
今話の名セリフ:「あなた達を放っておいて、楽しい学校にしますだなんて言えないわ・・・。」(ローラ)
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第30話「大選挙! ローラが生徒会長!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、あおぞら中学校では、生徒会長選挙の演説が行われていました。演説している生徒の名は「一条 里香」。

これを見たローラは、生徒会長になると言いました。
~ Aパート ~
という事で、生徒会長立候補の申請のために、生徒会長室に来ました。なお、風紀委員長の角田正美も立候補する模様です。
「残念だったわね。生徒会長は私に決まってるから!」
「どこから来るんだ、その自信は・・・。」

「まあ、お互いに頑張りましょう。」
「ええ!」


そして・・・、

「私、生徒会長になるローラ・ラメールよ! よろしく!」

しかし、全然人は集まらず。

近くでは、里香が演説を行っており、そちらに生徒達が集まっていました。

里香は副生徒会長。それだけに、生徒達からの支持は厚く、今の生徒会長・百合子も応援するほど。
そのため、生徒会長に立候補する人が3人しかいないという状況になっています。
「燃えるわ・・・。相手が強ければ強いほどね・・・。」

「私、ローラ・ラメールよ!」

「私が生徒会長になったら最高なんだから! 週に1度は海に行って、海中で学校生活を送るようにするわ!」

『はあ?』
「いいね!」

ローラ先生。肺呼吸しかできない俺達に、エラ呼吸求めるんすか・・・。「諦めたらそこで試合終了」なんて格言はあるけど、さすがにこれは、試合終了を求めます。(笑)
「生徒会長って名前もどうかと思う。そうね! 女王にしましょ!」

「その方が、私にしっくり来るわ!」
「何じゃ、そりゃ!」

「私の事、女王と呼んで!」


「リアクションが薄いわね・・・。」
「みんな、ローラの話についていけないの。」

言ってる事が滅茶苦茶だとか、レベルが低いとか言わないあたりが、みのりん先輩の優しさといったところでしょうか。まあ、さすがに、ローラに投票する優しさまでは持ち合わせていないでしょう(笑)。里香に投票しそうですね。
それからしばらくして、まなつ達の担任・桜川先生も、ローラが生徒会長になると知りました。
ローラは、部活はどうするのか先生から聞かれると、今まで通り続けると答えます。
生徒会長と部活を両立するといえば、今の生徒会長も同じ。百合子はテニス部だったそうです。
また、前に、あすかがテニス部にいて、その時にはダブルスでペアを組んでいたとの事。それも、地区大会の決勝まで進んだとか。

みのりも、あすかがテニス部にいた事を知っていました。ですが、あすかがそれを言う気がなかったため、みのりも話しませんでした。
あすかの過去よりも、まずは生徒会長選挙。
「良い作戦を思い付いたわ! フッフッフ・・・。」
「何だ・・・?」

悪代官みたいなツラしやがって・・・。今日もローラは表情豊か過ぎて、地球は平和だな!(笑)
そして・・・、
『私が会長になったら!』

「部費を1割上げます!」
「部費を5倍にします!」


「そして、一部の厳しい校則の見直しに関して、学校と話し合いたいと思います。」
「私、校則なくします!」
「え!?」


「副会長よりさらに上の事言ってる・・・。」
「これがローラの作戦なんだ・・・。」

校則をなくすのは、里香より下の事なのでは? 廊下を走ってもいいんだし、登下校はいつだっていい事にもなりかねないし。
しかも、ローラの事だから、自分に有利な私則を沢山作りそう。1日1回はローラにひざまずくとか、昼休みはトロピカルメロンパンと海ぶどうジュースを献上するとか。やっぱ、ローラに投票できねーわ、うん。(笑)
「よろしくお願いしまーす!」

「私は、休み時間をゆっくり皆さんと過ごすように校庭のベンチを増やします!」
「休み時間くらいじゃ足りないわ! 私は学校のお休みを増やします! 週3日だけ来て、あとは部活動でもしましょう!」

週3日登校とか、まともな事を・・・。確かに、週5日だと、木曜金曜がだれてきて、集中力が落ちがちですので、それくらいがちょうどいいのかも。ふむ、やっぱり、ローラに投票するのが妥当かな。(何、手の平返ししてんだ(笑))
「お願いしまーす! 学校休みでーす! 休みですよー!」

