「キラキラ☆プリキュアアラモード」第17話「最後の実験! 変身できないキュアホイップ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある小さい医院にて勤務する女性。
彼女は、いちかの母「宇佐美 さとみ」。彼女は娘に、あるものを送ろうと考えていました。
その頃、学校では、ペコリンがひまりとあおいに、ゆかりが話があるのでキラキラパティスリーに集まってほしいと告げていました。
いちかは、大切な用事があるため、今日はキラキラパティスリーに来るのが遅くなるそうです。
~ Aパート ~
リオは、前話のバトルから、正体がバレるのは時間の問題と感じ、総仕上げとして、プリキュアの要を素材にした最高の実験をしようと考えます。
少しして、リオは、スーパーに入店したいちかと接触。いちかは、いつも使っている小麦粉を買うか、新製品の小麦粉を買うかで悩んでいました。
「信頼を取るべきか。冒険するべきか。それが問題だ!」
うむ、さすが中二。このカッコつけようは、まさしく厨二全開ですのう。(笑)
リオは、使ってみなきゃ分からないと言います。
「それだ! 両方もらおう!」
「え?」
リオって、敵役の割には変顔多いなあ。いい感じにいちかに感化されているように思わなくもないです。(笑)
小麦粉だけでなく、卵やバターも色んな種類があって、いちかはどれを買うか悩みます。
悩む気持ちは分かるが、落ち着け。まあ、プリキュアシリーズの主人公にはよくある事ですが。とはいえ、ついツッコんでしまうのは私の性です。(笑)
結局全部買っちゃいました。
いちかは、クッキーを作るつもりでいます。ですが、店の新作ではなく、プライベートで作るつもりです。
というのは、今日、海外にいる母から手作りスイーツが届くようで、そのお返しにクッキーを作って送ろうと思っています。
リオは、いちかの荷物を持って、一緒にいちかの自宅に向かいました。
少しして、いちかとリオは家に到着。いちかの父は、いませんでした。
リオは、冷蔵庫の扉にある写真を目にしました。
いちかは、母は医者で病院のない村を転々としていて、一緒に住んでいない事を話しました。直後、宅配便が到着。
そして、母から送られたスイーツが届きました。
いちかは、マドレーヌを食べて笑顔になります。
また、手紙もありました。
いちかは、いつか母が家に戻ってくると知ってはしゃぎます。そんないちかとは対照的に、リオは何かを思い出し、不快な表情。
「何で喜んでるの?」
「え?」
「お母さん、外で好きな事してるだけだよね? 勝手じゃない?」
「そんな事・・・。」
「放っておかれて寂しくないの?」
「寂しいよ・・・。寂しいけど・・・。」
「君の気持ちも知らないで。」
「でも! お母さんは、困ってる人達のために頑張ってる! それは、お母さんだからできるお仕事だもん・・・。うん、カッコいいなって思う。」
「カッコいい?」
「お母さんは、私の事分かってくれてるよ。だって・・・、お母さんのマドレーヌ、こんなに美味しいのは、私を大好きっていう気持ちだもの!」
「おかしいよ・・・。」
「何でそんな風に思えるの? 酷い事されてるのは、君の方だろ!? 何で怒らないの!?」
「リオ君?」
「ひまりもあおいも、あきらさんもゆかりさんも、君達はどうかしてる・・・。」
「どうしたの・・・?」
「スイーツなんかで何が分かる・・・。」
「分かるよ! スイーツの中の想い、誰かを想う気持ち!」
「そんなものいらない・・・。いちか、オレはね・・・、スイーツが・・・、大嫌いなんだよ・・・。」
少しして、あきら達がやって来ました。いちかは出たものの、心にキラキラルがなくなっており、目から光が失われていました。
