すっかり遅くなってしまいましたが、３月議会の傍聴記です。
３月議会は３月９日から１９日まで行われ、予算を含む議案２５件が全員賛成で可決されました。今回は２０１５年度予算の特徴をお知らせします。
鑓田教育長退任
新教育長に金子博氏
３月議会では、３月末で退任する鑓田教育長の後任として金子博氏が選任されました。
最終日の３月１９日の本会議では、鑓田教育長（当時）より退任のあいさつが行われました。鑓田氏は、長年にわたり明和町の教育行政に充実のために尽力された方です。心から「お疲れさまでした」と申し上げたいと思います。
可燃ごみ収集が月３回に
明和町の今年度の一般会計予算の総額は５４億７，４００万円（前年度比１４・８％増）。副町長が示した重点施策「７Ｋ」（頭文字のイニシャルがＫではじまることから町ではこう呼びます）は次のとおりです。
①「環境整備」
家庭系可燃ごみ収集業務を民間委託により週３回実施（通年）。
②「開発」
梨ワイン・ゼリー・ジュースの販売では、今年度も新商品を検討。
③「川俣駅周辺整備事業」
今年度内の完成を目指して推進。
④「企業誘致」
（株）凸版印刷を対象に企業誘致奨励金を予算計上。さらに、社宅等整備補助金、商業集客施設立地促進補助金（１０月頃オープン予定とされるスーパーへの補助金）予算を計上。
⑤「健康」
血管年齢測定や生活習慣病予防検診、各種がん検診などを実施。
予防接種事業では新規にＢＣＧ、水痘ワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチンなどの個別予防接種に助成。
歯周疾患予防教室や生活習慣病予防教室など健康指導事業を実施。
元気アップ活動や高齢者の居場所づくり事業を実施。健康推進プロジェクトチームを立ち上げ、脳卒中予防対策を実施。
⑥「子どもへの投資」
不妊治療費助成、こうのとりメールや妊婦健診、出産祝い金、チャイルドシート購入補助、育児学級や子育て支援センターを開設。
子どものインフルエンザ予防接種助成。小学校の英語指導助手を増員。
⑦「絆・協働のまちづくり」
「町長と語ろうまちづくり」、若手職員による「元気な声に応え隊」により各地区に出かけ、直接意見交換。
三重県明和町との物産交流事業、成城大学との協定による官学連携事業、ゆるキャラを通した交流事業。
東側にスーパーがオープン予定とされる役場前
５つの特別会計等の予算総額は３２億５，６３０万円（前年比６％増）。水道事業では「群馬県東部広域水道」の統合準備を推進します。
町有バス廃止
１９日の議会最終日には今成予算特別委員長の報告で、町有バスの廃止が明らかになりました。
採決に先立つ討論では、一般会計予算には岡安議員が反対討論。田口議員が賛成討論を行い賛成多数で可決。５つの特別会計等の予算は全員賛成で可決されました。
◇新たに予算特別委員会が設置されたことによるのかもしれませんが、予算について本会議で質疑を行う議員はいませんでした。
議会事務局に問い合わせたところ「議会だより」には予算特別委員会の様子も掲載するということですが、本会議の傍聴では討論以外に各議員がどのように予算について考えているのか分かりませんでした。
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