「本当にこれでいいのか?」
「さあ?」
「私、ついていけないかも・・・。」

それから後日、最終演説の日を迎えました。
ローラは、いつも通り、自分への投票を呼びかけますが、周りは里香に投票しようと考えています。
「どうして? 私に任せた方が素敵な学校になると思わない? 休みも増えるし、部費も5倍よ!」

「そうなればいいとは思うけど、本当にできるとは思えないわ・・・。」

「皆さん、応援ありがとう! 最終演説、頑張ります!」


しばらくして、昼休み。まなつは、ローラが本当にやりたい事を最終演説で話せばいいんじゃないかと、アドバイスします。
ですが、ローラのやりたい事は、海中での学校生活。客観的に考えれば実現不可能そうですが、実現可能だと信じてくれるようなアイディアを考えようと、まなつは言いました。
その後、様々なアイディアが出ました。
「あの、校則の話だけど、少しオシャレしてもいい事にできないかな?」
「うん! 気合いを入れる時のリップとかね!」
「校則をなくすのは無理でも、それなら先生達に相談できるかもな!」


「リップか・・・。良いわね!」

「図書室の本をもっと増やせば、休み時間がもっと楽しくなる!」
「うんうん!」


「ねえ、海の中の学校はどうしよう?」
「そうだな・・・。あ、ダイビングスーツを着るとか!」

「お母さんの知り合いに、ダイビングスーツを貸してくれる人がいるよ!」
「本当!?」

「あ、そうだ! ダイビングスーツあるならさ、いっその事、スクーバダイビングを教えてくれる授業とか良くない?」
「それ、良いアイディアかも!」

同じ頃、チョンギーレは、市長選挙の演説者と、その周囲の人達に目を付け、超ゼッタイヤラネーダを生み出しました。

前話では新しいアイキャッチが出ましたが、もう1種の方は変わらず。ですが、ラメールは初めて出てきました。

3か月近くも出ていなかったとは意外。ここにラメールが出てもおかしくない話は何回かありましたが、前話のパワーアップイベントを迎えるまでは温存していたのかもしれませんね。
~ Bパート ~
まなつ達も、超ゼッタイヤラネーダが出現した事に気付きました。
ローラは最終演説を控えています。という事で、まなつ、さんご、みのり、あすかの4人で超ゼッタイヤラネーダをどうにかする事となり、4人は現場に向かいました。
それから少しして、最終演説が始まりました。最初に演説をするのは正美。
「生徒会長に立候補しました角田正美です! 風紀委員長をしています!」

「皆さんご承知の通り、風紀を守る事が、健やかな学校生活を送る絶対条件です! そして、風紀委員長である私には、それができます!」

「私が生徒会長になる事で、風紀を今よりさらに改善させてみせます!」

「風紀の乱れは心の乱れ! 乱れをなくすためには、校則を守る事が重要です! 我が校には素晴らしい校則があります!」

同じ頃、まなつ達4人は現場に到着。プリキュアに変身します。
最終演説の方は、里香に回っていました。
「最後になりますが、私、一条里香は、会長になって、今の生徒会の活動を引き継ぎ、あおぞら中学の皆さんにとって、素敵な場所になるよう、頑張ります! よろしくお願いします!」


一方、プリキュアの方は、超ゼッタイヤラネーダに苦戦。最終演説は、ついにローラの出番となりました。
「生徒会長に立候補したローラ・ラメールです! 私は、私がやりたい事を、こんな学校だったらいいなって事を、一生懸命考えました!」

「このノートにバッチリまとめたから、紹介したいと思います! 言っとくけど、私が生徒会長になれば、楽しい学校になるのは間違いないんだから、安心して私に投票していいわよ!」

「でもね・・・、最終演説は、ちょっと待ってほしいの・・・。」

「ここに書いたアイディアは、一緒に考えてくれた仲間が、今、困ってると思うから・・・。」

「悪いけど、私、行かないと!」

「戻ってから、たっぷりスピーチを聞かせてあげるわ!」

「楽しみに待ってて!」

「ちょっと!」
「ローラさん!」

プリキュアは、超ゼッタイヤラネーダのパワーに押されていました。
そこに、ローラが。ローラもプリキュアに変身します。
「演説は? 上手くいった?」

「ううん。途中で出てきちゃった。」
「何で!?」

「あなた達を放っておいて、楽しい学校にしますだなんて言えないわ・・・。」

「みんな、いくわよ!」
『うん!』

その後、一斉攻撃で超ゼッタイヤラネーダにダメージを与え、ラメールが、奪われたやる気を取り返しました。
そして、ランドビートダイナミック。超ゼッタイヤラネーダをやっつけました。
ですが、学校に戻ってみると・・・、
「どういう事!?」
「皆さんのおかげで、選挙に勝つ事ができました! ありがとうございます!」