「遅かったね・・・。」
~ Bパート ~
リオは、いちかのキラキラルを奪っていました。そして、自分がジュリオである事を明かします。
直後、ノワールデコレーションで、ロッドを黒いキャンディロッドに変化。
4人は変身します。
バトルスタート。ジュリオは、ホイップデコレーションに似た技を放ちます。
これだけではありません。ショコラアロマーゼに似た技も。
ショコラは、ショコラアロマーゼで対抗するも、押し切られてしまいます。
その頃、いちかの傍には、ペコリンと長老がついていました。いちかは、母からのスイーツや手紙を見ても上の空です。
「大好き・・・。大好きって何・・・?」
ペコリンはボディランゲージで説明するものの、いちかには、よく分かりません。キラキラルが抜かれた事で、母への温かい気持ちをなくしてしまったようです。
キッチンには、クッキーの材料が。これを見たペコリンと長老は、母にクッキーを作ろうとしていたんじゃないかと、いちかに聞きますが・・・、
「どうでもいい・・・。」
「どうでもいい訳ないペコ!」
「ペコリンは知ってるペコ・・・。いちかは大事な気持ちを忘れてないペコ・・・。ペコリンは知っているペコ!」
そう言われたいちかは、1話の事が浮かんできました。
「何・・・? 今の感じ・・・。前にも・・・。」
そして、ペコリンは、一緒にクッキーを作ろうと促します。
一方、ジュリオと戦う4人は、ジェラートシェイクもカスタードイリュージュンも似た技で返され、苦戦を強いられます。
いちかは、クッキーを作りました。ペコリンも協力します。
「キラキラキラル・・・。キラキラル・・・。」
「ペコリン・・・。アイシングの材料って、余ってたよね!」
その頃、マカロンはマカロンジュリエンヌを放つもジュリオには通用せず、4人はジュリオに追い詰められます。
少しして、いちかは、クッキーを完成させました。
「これは、私のお母さんへの気持ち・・・。思い出した・・・。」
そして、いちかはプリキュアとして、4人とジュリオの元に。そのまま、ジュリオと戦いました。
「どんだけ奪われたって、私の大好きは、ここから沢山生まれてくるんだから!」
「いちか印のキラキラル、賞味期限は、ないのだー!」
ジュリオはホイップの攻撃を、バリアを張って防ぎますが、ホイップのパワーに脅威を感じます。
その後、ホイップはホイップデコレーションを放ちました。ジュリオは対抗するも、ロッドにヒビが入り、相殺されます。
そして、5人でワンダフルアラモード。ジュリオは身体が動かず、ワンダフルアラモードをモロに受け、仮面とロッドが壊されました。
「私、怒ってるんだからね!」
「お前の勝ちだな・・・。」
「それじゃ、一緒にクッキー作りながら、話聞かせてもらおうかな!」
「クッキー?」
「聞きたい事山盛り! なんでこんな事したのか、とか?」
「誰がそんな事・・・!」
「でも・・・。」
「オレはお前とは違う。スイーツなんかで気持ちが通じ合うものか・・・。」
「オレは、スイーツもお前も大嫌いだ!」
ジュリオは、そう吐き捨てて、場を去りました。
その頃・・・、
「みっともないわね。ジュリオのヤツ。ま、そのおかげで、私の出番が来たからいいんだけど。」
その夜、いちかは、お返しのクッキーに添える手紙の文章を考えていました。
「大嫌いか・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「ウワサの主は強敵ビブリー!」
最近、キラキラパティスリーにお客さんが来ていません。
それは、誰かが、キラキラパティスリーのスイーツを食べると、悪い事が起こるとウワサをしているからだそうで。ウワサを流したのは、何者か?
