今話の名セリフ:「剛君がトリマーになれたのは、あの人がいつでも動物に一生懸命に寄り添って、すっごく頑張ったから!」
「わんだふるぷりきゅあ!」第33話「マルっとアニマルスマイル」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、いろはの家のドッグランには、沢山の犬が遊びに来ており、こむぎは朝からずっと元気に遊んでいました。
その中には、シーズーの「モカ」がおり、後に、いろはの父・剛がトリミングをするようです。ですが、こむぎと遊びまくって、汚れちゃっています。
「やりがいがあるな! 今日も全部、マルっとアニマルスマイルで、いっちゃうぞー!」
今回のオープニングも劇場版告知バージョンでした。ここの感想は、記事の最後で後述します。
~ Aパート ~
少しして、まゆは、ユキの爪切りがちゃんとできているかどうかを、剛に見てもらいました。
確認したところ、綺麗に切れてるとの事。そこに、軽く爪やすりで整えました。そうする事で、カーペットや布に引っかからなくなるそうです。
「まあ、悪くないニャ。」
「ありがとうございます!」
「どういたしまして! また聞きたい事があったらおいで!」
「いつでもマルっとアニマルスマイルでお答えしちゃうからね!」
この後は、モカのトリミング。剛は、モカを呼びに、ドッグランに来ました。
「モカちゃーん! 君の番だよー! どこかなー?」
「モカちゃん! 出っておいでー!」
「あの、いろはちゃん。さっきから気になってたんだけど、あの声って・・・。」
「あれは、お父さんの得意技『スマイルボイス』だよ。」
「スマイルボイス?」
「うん。お父さん、ワンちゃんの前では、できるだけ高くて優しい声を出すようにしてるんだ。」
「え、何で?」
「ワンちゃんは、低くて太い声だと、怒られてるって感じたり、怖いって思っちゃう子が多いんだ。」
「モカちゃーん!」
「だから、あの声、スマイルボイスを使ってるんだね!」
「うん!」
しかし、モカは全然来てくれません。飼い主が声をかけたら近付いてはきたものの、すぐに、他の犬と遊んでしまいます。
飼い主によると、モカは、いつもこんな感じのようで、遊びに行けば必ず真っ黒になるとの事。ずっと家で風呂に入らせてはいたものの、毛が長くなって上手にブラッシングできず、汚れもしっかり落とせずと、悩んでいました。
ですが、剛は自信があります。
まずは、こむぎを呼んで、モカと一緒に遊ばせる事にしました。しかし、モカは、剛に近付いてきません。
「まずは友達にならないとね。」
「さっきよりもパワフルに遊んでるね!」
「うん! すっごく楽しそう!」
その直後、悟が、いろは達の近くに来ました。悟は、大福の爪のチェックを剛にしてもらおうと思っていましたが、まだまだ時間がかかりそうです。
「それまで、私の部屋で遊んで待ってよ!」
「え・・・。」
〈犬飼さんの部屋・・・。初めての犬飼さんの部屋・・・。どうしよう・・・。まだ心構えが・・・。〉
気になる女の子を自分の部屋に誘ったらドキドキMAX。気になる女の子の部屋に入るとなるとドキドキMAX。思春期男子の「あるある」ですね。そして、あのおもしれー女が、この悟君を絶好のオカズにしそうですな!(笑)
ついでに、大福が「オレのマブダチは相変わらずヘタレで困るぜ・・・」と言わんばかりに呆れてて草。まあ、大福のイケメンパワーにかかれば、黙ってても女の子が沢山寄ってくる上、サラッと女の子達を攻略しちゃうかもしれませんね。来世は大福になってみたい気持ちが、ふつふつと湧いてきたぜ・・・。(笑)
