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今話の名セリフ:「この星の人達は、データや数字じゃないルン! たかがで済ませられるものじゃないルン!」(キュアミルキー)
「スター☆トゥインクルプリキュア」第19話「虹の星へ☆ブルーキャットのヒミツ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
プリンセスターカラーペンを見つけにロケットで地球を発ったひかる達。
ちょうどその時、ひかるの祖父・春吉が、ロケットが飛び出したのを見ました。
「また映画の撮影か? 一雨来そうだな・・・。」
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~ Aパート ~
少しして、ひかる達は、ある惑星の近くにまで来ました。
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ここは、惑星レインボー。惑星レインボーといえば、ブルーキャットが、この星から奪われたお宝を集めています。
その頃、アイワーンは、レーダーでプリキュアが惑星レインボーに来た事を確認。バケニャーンと共に惑星レインボーへ向かいます。
惑星レインボーに降り立つと、花も木もない寂しい風景が広がっていました。
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住人らしいのは見かけましたが・・・、
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よく見ると、石化しています。
惑星レインボーは、宇宙星空連合に属さない星。人口およそ1,800人全員が石になったという事がララのデータにはあります。
そんな中、ララのスターカラーペンダントが反応していました。スターカラーペンダントの示した先は、大きな岩山。
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ペンは、この岩山を越えた先にあるのか? ここまでかなり歩き、その上この岩山を越えるとなると相当苦労しそうなため、ひかるは、近くの大きな石に腰を下ろして休憩します。
すると・・・、
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この岩肌はホログラム。中は洞窟になっています。
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洞窟に足を踏み入れると・・・、
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ここにも、沢山の惑星レインボーの住人がいますが、全員石になっています。
ここにいる人達は、レインボー鉱石の採掘中だったようです。レインボー鉱石は、石から出る電磁波がエネルギーになるとの事。
しばらくすると、ひかる達は、沢山の金銀財宝を発見。
ですが、よく見ると、これらはすべて、ドラムスの館にあったもの。となると、ここは、ブルーキャットのアジト?
また、この財宝の中には・・・、
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プリンセススターカラーペンがありました。
しかし、直後、アイワーンとバケニャーンが出現。ひかる達はプリキュアに変身します。
スター、ソレイユ、セレーネはバケニャーンに攻撃するものの、バケニャーンは余裕綽々で回避。その隙に、アイワーンはペンを奪おうとしますが、ミルキーが阻止します。
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「データ的にあなたに勝ち目はないルン! 観念するルン!」
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「観念? ああ、そっか。この星のヤツらは、石になってるっつーの。だから、ノットリガーにできるヤツはいないっつーの。」
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「確かにそうだっつーの。だって・・・、アタイがみーんな石にしちゃったっつーの!」
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その後、ミルキーは、アイワーンの攻撃に押しやられます。
「フン! 星1つ滅ぼしたアタイが観念? 笑わせるっつーの!」
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前にアイワーンがこの星に来た時、プリンセスターカラーペンを渡すよう住人達に要求しましたが、住人達は拒否。
そこで、アイワーンは、ダークペンを使用。しかし、実験段階だったため、ペンが暴発。黒い煙が星中に広がり、煙を浴びた住人達は皆、石になってしまいました。
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アイワーンはその最中に1人脱出していたため、被害ゼロ。
暴発が収まった後、プリンセスターカラーペンもこの星のお宝も奪いました。お宝を売り払った得た金を研究に使って、ダークペンを完成させました。
真相を明かしたアイワーンは、フワを手にしました。ノットリガーの素体にしようと企んでいます。
ところが・・・、
「バケニャーン!? 何で邪魔するんだっつーの!」
「この生物も捕らえよと、ダークネスト様からのご命令です。」
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スターは、フワを返すよう要求しますが、バケニャーンにその気はありません。
しかし・・・、
「いいにおいフワー!」
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「みんなおなじフワ! ブルーキャットのにおいフワ!」
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「え・・・。」
「ブルーキャット!?」
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「どういう事だっつーの!? 答えろっつーの、バケニャーン!」
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「やれやれ・・・。まさか、この子に気付かれるとは・・・。」
