今話の名セリフ:「音羽舞桜さん! 愛弓さんの一番のファンは、杏なんですからね! もう、ぷんすかです!」(栗六杏)
「アイカツプラネット!」第6話「パーフェクトの神様」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日・・・、
「キューピットのシンデレラ、マジで綺麗過ぎるよな!」
「ハナのネズミは、めっちゃ可愛いって評判だけどな!」
「おっと! 今日も今日とてファンの熱いバトルが勃発!」
「まあ、何を言おうと、主役はキューピットですからねー!」
「ハナのネズミが可愛くて、主役食ってたし!」
「キューピットさん、最高だよね!」
「おお、分かってんじゃん、音羽!」
「舞桜、いつの間にキューピットのファンになったんだよ?」
「つーか、ハナの方がキューピットより圧倒的に可愛いだろ!」
「わ、私なんて、キューピットさんの足元にも及ば・・・。」
「今、ハナの事言ってんだけど・・・。」
栞がいなかったら、あっさり自分がハナだと公言しちゃいそうだよな、舞桜は。まあ、それはそれで面白そうですが。(笑)
「キューピットといえばさ、この表紙もすごいよな!」
「ほら! 月城愛弓が表紙じゃん!」
「ああ! この人知ってる! 最近、雑誌やテレビによく出てるよね!」
「何ボケてんの?」
「月城愛弓がキューピットだろ?」
「え!? そうなの!?」
その後、舞桜は栞から、愛弓が中高生から人気を集めるマルチアイドルで、「アイカツプラネット!」ではキューピットとしてアイカツしている事を知ります。
舞桜は、この間の映画のオーディションでのキューピットの演技を見て、すっかりファンになっていました。そして、一度でいいから愛弓に会ってみたいと思っています。
それを聞いたるりは、会わせてあげようかと言います。
それからしばらくして、るりは、舞桜と栞を、愛弓がいるスタジオに連れて行きました。
「愛弓ちゃん!」
「はじめまして! 月城愛弓です!」
~ Aパート ~
その後、舞桜と栞は、愛弓にあいさつ。
「音羽さんに、本谷さんね! 今日は撮影の見学に?」
「そうなの! 2人とも、アイカツに興味があって、いずみちゃんのお手伝いとかしてるんだ!」
「え?」
「っていう設定ね!」
「あ、そっか・・・。」
ちょうどその時、いずみがスタジオに訪れ、愛弓には台本を渡されました。
その後、るりと愛弓は打ち合わせに。
「さて、問題です! 『アイカツプラネット!』でルリちゃんがMCを務める『今日のルリ推し!』とは、どんな番組でしょうか?」
「ルリちゃんとゲストが、押して押されて相撲する番組?」
それ、「推し」(オシ)じゃなくて、「押し」(オシ)な。でも、本当にそういう番組だったら、見てみたいかも。(笑)
正解は、今話題のコンテンツをルリが紹介するエンタメ情報番組。ちなみに、チャンネル登録者数は120万人以上もいます。
今日の番組は、キューピットが主役となった映画「シンデレラ」を紹介する内容に。打ち合わせは着々と進み、史上最高の再生数になりそうだと盛り上がります。
その後、控室で、番組に向けての準備。
「あ、愛弓さん・・・。お話しさせていただいても、よろしいでござるでしょうか?」
「舞桜、緊張し過ぎて、なんかお侍さんみたいになってる・・・。」
「え・・・。」
さっきから、警戒心がなかったり、天然ボケかましたり、テンパったりと、やたらと可愛いな、舞桜は。しかも、栞が上手くツッコんでくれるのも良いところ。ツッコミ不在だと、私がツッコむ事になって苦労しますので、本当に助かります。(笑)
「音羽さん、そんなにかしこまらないで! あと、さん付けなんてしなくていいから! 本谷さんもね!」
「えっと・・・。それじゃ・・・。」
「あ、愛弓ちゃん・・・。何を書いてるんですか?」
「事前アンケートって言ってね、これを書く事で、番組MCがトークの参考にしてくれるのよ。」