「どうぞ、どうぞ、入って!」
「え・・・。ああ、うん・・・。失礼します・・・。」
「好きな子の部屋は緊張するよね!」
「そ、そんな事・・・。」
やっぱりな。今日も、スーパーまゆすけタイムを拝めて、ご飯がおいしいです。どうやら、今作一の食べがいのあるおもしれー女の座をザクロに譲る気はなさそうですね。(笑)
「ニコニコしてるー?」
「うわぁ!?」
「ニッコでーす! 」
「ニコ様、こんにちは。」
「こ、こんにちは・・・。」
「どうしたの、悟? 顔が固いよ? ニコニコしないと! ニコ!」
「ニコニコ・・・。」
ニコ様。あなた、一番の大人なのですから、悟君の気持ちを察して見守ってあげましょうよ。(笑)
でも、もしかしたら、「『ししゅんき』って何? ニコ、知らな~い」なのかも。前話のユキとのやりとりといい、不思議キャラの匂いが濃いですね。まあ、そこが良いのですが。
悟によると、男性のトリマーは珍しいとの事。それだけに、剛がどんなきっかけでトリマーになったのか気になっています。
ちょうどその時、いろはの母・陽子とメエメエが、おやつを運びに、いろはの部屋に入りました。いろはは、剛がトリマーになったきっかけについて、陽子に聞きました。
「それはね、すーっごく頑張って、なったのよ。」
「モカちゃん、いつもはどんな風に遊んでるんですか?」
「好きなのは、引っ張り合いっこです。」
「なるほど・・・。」
「こむぎ! モカちゃん! ほら、これ! 新しいおもちゃがあるぞー!」
「剛君と一番最初に会ったのは、海浜公園のペットフリーエリアなの。剛君、毎日毎日通ってて、どうしてなのかなって思って、話しかけたら、トリマーになるのが夢だって教えてくれたのよ。」
「でも、剛君の声って、低くて太いから、全然ワンちゃん達が懐いてくれなくってね、それで、アドバイスしたの。」
「あれれー? おもちゃ、いらないのかなー? じゃあ、僕が遊んじゃうぞー?」
「『声をなるべく高く柔らかくしたら?』って。そしたら・・・。」
「モッカちゃーん!」
「『なるほど! 顔も心も声も全部マルっとスマイルにするんですね!』って。」
「ハハッ! モカちゃんは元気だねー!」
「うん? 毛玉があるな・・・。この辺りの毛、短くカットした方がいいかもです。」
「あ、はい。お願いします。」
「ハハッ! おもちゃ勝ち取ったな!」
「良かったね! 嬉しいね、モカちゃん!」
「剛君がトリマーになれたのは、あの人がいつでも動物に一生懸命に寄り添って、すっごく頑張ったから!」
「顔も心も声も全部マルっとスマイル・・・。」
「そこからスマイルボイスが生まれたんだね!」
「その後、お二人はどうなったんですか?」
「私、その時ちょうど、この街でサロンを併設した動物病院を開こうと思ってたの。」
「剛君は理想のトリマーだったから、『一緒にやらない?』って誘ったのよ。」
「知らなかった・・・。お父さんとお母さんに、そんな事があったなんて・・・。」
その後、モカと一緒に遊んだこむぎが、いろはの部屋に帰り、モカはトリミングに行きました。
「さあ、綺麗になろうねー。」
「すごい・・・。モカがあんなにおとなしく・・・。」
同じ頃、トラメは、ガオガオーンを呼び出しました。
~ Bパート ~
ガオガオーンの気配を感じたいろは達4人はプリキュアに変身します。
今回のガオガオーンは、あちこちに速く走っていくため、なかなか捕まえられません。どうしたら止まってくれるのか?
