motylの素

日々のできごと

《とにかくうちへ帰ります》

2020-03-19 22:03:00 | book


何かで紹介されていたのがきっかけで読み始めた津村記久子さんの本。
何冊か読んだが、不思議なお仕事だったり、いかにもありそうな職場の人間関係だったり、「職場+人=小説」とバリバリじゃないお仕事小説というか。

普通なようでいて普通とちがうような津村ワールドが私は結構好きだ。
孤独だけど、淡々と、力入れて生きなくてもさぁ…と、著者の意図とは違うかもしれないけど何かそんな気になる。

そもそも力入れて生きてはいないけど、人生は色々あるからなぁ
力入れたくなくても精神的に持ってかれちゃうような時もあるし、自分だけが気付くくらいのささやかな喜びに囲まれて淡々と生きていければ幸せだよなぁ

いや、津村さんの小説の登場人物が頑張ってないわけではない。
頑張って、疲れちゃって、その後淡々と自分のペースでやっていく、他人にあれこれ左右されるって感じじゃないのが心地良い。
人間世界に生きていて他人に左右されないというのは無理な話なんだけど、極力、他人に迷惑をかけない程度で左右されずに生きたいと思っている私としては、孤独をこなしてく、楽しむというのはすごく魅力。

あー、たぶん全然世界観伝えられてませんね

とにかくこの本には社内でのインフルエンザのパンデミックの話や、表題の大雨での厳しい帰路の話など微妙にタイムリーな話が収録されているのでした




《47都道府県 女ひとりで行ってみよう/益田ミリ》

2020-03-11 01:26:00 | book
ついつい手に取ってしまう益田ミリさんの本。

女ひとり旅。
ミリさんはここに来たからと好きでもない食べ物に挑んで食べれなかったり、内向的な性格でやりたいけど女ひとりだから恥ずかしい…とできなかったりと、色々葛藤しながら旅と言えども何割か自分との戦いみたいなとこもありつつの旅だ。

私もひとり旅に出たことあるけど、食べ物の好き嫌いはないし、人見知りでもないからあんまり葛藤はなかったと思う
でも1人より2人以上で行く方が楽しい場所っていうのはあるから、1人の時はそういうとこは是非とも避けたいものである。

私は青春18切符で旅に出て、乗り継ぎカツカツの旅だったため、ごはんも車内で取る始末
随分昔のことなので記憶は定かではないが、鰻が中に入っている白米を棒状にした《うなずし》なるものを購入し、乗車。
電車と言っても新幹線や特急ではなく、普通のローカル線。
むむ…ここで食べるのはちょっと食べづらい
でもここで食べないと食べられない…と勇気を出して食べ始めた。
そしたらこの棒状の寿司ときたら餅米
箸でなかなか切れないっ
押し寿司みたいな感じだと思ったら、餅米とはなぁ…
味わうというゆとりもなく、「こなす」という感じだった
これは連れがいればきっとキャッキャと盛り上がれただろうな。

という自分の思い出を振り返りつつ、私もまたひとり旅に出たいなぁ〜と思うのでした。
今でも行こうと思えば行けるんだよな。
ちょっと計画立てて行こうかな

友達とも3つ旅貯金してるけど。
それも実現するといいなぁー。
しなかったらそのお金でひとり旅出よう

《ジーヴスとねこさらい》

2020-01-26 23:44:00 | book
美智子皇后様もお気に入りというP・G・ウッドハウスの執事のジーヴスシリーズ最終巻《ジーヴスとねこさらい》

何じゃ、このタイトル。と思うのだけど、読んだらなるほどねこさらい。

悠々自適な暮らしをしている青年(具体的な歳が書かれていないけど25〜30歳くらいの貴族と推測)バートラム・ウースターと彼に仕える賢い執事ジーヴス。
のび太とドラえもんみたいな感じ。

皇后様が楽しみに読んでるということを小耳に挟み、このシリーズを読み始めたが、初めは「こういうのがお好きとは意外」と思ったが何冊か読み進めて行くうちに、なんかこのおまぬけドタバタ劇にハマってしまった

読んでいくうちに自分の中に(濃い)キャラが浸透していって、イメージが定着していく。
出てくる人はみんなほとんどクレイジーで、そこに主人公のウースターが巻き込まれていくのだ。
全部でシリーズが14冊あって、ちょっとどれを読んだかわかんなくなってるんだけど
主要キャラは大体わかるんだけど、友達とか女の子とか誰と婚約したとか、他の本で出て来ても、名前聞いたことあるけど…くらいで、どの本のどんな話かもはやよーわからん。
記憶力が曖昧過ぎて、無限ループで読み続けられるかも… 



《珈琲時間》

2020-01-05 00:37:00 | book
年末年始に本屋で見かけるとちょっと気になる雑誌《珈琲時間》

この時期は飾ってたらほっこりするんじゃないかなぁと思われるカフェ写真のカレンダーが付いていていつもかなり惹かれていたが買ったことなかった。今年は遂に買てみた{/mug.gif" style="letter-spacing: 0.13rem; -webkit-text-size-adjust: 100%;">

買うのに躊躇してたのは珈琲オンリーの雑誌を買う程には自分は珈琲好きとは言えないだろうというとこと、何故かカレンダーが2つも付くというとこ。
どちらのカレンダーも写真は良い感じなので、まあ、どこかしらに飾りましょう。

もうひとつはねこちゃんカレンダー

純喫茶特集だったので、今年はいくつか巡ってみよう



初読み

2020-01-03 10:52:00 | book
新年早々、令和二年前初読の本はこちら
初読みこれかぁ…って感じもしなくもないけども

そうかー、三浦しをんさんは漫画オタクだったのかー。知らんかった。
『まほろ駅前多田便利軒』は読んだことがあるが、ドラマ見た後だったので瑛太と松田龍平のイメージしかない…
あと、《『罪と罰』を読まない》という座談会みたいな本も読んだ。
これを読んだら、新たな視点で『罪と罰』をもう一回読み返したくなったけど、読み返してない。
で、読み返さないうちに《『罪と罰』を読まない》の内容も忘れちゃったから、こっちをもう一度読んでから『罪と罰』を読み返さなければ…堂々巡りだ

っていう話はどうでもいいのだけど、しをんさんと友だちとのやり取りも漫画の名シーンをのセリフを言い合って盛り上がったりと結構なオタク感。そしてBL好きというなかなかどっぷりな人だ
そういう人が、小説では全然違う世界を描けるのってすごいなぁ

しかし、小説読んだ時気づかなかったが、多田便利軒の男子2人にももしかしたらBL要素があったのか…

この本でも出てきたよしながふみの
『大奥』は前に新聞にも載っていて気になってます。


お年賀にかや布巾頂きまして、富士山の刺繍入りで可愛いです

さらにお茶をご馳走になり(お茶と言ってもミニパフェ&クラブサンド&サラダ&ドリンクバーというモリモリメニュー)、マトリョーシカのノートと伸縮するボールペンをもらうという、新年からもらい放題な始まりでした

(このボールペン、引っ張ると伸びて芯が出てくるニュータイプ)

この調子で良い一年になるといいなと思います