「何で勝手に選挙しちゃってるの! 待っててって言ったのに!」

「当然でしょ。演説の途中で抜ければ失格になるわ。」
「そんなの聞いてないわよ!」

「言おうとしたら出ていったんでしょ?」


「これから引継ぎがあるので、その機会に、さらに白鳥会長から色々な事を引き継いで、立派な生徒会長になります!」



「惨敗だったわ・・・。圧倒的な差で負けちゃった・・・。」

「私は最終演説をちゃんとしてたら、絶対に勝ってたわね!」
「そうかもね・・・。」

「まあ! 信じてないわね! 本当よ!」

「すっごく良いアイディアばっかりだったんだから!」

「こんなに沢山、やりたい事が・・・。」

「残念だったね、ローラ・・・。」
「まあ、良い練習になったわ。この経験を活かして、次は、完全勝利間違いなし!」

「見えるわ! グランオーシャンの女王になった私の姿が!」
「はいはい・・・。」
「ローラらしいわ・・・。」



今回は、これで終了です。
次回:「トラブル列車! あすかの修学旅行!」
ローラとくるるんは、3年生のあすかの修学旅行に、こっそり付いてきました。
まなつ達は、急いであすかが乗っている列車を追いかけましたが、列車にはヌメリーが現れて・・・。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
生徒会長選挙が開催され、副生徒会長の「一条 里香」、風紀委員長の角田正美、そして、ローラが次期生徒会長に立候補し、選挙戦が始まりましたが、最終演説の直前、街に超ゼッタイヤラネーダが現れ、まなつ達の事がどうしても気になったローラは、演説の途中でステージを駆け下りた事で失格となりましたが、女王になるための良い練習になったと切り替え、前を向きました。
という事で、今回は、生徒会長選挙の話。
生徒会長選挙といえば、過去作では、「トゥインクル」のひかるや「魔法つかい」のリコが立候補しており、2人とも最後は他の候補者を推薦したところから成長を感じましたが、今回のローラにそういうのはありませんでした。まあ、ローラじゃなあ。(笑)
振り返ってみれば、今回は、他の候補者の学校をより良くするための行動描写がなく、演説ばかりで、しかも、ローラはやりたい事があって、周りがアドバイスしていた事もあり、ひかるやリコのような終着点に行き着くのは難しいでしょう。それでも、ローラの成長を感じた部分はありましたし、いつもの表情豊かさも相まって、これはこれで良かったと思っています。
今回のローラの良かったところは、他人の意見を素直に聞いていた事ですね。ローラは、我が道を行くような節があり、他人のアドバイスとかは聞かなさそうな感じがしますので、最終演説に向けて、まなつ達の意見を真摯に聞いて、それも、メモまでとっていたのは、すごく感心しました。
まなつに初めて会った時は、人間なんざ自分が女王になるための捨て駒なんて言ってたんですよね。演説よりもまなつ達の手助けを優先したところも、まなつ達の事が好きな事がうかがえ、まなつとの出会いが良い方向へと進んでくれて良かったと、改めて感じました。
まなつ達4人が出してくれたアイディアによってノートはいい感じに埋まり、もし、これが多くの生徒達に受け入れられて、最終演説ができていれば、ローラが勝っていたかもしれないでしょう。まあ、それでも、生徒会での実績で里香に一歩及ぼなかったかもしれませんが。
とはいえ、4人だけのアイディアで良い演説ができそうな勢いだったのですから、他の生徒達からもアイディアを取り入れていれば、すごく真剣に学校をより良いものにしたいんだと、他の生徒達から受け止められて、印象が良くなり、圧勝できていたんじゃないかと思います。もしかしたら、超ゼッタイヤラネーダを何とかするために途中で演説を抜け出しても、多くの生徒達が失格に待ったをかけてくれるかもしれませんね。
それに、ローラは1年生。来年の生徒会長選挙でも立候補できますし、今回の経験を来年に活かせれば、本当に完全勝利できるかもしれないでしょう。と言っても、2年生の学校生活が描かれる事はないと思いますが、それでも、未来が楽しみになる終わり方だったと感じました。
他の候補者についても語っていきますかね。
まずは、今回生徒会長に選ばれた里香ですが、「これは、生徒会長に選ばれるのは納得だな」と思わせる描写がほしかったところ。副生徒会長とはいえ、学校をより良くしようと頑張っている描写がなく、演説だけでは決め手に欠けるかも。回想シーンでもいいから、そういうのを出してほしかったですね。
とはいえ、多くの生徒達から支持を集めていたあたり、多くの生徒達に寄り添って力になっていたのかもしれませんね。また、副生徒会長の任期も1年でしょうから、1年生の頃から副生徒会長に就いていたのでしょう。学校をより良くしたい行動は描かれなかったものの、学校を素敵な場所にしたい熱意は結構あったように感じますね。
もう1人の候補者は、風紀委員長の正美。本格登場したのは今話が3回目と、意外と出番が多いですね。
票数は大差をつけられたらしいですが、最終演説では迫力があり、私としては、里香よりも熱意があったように思います。
ただ、風紀や校則を強調していた事を考えると、風紀委員長続投の方がふさわしいでしょう。当然、生徒会長になれば、風紀の改善以外にもやるべき事が多くあり、それについていけるかどうかを考えると、生徒会長の下で働いていた里香の方に分があると思いますね。
今話はローラメイン回でしたが、あすかの過去が少し明かされたのも見逃せないところ。初登場回の予想通り、テニス部に所属していました。
しかも、百合子とペアを組んで大会に出ていた事も明らかに。百合子もテニス部だった事は意外でした。まあ、考えてみれば、そうじゃなかったら、あすかがあそこまで百合子を嫌ったりはしないでしょうね。
百合子とダブルスを組んで、しかも、なかなかの結果を残していたのが、今は嫌い合っているとなると、単に互いのプレー方針の違いだけでなく、部のあり方についても対立し、あすかは居心地の悪さから退部したのかも? 気になりますね。
そして、次回は、あすかメイン回。予告映像を見た感じでは、あすかの過去が描かれそうで、テニス部を辞めた理由が明かされるのかもしれませんね。あすかと百合子の関係が良い方向に進んでくれる事にも期待して、次回の視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第30話「大選挙! ローラが生徒会長!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、あおぞら中学校では、生徒会長選挙の演説が行われていました。演説している生徒の名は「一条 里香」。