ブタかイノシシがガオガオーンになっていると分析した悟は、河川敷の泥だまりがある場所に誘い込めば、泥遊びに夢中になって隙ができると考えました。
その後、プリキュア達は、ガオガオーンの前方に出ます。そして・・・、
「こっち! こっちだよ! おいで、ガオちゃん!」
「みんなで、あの子の興味を引こう! マルっとアニマルスマイルで!」
「そっか! お父さんがモカにやったみたいにやるんだね!」
「ガオちゃん、ガオちゃん! こっちにおいで!」
「次はこっちよ!」
「ほら、これ見て! 面白そうなものがあるよ!」
「こっちだってば!」
「ニャミー、マルっとアニマルスマイルだよ!」
「ガオちゃーん! ほらほら、こっち!」
クールで誇り高い性格とは思えないほど良い笑顔してるなあ、おい。まゆがプリキュアになる前のツンツンしまくってたニャミーに見せてあげたいですね。(笑)
『こっちで、あーそーぼー!』
はーい! 喜んでー! という事で、今回の感想を書き終えたら、ガオガオーンになって、この2人に徹底的に遊ばれるとするか!(笑)
そして、ガオガオーンを河川敷の泥だまりに誘導させる事に成功。泥だまりに入ったガオガオーンは大いに喜びました。
その後、破壊衝動のなくなったガオガオーンに、エターナルキズナシャワー。ガオガオーンは元のブタのニコアニマルの姿に戻り、ニコガーデンに帰しました。
それから少しして・・・、
「すっごく可愛い! モカちゃん!」
「毛もツヤツヤ!」
「頭のリボンも似合ってるね!」
「ありがとうございました。初めてのトリマーさんが犬飼さんで本当に良かったです!」
「そう言っていただけて嬉しいです。」
「モカちゃーん、良かったらまたおいでねー!」
「さーて、陽子さんと一緒にお茶でも飲もうかな!」
「いろはちゃんのお父さんって、スーパートリマーだね!」
「みんなをマルっとアニマルスマイルにしちゃうお父さんの手は、魔法の手だワン!」
「うん!」
「いろは・・・。」
「うん?」
「こむぎも、ブラッシングしてほしくなってきたワン・・・。」
「OK!」
「なあに?」
「私も、ブラッシング・・・。」
「していいの?」
「うん・・・。」
「やったー!」
「ボクも大福のブラッシングしたいな・・・。」
「楽しいブラッシングタイムのスタートだワン!」
「フフッ。ニコニコがいっぱいだね!」
今回は、これで終了です。
今回のエンディングは特別バージョン。劇場版のエンディング主題歌「Happy≒Future」が流れ、映像は劇場版の一部が流れました。
こちらの感想も、記事の最後で語ります。
次回:「ねこ、ネコ、猫集会」
アニマルタウンで写真展を開催するため、まゆの父・貴行が久しぶりに帰ってきます。
写真展には行かず、1人で過ごしていたユキは、公園で迷子の子猫と出会い・・・。
次回予告後も、劇場版の告知映像が流れましたが、こちらも、記事の最後で後述します。
【まとめ】
という事で、今回は、いろはの父・剛がメインの話でした。
今回もストーリーの大筋にはかかわらない話でしたが、剛のキャラ掘り下げが良い感じになされていたり、トリマーや犬についての新たな知識を得たりと、なかなか面白い一話だったと感じています。
まず、劇中では、男性のトリマーは珍しいと語られていましたが、調べてみたところ、男性トリマーって、全体の10%程度しかいないんですね。今話視聴前は、トリマーの男女比はそんなに差がないと思っていましたので、すごく驚きました。
そう考えると、トリマーは女性がなるのが当たり前であり、そんな中で、男性の剛がトリマーになったのは、すごい事なんだな、って思いますね。いろはの母・陽子が、剛の事をすごく頑張ったと称えていたのも、すごく説得力があるな、と感じました。
また、犬は、低い声に対しては警戒心が強く、親しく接するには高い声の方が効果的というのも、ペットを飼った事がない私にとっては、すごくためになる知識でした。
これも調べてみたら、犬が高い声を出している時は、嬉しかったり楽しかったり感じている一方で、低い声を出している時は警戒や不安を感じている事が関係しているようなんですね。そういう性質から、低い声には警戒しやすく、犬と仲良くなるには高い声で気持ちを伝えるのが良いのでしょう。
となると、やや声が低めの大人の男性にとっては、犬と親しくなるのが少し難しく、剛にとって大きな壁だったでしょう。元々周りの男性よりも声が低かったというのもあったと思いますけどね。
そこから、今の高く柔らかい声を出すために相当努力したのでしょう。もちろん、それだけでなく、「マルっとアニマルスマイル」だったり、動物と同じ目線に立ったり、動物の気持ちを知るために様々な研究を行ったりなど、沢山の努力を積んで、周りから信頼されるスーパートリマーになったのでしょうね。
