バラ色粃糠疹:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。
1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries
その中で84項目目の「バラ色粃糠疹(Pityriasis Rosea)」の紹介です。
バラ色粃糠疹(ばら色ひこうしん)
時に胸部、腹部または背部の大きな斑点として始まり、その後小さな病変がパターン化する皮疹。
ばら色ひこうしんは、皮膚にばら色ないし淡い黄褐色の小さな斑が鱗屑(りんせつ)を伴って多数生じる病気です。
最もよくみられる症状は、かゆみのほか、最初に現れる淡い黄褐色ないしばら色をした1つの大きな円形の斑状の発疹と、それに続いて体幹(胴体)に現れる複数の斑状の発疹です。
かゆみが軽度の場合は、人工の光や日光にあたることで緩和することもあります。
ヒトヘルペスウイルス6型、7型、8型の感染が関与している可能性があります。しかし感染性があるとは考えられていません。ばら色粃糠疹は10~35歳の人に最もよく生じ、ばら色粃糠疹は男性より女性に多くみられます。
ばら色ないし淡い黄褐色をした直径約2~10センチメートル程度の斑ができ、その斑はヘラルドパッチと呼ばれています。皮膚の色が濃い人では、ばら色や淡い黄褐色があまり目立ちません。この円形または楕円形の部位は通常は体幹(胴体)に生じます。皮疹は先に何の症状も示さず突然現れることもありますが、現れる数日前から、漠然としたけん怠感、食欲不振、発熱、頭痛、ときに関節痛などがみられることもあります。
Case report: Pityriasis rosea-like rash after vaccination with COVID-19:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34557507/
症例報告 COVID-19 ワクチン接種後のバラ色粃糠疹様皮疹
-----------
Pityriasis Rosea and Pityriasis Rosea-Like Eruption Following COVID-19 Vaccination: A Narrative Review
Potestio L
https://www.dovepress.com/pityriasis-rosea-and-pityriasis-rosea-like-eruption-following-covid-19-peer-reviewed-fulltext-article-CCID
ウイルス性再活性化も報告されている。特に、バラ色粃糠疹(PR)およびPR様再活性化の症例が報告されている。誤った治療を避けるためには早期の診断が必須である。COVID-19ワクチン接種後にPRに罹患した症例を調査した文献をレビュー
Manifestation of pityriasis rosea and pityriasis rosea‐like eruptions after Covid‐19 vaccine: A systematic review
Iman Khan,
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10091373/
ワクチン接種後にバラ色粃糠疹またはバラ色粃糠疹様発疹を発症した111人が同定され、そのうち36人(55.38%)が女性であった。平均年齢は44.92歳で、63人(62.37%)が初回接種後に発症した。