これを見たローラは、生徒会長になると言いました。
~ Aパート ~
という事で、生徒会長立候補の申請のために、生徒会長室に来ました。なお、風紀委員長の角田正美も立候補する模様です。
「残念だったわね。生徒会長は私に決まってるから!」
「どこから来るんだ、その自信は・・・。」

「まあ、お互いに頑張りましょう。」
「ええ!」



そして・・・、


「私、生徒会長になるローラ・ラメールよ! よろしく!」

しかし、全然人は集まらず。

近くでは、里香が演説を行っており、そちらに生徒達が集まっていました。

里香は副生徒会長。それだけに、生徒達からの支持は厚く、今の生徒会長・百合子も応援するほど。
そのため、生徒会長に立候補する人が3人しかいないという状況になっています。
「燃えるわ・・・。相手が強ければ強いほどね・・・。」


「私、ローラ・ラメールよ!」

「私が生徒会長になったら最高なんだから! 週に1度は海に行って、海中で学校生活を送るようにするわ!」


『はあ?』
「いいね!」


ローラ先生。肺呼吸しかできない俺達に、エラ呼吸求めるんすか・・・。「諦めたらそこで試合終了」なんて格言はあるけど、さすがにこれは、試合終了を求めます。(笑)
「生徒会長って名前もどうかと思う。そうね! 女王にしましょ!」

「その方が、私にしっくり来るわ!」
「何じゃ、そりゃ!」


「私の事、女王と呼んで!」



「リアクションが薄いわね・・・。」
「みんな、ローラの話についていけないの。」

言ってる事が滅茶苦茶だとか、レベルが低いとか言わないあたりが、みのりん先輩の優しさといったところでしょうか。まあ、さすがに、ローラに投票する優しさまでは持ち合わせていないでしょう(笑)。里香に投票しそうですね。
それからしばらくして、まなつ達の担任・桜川先生も、ローラが生徒会長になると知りました。
ローラは、部活はどうするのか先生から聞かれると、今まで通り続けると答えます。
生徒会長と部活を両立するといえば、今の生徒会長も同じ。百合子はテニス部だったそうです。
また、前に、あすかがテニス部にいて、その時にはダブルスでペアを組んでいたとの事。それも、地区大会の決勝まで進んだとか。