今話視聴前では、剛は、愉快で面白いお父さんくらいの印象しかなかったのですが、今話を見終えて、実はその裏でめちゃくちゃ努力している、すごくカッコいいお父さんだと感じました。これだから、「プリキュア」のサブキャラは侮れないですね。
あと、いろはの両親が互いを「剛君」「陽子さん」と呼んでいたのも面白かったです。これまでの「プリキュア」のメインキャラの両親で、下の名前に「君」「さん」付けで互いに呼び合っているのはいなかったですしね。(よく調べたら、他にいるのかもしれませんが(汗))
そう呼び合っているあたり、陽子が年上、剛が年下でしょうか。さらに、剛にとって、陽子は自分の夢を叶えてくれた大切な存在ゆえに、結婚後も陽子の事を「さん」付けしているのかもしれませんね。今の名字「犬飼」についても、剛の方が陽子に合わせたのかもしれません。
もしかしたら、こう語った事は見当違いなのかもしれませんが、これまた良い夫婦だな、と想像の余地を作ってくれたのは面白かったと感じています。
さて、次回はユキがメインの話でしょうか。となれば、成長要素に期待して、次回の視聴に臨みたいところ。
ついでに・・・、
この構図も気になりますねえ。ユキのネタキャラが進みまくっていて、私は嬉しい! 次回の猫屋敷劇場も存分に楽しめそうですね。(笑)
本編の感想は、これで以上です。
ここからは、後回しにした劇場版告知バージョンオープニングなどについて語っていきます。ちなみに、私はまだ劇場版を見ておらず、その上での語りである事をご理解下さい。
劇場版での私服姿は、本編とは異なっています。っていうか、ここまでずっと同じ私服で通してきたのが不思議ですね。そりゃ、「暑すぎてヤバい!」のは当然だと思います。(笑)
ワンダフルとニャミーの2人で「わんだふるぷりきゅあ!」を名乗ってるんでしょうかね。物語前半は、ユキはこむぎのノリについていけなかったと思うと、なんか込み上げてくるものがありますね。
こむぎとユキが、いろは、まゆと再会するために、様々なゲームに挑戦! 飼い主のために健気に頑張る姿が、今回の劇場版の見所の1つなのでしょう。
「ひろがるスカイ」「魔法つかい」のメインキャラ達は、どんな形でストーリーに絡むのか? 「ヒーローの出番です!」など、よく言っていたセリフが聞けたら良いですね。
劇場版の重要アイテム「フレンドリング」の使っているという事は、ストーリーは終盤に差し掛かってそうですね。「フレンドリング」を使う事で、何かすごいアイテムが出てきそうですが、果たして?
この劇場版では大福に大きな見せ場が! 「大福のアニキー!」と心の中で叫ぶ準備を今からしておこう。(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第33話「マルっとアニマルスマイル」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、いろはの家のドッグランには、沢山の犬が遊びに来ており、こむぎは朝からずっと元気に遊んでいました。
その中には、シーズーの「モカ」がおり、後に、いろはの父・剛がトリミングをするようです。ですが、こむぎと遊びまくって、汚れちゃっています。
「やりがいがあるな! 今日も全部、マルっとアニマルスマイルで、いっちゃうぞー!」
今回のオープニングも劇場版告知バージョンでした。ここの感想は、記事の最後で後述します。
~ Aパート ~
少しして、まゆは、ユキの爪切りがちゃんとできているかどうかを、剛に見てもらいました。
確認したところ、綺麗に切れてるとの事。そこに、軽く爪やすりで整えました。そうする事で、カーペットや布に引っかからなくなるそうです。
「まあ、悪くないニャ。」
「ありがとうございます!」
「どういたしまして! また聞きたい事があったらおいで!」
「いつでもマルっとアニマルスマイルでお答えしちゃうからね!」
この後は、モカのトリミング。剛は、モカを呼びに、ドッグランに来ました。
「モカちゃーん! 君の番だよー! どこかなー?」
「モカちゃん! 出っておいでー!」
「あの、いろはちゃん。さっきから気になってたんだけど、あの声って・・・。」
「あれは、お父さんの得意技『スマイルボイス』だよ。」
「スマイルボイス?」
「うん。お父さん、ワンちゃんの前では、できるだけ高くて優しい声を出すようにしてるんだ。」
「え、何で?」
「ワンちゃんは、低くて太い声だと、怒られてるって感じたり、怖いって思っちゃう子が多いんだ。」
「モカちゃーん!」
「だから、あの声、スマイルボイスを使ってるんだね!」
「うん!」
しかし、モカは全然来てくれません。飼い主が声をかけたら近付いてはきたものの、すぐに、他の犬と遊んでしまいます。
