のんびりゆかいな暮らし

春夏秋は里山を歩き、自然の恵みをおすそ分けしてもらい、生き物を観察。時に街角探検。夜は和紙を使った物作り、絵や書道を。

そろばんに目が輝いているトンガの小学生!全生徒が学習効果絶大…

2018-04-06 20:44:52 | 日記
社会のことば

テウテウカマタ!の合図で始まる




🐨 そろばんは漢字でどう書きますか。
😺 算盤ですか。
🐨 計算をする道具なので算盤です。
   十露盤とも書きます。
😺 計算のスマフォの電卓でしちゃいますです。
   そろばんを習っている人はいるんですか。
🐨 暗算の大会は全国ニュースになることがあります。
   日本のそろばん学習人口は1980年ごろから減少に転じました。
   珠算・暗算検定の受検者数を見ると、
   日本商工会議所と日本珠算連盟の検定では、
   ピークの約216万人(81年)が近年は約28万人。
   全国珠算教育連盟(全珠連)では79年の約300万人
   が最近は年約60万人になったそうです。
😺 算盤塾はあまり見かけません。
   やはり少なくなっているんですね。
🐨 4日の朝日新聞によると、南太平洋のトンガは
   世界で指折りの「そろばん王国」で、小学校では必修で毎日、
   子どもたちが計算力を磨いています。
   40年以上続く日本からの協力が人口10万人の島国
   の教育を支えているそうであります。
😺 トンガでそろばんですか。
🐨 トンガでは2009年に小学3~5年生の算数の授業
   にそろばんが組み込まれた。
   毎日15分間、「そろばんの時間」があります。
   5年生では3桁のかけ算、割り算まで学ぶ。
   教員養成大学では、「そろばん指導法」が必修になりました。
   3月22日、首都で全国競技大会が開かれました。
   地方大会を勝ち抜いた4、5年生約200人が参加。
   「カマタ!(始め)」の合図とともにそろばんをはじき始め、
   最大5桁の四則計算100問を8分の制限時間で解きました。



朝日新聞

😺 国全体で算盤に取り組むなんてトレビアン!
🐨 そろばん教育を支えてきたのは日本の指導者などです。
   NPO「国際珠算普及基金」の藤井将男理事長によると、
   1976年、大東文化大の中野敏雄名誉教授(故人)がトンガを訪れました。
   当時の国王ツポウ4世は若いころ、日本の商社マンに
   そろばんを習ったことがあったといい、教育への導入を考えていました。
   中野氏はそろばん塾も経営していたことから、国王に謁見。
   教員への指導を要請されました。
   翌年、中野氏ら日本から十数人が訪れて1週間、指導しました。
   藤井さんも参加者の一人でしたった。
   訪問は今も続いています。
   89年からは、国際協力機構(JICA)がそろばん
   のできる青年海外協力隊員を指導のために派遣。
   各校にあるそろばんは日本の中古品です。
   そろばん業者が集まる兵庫県小野市からは
   播州算盤計6600丁が寄付されました。
😺 日本では低迷しているので、海外にそろばん
   を普及する考えなんですね。
🐨 そろばんは、集中力や判断力、持続力の向上などの
   学習効果が期待されてます。
   学習効果は海外でも注目を集めているようです。
   全珠連によると、59カ国・地域で学ばれています。
   日本に210の系列教室があるイシド(千葉県)は、
   モンゴルやフィリピン、グアテマラで計5教室を展開しています。
   ポーランドでの開業も予定しています。
😺 算盤は過去の技術遺産ではなく、
   生きる技術として世界展開をはかっているのですね。