今話の名セリフ:「今日のえもちゃん、1回も『えもい』って言ってないんだよ! いつもみたいに元気ないと、えもちゃんらしくないよ!」(桃山みらい)
「キラッとプリ☆チャン」第6話「エール、送ってみた!」の感想です。
~ オープニング前 ~
「フレー! フレー! 春太!」
「頑張れ、頑張れ、春太! いっけー、いけいけ、春太! かっとばせ、春太!」
「春太」というのは、えもの弟。えもは元気一杯で弟を応援するものの、春太は気恥ずかしさを感じます。
その後日、えもは、次の春太の試合の応援に向けてダンスの練習をしていましたが、音がダダ洩れだと春太から注意されます。
えもは、春太を応援する番組をプリチャンで配信する予定ですが、やめてほしいと言われてしまいます。
「姉ちゃんがいまだに張り切って応援するとか、恥ずかしいんだよ!」
「それくらいで?」
「チームでオレだけなんだ! あんなに応援されてるの・・・。」
「いいじゃない!」
「すっげー恥ずかしいし、バカにされるし・・・。」
春太は、身内から派手に応援される事に恥ずかしさを感じる年頃ではありますが、両親達は、えもが応援すれば結構活躍できていると、えもが応援する事には反対していません。
「とにかく、絶対に来んなよ!」
「分かったわよ! そんなにえもくない事言うんだったら、もう応援に行ってあげないんだから!」
「いいよ、別に。」
「何を!」
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
それからしばらくして、えもは、応援番組を配信できなくなった事を、みらいとりんかに謝ります。
えもは、春太の応援に向けて、コーデまで新調していたようです。
ちなみに、春太が試合をするスタジアムはかなり大きいようです。新しく建設された多目的スタジアムで、「アカスタ」と呼ばれているとか。
「うえっ・・・。なんか赤くて嫌な感じがする・・・。」
まあ確かに、血の赤と考えれば、嫌な感じがしなくもないですね。(広島カープの赤とか、もっと良い方向に考えろや(笑))
このままだと、番組配信に穴ができてしまいます。そこで、えもは、次の番組を考えようと盛り上げます。
しかし・・・、
「とは言ったものの・・・、」
「何やろうか全然浮かばない・・・。」
そんなみらい達に、めが姉ぇとユヅルがアドバイス。
「あなた達が本当に、楽しい、伝えたいっていう気持ちがないと、プリチャンを見ている人にその気持ちは届かないの!」
「適当な番組ばかりやってると、見向きもされなくなっちゃうからね。」
「まあ、そうならないよう、君達3人で飽きられない番組をしっかり企画しないとね!」
『はい!』
しばらくして、家に着いたえもは、練習帰りの春太と会いました。
「でね、あのさ・・・。」
「何?」
「な、なんか・・・、春太も頑張ってるみたいだし・・・、この前言ってた次の試合の応援番組の配信を・・・、」
「あー、試合、マジで来んなよ! こっちは一生懸命やってるんだからさ!」
「あたしだって、一生懸命プリチャンやってるわよ!」
「ふーん・・・、どうだか。本当に番組見ている人とかいるのかよ?」
「いるわよ! フォロワーだってどんどん増えてるんだからね!」
「もう、絶対に、あんたなんか、応援しに行ってあげないんだから!」
「はぁ・・・、えもくない・・・。」
春太の試合当日、えもは、春太の応援には行かず、代替番組を配信する事に。しかし、えもは、心ここにあらずといった感じで、集中できていませんでした。
番組を見ているフォロワー達も、えもを心配します。えもは、大丈夫だと言うものの、時計を気にしています。
同じ頃、春太が試合をするスタジアムでは・・・、
「アカスタ」とは「赤城あんなスタジアム」の事。そして、始球式を務めるのは当然、あんな。
「今宵は、赤城グループの皆さんも招待してのオープニングゲーム。ベースボール観戦は、いまや、キャッチーでヤングにナウなトレンドです!」
「皆さん! 今日は、楽しんでいって下さいですわ!」
まあ確かに、野球観戦は最近のトレンドなのかもしれないが、「キャッチー」とか「ヤングに」とか「ナウ」といった言葉は、いまや死語な気がするぞ。(笑)
始球式でバッターを務めるのは春太。
「萌黄? なんか黄色くて嫌な感じの名前ですわね・・・。」
あ、少し前のえもと同じような事を言ってる。さすが、ケンカするほど仲が良いお二人さん。(笑)
その直後、春太のチームメイトは、えもの事でトークが盛り上がります。
「何だよ、みんなして、姉ちゃん姉ちゃんって・・・。」
そして、あんなは球を投げます。
「みんな、姉ちゃん姉ちゃんって・・・、クソッ!」
「大当たりですわ!」
マンガとかで始球式のボールをホームランにするのは見た事あるが、ピッチャー強襲は初めて見た・・・。相変わらず、ギャグではトップアイドルらしさを感じさせますね。(笑)
~ Bパート ~
春太の対戦相手の選手は皆、外国人。それも、なかなかの身体つきをしています。
「フッフッフ。この日のために1日契約した世界各国のメジャーリーガーですわ。」
「すごいね・・・。そこまでやる必要ある?」
「大事なスタジアムでのこけら落としですもの。勝つ事しか考えていませんわ!」
さよか。で、そのために、また金を湯水のごとく使ったんだろ? 軽く1億は使ってるんじゃないかと気になります。(笑)
