日々の父を見ていて感心する事がある。それは食べ方で、朝食(7時)、昼食(12時)、夕食(6時30分)
と、時間は大体決まっている。一人で食べる。私も一緒に食べたいけれど、他の事で忙しいから別々だ。
でも、食べてる様子を見るといつも上品に綺麗に食べている。食べ終わった後もこぼれていない。
お見事!と、言ってしまう。先日父の兄が99歳で亡くなったが、叔父も食事はいつも綺麗に食べて
いたとの事。子供の頃の食事環境が反映しているとは言え、毎日の事だから凄いと思う。
母が生きていた時、よく介護施設に行って高齢者の食事の様子を見ているから尚更だ。
毎食残さず、こぼさず、綺麗に食べてくれる父を見ていると、疲れていても料理の手抜き
は出来ない。
車で10分も行けば海だ。海岸沿線は沢山の有名なレストランが有るのでいつも
満席状態だ。外のテラスで海を眺めながら食事をするカップルで賑わっている。
見ているだけで幸せのオーラを感じてしまう。目に見えない物は信じない私
だけれど本当にそこのテラスの部分だけは確かに違って見えるから、不思議。
車で毎日通り、信号待ちをする所なので必ず見てしまう。
他人の幸せを見るのも気持ちが良い。私自身も若い時は真面目に遊んだ
し、楽しかった思い出が沢山ある。沢山思い出が有った方が遊べなくなった時
思い出せるから自分も楽しい。突然遊べなくなるかも知れないし、何が起こるか
判らないからその為にもうんと遊んでおいた方が良い。私自身突然介護をしなければ
ならなくなってからもう12年も経つ。12年間心も体も休めて無いから。