森の里ホームズのブログ

平井伸治・全国知事会会長「岸田新政権が新型コロナにどう向き合うのか、最重視しています」

平井伸治・全国知事会会長「岸田新政権が新型コロナにどう向き合うのか、最重視しています」
10/4(月) 9:06配信 から一部抜粋

『――47都道府県も一様でなく、大都市よりも地方が感染を抑えている傾向がうかがえます。

 大都市など感染拡大に悩む自治体などは、厚労省や保健所実務の濃厚接触者の定義に忠実なのです。「15分間、1メートル、マスクなし」という基準でふるいにかけている。自治体が悪いのではなく厚労省の通達通りにやっていると思いますが、それでは不十分だったのです。

鳥取県は初動で“背伸び”したことが現在の余力に
まとまって行動できるようになった(オンラインで開かれた全国知事会)/(C)共同通信社

 ――鳥取県は徹底検査で感染を抑えています。

 昨年2月から、厚労省の濃厚接触者の要件を離れて、怪しいケースは全部検査に変えました。その手法を1年半で発展させ、第5波で有効に機能したと思います。第5波の要因となったデルタ株は伝播スピードが速く、感染範囲が広い。濃厚接触者だけの検査では2次、3次、4次感染を招き、ねずみ算式に感染者が増える。こうなると、ロックダウン的手法などで感染を鎮めなくてはならなくなる。中途半端じゃなくて、ローラー作戦で全部検査をするという手法が有効なのです。これを鳥取県はやった。たくさんの検査を実施するので、感染者数はいったん跳ね上がりますが、1週間ほどでだんだん減り、その先の感染は止まるのです。医療逼迫も回避でき、ロックダウン的手法も必要ない。保健所の努力である程度抑えられるのです。

 ――今年3月、鳥取市や倉吉市でクラスターが発生した際、検体のウイルス量分析を受けて、平井知事は「我々はまだ解明できていないが、何か注意しなきゃいけないウイルスの連鎖が今、起きていますよ」と県民に警戒を呼びかけた。最悪の事態を想定した対応だった。一方、政府の対応は楽観的に見える。

 楽観的というか、もっと現場の感染の状況を見るべきだと思います。政府もメディアも統計上の数字を見て、前週から「増えた、減った」と対応しています。しかし、現場で真剣に一つ一つのウイルスを追いかけていると、こういうふうに感染が広がったから数字が増えたとわかるわけですよ。ウイルスのうつり方をつかんで、それに即した対策を県民と一緒に取っていかなければならないのです。』

厚労省や保健所実務の濃厚接触者の定義「15分間、1メートル、マスクなし」という基準に全く意味がないと思うし、ただ単に楽をしたいだけとしか思えなかった。なぜ墨田区のように十分な対応ができなかったのか、検証するべきだと思う。


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