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その後、フワは、無事スター達の元に。そして・・・、
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~ Bパート ~
「変化の状態を安定させる香水が仇になるとはね・・・。」
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バケニャーンは、ブルーキャットが化けていた姿。
今までダークペンを使わせていなかったのは、ブルーキャットが惑星レインボーの住人だから。石になった住人達を元に戻す方法を探るために、アイワーンに近付いていました。
アイワーンは、これまで自分を騙していた事に怒りをあらわにしますが、だからといって、どうにかなる訳でありません。バケニャーンがいなければ、ノットリガーを出す事もできないですし。
しかし、アイワーンは引き下がりません。石となった住人の1人の心を闇に染めて、ノットリガー召喚を試みます。
すると・・・、
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ノットリガーの召喚に成功。アイワーンは、プリンセスターカラーペンとお宝を再び奪いました。
「まさか、石化したレインボー星の人を・・・。アイワーン・・・。どこまで弄べば気が済むの!?」
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「そんなの、アタイの勝手だっつーの!」
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「たかが石像1体で、何、ムキになってるんだっつーの!」
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その後、ノットリガーが追撃してきましたが、ミルキーが間に入ってガード。
「たかがじゃないルン・・・。惑星レインボーは、住民が石化して滅んだって、データにはあったルン・・・。」
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「ただ、およそ1,800人石化したって・・・。」
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「でも・・・、違ったルン! 来てみて初めて分かったルン・・・。色んな人がいたルン!」
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「この星の人達は、データや数字じゃないルン! たかがで済ませられるものじゃないルン!」
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「だから何だっつーの? 今はただの石の塊だっつーの!」
「そんな事ないルン! ノットリガーは、想像力を塗り潰すルン。ノットリガーになったって事は・・・。」
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「残っている・・・。想像力が・・・、心が・・・、残っている・・・。」
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「ルン! みんな戻せるルン!」
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その後、ブルーキャットはスター達に、目を閉じるよう指示。直後、ブルーキャットは閃光弾を放ちました。
すると、強力な光が辺りに広がり、アイワーンとノットリガーの目をくらましました。アイワーンの手からダークペンとプリンセススターカラーペンが離れ、ノットリガーは後ずさり。ノットリガーは岩山から落ちました。
ペンを入手するチャンスが到来。プリンセススターカラーペンは手にできましたが、ノットリガーが起き上がるのが早く、ダークペンまでは入手できませんでした。
その後・・・、
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「プリキュア! ふたご座! ミルキーショック!」
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ノットリガーにダメージを与え、その後はサザンクロスショット。ノットリガーを撃退しました。
そして、ひかる達は、ふたご座のプリンセスと対面。
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「フワを助けてありがとう!」
「ありがとうフワ!」
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「おかげで、ふたご座のプリンセススターカラーペンも戻ってきたルン!」
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「私達も協力する! この星を戻すために頑張る!」
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「ありがとう。でも・・・、気持ちだけで十分ニャン!」
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「どうして?」
「サザンクロスショット。あれでも戻せなかった・・・。」
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「必要なの。この子とプリンセスの力が。」
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煙幕が収まると、ひかる達は、フワとプリンセススターカラーペンがなくなっている事に気付きます。フワとペンはブルーキャットの手中にありました。
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今回は、これで終了です。
次回:「銀河に光る☆キュアコスモ誕生!」
ひかる達は、惑星レインボーから逃げようとするブルーキャットに追いつきましたが、カードで攻撃を受けてしまいます。ひかる達は、プリキュアに変身する事に。
戦いの中で、ブルーキャットは、惑星レインボーの真実を語り始め・・・。
なお、次回放映日は6月23日(日)です。次の日曜日である6月16日は、全米オープンゴルフのため休止となりますので、ご注意を!
