高見石小屋 スノーシューツアーに行ってきました。
と き:1月22日(土)23日(日)
場所:八ヶ岳 高見石小屋 周辺
8:22 立川発の「スーパーあずさ5号」で茅野へ。茅野駅10:25発のバスで、渋の湯へ。11:30 渋の湯バス停に、高見石小屋のスタッフさんが、二人迎えに来てくれていました。
というより、そのうちの一人は同じバスに途中から乗車してきた方で、バスの乗務員さんと親しげに話していた方。八ヶ岳の常連さんかと思いましたが、その彼が、二日間お世話になった 高見石小屋の今○さんでした。
バス停前で、スパッツとアイゼンを装着。スパッツには、雪用があることを出掛ける二日ほど前に知り、あわてて買ったもので、試すこともしていなくて、左右逆につけそうになり、手間取りました。やっぱり、準備は大切です。
参加者は、9人。スタッフの方が、前後についてくれて、雪道を歩き始めました。そんなに急ではない上り坂ですが、ツアーというものに初めて参加した私たちは、勝手気ままに休憩したり、速度を変えたりできない歩きに、「遅れたらどうしよう」と考えて、共にしんどかったことが、帰りにわかりました。行は、初めての人たちと歩いていることもあり、会話もあたりさわりのないことになっていたので。。。
でも、ちょうどいいタイミングで、いい場所で休憩をとってくれて、ツアー・・・小屋企画のツアーは、その場所をよく知っている人に案内してもらえて心強いと思いました。例えば、サイの河原手前の休憩は、登りにくたびれた頃でジャストタイミングでした。暑くなり、ネックウォーマー取ったり、手袋薄手にしたりとしようかと思っていましたが、「ここから、風が強い場所を歩くので、今、暑くても帽子や手袋をしておいてくださいね」と言ってくれたので、そのままにしておきました。サイの河原は、本当に吹きさらしで、暖かくしておいて正解でした。他の団体さんが、大勢だったせいか、そこで休憩していましたが、寒そうでした。
小屋に着き、カレーを注文しました。ついてきた水の冷たいこと。カレーも、どんどん冷めていくので、大急ぎで食べました。まきストーブの周りにある木のテーブルなのですが、これが、高さがベンチほどで、間違えて座ってしまったので、みなさんご注意ください。
2:30 いよいよ、スノーシューをはいて、散策へ。雪が多ければ、登山道を外れて、いろいろなところが通れるそうなのですが、今年は、雪が少ないそうで、ほぼ、登山道に沿って、白駒池まで行きました。それでも、林の中を降りていくのは、とってもおもしろくて、みんなで、キャーキャー言いながら、転びながら、だんだんと、スノーシューが足に慣れてくる そんな感じでした。
秋の紅葉のときに来た、白駒池は、まったく装いを変えていて、一面真っ白。湖面を歩けます。雪を少しどけると、湖面の氷が現れますが、分厚くて、どこを歩いても大丈夫なのだそうです。
夕ご飯のあとのミーティング。明日の行程の説明がありました。でも、メインは、日本酒で歓談。凍る寸前の日本酒は、きいんと冷えて美味。少しのはずが、結構いただきました。
小屋の中も寒くて寒くて、ひざかけ毛布を持って来ればよかったと思ったくらいでしたが、日本酒のおかげで体も暖まり、毛布にくるまれば、ぬくぬくと、ぐっすり眠れました。
翌日は、丸山~麦草ヒュッテ~国道を歩いて麦草峠を越え~白駒池入口駐車場~青苔荘~白駒池を横断して~湿原林で昼食~小屋 という4時間ほどの散策。
丸山からの下り道が、また大騒ぎ。すごく楽しくて、全くの童心に帰りました。休憩でいただいたホットティーのおいしかったこと。
秋に車で通った道や、立ち寄ったヒュッテ、駐車場は、全部雪。止めてあった車が埋もれそうになっているほど。これでも、雪が少ないというのですから、2月末頃はどうなっているのでしょう。
国道を歩くというのも、不思議です。道の端には、カモシカとウサギの足跡。車が通らない冬は、動物たちが、行きかっているのですね。
誰も歩いていないところをスノーシューで歩くのは、本当に気持ちよく、楽しかったです。そして、どこで、ずぼっとはまるか、わかりいません。はまったら、立ち直るのが大変でした。
池の上の雪は、風紋ができていてきれいでした。歩いて壊してしまうのが、もったいない感じでした。でも、きっと、一晩雪がふれば、もとどおりになるのだろうと思います。
湿原のあたりは、静かで、すてきでした。ちょうど日が射してきて、風に舞う雪がキラキラして、きれいでした。
「ああ、きれい」「わあ、すてき」と、手袋とっては、写真をとっていましたが、それを続けると、手が凍ったようになってきて、ちぎれそうに痛かったです。手袋の中で手を握って、なんとか凌ぎました。このグーにする方法は、わりと効果があります。
ランチは、林の中で。まきで火を起こしてくれて、ホットワインを振舞ってくれました。おいしかったぁ。
ということで、初スノーシューは、
本当に、楽しかったです。
小屋のみなさんが、「もっと雪が多くなれば、もっと、いろいろなところに行けて楽しい」と言っていました。
また、ぜひ、行ってみたいです。