【まとめ】
いちかは、ジュリオからキラキラルを奪われたものの、ペコリンと一緒にクッキーを作った事で、スイーツが大好きな自分を取り戻す事ができました。
さて、今回は、キラキラルを奪われたいちかがどのようにして元に戻るのかが焦点でしたが、ペコリンと一緒にクッキーを作って自分を取り戻すというのは、良い展開だと思いました。
それも、「どうでもよくない」と訴えていたのが特に良かったと思いますね。1話を思い出させますし。
その一方で、7話では、一緒にドーナツを作って、ペコリンに、スイーツが大好きな想いを取り戻させたりと、いちかとペコリンは良いパートナーだと感じました。今後も、いちかとペコリンのやりとりから生み出される感動要素に期待したいですね。
そんな今回のポイントは「ラブリンク」だったように思います。
「ラブリンク」というのは、「ドキドキ」の後期エンディングのタイトルであり、「『愛』は伝わりゆくもの」というのが、「ドキドキ」では示されていましたが、今回は、いちかとペコリンのやりとりを見て、そういう話だったように感じました。
まあ、「愛」というフレーズはまったく出てこなかったですが、「大好き」な気持ちというのは、「愛」があってこそ生じるものなのですから、「ラブリンク」という言葉を思い出さずにはいられないですね。
何かをきっかけに、それまで「大好き」だったものが「大好き」でなくなってしまう事が、時にはあるでしょう。その人の「大好き」な想いを見続けていた人達からすれば、それは、信じられない思いだと思います。
しかし、そこで終わらないのが人間。基本的には、人は利他的に動くものであり、誰かが困っていれば、助けようと行動に移るものです。「大好き」な想いをなくしてしまったら、取り戻そうとするものなのでしょうね。
今回は、人間ではありませんが、ペコリンが、いちかのスイーツ好きな想いを取り戻しており、こういうのは世の中では当たり前の事ではありますが、しかし、その当たり前の連続で世の中は豊かに繁栄するもの。だからこそ、「ラブリンク」は素晴らしいものだと思いますし、そう感じる人々がいる限り、「大好き」な気持ちに賞味期限はないのだと思いますね。
その一方で、ジュリオは、今話はワンダフルアラモードを直に受け、いちか達も和解の姿勢を見せていますが、応えようとはしませんでした。
相変わらずスイーツが大嫌いだと主張するジュリオですが、本質的には、スイーツが大好きないちか達と変わらないでしょう。「大嫌い」というのは、何かに興味、関心を持った事がきっかけで生じたもの。つまり、一時は「大好き」な気持ちを持っていた訳であり、分かり合える可能性はなくもないんですよね。
Aパートでのいちかとの対話を見た感じでは、ジュリオは過去に大切な人に見放され、スイーツを通じて「大好き」な想いを伝えようにも、通じなかったように思いますね。そこを何者かにつけこまれて、「大嫌い」に変わってしまったのでしょう。
その何者かは、次回本格登場するビブリーなのか? それとも、別のヤツなのか?
ジュリオの過去は気になるものの、ビブリーの登場で、明かされるのは当分先になりそうですね。
ビブリーはどのようにして、プリキュアに相対するのか? また、ジュリオとの関係は? 今話以上に目が離せなくなってきました。
~ オープニング前 ~
ある小さい医院にて勤務する女性。
彼女は、いちかの母「宇佐美 さとみ」。彼女は娘に、あるものを送ろうと考えていました。
その頃、学校では、ペコリンがひまりとあおいに、ゆかりが話があるのでキラキラパティスリーに集まってほしいと告げていました。
いちかは、大切な用事があるため、今日はキラキラパティスリーに来るのが遅くなるそうです。
~ Aパート ~
リオは、前話のバトルから、正体がバレるのは時間の問題と感じ、総仕上げとして、プリキュアの要を素材にした最高の実験をしようと考えます。
少しして、リオは、スーパーに入店したいちかと接触。いちかは、いつも使っている小麦粉を買うか、新製品の小麦粉を買うかで悩んでいました。
「信頼を取るべきか。冒険するべきか。それが問題だ!」
うむ、さすが中二。このカッコつけようは、まさしく厨二全開ですのう。(笑)
リオは、使ってみなきゃ分からないと言います。
「それだ! 両方もらおう!」
「え?」
リオって、敵役の割には変顔多いなあ。いい感じにいちかに感化されているように思わなくもないです。(笑)
小麦粉だけでなく、卵やバターも色んな種類があって、いちかはどれを買うか悩みます。
悩む気持ちは分かるが、落ち着け。まあ、プリキュアシリーズの主人公にはよくある事ですが。とはいえ、ついツッコんでしまうのは私の性です。(笑)
結局全部買っちゃいました。
いちかは、クッキーを作るつもりでいます。ですが、店の新作ではなく、プライベートで作るつもりです。
というのは、今日、海外にいる母から手作りスイーツが届くようで、そのお返しにクッキーを作って送ろうと思っています。
リオは、いちかの荷物を持って、一緒にいちかの自宅に向かいました。
少しして、いちかとリオは家に到着。いちかの父は、いませんでした。
リオは、冷蔵庫の扉にある写真を目にしました。
いちかは、母は医者で病院のない村を転々としていて、一緒に住んでいない事を話しました。直後、宅配便が到着。