今回のラッキー星座
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
惑星レインボーに来たひかる達は、バケニャーンがブルーキャットだった事と、ブルーキャットが惑星レインボー出身である事を知り、惑星レインボーを元に戻そうと協力を申し出ましたが、ブルーキャットは拒否し、フワとプリンセススターカラーペンを奪っていきました。
今話のポイントは「データでは測りえぬ、人々の懸命さ」でしょうか。
今回の舞台は、惑星レインボー。「レインボー」は「虹」を意味し、過去のプリキュアシリーズでも多くのアイテムの名前にも入っているほど。
それだけに、「レインボー」と聞くと、良い響きに聞こえ、さぞかし文明の発達した素晴らしい星のように感じるでしょう。
しかし、実際は、草や木のない荒れ地ばかり。人々が石になる前は幾分かマシだったとはいえ、作物が育ちやすい環境にあったとは考えにくいでしょう。
それに、人口1,800人というのも、決して多い数字とは思えず、過疎な惑星のように思います。地球どころか、日本で最も人口の少ない都道府県・鳥取県の人口(約56万人)の1%にも満たない訳ですし。
さらに、宇宙星空連合に属していないという事は、宇宙のお偉いさん達の監視は行き届かず、支援とかもしてくれないのでしょう。
この星の抱える問題は、この星の住人達で解決しなければならず、この星の住人達は、裕福とは程遠い生活を送っているように思います。カッパードからすれば、プリミティブの一言で片付けられるでしょう。
彼らの生活の糧になるのは、採掘物でしょうか。石から出る電磁波がエネルギーになるレインボー鉱石や、美しい輝きを放つ金銀財宝は、他の星々にとっても相当の価値があると思われ、それらを輸出するなどして、食物やお金を得ているのでしょう。
惑星レインボー。遠くから見たこの星は美しく、惑星の名前も良い響きに聞こえますが、過酷な環境ゆえ他の星々に依存しなければ生きていけないのでしょう。惑星クマリンに来た時と同じく、この星にも、イメージと現実の「乖離」があったように思います。
しかし、それだけに、彼らは「今」に必死なようにも思いました。
ひかる達が惑星レインボーに降り立って最初に見た住人の石像は、母親が2人の子供を抱えていたものでした。母親は、何としてでも我が子を黒い煙から守ろうとした必死さが感じられました。
また、洞窟内でも、黒い煙が逃げまとう住人の石像が多い中、採掘に励んでいた者達の石像もありました。
彼らも外の騒ぎは知っていたはずです。しかし、自分達の作業がこの星の安定した生活に繋がる事から、踏みとどまる訳にはいかないと思ったのでしょう。だから、一心不乱に採掘に励んでいたように思いますね。
それに、石にされながらノットリガーの素体にされたのも、彼らの「今」に対する懸命さがうかがえるでしょう。
ミルキーが分析していた通り、ノットリガーは想像を黒く塗り潰す事で生まれる怪物。ノットリガーが生まれたという事は、想像力、心があるという事であり、彼らは決して死んではいません。
彼らは石になったとはいえ、「尊厳」は存在しています。彼らの事を「たかが」で片付ける事はできないでしょう。データでは測りえない懸命さ、素晴らしさが彼らにあったように思いますね。
そして、それは、ブルーキャットも同じでしょう。あまり響きの良くない怪盗をやってはいるものの、それは義賊的なものですし、アイドル・マオとしても絶大な人気を得ています。
特に、アイドルとして頑張っているのは、惑星レインボーを思っての事でしょうか。沢山の人気が得られれば、それだけ多くのお金が入り、そのお金を惑星レインボーの人達に分け与えようとしてるんじゃないかと思いますね。
すべての住人が石となった今ではそれは不可能ですが、石となる前は、そういう事をしていたのかもしれません。アイドルをやっているのは、自分の名声よりも惑星レインボーのためなのだと、私は思いますね。
ですが、惑星レインボーを元に戻すためのひかる達の協力を断り、ひかる達が集めたプリンセススターカラーペンとフワを瞬く間に奪っていきました。ブルーキャットは、あくまで1人で戦う道を選ぶのか・・・。
ブルーキャットは、敵の目を欺いたりなど、ひかる達と比べれば非常に器用で、多くの事ができるでしょう。しかし、だからといって、1人ですべての事ができる訳ではありません。ひかる達と協力すれば、1人だけではできない色んな事ができると思うのですが・・・。
それに、仮にブルーキャットが1人で12本のプリンセススターカラーペンを集めたところで、その後の展開は自分のイメージ通りになるのでしょうか?
12本のペンを手にすれば、すべてを凌駕する力が得られる。以前バケニャーンとしてそんな事を言っていましたが、その力は、ブルーキャット1人で扱える代物なのか? アイワーンの時と同じく、強大な力を扱いきれずに取り返しのつかない事になる恐れもあるでしょう。
アイワーンの場合は、他の星を滅ぼす事に罪の意識はない分、結果オーライではありましたが、ブルーキャットについては、そうはいかないでしょう。多くの罪のない人達を代償に惑星レインボーを元に戻したとしても、大きな後悔が残ると思います。
そうならないためにも、ひかる達と行動を共にした方が良いと思うのですが、一体どうなるのか?