みのりも、あすかがテニス部にいた事を知っていました。ですが、あすかがそれを言う気がなかったため、みのりも話しませんでした。
あすかの過去よりも、まずは生徒会長選挙。
「良い作戦を思い付いたわ! フッフッフ・・・。」
「何だ・・・?」

悪代官みたいなツラしやがって・・・。今日もローラは表情豊か過ぎて、地球は平和だな!(笑)
そして・・・、
『私が会長になったら!』

「部費を1割上げます!」
「部費を5倍にします!」


「そして、一部の厳しい校則の見直しに関して、学校と話し合いたいと思います。」
「私、校則なくします!」
「え!?」



「副会長よりさらに上の事言ってる・・・。」
「これがローラの作戦なんだ・・・。」

校則をなくすのは、里香より下の事なのでは? 廊下を走ってもいいんだし、登下校はいつだっていい事にもなりかねないし。
しかも、ローラの事だから、自分に有利な私則を沢山作りそう。1日1回はローラにひざまずくとか、昼休みはトロピカルメロンパンと海ぶどうジュースを献上するとか。やっぱ、ローラに投票できねーわ、うん。(笑)
「よろしくお願いしまーす!」

「私は、休み時間をゆっくり皆さんと過ごすように校庭のベンチを増やします!」
「休み時間くらいじゃ足りないわ! 私は学校のお休みを増やします! 週3日だけ来て、あとは部活動でもしましょう!」


週3日登校とか、まともな事を・・・。確かに、週5日だと、木曜金曜がだれてきて、集中力が落ちがちですので、それくらいがちょうどいいのかも。ふむ、やっぱり、ローラに投票するのが妥当かな。(何、手の平返ししてんだ(笑))
「お願いしまーす! 学校休みでーす! 休みですよー!」


「本当にこれでいいのか?」
「さあ?」
「私、ついていけないかも・・・。」


それから後日、最終演説の日を迎えました。
ローラは、いつも通り、自分への投票を呼びかけますが、周りは里香に投票しようと考えています。
「どうして? 私に任せた方が素敵な学校になると思わない? 休みも増えるし、部費も5倍よ!」


「そうなればいいとは思うけど、本当にできるとは思えないわ・・・。」


「皆さん、応援ありがとう! 最終演説、頑張ります!」



しばらくして、昼休み。まなつは、ローラが本当にやりたい事を最終演説で話せばいいんじゃないかと、アドバイスします。
ですが、ローラのやりたい事は、海中での学校生活。客観的に考えれば実現不可能そうですが、実現可能だと信じてくれるようなアイディアを考えようと、まなつは言いました。
その後、様々なアイディアが出ました。
「あの、校則の話だけど、少しオシャレしてもいい事にできないかな?」
「うん! 気合いを入れる時のリップとかね!」
「校則をなくすのは無理でも、それなら先生達に相談できるかもな!」



「リップか・・・。良いわね!」

「図書室の本をもっと増やせば、休み時間がもっと楽しくなる!」
「うんうん!」



「ねえ、海の中の学校はどうしよう?」
「そうだな・・・。あ、ダイビングスーツを着るとか!」


「お母さんの知り合いに、ダイビングスーツを貸してくれる人がいるよ!」
「本当!?」

「あ、そうだ! ダイビングスーツあるならさ、いっその事、スクーバダイビングを教えてくれる授業とか良くない?」
「それ、良いアイディアかも!」


同じ頃、チョンギーレは、市長選挙の演説者と、その周囲の人達に目を付け、超ゼッタイヤラネーダを生み出しました。

前話では新しいアイキャッチが出ましたが、もう1種の方は変わらず。ですが、ラメールは初めて出てきました。

3か月近くも出ていなかったとは意外。ここにラメールが出てもおかしくない話は何回かありましたが、前話のパワーアップイベントを迎えるまでは温存していたのかもしれませんね。
~ Bパート ~
まなつ達も、超ゼッタイヤラネーダが出現した事に気付きました。
ローラは最終演説を控えています。という事で、まなつ、さんご、みのり、あすかの4人で超ゼッタイヤラネーダをどうにかする事となり、4人は現場に向かいました。
それから少しして、最終演説が始まりました。最初に演説をするのは正美。
「生徒会長に立候補しました角田正美です! 風紀委員長をしています!」