「びっしりだ・・・。」
ちなみに、最近ハマっている事はトレーニングで、週5回ジムに通っているとか。
また、近くには英語の参考書。仕事のために授業に出られない事もあるため、仕事の合間に勉強しています。なお、愛弓の成績は学年トップだそうです。
本当に非の打ち所がないと、舞桜は感心します。
その直後・・・、
「愛弓さん! 遅くなってごめんなさいです!」
「杏!」
「いずみさん。今日の収録、杏も見学させていただきます!」
「ええ。キューピットあるところ・・・、」
「アンありなのです!」
この子は、映画のオーディションに出ていたアン。あざと可愛い小悪魔系で売り出し中のアイドル「栗六 杏」です。
「皆さんでどうぞ! 杏からの愛がこもった差し入れです!」
「これって、行列ができるって評判のシュークリームじゃない!」
「杏って、待つのが苦手じゃないですか。でもでも、愛弓さんに食べてほしくて、頑張っちゃいました!」
「確かに、あざといけど・・・。」
「可愛い!」
「いつもありがとう! 杏!」
「キャー! 愛弓さんの神スマイル、いただきました!」
「愛弓ちゃんと栗六さんって、仲良しさんなんですね!」
「え・・・。」
「栗六さん?」
「今、愛弓ちゃんって言いました? 愛弓さん、この子、誰なんですか!?」
「るりちゃんのお友達の・・・。」
「はじめまして! 音羽舞桜です!」
「会ったばかりなのに、愛弓ちゃんなんて呼ぶの、ズルい!」
え? 何、この子。舞桜に嫉妬しちゃってんの? なんて可愛い! 現実姿の登場からまだ2分くらいしか経っていないのに、これとか、結構レベル高いぞ、この子。(笑)
「杏もいいかげん、そう呼んでくれてもいいのに!」
「そんな、恐れ多いですよ、愛弓さん!」
「音羽舞桜さん! 愛弓さんの一番のファンは、杏なんですからね! もう、ぷんすかです!」
「ぷんすかです!」って、何、この可愛い生き物。これは、あざと可愛いと評判になるのも納得ですね。
つーか、一番のファンだと思ってるなら、「愛弓お姉様」って呼んだらどうよ? その方が、ご飯が進んでおいし過ぎるからさ。(笑)
「栗六さん、やっぱり可愛い!」
「それと、杏は杏なのです! 栗六さんって、可愛くないから、やめて下さい!」
「うん! よろしくね、杏ちゃん!」
本番開始が近付いてきました。
という事で、「アイカツプラネット!」に行きたいところですが、るりが、確認したい事があると、愛弓と杏を先に行かせます。一緒に行っちゃうと、舞桜がハナだと知られちゃうためです。
そのため、時間差で、「アイカツプラネット!」に到着。キューピットは、ハナが「ちゃん」付けで呼んできた事に違和感を抱くものの、番組の撮影に臨みます。
~ Bパート ~
そして、撮影に臨むルリとキューピット。そんな中・・・、
「何してるの、アンちゃん?」
「え・・・。」
「尊敬するキューピットさんの言葉をすべてメモって、勉強してるんです!」
「へー・・・。」
「アンは、いつか必ず、キューピットさんにふさわしい素敵なアイドルになります! その時が来たら、晴れてキューピットちゃんって呼ばせていただくんです!」
そうか。まあ、頑張ってくれ。でも、私としては、キューピットお姉様って呼んでほしいかな。(またかよ(笑))
「撮影前のキューピットちゃんもそうだったけど、アイドルって、見えないところで努力してるんだなあ・・・。」
それから少しして、番組の特別コーナーとして、ルリとキューピットのバトルステージが行われる事になりました。
今回のバトルステージの勝者は・・・、
そして、アイカツランキングでも1位をキープ。
「ハナ。」
「ん?」
「キューピットが、トップを競うライバルだって事を忘れないで。」
「キューピットちゃんとは、持って生まれた才能が違い過ぎるというか、私なんかがライバルなんて、むしろ失礼ですよ。」