さて、次回は、追加プリキュア「キュアコスモ」が登場。変身シーンや変身中の歌は楽しみではありますが、変身に至るまでの過程をしっかり見ていきたいもの。
次の日曜日は休みではありますが、今年に入ってから毎週休みなく感想を書き続けて疲れが溜まってますので、良い骨休みになったと前向きに考えたいですね。しっかり休んで、英気を養い、次回は、万全の態勢で全力視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「スター☆トゥインクルプリキュア」第19話「虹の星へ☆ブルーキャットのヒミツ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
プリンセスターカラーペンを見つけにロケットで地球を発ったひかる達。
ちょうどその時、ひかるの祖父・春吉が、ロケットが飛び出したのを見ました。
「また映画の撮影か? 一雨来そうだな・・・。」
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~ Aパート ~
少しして、ひかる達は、ある惑星の近くにまで来ました。
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ここは、惑星レインボー。惑星レインボーといえば、ブルーキャットが、この星から奪われたお宝を集めています。
その頃、アイワーンは、レーダーでプリキュアが惑星レインボーに来た事を確認。バケニャーンと共に惑星レインボーへ向かいます。
惑星レインボーに降り立つと、花も木もない寂しい風景が広がっていました。
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住人らしいのは見かけましたが・・・、
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よく見ると、石化しています。
惑星レインボーは、宇宙星空連合に属さない星。人口およそ1,800人全員が石になったという事がララのデータにはあります。
そんな中、ララのスターカラーペンダントが反応していました。スターカラーペンダントの示した先は、大きな岩山。
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ペンは、この岩山を越えた先にあるのか? ここまでかなり歩き、その上この岩山を越えるとなると相当苦労しそうなため、ひかるは、近くの大きな石に腰を下ろして休憩します。
すると・・・、
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この岩肌はホログラム。中は洞窟になっています。
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洞窟に足を踏み入れると・・・、
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ここにも、沢山の惑星レインボーの住人がいますが、全員石になっています。
ここにいる人達は、レインボー鉱石の採掘中だったようです。レインボー鉱石は、石から出る電磁波がエネルギーになるとの事。
しばらくすると、ひかる達は、沢山の金銀財宝を発見。
ですが、よく見ると、これらはすべて、ドラムスの館にあったもの。となると、ここは、ブルーキャットのアジト?
また、この財宝の中には・・・、
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プリンセススターカラーペンがありました。
しかし、直後、アイワーンとバケニャーンが出現。ひかる達はプリキュアに変身します。
スター、ソレイユ、セレーネはバケニャーンに攻撃するものの、バケニャーンは余裕綽々で回避。その隙に、アイワーンはペンを奪おうとしますが、ミルキーが阻止します。
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「データ的にあなたに勝ち目はないルン! 観念するルン!」
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「観念? ああ、そっか。この星のヤツらは、石になってるっつーの。だから、ノットリガーにできるヤツはいないっつーの。」
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「確かにそうだっつーの。だって・・・、アタイがみーんな石にしちゃったっつーの!」
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その後、ミルキーは、アイワーンの攻撃に押しやられます。
「フン! 星1つ滅ぼしたアタイが観念? 笑わせるっつーの!」
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前にアイワーンがこの星に来た時、プリンセスターカラーペンを渡すよう住人達に要求しましたが、住人達は拒否。
そこで、アイワーンは、ダークペンを使用。しかし、実験段階だったため、ペンが暴発。黒い煙が星中に広がり、煙を浴びた住人達は皆、石になってしまいました。
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アイワーンはその最中に1人脱出していたため、被害ゼロ。
暴発が収まった後、プリンセスターカラーペンもこの星のお宝も奪いました。お宝を売り払った得た金を研究に使って、ダークペンを完成させました。
真相を明かしたアイワーンは、フワを手にしました。ノットリガーの素体にしようと企んでいます。
ところが・・・、
「バケニャーン!? 何で邪魔するんだっつーの!」
「この生物も捕らえよと、ダークネスト様からのご命令です。」
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スターは、フワを返すよう要求しますが、バケニャーンにその気はありません。
しかし・・・、
「いいにおいフワー!」
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「みんなおなじフワ! ブルーキャットのにおいフワ!」
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「え・・・。」
「ブルーキャット!?」
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「どういう事だっつーの!? 答えろっつーの、バケニャーン!」