そして、母から送られたスイーツが届きました。
いちかは、マドレーヌを食べて笑顔になります。
また、手紙もありました。
いちかは、いつか母が家に戻ってくると知ってはしゃぎます。そんないちかとは対照的に、リオは何かを思い出し、不快な表情。
「何で喜んでるの?」
「え?」
「お母さん、外で好きな事してるだけだよね? 勝手じゃない?」
「そんな事・・・。」
「放っておかれて寂しくないの?」
「寂しいよ・・・。寂しいけど・・・。」
「君の気持ちも知らないで。」
「でも! お母さんは、困ってる人達のために頑張ってる! それは、お母さんだからできるお仕事だもん・・・。うん、カッコいいなって思う。」
「カッコいい?」
「お母さんは、私の事分かってくれてるよ。だって・・・、お母さんのマドレーヌ、こんなに美味しいのは、私を大好きっていう気持ちだもの!」
「おかしいよ・・・。」
「何でそんな風に思えるの? 酷い事されてるのは、君の方だろ!? 何で怒らないの!?」
「リオ君?」
「ひまりもあおいも、あきらさんもゆかりさんも、君達はどうかしてる・・・。」
「どうしたの・・・?」
「スイーツなんかで何が分かる・・・。」
「分かるよ! スイーツの中の想い、誰かを想う気持ち!」
「そんなものいらない・・・。いちか、オレはね・・・、スイーツが・・・、大嫌いなんだよ・・・。」
少しして、あきら達がやって来ました。いちかは出たものの、心にキラキラルがなくなっており、目から光が失われていました。
「遅かったね・・・。」
~ Bパート ~
リオは、いちかのキラキラルを奪っていました。そして、自分がジュリオである事を明かします。
直後、ノワールデコレーションで、ロッドを黒いキャンディロッドに変化。
4人は変身します。
バトルスタート。ジュリオは、ホイップデコレーションに似た技を放ちます。
これだけではありません。ショコラアロマーゼに似た技も。
ショコラは、ショコラアロマーゼで対抗するも、押し切られてしまいます。
その頃、いちかの傍には、ペコリンと長老がついていました。いちかは、母からのスイーツや手紙を見ても上の空です。
「大好き・・・。大好きって何・・・?」
ペコリンはボディランゲージで説明するものの、いちかには、よく分かりません。キラキラルが抜かれた事で、母への温かい気持ちをなくしてしまったようです。
キッチンには、クッキーの材料が。これを見たペコリンと長老は、母にクッキーを作ろうとしていたんじゃないかと、いちかに聞きますが・・・、
「どうでもいい・・・。」
「どうでもいい訳ないペコ!」
「ペコリンは知ってるペコ・・・。いちかは大事な気持ちを忘れてないペコ・・・。ペコリンは知っているペコ!」
そう言われたいちかは、1話の事が浮かんできました。
「何・・・? 今の感じ・・・。前にも・・・。」
そして、ペコリンは、一緒にクッキーを作ろうと促します。
一方、ジュリオと戦う4人は、ジェラートシェイクもカスタードイリュージュンも似た技で返され、苦戦を強いられます。
いちかは、クッキーを作りました。ペコリンも協力します。
「キラキラキラル・・・。キラキラル・・・。」
「ペコリン・・・。アイシングの材料って、余ってたよね!」
その頃、マカロンはマカロンジュリエンヌを放つもジュリオには通用せず、4人はジュリオに追い詰められます。
少しして、いちかは、クッキーを完成させました。
「これは、私のお母さんへの気持ち・・・。思い出した・・・。」
そして、いちかはプリキュアとして、4人とジュリオの元に。そのまま、ジュリオと戦いました。
「どんだけ奪われたって、私の大好きは、ここから沢山生まれてくるんだから!」
「いちか印のキラキラル、賞味期限は、ないのだー!」
ジュリオはホイップの攻撃を、バリアを張って防ぎますが、ホイップのパワーに脅威を感じます。
その後、ホイップはホイップデコレーションを放ちました。ジュリオは対抗するも、ロッドにヒビが入り、相殺されます。
そして、5人でワンダフルアラモード。ジュリオは身体が動かず、ワンダフルアラモードをモロに受け、仮面とロッドが壊されました。
「私、怒ってるんだからね!」
「お前の勝ちだな・・・。」
「それじゃ、一緒にクッキー作りながら、話聞かせてもらおうかな!」
「クッキー?」
「聞きたい事山盛り! なんでこんな事したのか、とか?」
「誰がそんな事・・・!」
「でも・・・。」
「オレはお前とは違う。スイーツなんかで気持ちが通じ合うものか・・・。」
「オレは、スイーツもお前も大嫌いだ!」
ジュリオは、そう吐き捨てて、場を去りました。
その頃・・・、
「みっともないわね。ジュリオのヤツ。ま、そのおかげで、私の出番が来たからいいんだけど。」
その夜、いちかは、お返しのクッキーに添える手紙の文章を考えていました。
「大嫌いか・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「ウワサの主は強敵ビブリー!」
最近、キラキラパティスリーにお客さんが来ていません。
それは、誰かが、キラキラパティスリーのスイーツを食べると、悪い事が起こるとウワサをしているからだそうで。ウワサを流したのは、何者か?