「そう・・・。ついて来なさい、ハナ。」
「ん?」
「キューピットの本当のすごさを見せてあげるから。」
「ここは・・・。」
「キューピットロードよ。」
「キューピットロード?」
「アイ! カツ! アイ! カツ! アイ! カツ! アイ! カツ!」
「キューピットちゃん!」
「元々ここは、道の通っていない、ただの丘だった。でも、キューピットがランニングを続けた事で、自然に道になったの。」
「何でそこまでして・・・。」
「ハナがいたからよ。」
「ハナって、私がなる前の?」
「陽明咲。あの子はまさに、持って生まれた才能が違う天才だった。」
「それでも、キューピットは、決して諦める事はなくて・・・。」
「そして、ついに、彼女は飛んだ。ハナと一緒に、トップアイドルの高みまで。」
「キューピットちゃんは、見えないところで努力を重ねていたんですね・・・。なのに、私、才能が違うなんて簡単に言っちゃって・・・。」
「ハナ。アイカツは楽しい?」
「はい。」
「その気持ちは大事だよ! ハナが楽しくアイカツする姿を見て、ファンのみんなも笑顔になってくれてるんだから!」
「でもね、頑張って頑張って、ライバルと熱く真剣勝負をするのもまた、アイカツなんだって、私はそう思うんだ!」
「はい!」
その頃、杏は、先に現実世界に戻っていました。
杏は、アンがキューピットの言葉を全部メモしている事をハナは知っているはずなのに、何をしているのか聞いてきた事におかしく感じます。
ですが、舞桜は、そんな事はつゆ知らず、アイカツに励んでいました。
今回は、これで終了です。
次回:「踊るメルリルリ!」
メルリのドラマが作られる事になり、気合十分なるり。
しかし、自分の思いを上手く伝えられず、脚本家が辞退してしまいます。大ピンチでも諦めないるりでしたが、そこには、いつも前向きな彼女の魅力の秘密が隠されていました。
果たして、るりの思い描くドラマは無事完成するのか?
【まとめ】
映画のオーディションのキューピットの演技の虜になった舞桜は、現実姿である「月城 愛弓」と会い、愛弓が現実でも「アイカツプラネット!」でも、見えないところで努力している事を知り、自分も頑張らねばと、これまで以上にアイカツに励みました。
という事で、今話は、愛弓のメイン回。
現実姿の登場は今話が初めてであり、それまでは、キューピットとして、映画のオーディションで圧巻の演技を見せて主役の座を勝ち取ったり、最初のバトルステージで自信満々にハナに話しかけたりと、ハナの強力なライバルという感じで描かれていました。
愛弓を一言で表すと、「努力の塊」ですかね。それこそが、ハナの強力なライバルたらしめている要素でしょう。
何事にも手を抜かず、ジムに週5回も通ったり、道跡ができるほど沢山走り込んだりと、常に懸命にトレーニングしていて、仕事の合間には勉強し、学年トップの成績を維持。
時間を無駄に使わないな、という印象が強く、努力が結果に結び付くのは運もかかわってるとはいえども、これでは幸運の女神もそっぽ向かないだろうな、と感じました。
そして、そんな愛弓の原動力となっているのは、ハナの存在。
前のハナを演じていた明咲は天才な一方、愛弓は、生まれ持っての資質は明咲ほどありません。だけど、トップアイドルになれないとは考えず、努力すればいつかトップアイドルになれる。それを信じて、ずっと頑張り続けた結果、今の地位があるのでしょう。
今は、ハナを抜いて、アイカツランキングの1位ですが、もちろん、それで愛弓は満足していません。更なる高みを目指して、決しておごる事なく、今も努力し続けています。
いずみは、今のハナが舞桜である事をまだ明かそうとしていませんが、それは、この愛弓の存在もかかわっているでしょう。
もし、今のハナが明咲ではない別人だと知ると、愛弓は目標を失ってしまいます。そうなると、愛弓は、その無力感から、努力を放棄して、明咲と同じく「アイカツプラネット!」を離れてしまい、アイカツの素晴らしさを損うおそれもあります。
