お通夜。

体内時計が一体どこの国になっているのか分からない毎月恒例になった時差ボケです。

今朝はＴと４時に起きました（笑）

お通夜っていうのは特になく、パパの遺灰は２階に置いてあり、遺灰を祭壇に飾るとか全然なく。むしろパパが遺灰になってこの家にいるのを知ってる人も少ないのです。昨夜は親族が沢山集まってドンチャン騒ぎのパーティでした。パパ、絶対喜んでるだろうな。そして、大爆笑したり大号泣したりで文化の違いをここで感じますが、とっても温かい夜でした。

そうそう私ね、急いで日本を出たから靴下は忘れるはカメラをＰＣに繋ぐコードも忘れてました（笑）帰国したら写真はアップします。

パパの遺灰の一部はハワイでみんなで散骨することになりました。

今日はこれからパパの追悼でアンダーソンファミリー総出でクロケットのゲームをして、午後３時から葬儀をしに教会へ行きます。

本当に日本と死に対する考えが違うねここは。悲しみは同じだけどね。

昨夜はママが何度も「来てくれて本当に嬉しい」って泣くから、沢山お喋りしたよ。「私、時々気難しいから、嫌になると無口になったりしちゃうけど、それでもずーっとずーっといつでもどんな時も愛してるからね」って伝えました。ママ、もうすごい泣いちゃって、何度もハグして一緒に泣きました。

「お父さんがね、いっつもNaoは素晴らしい子だって言ってたのよ。私たちの息子があなたみたいな子と結婚してくれて、あなたを娘と思えることが本当に嬉しいの。私も気難しい人間だけど、気難しい母と娘でこれからもどうぞよろしくね！」って。

本当に本当に突然決めた渡米だったけど、来てよかった。この家族との数日を日本で逃して普通に仕事をしていたのかもと思うと、私って本当に馬鹿だったなって思います。

家にはね、パパの写真が沢山飾ってあります。なんだかまだ実感がないけど。パパの２人の弟と話していても顔が似ていて泣けてくるし、パパもパーティに参加して爆笑してんじゃないかなって思ってしまう位。

今日はドレスアップして、パパをしっかり見送ってきたいと思います。

行ってきます！

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着きました。

無事にアメリカに着きました。

お父さんが見守ってくれたのかなっていう位、入国審査も楽で、全ての場所で色んな人が助けてくれて、なんだかとっても気持ちの温かい入国になりました。乗継とかかなりきつかったし、かなりダッシュしたけどね。

エミリー夫婦が空港まで迎えに来てくれてね、何も知らずに家の玄関にいたＴと母さんは私が車から降りてくるのみて大号泣・・

母さんなんて悲鳴あげて泣いてました（笑）飛んだサプライズ。これで家族全員揃ったねって。グランマもおばさんもおじさんもいとこもみんな勢ぞろい。

お父さんが座っていた椅子は空っぽで、私の到着前に家族で選んだ火葬をしてしまっていたので、骨になった父さんが今私の目の前にいます。

明日の葬儀で着る洋服をさっき買いに行ってきました。明日最後に沢山泣こうねってエミリーと今日は父さんの喋り真似とかして大爆笑しています。

とりあえず、無事に家に着いたのでご報告です。

明日葬儀が終わってまた落ち着いたら書きます。

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ご報告。

突然ですが明日から私も葬儀に参列するために、急遽アメリカ行きの航空券を買いました。

１日早く今日旅立ったＴにもサプライズになりそうです。

仕事していても涙出てくるし、全然忙しくないのに私どうしてここにいるんだろうって考え出したら「やっぱり行かなきゃ！！」ってすぐに航空券を購入しました。

妹のエミリーに電話をしたら感激して泣いていました。なので、入国できることをみなさん祈っていてください。何せ２週間前に帰国したばかりですから、間違いなく質問攻めにはなることでしょう。

やっぱりね、父さんの顔を見ないと私は永遠に現実を受け入れられないでいると思います。そして、沢山沢山お世話になったのにどんな理由で私は日本にこうしているんだろうって考えると理由がないんです。なので行くことにしました。

もし、強制送還になったとしても悔いはないかな。いや、あるけど。そしてむかつくけど、仕方ないと思ってとりあえず行ってみます。

お父さんに最後のお別れをちゃんと言わないと。葬儀は木曜日午後からなので、私が到着してもまだ１日時間があります。沢山顔を見ておこうと思います。

突然ではありますが、次回アメリカからまた更新できますように。帰りは今回は短く来週火曜日です。

明日から。

会社を今日までお休みしています。

明日からＴはアメリカへ。なので、なんとなく家にいたいのと、今は誰かに会ってもお父さんの話をするのが嫌で。仕事をしていたほうがいいのかなって思ったりしたけど、やっぱり今はね。