飼い主によると、モカは、いつもこんな感じのようで、遊びに行けば必ず真っ黒になるとの事。ずっと家で風呂に入らせてはいたものの、毛が長くなって上手にブラッシングできず、汚れもしっかり落とせずと、悩んでいました。
ですが、剛は自信があります。
まずは、こむぎを呼んで、モカと一緒に遊ばせる事にしました。しかし、モカは、剛に近付いてきません。
「まずは友達にならないとね。」
「さっきよりもパワフルに遊んでるね!」
「うん! すっごく楽しそう!」
その直後、悟が、いろは達の近くに来ました。悟は、大福の爪のチェックを剛にしてもらおうと思っていましたが、まだまだ時間がかかりそうです。
「それまで、私の部屋で遊んで待ってよ!」
「え・・・。」
〈犬飼さんの部屋・・・。初めての犬飼さんの部屋・・・。どうしよう・・・。まだ心構えが・・・。〉
気になる女の子を自分の部屋に誘ったらドキドキMAX。気になる女の子の部屋に入るとなるとドキドキMAX。思春期男子の「あるある」ですね。そして、あのおもしれー女が、この悟君を絶好のオカズにしそうですな!(笑)
ついでに、大福が「オレのマブダチは相変わらずヘタレで困るぜ・・・」と言わんばかりに呆れてて草。まあ、大福のイケメンパワーにかかれば、黙ってても女の子が沢山寄ってくる上、サラッと女の子達を攻略しちゃうかもしれませんね。来世は大福になってみたい気持ちが、ふつふつと湧いてきたぜ・・・。(笑)
「どうぞ、どうぞ、入って!」
「え・・・。ああ、うん・・・。失礼します・・・。」
「好きな子の部屋は緊張するよね!」
「そ、そんな事・・・。」
やっぱりな。今日も、スーパーまゆすけタイムを拝めて、ご飯がおいしいです。どうやら、今作一の食べがいのあるおもしれー女の座をザクロに譲る気はなさそうですね。(笑)
「ニコニコしてるー?」
「うわぁ!?」
「ニッコでーす! 」
「ニコ様、こんにちは。」
「こ、こんにちは・・・。」
「どうしたの、悟? 顔が固いよ? ニコニコしないと! ニコ!」
「ニコニコ・・・。」
ニコ様。あなた、一番の大人なのですから、悟君の気持ちを察して見守ってあげましょうよ。(笑)
でも、もしかしたら、「『ししゅんき』って何? ニコ、知らな~い」なのかも。前話のユキとのやりとりといい、不思議キャラの匂いが濃いですね。まあ、そこが良いのですが。
悟によると、男性のトリマーは珍しいとの事。それだけに、剛がどんなきっかけでトリマーになったのか気になっています。
ちょうどその時、いろはの母・陽子とメエメエが、おやつを運びに、いろはの部屋に入りました。いろはは、剛がトリマーになったきっかけについて、陽子に聞きました。
「それはね、すーっごく頑張って、なったのよ。」
「モカちゃん、いつもはどんな風に遊んでるんですか?」
「好きなのは、引っ張り合いっこです。」
「なるほど・・・。」
「こむぎ! モカちゃん! ほら、これ! 新しいおもちゃがあるぞー!」
「剛君と一番最初に会ったのは、海浜公園のペットフリーエリアなの。剛君、毎日毎日通ってて、どうしてなのかなって思って、話しかけたら、トリマーになるのが夢だって教えてくれたのよ。」
「でも、剛君の声って、低くて太いから、全然ワンちゃん達が懐いてくれなくってね、それで、アドバイスしたの。」
「あれれー? おもちゃ、いらないのかなー? じゃあ、僕が遊んじゃうぞー?」
「『声をなるべく高く柔らかくしたら?』って。そしたら・・・。」
「モッカちゃーん!」
「『なるほど! 顔も心も声も全部マルっとスマイルにするんですね!』って。」
「ハハッ! モカちゃんは元気だねー!」
「うん? 毛玉があるな・・・。この辺りの毛、短くカットした方がいいかもです。」
「あ、はい。お願いします。」
「ハハッ! おもちゃ勝ち取ったな!」
「良かったね! 嬉しいね、モカちゃん!」
「剛君がトリマーになれたのは、あの人がいつでも動物に一生懸命に寄り添って、すっごく頑張ったから!」
「顔も心も声も全部マルっとスマイル・・・。」
「そこからスマイルボイスが生まれたんだね!」
「その後、お二人はどうなったんですか?」
「私、その時ちょうど、この街でサロンを併設した動物病院を開こうと思ってたの。」
「剛君は理想のトリマーだったから、『一緒にやらない?』って誘ったのよ。」
「知らなかった・・・。お父さんとお母さんに、そんな事があったなんて・・・。」
その後、モカと一緒に遊んだこむぎが、いろはの部屋に帰り、モカはトリミングに行きました。
「さあ、綺麗になろうねー。」
「すごい・・・。モカがあんなにおとなしく・・・。」
同じ頃、トラメは、ガオガオーンを呼び出しました。
~ Bパート ~
ガオガオーンの気配を感じたいろは達4人はプリキュアに変身します。
今回のガオガオーンは、あちこちに速く走っていくため、なかなか捕まえられません。どうしたら止まってくれるのか?