そうならないために、まだ今のハナが舞桜である事を明かしていないのかな、と思いました。前の感想で、なるべく早めに今のハナが舞桜である事を公表してほしいと書きましたが、そう思うと、まだまだ後でもいいのかな、と感じます。
今のハナは明咲ではないものの、愛弓にとって、ハナは目指すべき存在。そのためにも、今のハナを演じる舞桜も、アイカツを頑張ってほしいと思いますね。
とはいっても、舞桜が、明咲が演じてきたハナを完全に演じる事はできません。舞桜と明咲では個性が違うのですし。
ですが、明咲と同レベルのアイドルになる事はできますし、そうなるまでの時間は、そんなにかからないでしょう。初めてのバトルステージでキューピットに勝てたくらいですし。
ハナに勝つための作戦を見誤っていたとはいえ、それなりの資質がなければ、素人がキューピットに勝つなんて、ありえない話。そう考えると、舞桜には早くトップアイドルになれる資質があると見ていいでしょう。
今のハナが舞桜である事を明かすのは、明咲と同レベルになった時なのかな、と思いますね。まあ、もしかしたら、そういったのは関係なく、来月にでも早々と明かすのかもしれませんが。
また、今話は、アンの現実姿「栗六 杏」も初登場。愛弓とは違った大きな存在感を見せつけてくれて、愛弓よりも杏に魅せられた人は多いのではないでしょうか。
杏は、「妹系」「小動物」とタグ付けしたくなるような可愛さがありましたが、それよりも、愛弓に対する愛がすごかったですね。出会ったばかりの子と仲良くなっている事に嫉妬したり、キューピットの仕事中の言動をメモしたりと。
前回もキューピットが好きな節が見られましたが、まさか、ここまですごいとは思ってませんでした。この調子で、今後も、愛弓に対する愛を爆発させてほしいですね。そして、いつか、「お姉様」と呼んでほしいです。(まだ言うか(笑))
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「アイカツプラネット!」第6話「パーフェクトの神様」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日・・・、
「キューピットのシンデレラ、マジで綺麗過ぎるよな!」
「ハナのネズミは、めっちゃ可愛いって評判だけどな!」
「おっと! 今日も今日とてファンの熱いバトルが勃発!」
「まあ、何を言おうと、主役はキューピットですからねー!」
「ハナのネズミが可愛くて、主役食ってたし!」
「キューピットさん、最高だよね!」
「おお、分かってんじゃん、音羽!」
「舞桜、いつの間にキューピットのファンになったんだよ?」
「つーか、ハナの方がキューピットより圧倒的に可愛いだろ!」
「わ、私なんて、キューピットさんの足元にも及ば・・・。」
「今、ハナの事言ってんだけど・・・。」
栞がいなかったら、あっさり自分がハナだと公言しちゃいそうだよな、舞桜は。まあ、それはそれで面白そうですが。(笑)
「キューピットといえばさ、この表紙もすごいよな!」
「ほら! 月城愛弓が表紙じゃん!」
「ああ! この人知ってる! 最近、雑誌やテレビによく出てるよね!」
「何ボケてんの?」
「月城愛弓がキューピットだろ?」
「え!? そうなの!?」
その後、舞桜は栞から、愛弓が中高生から人気を集めるマルチアイドルで、「アイカツプラネット!」ではキューピットとしてアイカツしている事を知ります。
舞桜は、この間の映画のオーディションでのキューピットの演技を見て、すっかりファンになっていました。そして、一度でいいから愛弓に会ってみたいと思っています。
それを聞いたるりは、会わせてあげようかと言います。
それからしばらくして、るりは、舞桜と栞を、愛弓がいるスタジオに連れて行きました。