【まとめ】
いちかは、ジュリオからキラキラルを奪われたものの、ペコリンと一緒にクッキーを作った事で、スイーツが大好きな自分を取り戻す事ができました。
さて、今回は、キラキラルを奪われたいちかがどのようにして元に戻るのかが焦点でしたが、ペコリンと一緒にクッキーを作って自分を取り戻すというのは、良い展開だと思いました。
それも、「どうでもよくない」と訴えていたのが特に良かったと思いますね。1話を思い出させますし。
その一方で、7話では、一緒にドーナツを作って、ペコリンに、スイーツが大好きな想いを取り戻させたりと、いちかとペコリンは良いパートナーだと感じました。今後も、いちかとペコリンのやりとりから生み出される感動要素に期待したいですね。
そんな今回のポイントは「ラブリンク」だったように思います。
「ラブリンク」というのは、「ドキドキ」の後期エンディングのタイトルであり、「『愛』は伝わりゆくもの」というのが、「ドキドキ」では示されていましたが、今回は、いちかとペコリンのやりとりを見て、そういう話だったように感じました。
まあ、「愛」というフレーズはまったく出てこなかったですが、「大好き」な気持ちというのは、「愛」があってこそ生じるものなのですから、「ラブリンク」という言葉を思い出さずにはいられないですね。
何かをきっかけに、それまで「大好き」だったものが「大好き」でなくなってしまう事が、時にはあるでしょう。その人の「大好き」な想いを見続けていた人達からすれば、それは、信じられない思いだと思います。
しかし、そこで終わらないのが人間。基本的には、人は利他的に動くものであり、誰かが困っていれば、助けようと行動に移るものです。「大好き」な想いをなくしてしまったら、取り戻そうとするものなのでしょうね。
今回は、人間ではありませんが、ペコリンが、いちかのスイーツ好きな想いを取り戻しており、こういうのは世の中では当たり前の事ではありますが、しかし、その当たり前の連続で世の中は豊かに繁栄するもの。だからこそ、「ラブリンク」は素晴らしいものだと思いますし、そう感じる人々がいる限り、「大好き」な気持ちに賞味期限はないのだと思いますね。
その一方で、ジュリオは、今話はワンダフルアラモードを直に受け、いちか達も和解の姿勢を見せていますが、応えようとはしませんでした。
相変わらずスイーツが大嫌いだと主張するジュリオですが、本質的には、スイーツが大好きないちか達と変わらないでしょう。「大嫌い」というのは、何かに興味、関心を持った事がきっかけで生じたもの。つまり、一時は「大好き」な気持ちを持っていた訳であり、分かり合える可能性はなくもないんですよね。
Aパートでのいちかとの対話を見た感じでは、ジュリオは過去に大切な人に見放され、スイーツを通じて「大好き」な想いを伝えようにも、通じなかったように思いますね。そこを何者かにつけこまれて、「大嫌い」に変わってしまったのでしょう。
その何者かは、次回本格登場するビブリーなのか? それとも、別のヤツなのか?
ジュリオの過去は気になるものの、ビブリーの登場で、明かされるのは当分先になりそうですね。
ビブリーはどのようにして、プリキュアに相対するのか? また、ジュリオとの関係は? 今話以上に目が離せなくなってきました。