荒川央 (あらかわ ひろし)先生、京都大学理学博士 (分子生物学、免疫学) がレプリコンワクチン(自己増殖型mRNAワクチン)が危険な理由について、後編を出されましたので、紹介させていただきます。
https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n25363e4727c7
【目次】
エクソソームと細胞間輸送
レプリコンワクチンとシェディング現象
シェディング経路としての汗
蚊による個体間伝播
レプリコンワクチンは胎児に感染するか
動物実験で安全性を確認する難しさ
レプリコンワクチンは個体間伝播するか
わずか127gのレプリコンワクチンで日本の全人口に接種可能
レプリコンワクチンとパンドラの箱
日本人を対象としたレプリコンワクチンの人体実験はすでに始まっている
レプリコンワクチンが同一細胞内だけに留まるのであれば問題は限定的でしょう。しかし実際には細胞間輸送の機序を考慮する必要があるのです。以前紹介したエクソソームなどの細胞外小胞体が自己複製型mRNA(saRNA)を含むことができるのです。そしてエクソソームは血中を循環し、汗や呼気からも排出されるのです。それらが他人の体内に入り感染すれば、ウイルスと同様な作用を起こすはずです。
【(一部抜粋です)
レプリコンワクチンが同一細胞内だけに留まるのであれば問題は限定的でしょう。しかし実際には細胞間輸送の機序を考慮する必要があるのです。
細胞外小胞 (extracellular vesicle, EV) とは細胞間のコミュニケーションを媒介する小胞です。そして細胞外小胞の代表的なものがエクソソーム (直径約40~100 nm) です。また、エクソソームよりもサイズがさらに大きな細胞外小胞はマイクロベシクル (直径50~1000 nm) と呼ばれます。
細胞同士は細胞間輸送小胞であるエクソソームを介してお互いの間で物質や情報のやり取りをしています。エクソソームの内容物としてはDNA、RNA、タンパクなどがありますが、実際エクソソームがどの細胞に取り込まれるかは予測不可能です。
人体では有害だとみなしたものは積極的に分解し、分解できなければ排出しようとする仕組みが働きます。例えば風邪をひくと咳や鼻水が出るのも有害なウイルスを体外に排出しようという働きのためです。そしてエクソソームは血中を循環し、汗や呼気からも排出されます。
分解できなかった有害物質を体外に排出しようとする働き自体は体の持つ自然な作用と言えますが、例えば一見非常に元気に見えるワクチン多重接種者は体質的に解毒機能が高い方であり、むしろその周りでシェディング被害を受けて体調不良者が続出するといったメカニズムのヒントとなるかもしれません。
人体に備わっている免疫系は、基本的には異物であるレプリコンワクチンを壊そうと働きます。しかし、免疫低下や免疫不全などの状態により免疫系が正常に働かないような方の場合、その体内では増殖を止める仕組みも作動しない恐れがあるのです。さらに言うと、例えば体質的にスーパースプレッダーのような人が現れた場合、そこから周囲にさらに感染を広げる懸念があります。
従来のmRNAワクチンが個体間で伝播したとしても、受け取った人の体内では量自体は減っていく一方でしょう。けれどもレプリコンワクチンのように増殖する仕組みを持つ遺伝子製剤の場合は、受け取った人の体内でもそのmRNAが増える可能性があるのです。】