「愛弓ちゃん!」
「はじめまして! 月城愛弓です!」
~ Aパート ~
その後、舞桜と栞は、愛弓にあいさつ。
「音羽さんに、本谷さんね! 今日は撮影の見学に?」
「そうなの! 2人とも、アイカツに興味があって、いずみちゃんのお手伝いとかしてるんだ!」
「え?」
「っていう設定ね!」
「あ、そっか・・・。」
ちょうどその時、いずみがスタジオに訪れ、愛弓には台本を渡されました。
その後、るりと愛弓は打ち合わせに。
「さて、問題です! 『アイカツプラネット!』でルリちゃんがMCを務める『今日のルリ推し!』とは、どんな番組でしょうか?」
「ルリちゃんとゲストが、押して押されて相撲する番組?」
それ、「推し」(オシ)じゃなくて、「押し」(オシ)な。でも、本当にそういう番組だったら、見てみたいかも。(笑)
正解は、今話題のコンテンツをルリが紹介するエンタメ情報番組。ちなみに、チャンネル登録者数は120万人以上もいます。
今日の番組は、キューピットが主役となった映画「シンデレラ」を紹介する内容に。打ち合わせは着々と進み、史上最高の再生数になりそうだと盛り上がります。
その後、控室で、番組に向けての準備。
「あ、愛弓さん・・・。お話しさせていただいても、よろしいでござるでしょうか?」
「舞桜、緊張し過ぎて、なんかお侍さんみたいになってる・・・。」
「え・・・。」
さっきから、警戒心がなかったり、天然ボケかましたり、テンパったりと、やたらと可愛いな、舞桜は。しかも、栞が上手くツッコんでくれるのも良いところ。ツッコミ不在だと、私がツッコむ事になって苦労しますので、本当に助かります。(笑)
「音羽さん、そんなにかしこまらないで! あと、さん付けなんてしなくていいから! 本谷さんもね!」
「えっと・・・。それじゃ・・・。」
「あ、愛弓ちゃん・・・。何を書いてるんですか?」
「事前アンケートって言ってね、これを書く事で、番組MCがトークの参考にしてくれるのよ。」
「びっしりだ・・・。」
ちなみに、最近ハマっている事はトレーニングで、週5回ジムに通っているとか。
また、近くには英語の参考書。仕事のために授業に出られない事もあるため、仕事の合間に勉強しています。なお、愛弓の成績は学年トップだそうです。
本当に非の打ち所がないと、舞桜は感心します。
その直後・・・、
「愛弓さん! 遅くなってごめんなさいです!」
「杏!」
「いずみさん。今日の収録、杏も見学させていただきます!」
「ええ。キューピットあるところ・・・、」
「アンありなのです!」
この子は、映画のオーディションに出ていたアン。あざと可愛い小悪魔系で売り出し中のアイドル「栗六 杏」です。
「皆さんでどうぞ! 杏からの愛がこもった差し入れです!」
「これって、行列ができるって評判のシュークリームじゃない!」
「杏って、待つのが苦手じゃないですか。でもでも、愛弓さんに食べてほしくて、頑張っちゃいました!」
「確かに、あざといけど・・・。」
「可愛い!」
「いつもありがとう! 杏!」
「キャー! 愛弓さんの神スマイル、いただきました!」
「愛弓ちゃんと栗六さんって、仲良しさんなんですね!」
「え・・・。」
「栗六さん?」
「今、愛弓ちゃんって言いました? 愛弓さん、この子、誰なんですか!?」
「るりちゃんのお友達の・・・。」
「はじめまして! 音羽舞桜です!」
「会ったばかりなのに、愛弓ちゃんなんて呼ぶの、ズルい!」
え? 何、この子。舞桜に嫉妬しちゃってんの? なんて可愛い! 現実姿の登場からまだ2分くらいしか経っていないのに、これとか、結構レベル高いぞ、この子。(笑)
「杏もいいかげん、そう呼んでくれてもいいのに!」
「そんな、恐れ多いですよ、愛弓さん!」
「音羽舞桜さん! 愛弓さんの一番のファンは、杏なんですからね! もう、ぷんすかです!」