ブタかイノシシがガオガオーンになっていると分析した悟は、河川敷の泥だまりがある場所に誘い込めば、泥遊びに夢中になって隙ができると考えました。
その後、プリキュア達は、ガオガオーンの前方に出ます。そして・・・、
「こっち! こっちだよ! おいで、ガオちゃん!」
「みんなで、あの子の興味を引こう! マルっとアニマルスマイルで!」
「そっか! お父さんがモカにやったみたいにやるんだね!」
「ガオちゃん、ガオちゃん! こっちにおいで!」
「次はこっちよ!」
「ほら、これ見て! 面白そうなものがあるよ!」
「こっちだってば!」
「ニャミー、マルっとアニマルスマイルだよ!」
「ガオちゃーん! ほらほら、こっち!」
クールで誇り高い性格とは思えないほど良い笑顔してるなあ、おい。まゆがプリキュアになる前のツンツンしまくってたニャミーに見せてあげたいですね。(笑)
『こっちで、あーそーぼー!』
はーい! 喜んでー! という事で、今回の感想を書き終えたら、ガオガオーンになって、この2人に徹底的に遊ばれるとするか!(笑)
そして、ガオガオーンを河川敷の泥だまりに誘導させる事に成功。泥だまりに入ったガオガオーンは大いに喜びました。
その後、破壊衝動のなくなったガオガオーンに、エターナルキズナシャワー。ガオガオーンは元のブタのニコアニマルの姿に戻り、ニコガーデンに帰しました。
それから少しして・・・、
「すっごく可愛い! モカちゃん!」
「毛もツヤツヤ!」
「頭のリボンも似合ってるね!」
「ありがとうございました。初めてのトリマーさんが犬飼さんで本当に良かったです!」
「そう言っていただけて嬉しいです。」
「モカちゃーん、良かったらまたおいでねー!」
「さーて、陽子さんと一緒にお茶でも飲もうかな!」
「いろはちゃんのお父さんって、スーパートリマーだね!」
「みんなをマルっとアニマルスマイルにしちゃうお父さんの手は、魔法の手だワン!」
「うん!」
「いろは・・・。」
「うん?」
「こむぎも、ブラッシングしてほしくなってきたワン・・・。」
「OK!」
「なあに?」
「私も、ブラッシング・・・。」
「していいの?」
「うん・・・。」
「やったー!」
「ボクも大福のブラッシングしたいな・・・。」
「楽しいブラッシングタイムのスタートだワン!」
「フフッ。ニコニコがいっぱいだね!」
今回は、これで終了です。
今回のエンディングは特別バージョン。劇場版のエンディング主題歌「Happy≒Future」が流れ、映像は劇場版の一部が流れました。
こちらの感想も、記事の最後で語ります。
次回:「ねこ、ネコ、猫集会」
アニマルタウンで写真展を開催するため、まゆの父・貴行が久しぶりに帰ってきます。
写真展には行かず、1人で過ごしていたユキは、公園で迷子の子猫と出会い・・・。
次回予告後も、劇場版の告知映像が流れましたが、こちらも、記事の最後で後述します。
【まとめ】
という事で、今回は、いろはの父・剛がメインの話でした。
今回もストーリーの大筋にはかかわらない話でしたが、剛のキャラ掘り下げが良い感じになされていたり、トリマーや犬についての新たな知識を得たりと、なかなか面白い一話だったと感じています。
まず、劇中では、男性のトリマーは珍しいと語られていましたが、調べてみたところ、男性トリマーって、全体の10%程度しかいないんですね。今話視聴前は、トリマーの男女比はそんなに差がないと思っていましたので、すごく驚きました。
そう考えると、トリマーは女性がなるのが当たり前であり、そんな中で、男性の剛がトリマーになったのは、すごい事なんだな、って思いますね。いろはの母・陽子が、剛の事をすごく頑張ったと称えていたのも、すごく説得力があるな、と感じました。
