このような免疫の異常に関して重点的に研究が行われており、今後の解明が期待されます。

 【症状】
 門脈圧が上昇すると、脾臓が大きくなったり腹水が貯まります。さらに、門脈圧の上昇により門脈血の一部が肝臓に向かわずに他の臓器に逃げるようになります。このようにしてできた新しい血液の流通経路を 側副血行路 と言います。この側副血行路のために腹壁の静脈が怒張したり、食道や胃に静脈瘤ができます。脾臓が大きくなると脾機能 亢進 という状態になり、貧血をきたすようになります。また血小板も少なくなり、出血した時に血液が止まりにくくなります。また、静脈瘤の圧が上昇すると、静脈の血管がその圧に耐えきれなくなり、破裂・出血してしまい、吐血・下血等の症状が出ます。出血のためショックになり死亡することもあります

 【治療法】
 特発性門脈圧亢進症では、門脈圧亢進症にともなう食道胃静脈瘤と、脾機能亢進症にともなう貧血(汎血球減少症:赤血球、白血球、血小板の全てが減少してきます)が治療の対象となります。

<出典:難病情報センター>

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