「ぷんすかです!」って、何、この可愛い生き物。これは、あざと可愛いと評判になるのも納得ですね。
つーか、一番のファンだと思ってるなら、「愛弓お姉様」って呼んだらどうよ? その方が、ご飯が進んでおいし過ぎるからさ。(笑)
「栗六さん、やっぱり可愛い!」
「それと、杏は杏なのです! 栗六さんって、可愛くないから、やめて下さい!」
「うん! よろしくね、杏ちゃん!」
本番開始が近付いてきました。
という事で、「アイカツプラネット!」に行きたいところですが、るりが、確認したい事があると、愛弓と杏を先に行かせます。一緒に行っちゃうと、舞桜がハナだと知られちゃうためです。
そのため、時間差で、「アイカツプラネット!」に到着。キューピットは、ハナが「ちゃん」付けで呼んできた事に違和感を抱くものの、番組の撮影に臨みます。
~ Bパート ~
そして、撮影に臨むルリとキューピット。そんな中・・・、
「何してるの、アンちゃん?」
「え・・・。」
「尊敬するキューピットさんの言葉をすべてメモって、勉強してるんです!」
「へー・・・。」
「アンは、いつか必ず、キューピットさんにふさわしい素敵なアイドルになります! その時が来たら、晴れてキューピットちゃんって呼ばせていただくんです!」
そうか。まあ、頑張ってくれ。でも、私としては、キューピットお姉様って呼んでほしいかな。(またかよ(笑))
「撮影前のキューピットちゃんもそうだったけど、アイドルって、見えないところで努力してるんだなあ・・・。」
それから少しして、番組の特別コーナーとして、ルリとキューピットのバトルステージが行われる事になりました。
今回のバトルステージの勝者は・・・、
そして、アイカツランキングでも1位をキープ。
「ハナ。」
「ん?」
「キューピットが、トップを競うライバルだって事を忘れないで。」
「キューピットちゃんとは、持って生まれた才能が違い過ぎるというか、私なんかがライバルなんて、むしろ失礼ですよ。」
「そう・・・。ついて来なさい、ハナ。」
「ん?」
「キューピットの本当のすごさを見せてあげるから。」
「ここは・・・。」
「キューピットロードよ。」
「キューピットロード?」
「アイ! カツ! アイ! カツ! アイ! カツ! アイ! カツ!」
「キューピットちゃん!」
「元々ここは、道の通っていない、ただの丘だった。でも、キューピットがランニングを続けた事で、自然に道になったの。」
「何でそこまでして・・・。」
「ハナがいたからよ。」
「ハナって、私がなる前の?」
「陽明咲。あの子はまさに、持って生まれた才能が違う天才だった。」
「それでも、キューピットは、決して諦める事はなくて・・・。」
「そして、ついに、彼女は飛んだ。ハナと一緒に、トップアイドルの高みまで。」
「キューピットちゃんは、見えないところで努力を重ねていたんですね・・・。なのに、私、才能が違うなんて簡単に言っちゃって・・・。」
「ハナ。アイカツは楽しい?」
「はい。」
「その気持ちは大事だよ! ハナが楽しくアイカツする姿を見て、ファンのみんなも笑顔になってくれてるんだから!」
「でもね、頑張って頑張って、ライバルと熱く真剣勝負をするのもまた、アイカツなんだって、私はそう思うんだ!」
「はい!」
その頃、杏は、先に現実世界に戻っていました。
杏は、アンがキューピットの言葉を全部メモしている事をハナは知っているはずなのに、何をしているのか聞いてきた事におかしく感じます。
ですが、舞桜は、そんな事はつゆ知らず、アイカツに励んでいました。
今回は、これで終了です。
次回:「踊るメルリルリ!」
メルリのドラマが作られる事になり、気合十分なるり。
しかし、自分の思いを上手く伝えられず、脚本家が辞退してしまいます。大ピンチでも諦めないるりでしたが、そこには、いつも前向きな彼女の魅力の秘密が隠されていました。
果たして、るりの思い描くドラマは無事完成するのか?
