COVID-19mRNAワクチン接種者の汗からCOVID-19スパイク蛋白が排出されていることが、高知大皮膚科 佐野教授のグループから発表されました。エクリン汗腺にスパイクタンパクが確認されたことが報告されています。
A case of persistent, confluent maculopapular erythema following a COVID-19 mRNA vaccination is possibly associated with the intralesional spike protein expressed by vascular endothelial cells and eccrine glands in the deep dermis
Hozumi Sano, Misaki Kase, Yukiko Aoyama, Shigetoshi Sano
First published: 08 May 2023
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1346-8138.16816
【本稿では,COVID-19 Messenger RNA(mRNA)ワクチン(BNT162b2)の2回目接種後に発症した,合流性黄斑紅斑を呈した86歳の日本人女性について報告する.皮膚病変は時間の経過とともに広がり、3ヶ月以上持続した。驚いたことに、発症100日後の病変部の免疫組織化学染色で、真皮深部の血管内皮細胞やエクリン腺からCOVID-19スパイク蛋白が発現していた。COVID-19の感染エピソードがないことから,このスパイク蛋白はmRNAワクチンに由来する可能性が高く,皮膚病変の発生・持続の原因である可能性が考えられた.症状は長期化し、プレドニゾロン内服まで難治性であった。】
有料記事なので、詳しい内容は分かりませんが、2023.5.20「LHS研究所2周年シンポジウム 予測科学としての臨床医学のフロンティア」佐野栄紀先生が講演されているそうです。
汗からCOVID-19スパイク蛋白が出てくるということは、細胞内にとどまらないで、尿や便などから出てくる可能性もありますよね。