「皆さんご承知の通り、風紀を守る事が、健やかな学校生活を送る絶対条件です! そして、風紀委員長である私には、それができます!」


「私が生徒会長になる事で、風紀を今よりさらに改善させてみせます!」

「風紀の乱れは心の乱れ! 乱れをなくすためには、校則を守る事が重要です! 我が校には素晴らしい校則があります!」


同じ頃、まなつ達4人は現場に到着。プリキュアに変身します。
最終演説の方は、里香に回っていました。
「最後になりますが、私、一条里香は、会長になって、今の生徒会の活動を引き継ぎ、あおぞら中学の皆さんにとって、素敵な場所になるよう、頑張ります! よろしくお願いします!」




一方、プリキュアの方は、超ゼッタイヤラネーダに苦戦。最終演説は、ついにローラの出番となりました。
「生徒会長に立候補したローラ・ラメールです! 私は、私がやりたい事を、こんな学校だったらいいなって事を、一生懸命考えました!」


「このノートにバッチリまとめたから、紹介したいと思います! 言っとくけど、私が生徒会長になれば、楽しい学校になるのは間違いないんだから、安心して私に投票していいわよ!」

「でもね・・・、最終演説は、ちょっと待ってほしいの・・・。」


「ここに書いたアイディアは、一緒に考えてくれた仲間が、今、困ってると思うから・・・。」

「悪いけど、私、行かないと!」

「戻ってから、たっぷりスピーチを聞かせてあげるわ!」


「楽しみに待ってて!」

「ちょっと!」
「ローラさん!」

プリキュアは、超ゼッタイヤラネーダのパワーに押されていました。
そこに、ローラが。ローラもプリキュアに変身します。
「演説は? 上手くいった?」

「ううん。途中で出てきちゃった。」
「何で!?」


「あなた達を放っておいて、楽しい学校にしますだなんて言えないわ・・・。」

「みんな、いくわよ!」
『うん!』


その後、一斉攻撃で超ゼッタイヤラネーダにダメージを与え、ラメールが、奪われたやる気を取り返しました。
そして、ランドビートダイナミック。超ゼッタイヤラネーダをやっつけました。
ですが、学校に戻ってみると・・・、
「どういう事!?」
「皆さんのおかげで、選挙に勝つ事ができました! ありがとうございます!」