【まとめ】
映画のオーディションのキューピットの演技の虜になった舞桜は、現実姿である「月城 愛弓」と会い、愛弓が現実でも「アイカツプラネット!」でも、見えないところで努力している事を知り、自分も頑張らねばと、これまで以上にアイカツに励みました。
という事で、今話は、愛弓のメイン回。
現実姿の登場は今話が初めてであり、それまでは、キューピットとして、映画のオーディションで圧巻の演技を見せて主役の座を勝ち取ったり、最初のバトルステージで自信満々にハナに話しかけたりと、ハナの強力なライバルという感じで描かれていました。
愛弓を一言で表すと、「努力の塊」ですかね。それこそが、ハナの強力なライバルたらしめている要素でしょう。
何事にも手を抜かず、ジムに週5回も通ったり、道跡ができるほど沢山走り込んだりと、常に懸命にトレーニングしていて、仕事の合間には勉強し、学年トップの成績を維持。
時間を無駄に使わないな、という印象が強く、努力が結果に結び付くのは運もかかわってるとはいえども、これでは幸運の女神もそっぽ向かないだろうな、と感じました。
そして、そんな愛弓の原動力となっているのは、ハナの存在。
前のハナを演じていた明咲は天才な一方、愛弓は、生まれ持っての資質は明咲ほどありません。だけど、トップアイドルになれないとは考えず、努力すればいつかトップアイドルになれる。それを信じて、ずっと頑張り続けた結果、今の地位があるのでしょう。
今は、ハナを抜いて、アイカツランキングの1位ですが、もちろん、それで愛弓は満足していません。更なる高みを目指して、決しておごる事なく、今も努力し続けています。
いずみは、今のハナが舞桜である事をまだ明かそうとしていませんが、それは、この愛弓の存在もかかわっているでしょう。
もし、今のハナが明咲ではない別人だと知ると、愛弓は目標を失ってしまいます。そうなると、愛弓は、その無力感から、努力を放棄して、明咲と同じく「アイカツプラネット!」を離れてしまい、アイカツの素晴らしさを損うおそれもあります。
そうならないために、まだ今のハナが舞桜である事を明かしていないのかな、と思いました。前の感想で、なるべく早めに今のハナが舞桜である事を公表してほしいと書きましたが、そう思うと、まだまだ後でもいいのかな、と感じます。
今のハナは明咲ではないものの、愛弓にとって、ハナは目指すべき存在。そのためにも、今のハナを演じる舞桜も、アイカツを頑張ってほしいと思いますね。
とはいっても、舞桜が、明咲が演じてきたハナを完全に演じる事はできません。舞桜と明咲では個性が違うのですし。
ですが、明咲と同レベルのアイドルになる事はできますし、そうなるまでの時間は、そんなにかからないでしょう。初めてのバトルステージでキューピットに勝てたくらいですし。
ハナに勝つための作戦を見誤っていたとはいえ、それなりの資質がなければ、素人がキューピットに勝つなんて、ありえない話。そう考えると、舞桜には早くトップアイドルになれる資質があると見ていいでしょう。
今のハナが舞桜である事を明かすのは、明咲と同レベルになった時なのかな、と思いますね。まあ、もしかしたら、そういったのは関係なく、来月にでも早々と明かすのかもしれませんが。
また、今話は、アンの現実姿「栗六 杏」も初登場。愛弓とは違った大きな存在感を見せつけてくれて、愛弓よりも杏に魅せられた人は多いのではないでしょうか。
杏は、「妹系」「小動物」とタグ付けしたくなるような可愛さがありましたが、それよりも、愛弓に対する愛がすごかったですね。出会ったばかりの子と仲良くなっている事に嫉妬したり、キューピットの仕事中の言動をメモしたりと。
前回もキューピットが好きな節が見られましたが、まさか、ここまですごいとは思ってませんでした。この調子で、今後も、愛弓に対する愛を爆発させてほしいですね。そして、いつか、「お姉様」と呼んでほしいです。(まだ言うか(笑))
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