昔のはなし

2012-05-11 00:04:04 | 日記

父は遂行機能障害と言う認知症で、全てのやる事の順番が判らなくなるので

私は父の傍に就いて、毎日毎回全ての順番を教えながら事を済ませている。

手伝ってはいけないので物凄く時間が掛る。

父のペースでやらせ、決して焦らせてはいけない。だからこれ以外の家事を

する時は全て慌ててやらないと1日が終わらない。

でも、話の遣り取りは余り進行してないので、話の内容によっては

認知症を疑ってしまう事もある。特に昔の事は完璧に覚えているから

昔の事を聞いてあげると、父は目を輝かせながら得意気に話してくれる。

だから私は毎日昔の事を聞いてやり、脳を少しでも活性化し、認知症

の進行を遅らせる様に心掛けている。でも、大変なんだ!これが。

 


 永住

2012-05-10 23:50:08 | 日記

海外に永住するとなると、家族全員がその気にならなければば絶対に無理だ。

最近芸能人の家族が永住するとの事、羨ましい!

私もハワイで暮らす計画をしていたのだけれど、父がどうしても日本で暮らしたい

という事で中途半端な気持ちでいる。どうなる事か今は全く判らない。

 


罪悪感

2012-05-09 11:56:58 | 日記

父一人だけの介護になって以前より少しだけ時間が出来たけれど、旅行するとか、

映画を観に行くとか、迄の時間は無い。先日10年ぶり位に近くの喫茶店に入った。

けれど何か落ち着かない。庭の芝生の間に生えた雑草の事とか、

夕食の献立の事とか、時間も気になり休んだ気がしない。結局近くの喫茶店

だというのに1時間以上も掛り、慌てて帰り家事をし、反って疲れた。

 いつも気分転換する時は、車で出かける。観光地なので色々な名所

迄15分もあれば行けるし、直ぐ帰る事も出来る。喫茶店に1時間居ると

こんな事してていいのか!と、思ってしまう。

やっぱり、まだまだ時間が足りない。

 

  


隣の空き家

2012-05-08 00:03:34 | 日記

丁度2年前迄は隣家には100歳になる爺さんが1人で暮らしていた。

掃除、洗濯、買い物、料理と、全部自分でやることが出来た。

しかし、100歳になったのを期に老人ホームに入った。

本人は入りたく無かった様だが、長男夫婦との約束だったらしい。

嫁との折り合いが悪いので同居は出来なかった。

時々長男夫婦が隣家の様子を見に来る。しかし築60年以上経って

いて普段は誰も住んでいないからもう廃墟同然だ。

どこから見ても誰も住んでいない事が明らかなのだ。ゴミ屋敷の様である。

爺さんが死んだら家を壊すと、嫁さんが言っていた。私は呆れて返す言葉も

無かった。隣家がゴミ屋敷状態なのは、本当に迷惑している。

 


羨ましい

2012-05-07 22:36:00 | 日記

ゴールデンウィークが終わってからのブログには、暇つぶし、何もする事が無い、何をしようか

などの言葉が結構有る。こういう言葉はもう10年以上も使っていない。

私の介護の生活では有り得ない事だけれども、何故かホットした気持ちにさせてくれる

それは憧れの生活でもあり、夢でもある。