また、犬は、低い声に対しては警戒心が強く、親しく接するには高い声の方が効果的というのも、ペットを飼った事がない私にとっては、すごくためになる知識でした。
これも調べてみたら、犬が高い声を出している時は、嬉しかったり楽しかったり感じている一方で、低い声を出している時は警戒や不安を感じている事が関係しているようなんですね。そういう性質から、低い声には警戒しやすく、犬と仲良くなるには高い声で気持ちを伝えるのが良いのでしょう。
となると、やや声が低めの大人の男性にとっては、犬と親しくなるのが少し難しく、剛にとって大きな壁だったでしょう。元々周りの男性よりも声が低かったというのもあったと思いますけどね。
そこから、今の高く柔らかい声を出すために相当努力したのでしょう。もちろん、それだけでなく、「マルっとアニマルスマイル」だったり、動物と同じ目線に立ったり、動物の気持ちを知るために様々な研究を行ったりなど、沢山の努力を積んで、周りから信頼されるスーパートリマーになったのでしょうね。
今話視聴前では、剛は、愉快で面白いお父さんくらいの印象しかなかったのですが、今話を見終えて、実はその裏でめちゃくちゃ努力している、すごくカッコいいお父さんだと感じました。これだから、「プリキュア」のサブキャラは侮れないですね。
あと、いろはの両親が互いを「剛君」「陽子さん」と呼んでいたのも面白かったです。これまでの「プリキュア」のメインキャラの両親で、下の名前に「君」「さん」付けで互いに呼び合っているのはいなかったですしね。(よく調べたら、他にいるのかもしれませんが(汗))
そう呼び合っているあたり、陽子が年上、剛が年下でしょうか。さらに、剛にとって、陽子は自分の夢を叶えてくれた大切な存在ゆえに、結婚後も陽子の事を「さん」付けしているのかもしれませんね。今の名字「犬飼」についても、剛の方が陽子に合わせたのかもしれません。
もしかしたら、こう語った事は見当違いなのかもしれませんが、これまた良い夫婦だな、と想像の余地を作ってくれたのは面白かったと感じています。
さて、次回はユキがメインの話でしょうか。となれば、成長要素に期待して、次回の視聴に臨みたいところ。
ついでに・・・、
この構図も気になりますねえ。ユキのネタキャラが進みまくっていて、私は嬉しい! 次回の猫屋敷劇場も存分に楽しめそうですね。(笑)
本編の感想は、これで以上です。
ここからは、後回しにした劇場版告知バージョンオープニングなどについて語っていきます。ちなみに、私はまだ劇場版を見ておらず、その上での語りである事をご理解下さい。
劇場版での私服姿は、本編とは異なっています。っていうか、ここまでずっと同じ私服で通してきたのが不思議ですね。そりゃ、「暑すぎてヤバい!」のは当然だと思います。(笑)
ワンダフルとニャミーの2人で「わんだふるぷりきゅあ!」を名乗ってるんでしょうかね。物語前半は、ユキはこむぎのノリについていけなかったと思うと、なんか込み上げてくるものがありますね。
こむぎとユキが、いろは、まゆと再会するために、様々なゲームに挑戦! 飼い主のために健気に頑張る姿が、今回の劇場版の見所の1つなのでしょう。
「ひろがるスカイ」「魔法つかい」のメインキャラ達は、どんな形でストーリーに絡むのか? 「ヒーローの出番です!」など、よく言っていたセリフが聞けたら良いですね。
劇場版の重要アイテム「フレンドリング」の使っているという事は、ストーリーは終盤に差し掛かってそうですね。「フレンドリング」を使う事で、何かすごいアイテムが出てきそうですが、果たして?
この劇場版では大福に大きな見せ場が! 「大福のアニキー!」と心の中で叫ぶ準備を今からしておこう。(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。