今回のことで、お友達から連絡がきて心配してくれるたびに泣いて、みんなの優しい言葉で「亡くなったんだ」って逆に実感。Ｔと一緒にいてもまだ信じられないから笑ってみたり泣いてみたりの繰り返し。

亡くなる数時間前、朝から泣いていたので妹が心配して姪っ子連れて家まで来てくれたり。翌日は父ちゃんとむっちゃんがお昼ご飯食べに家に来てくれたり。でもやっぱり笑ってみたり泣いてみたりの繰り返しで・・・。

今月また送ろうと思っていた、残りの千羽鶴を金曜日急いで繋げたんです。出来上がった時間にふと時計を見て、その時間に父さんは亡くなっていたんです。きっと何か伝えてくれたのかなって。そして、普段家の電話はＴの仕事用で私は絶対にとらないのに、なぜか私がとって。電話は泣いてる妹のエミリーからでした。私からＴに伝える形になったんだよね。

Ｔも私なんかと日本で出会わなかったら死に目に会えたかもねとか、とにかく自分を責めてしまっていました。同じ国にいたって同じだし、約７年も一緒にいてそんなこと言うなってＴが言ってくれて救われたり。

金曜の朝の時点で「あと１週間もたないかも」数時間後に「週末も厳しいかも」、その１時間後に「今夜も厳しいかも」に変わり、あっという間に逝ってしまった父さん。

お母さんを早く楽にしてあげようって父さんなりの最後の優しさだったのかなって思うようにしています。

Ｔと私に「眠るのが怖いんだ」と話していた父さん。２度と目覚めないかもっていう恐怖があって眠れないって言ってたっけ。「でも、このままみんなの為に目覚めないほうがいいかもって思うときもあるんだ」って。今は安らかに眠っているんだろうな。

最後の数日は誰もわからないような意味不明な言葉しか発していなかった父さん。きっと、私たちがアメリカに帰った時が一番よかったんだなって思います。

最後かもって思ってはいたけど、クリスマスも一緒に過ごせて本当によかった。そういうことには全く悔いがない私たちです。国離れているので、みんなが私たちの心配をしてくれているのですが、「僕たち最後に３週間一緒にいたから後悔はないんだ」ってＴも電話で皆さんに話しています。先月帰っていなかったら今よりもっともっと最悪な気分になっていただろうねって話しています。

明日から私は普通の生活に戻るように努力しようと思います。父さんは、元気で好き嫌いがはっきりしている私のことが大好きだったってＴが教えてくれました。「Naoはいつも好きか嫌いかすぐに答えてくれるところが好き。あ、それは大好き、あ、それは嫌いだから食べたくないってはっきり。女の子特有のまあまあっていう中間があの子にはないから見ていてスッキリするんだ」ってＴに話していたそうです。

明日からまた自分らしさを大切に生きていかないと。天国の父さん見ていても心配しないような私たちでいないとね。

皆さん、温かいメールやそっと見守ってくださってどうもありがとうございました。明日からまた普通にブログを書いていきたいと思います。

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さようなら

Ｔのお父さんが亡くなりました。

何かしていないと落ち着かなくて、こうしてここに自分の気持ちを吐き出すことで少しは落ち着くことができるかなと。

まだ全然信じられないんです。２週間前に手を握ったばかりなのに。ハワイで会おうねって約束したのに。

いくら泣いても現実を受け入れられずにいます。

いっつも私を可愛がってくれたお父さん。私たちの結婚もずーーっと昔から一番望んでいて誰よりも楽しみにしていてくれたのにな。

世の中にはもっともっと悪い人がいて、そんな人たちが堂々と生きているのにどうしてこんなことにならないといけないのかなって癌が分かってから思ってきました。

でも今は痛みから解放されたんだろうな。ずっと戦ってきたから、ゆっくり休んでるのかな。

なんにもしてあげられなくてごめんなさい。もっともっとアメリカにいればよかった。もっとそばにいてあげられたらよかった。本当にごめんなさい。

涙が止まらないけど、今は私がＴを支えてあげないと。

心が落ち着くまでブログお休みします。千羽鶴を折ってくれた皆さん、心配してくれた皆さん、一緒に祈ってくれていた皆さん、本当にどうもありがとうございました。