「何で勝手に選挙しちゃってるの! 待っててって言ったのに!」


「当然でしょ。演説の途中で抜ければ失格になるわ。」
「そんなの聞いてないわよ!」

「言おうとしたら出ていったんでしょ?」


「これから引継ぎがあるので、その機会に、さらに白鳥会長から色々な事を引き継いで、立派な生徒会長になります!」




「惨敗だったわ・・・。圧倒的な差で負けちゃった・・・。」

「私は最終演説をちゃんとしてたら、絶対に勝ってたわね!」
「そうかもね・・・。」

「まあ! 信じてないわね! 本当よ!」

「すっごく良いアイディアばっかりだったんだから!」

「こんなに沢山、やりたい事が・・・。」


「残念だったね、ローラ・・・。」
「まあ、良い練習になったわ。この経験を活かして、次は、完全勝利間違いなし!」

「見えるわ! グランオーシャンの女王になった私の姿が!」
「はいはい・・・。」
「ローラらしいわ・・・。」




今回は、これで終了です。
次回:「トラブル列車! あすかの修学旅行!」
ローラとくるるんは、3年生のあすかの修学旅行に、こっそり付いてきました。
まなつ達は、急いであすかが乗っている列車を追いかけましたが、列車にはヌメリーが現れて・・・。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
生徒会長選挙が開催され、副生徒会長の「一条 里香」、風紀委員長の角田正美、そして、ローラが次期生徒会長に立候補し、選挙戦が始まりましたが、最終演説の直前、街に超ゼッタイヤラネーダが現れ、まなつ達の事がどうしても気になったローラは、演説の途中でステージを駆け下りた事で失格となりましたが、女王になるための良い練習になったと切り替え、前を向きました。
という事で、今回は、生徒会長選挙の話。
生徒会長選挙といえば、過去作では、「トゥインクル」のひかるや「魔法つかい」のリコが立候補しており、2人とも最後は他の候補者を推薦したところから成長を感じましたが、今回のローラにそういうのはありませんでした。まあ、ローラじゃなあ。(笑)
振り返ってみれば、今回は、他の候補者の学校をより良くするための行動描写がなく、演説ばかりで、しかも、ローラはやりたい事があって、周りがアドバイスしていた事もあり、ひかるやリコのような終着点に行き着くのは難しいでしょう。それでも、ローラの成長を感じた部分はありましたし、いつもの表情豊かさも相まって、これはこれで良かったと思っています。
今回のローラの良かったところは、他人の意見を素直に聞いていた事ですね。ローラは、我が道を行くような節があり、他人のアドバイスとかは聞かなさそうな感じがしますので、最終演説に向けて、まなつ達の意見を真摯に聞いて、それも、メモまでとっていたのは、すごく感心しました。
まなつに初めて会った時は、人間なんざ自分が女王になるための捨て駒なんて言ってたんですよね。演説よりもまなつ達の手助けを優先したところも、まなつ達の事が好きな事がうかがえ、まなつとの出会いが良い方向へと進んでくれて良かったと、改めて感じました。
まなつ達4人が出してくれたアイディアによってノートはいい感じに埋まり、もし、これが多くの生徒達に受け入れられて、最終演説ができていれば、ローラが勝っていたかもしれないでしょう。まあ、それでも、生徒会での実績で里香に一歩及ぼなかったかもしれませんが。
とはいえ、4人だけのアイディアで良い演説ができそうな勢いだったのですから、他の生徒達からもアイディアを取り入れていれば、すごく真剣に学校をより良いものにしたいんだと、他の生徒達から受け止められて、印象が良くなり、圧勝できていたんじゃないかと思います。もしかしたら、超ゼッタイヤラネーダを何とかするために途中で演説を抜け出しても、多くの生徒達が失格に待ったをかけてくれるかもしれませんね。
それに、ローラは1年生。来年の生徒会長選挙でも立候補できますし、今回の経験を来年に活かせれば、本当に完全勝利できるかもしれないでしょう。と言っても、2年生の学校生活が描かれる事はないと思いますが、それでも、未来が楽しみになる終わり方だったと感じました。
他の候補者についても語っていきますかね。
まずは、今回生徒会長に選ばれた里香ですが、「これは、生徒会長に選ばれるのは納得だな」と思わせる描写がほしかったところ。副生徒会長とはいえ、学校をより良くしようと頑張っている描写がなく、演説だけでは決め手に欠けるかも。回想シーンでもいいから、そういうのを出してほしかったですね。
とはいえ、多くの生徒達から支持を集めていたあたり、多くの生徒達に寄り添って力になっていたのかもしれませんね。また、副生徒会長の任期も1年でしょうから、1年生の頃から副生徒会長に就いていたのでしょう。学校をより良くしたい行動は描かれなかったものの、学校を素敵な場所にしたい熱意は結構あったように感じますね。
もう1人の候補者は、風紀委員長の正美。本格登場したのは今話が3回目と、意外と出番が多いですね。
票数は大差をつけられたらしいですが、最終演説では迫力があり、私としては、里香よりも熱意があったように思います。
ただ、風紀や校則を強調していた事を考えると、風紀委員長続投の方がふさわしいでしょう。当然、生徒会長になれば、風紀の改善以外にもやるべき事が多くあり、それについていけるかどうかを考えると、生徒会長の下で働いていた里香の方に分があると思いますね。
今話はローラメイン回でしたが、あすかの過去が少し明かされたのも見逃せないところ。初登場回の予想通り、テニス部に所属していました。
しかも、百合子とペアを組んで大会に出ていた事も明らかに。百合子もテニス部だった事は意外でした。まあ、考えてみれば、そうじゃなかったら、あすかがあそこまで百合子を嫌ったりはしないでしょうね。
百合子とダブルスを組んで、しかも、なかなかの結果を残していたのが、今は嫌い合っているとなると、単に互いのプレー方針の違いだけでなく、部のあり方についても対立し、あすかは居心地の悪さから退部したのかも? 気になりますね。
そして、次回は、あすかメイン回。予告映像を見た感じでは、あすかの過去が描かれそうで、テニス部を辞めた理由が明かされるのかもしれませんね。あすかと百合子の関係が良い方向に進んでくれる事にも期待して、次回の視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。