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「やれやれ・・・。まさか、この子に気付かれるとは・・・。」
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その後、フワは、無事スター達の元に。そして・・・、
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~ Bパート ~
「変化の状態を安定させる香水が仇になるとはね・・・。」
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バケニャーンは、ブルーキャットが化けていた姿。
今までダークペンを使わせていなかったのは、ブルーキャットが惑星レインボーの住人だから。石になった住人達を元に戻す方法を探るために、アイワーンに近付いていました。
アイワーンは、これまで自分を騙していた事に怒りをあらわにしますが、だからといって、どうにかなる訳でありません。バケニャーンがいなければ、ノットリガーを出す事もできないですし。
しかし、アイワーンは引き下がりません。石となった住人の1人の心を闇に染めて、ノットリガー召喚を試みます。
すると・・・、
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ノットリガーの召喚に成功。アイワーンは、プリンセスターカラーペンとお宝を再び奪いました。
「まさか、石化したレインボー星の人を・・・。アイワーン・・・。どこまで弄べば気が済むの!?」
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「そんなの、アタイの勝手だっつーの!」
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「たかが石像1体で、何、ムキになってるんだっつーの!」
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その後、ノットリガーが追撃してきましたが、ミルキーが間に入ってガード。
「たかがじゃないルン・・・。惑星レインボーは、住民が石化して滅んだって、データにはあったルン・・・。」
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「ただ、およそ1,800人石化したって・・・。」
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「でも・・・、違ったルン! 来てみて初めて分かったルン・・・。色んな人がいたルン!」
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「この星の人達は、データや数字じゃないルン! たかがで済ませられるものじゃないルン!」
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「だから何だっつーの? 今はただの石の塊だっつーの!」
「そんな事ないルン! ノットリガーは、想像力を塗り潰すルン。ノットリガーになったって事は・・・。」
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「残っている・・・。想像力が・・・、心が・・・、残っている・・・。」
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「ルン! みんな戻せるルン!」
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その後、ブルーキャットはスター達に、目を閉じるよう指示。直後、ブルーキャットは閃光弾を放ちました。
すると、強力な光が辺りに広がり、アイワーンとノットリガーの目をくらましました。アイワーンの手からダークペンとプリンセススターカラーペンが離れ、ノットリガーは後ずさり。ノットリガーは岩山から落ちました。
ペンを入手するチャンスが到来。プリンセススターカラーペンは手にできましたが、ノットリガーが起き上がるのが早く、ダークペンまでは入手できませんでした。
その後・・・、
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「プリキュア! ふたご座! ミルキーショック!」
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ノットリガーにダメージを与え、その後はサザンクロスショット。ノットリガーを撃退しました。
そして、ひかる達は、ふたご座のプリンセスと対面。
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「フワを助けてありがとう!」
「ありがとうフワ!」
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「おかげで、ふたご座のプリンセススターカラーペンも戻ってきたルン!」
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「私達も協力する! この星を戻すために頑張る!」
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「ありがとう。でも・・・、気持ちだけで十分ニャン!」
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「どうして?」
「サザンクロスショット。あれでも戻せなかった・・・。」
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「必要なの。この子とプリンセスの力が。」
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煙幕が収まると、ひかる達は、フワとプリンセススターカラーペンがなくなっている事に気付きます。フワとペンはブルーキャットの手中にありました。
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今回は、これで終了です。
次回:「銀河に光る☆キュアコスモ誕生!」
ひかる達は、惑星レインボーから逃げようとするブルーキャットに追いつきましたが、カードで攻撃を受けてしまいます。ひかる達は、プリキュアに変身する事に。
戦いの中で、ブルーキャットは、惑星レインボーの真実を語り始め・・・。
なお、次回放映日は6月23日(日)です。次の日曜日である6月16日は、全米オープンゴルフのため休止となりますので、ご注意を!
