免疫介在性肝炎:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。
1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries
その中で17番目に多くの件数が報告されている「免疫介在性肝炎(Immune-Mediated Hepatitis)」の論文リストを転載させていただきます。
免疫介在性肝炎
副腎皮質ステロイドを必要とし、他に病因のない肝機能検査値の上昇と定義される。
血液検査では肝臓の細胞が破壊される程度を表すASTやALTが上昇します。自己免疫性肝炎が発病するのには免疫の異常が関係していると考えられています。
中年女性に多く50歳から60歳代が発症の中心となっていますが、若い女性や小児での発症も珍しくはありません。
血液検査で 自己抗体 ( 抗核抗体 や抗平滑筋抗体)が陽性で 免疫グロブリン 、ことにIgGの血中濃度が高く、副腎皮質ステロイドによる治療によく反応することなどから、自己免疫が関与していると考えられています。肝臓の組織検査でもリンパ球が多数肝内に存在し、肝細胞が障害されている像が認められます。
全身倦怠感 、疲労感、食欲不振などの症状を訴える方もおられます。
Autoimmune hepatitis developing after coronavirus disease vaccine 2019 (COVID-19): causality or victim?:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33862041/
Autoimmune hepatitis triggered by vaccination against SARS-CoV-2:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34332438/
Acute autoimmune-like hepatitis with atypical antimitochondrial antibody after vaccination with COVID-19 mRNA: a new clinical entity:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34293683/
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Autoimmune hepatitis after COVID vaccine:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34225251/
Hepatitis C virus reactivation after COVID-19 vaccination: a case report:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34512037/
Autoimmune hepatitis developing after ChAdOx1 nCoV-19 vaccine (Oxford-AstraZeneca):
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34171435/
Autoimmune hepatitis triggered by SARS-CoV-2 vaccination:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34332438/
Immune-mediated hepatitis with the Moderna vaccine is no longer a coincidence but confirmed:
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0168827821020936
コロナワクチン接種後に強膜黄疸、黄疸がでたり、抗核抗体 (ANA) が陽性になった場合は要注意です。
他にも
Immune-mediated liver injury following COVID-19 vaccination: A systematic review
Akash Roy,
https://aasldpubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/hep4.1979
Immune-mediated liver injury following COVID-19 vaccination
Georgios Schinas,
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10075055/
【新しいワクチンのデリバリープラットフォーム、例えばmRNAを含む脂質ナノ粒子やアデノウイルスベクターは、過剰な免疫反応を引き起こす炎症性背景に寄与し、スパイク(S)タンパク質と顕著な肝臓抗原との間の分子模倣のパターンは、自己免疫提示を説明するかもしれない。自己反応性抗体、サイトカイン、細胞傷害性T細胞集団など、ワクチン接種あるいはワクチン成分そのものによって引き起こされる免疫メディエーターは、確立された経路を通じて肝細胞障害を引き起こす可能性がある。】
などいろいろ文献が出ています。