クリソベリル引退❕

2021年10月16日 | キャロットクラブ（一口馬主）

※近況掲載については、クラブより許可を頂いています

クリソベリル　牡　鹿毛　'16/2/10生　Chrysoberyl（希語）　金緑石。母名、兄姉名より連想

21/10/13 　引退
「乗り出してからも故障箇所は問題ありませんでしたが、昨日もお伝えしたように息遣いはなかなか良くなってこない状況でした。
そのため、本日モバイル内視鏡を装着して走行時の喉の状態を確認したところ、ステージ４の喘鳴症という診断が下りました。
長期休養の原因となった右トモ繋部分の状態自体は落ち着いているだけに残念ですが、
ここまで進行するとどうしても競走能力に影響が出てしまいますし、
本来のパフォーマンスを取り戻すのは極めて難しいと言わざるを得ません」（ＮＦしがらき担当者）
「今朝、検査の結果を聞いて大変ショックを受けています。
確かに息遣いはあまり良くありませんでしたが、喘鳴症と言えるほどのものではないと思えましたし、
あるいは長い時間をかけて徐々に悪化していったのかもしれません。
結果的には日本テレビ盃のパフォーマンスも喉が影響していたのでしょう。
素晴らしい能力を持つ馬ですし、故障から復帰してこれから使いつつ本来の走りを取り戻して欲しいという気持ちだっただけに残念ですが、
これまでの活躍はずっと忘れませんし、馬には心から感謝しています。
応援していただいた会員の皆様、これまでありがとうございました」（音無師）
全兄にクリソライト、半姉にマリアライトを持ち、Our Bloodを代表する一族として募集時から多くの注目を集めてきた本馬。
その期待どおり、２歳９月のデビュー戦からなんと６連勝でチャンピオンズカップを制覇する離れ業をやってのけました。
４歳時の昨年はサウジアラビアへの遠征を敢行、そのサウジカップでは７着と初めての敗戦を喫しましたが、
帰国後の帝王賞、ＪＢＣクラシックと再度連勝し、国内では敵なしの状態でした。
しかし、連覇を狙ったチャンピオンズカップで４着に敗れ、
その後右後肢繋部分の靭帯を傷めて９カ月の長期休養を余儀なくされました。
復帰戦となった前走・日本テレビ盃では２番手追走から直線失速して６着となりましたが、
レース後は故障箇所の変化はなく、使いつつの良化を期待していたところでした。
喘鳴症グレード４は競走能力に明確に影響があり、たとえ手術をしても確実に良化するかははっきり言えません。
このような現状を踏まえ、様々な観点から音無秀孝調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念することになりました。
今後は社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定です。
会員の皆様におきましても残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。
なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。