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【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
惑星レインボーに来たひかる達は、バケニャーンがブルーキャットだった事と、ブルーキャットが惑星レインボー出身である事を知り、惑星レインボーを元に戻そうと協力を申し出ましたが、ブルーキャットは拒否し、フワとプリンセススターカラーペンを奪っていきました。
今話のポイントは「データでは測りえぬ、人々の懸命さ」でしょうか。
今回の舞台は、惑星レインボー。「レインボー」は「虹」を意味し、過去のプリキュアシリーズでも多くのアイテムの名前にも入っているほど。
それだけに、「レインボー」と聞くと、良い響きに聞こえ、さぞかし文明の発達した素晴らしい星のように感じるでしょう。
しかし、実際は、草や木のない荒れ地ばかり。人々が石になる前は幾分かマシだったとはいえ、作物が育ちやすい環境にあったとは考えにくいでしょう。
それに、人口1,800人というのも、決して多い数字とは思えず、過疎な惑星のように思います。地球どころか、日本で最も人口の少ない都道府県・鳥取県の人口(約56万人)の1%にも満たない訳ですし。
さらに、宇宙星空連合に属していないという事は、宇宙のお偉いさん達の監視は行き届かず、支援とかもしてくれないのでしょう。
この星の抱える問題は、この星の住人達で解決しなければならず、この星の住人達は、裕福とは程遠い生活を送っているように思います。カッパードからすれば、プリミティブの一言で片付けられるでしょう。
彼らの生活の糧になるのは、採掘物でしょうか。石から出る電磁波がエネルギーになるレインボー鉱石や、美しい輝きを放つ金銀財宝は、他の星々にとっても相当の価値があると思われ、それらを輸出するなどして、食物やお金を得ているのでしょう。
惑星レインボー。遠くから見たこの星は美しく、惑星の名前も良い響きに聞こえますが、過酷な環境ゆえ他の星々に依存しなければ生きていけないのでしょう。惑星クマリンに来た時と同じく、この星にも、イメージと現実の「乖離」があったように思います。
しかし、それだけに、彼らは「今」に必死なようにも思いました。
ひかる達が惑星レインボーに降り立って最初に見た住人の石像は、母親が2人の子供を抱えていたものでした。母親は、何としてでも我が子を黒い煙から守ろうとした必死さが感じられました。
また、洞窟内でも、黒い煙が逃げまとう住人の石像が多い中、採掘に励んでいた者達の石像もありました。
彼らも外の騒ぎは知っていたはずです。しかし、自分達の作業がこの星の安定した生活に繋がる事から、踏みとどまる訳にはいかないと思ったのでしょう。だから、一心不乱に採掘に励んでいたように思いますね。
それに、石にされながらノットリガーの素体にされたのも、彼らの「今」に対する懸命さがうかがえるでしょう。
ミルキーが分析していた通り、ノットリガーは想像を黒く塗り潰す事で生まれる怪物。ノットリガーが生まれたという事は、想像力、心があるという事であり、彼らは決して死んではいません。
彼らは石になったとはいえ、「尊厳」は存在しています。彼らの事を「たかが」で片付ける事はできないでしょう。データでは測りえない懸命さ、素晴らしさが彼らにあったように思いますね。
そして、それは、ブルーキャットも同じでしょう。あまり響きの良くない怪盗をやってはいるものの、それは義賊的なものですし、アイドル・マオとしても絶大な人気を得ています。
特に、アイドルとして頑張っているのは、惑星レインボーを思っての事でしょうか。沢山の人気が得られれば、それだけ多くのお金が入り、そのお金を惑星レインボーの人達に分け与えようとしてるんじゃないかと思いますね。
すべての住人が石となった今ではそれは不可能ですが、石となる前は、そういう事をしていたのかもしれません。アイドルをやっているのは、自分の名声よりも惑星レインボーのためなのだと、私は思いますね。
ですが、惑星レインボーを元に戻すためのひかる達の協力を断り、ひかる達が集めたプリンセススターカラーペンとフワを瞬く間に奪っていきました。ブルーキャットは、あくまで1人で戦う道を選ぶのか・・・。
ブルーキャットは、敵の目を欺いたりなど、ひかる達と比べれば非常に器用で、多くの事ができるでしょう。しかし、だからといって、1人ですべての事ができる訳ではありません。ひかる達と協力すれば、1人だけではできない色んな事ができると思うのですが・・・。
それに、仮にブルーキャットが1人で12本のプリンセススターカラーペンを集めたところで、その後の展開は自分のイメージ通りになるのでしょうか?
12本のペンを手にすれば、すべてを凌駕する力が得られる。以前バケニャーンとしてそんな事を言っていましたが、その力は、ブルーキャット1人で扱える代物なのか? アイワーンの時と同じく、強大な力を扱いきれずに取り返しのつかない事になる恐れもあるでしょう。
アイワーンの場合は、他の星を滅ぼす事に罪の意識はない分、結果オーライではありましたが、ブルーキャットについては、そうはいかないでしょう。多くの罪のない人達を代償に惑星レインボーを元に戻したとしても、大きな後悔が残ると思います。
そうならないためにも、ひかる達と行動を共にした方が良いと思うのですが、一体どうなるのか?
さて、次回は、追加プリキュア「キュアコスモ」が登場。変身シーンや変身中の歌は楽しみではありますが、変身に至るまでの過程をしっかり見ていきたいもの。
次の日曜日は休みではありますが、今年に入ってから毎週休みなく感想を書き続けて疲れが溜まってますので、良い骨休みになったと前向きに考えたいですね。しっかり休んで、英気を養い、次回は、万全の態勢で全力視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。