しかし、外国から無理矢理連れてきたために、時差ボケしているせいか、結果は伴わず。
とはいえ、ピッチャーはしっかりしているため、得点は与えません。春太も第1打席は三振に倒れます。
一方、えもは変わらず、番組に集中できていないために、ミスが続発します。
春太も、えもの事が気になってか、エラーをしてしまい、失点を許してしまいました。
みらい達は休憩をとります。
「今日はごめん・・・。なんか上手くいかなくてさ・・・。」
「えもちゃん、やっぱり春太君の事、気になってるでしょ?」
「そんな事ないよ・・・。」
「時間も気にしてたじゃない。私もみらいちゃんも気付いてたよ。」
「気のせいよ! 気のせい! それに、春太が来るなって言ったんだからさ、あたしが気にしたって仕方ないよ・・・。別に春太なんか・・・。」
「えもちゃん、全然えもくない! 今日のえもちゃん、1回も『えもい』って言ってないんだよ! いつもみたいに元気ないと、えもちゃんらしくないよ!」
「そうね。えもちゃんの元気で、私達を引っ張ってくれないと!」
「みらい・・・。りんか・・・。」
「春太君が気になるなら応援しようよ!」
「伝えたい事があるなら、ちゃんと言わないと!」
「えもちゃんのやりたい事やろうよ!」
「あたし・・・、は・・・。」
「あのね、あたし!」
試合の方は最終回。春太達のチームが1点差で負けています。
現在2アウト2塁で、バッターは春太。1打同店のチャンスで、ホームランを打てばサヨナラです。
そんな時に、相手チームはピッチャー交代。
「これでよし。今年の最優秀リトルリーガーを緊急来日させて、アイツをコテンパンにしてさしあげますわ!」
「さすがに大人げなくないかい?」
「今日だけは、絶対に負ける訳にはいかないのですわ!」
リトル・・・? いや、ガタイ的にどう考えても、バリバリのメジャーリーガーな気がするんですが。
っていうか、コレを呼ぶのに、また相当金を使ってるよな。えもから「ケチ」だと言われまくった事への反抗でしょうか。(笑)
相手ピッチャーの剛速球の前に何もできずに2ストライク。後がなくなりました。
「こんなの打てる訳ない・・・。もうダメかも・・・。」
「春太! しっかりしなさい!」
「皆さん、聞いて下さい! 萌黄えも、精一杯のエールを!」
「姉ちゃん!?」
「この配信を、春太が見てるかどうか分からないけど、あたしにはこれしかできないから・・・。」
「あんたは嫌がってたけど、春太は、あたしの応援に応えてくれるから、あたしも、もっと頑張れって応援するの!」
「大きな声出して、身体いーっぱい動かして! 春太に届けって!」
「だから・・・、絶対に勝ちなさいよ!」
この応援で、「いいね」が溜まり、えもはライブができるようになりました。
という事で、早速ステージに。
「えもです! 今日のコーデは、チアリーダーグリーンコーデ!」
「ポップブランド『ガールズエール』の超イチオシコーデで、みんなを応援しちゃうからね!」
「さあ! あたしのライブ、スタート!」
曲は「スキスキセンサー」。
「せーので、やってみた!」
「いっくよー! ヘイ! セイ! イエス!」
「もういっちょう!」
「ポムポム! スカイハイドリーム!」
その後・・・、
「あれは・・・、キラッとボタン! 運命の瞬間! キラッとチャンス、いっけー!」
「キラッとルーレット! 」
「いっけー! キラチケ!」
さて、春太の試合の方はどうなったのか?
「あんな応援されたら、ビビってられるか!」
ホームランを打ち、春太のチームがサヨナラで勝ちました。
「よくもまあ、姉弟揃って私をおちょくってくれましたわね・・・。せいぜいはしゃいでおくがいいですわ・・・。」
「所詮野球など前座。今日の主役は、私とこのスタジアムなのですから!」
そうっすか。まあ確かに、始球式でピッチャー強襲という超異例の事態にあったのですから、「ギャグ的な意味で主役」と言っても過言ではないかもな。(笑)
しばらくして、帰路に就くえも。その途中、春太とバッタリ。
「勝ったんでしょうね・・・?」
「勝ったよ。」
「あんな応援されたら、負けらんないだろ。」
「もう、しょうがないなあ! それなら、来年も応援してあげよう!」
「やるなら、もっと控えめにしてくれよ・・・。」
「分かった分かった! 次は、もっとえもい応援してあげるから!」
同じ頃・・・、
「皆さん! 本日オープンした赤城スタジアムでの・・・、」
「どうして誰もいないですの!?」
「良い試合だったから、終わったらみんな満足して帰っちゃったよ。」
「私のトップディナーショーが!」
「いやー、美しい姉弟愛だったな・・・」と感慨深く見終えたかったのに、ギャグで締めやがった・・・。
さすが、トッププリチャンアイドル。あんながいなければ、ギャグ感想ゼロで終わってましたので、ギャグ面においては(←ココ重要)、立派な主役だったと思います。(笑)
今回は、これで終了です。
次回:「ねこ動画を撮ってみた!」
みらい達は、道端で迷子の猫とはち会わせました。みらいとりんかは、プリチャンを使って猫動画を配信し、飼い主を探す事に。
しかし、えもは、乗り気ではありません。それには、何か理由があるようで?
次回予告直後の提供画像
【まとめ】
えもの弟・春太は、えもから派手に応援される事に恥ずかしさを感じていましたが、えもは、弟を応援したい想いを貫き、春太の野球の試合の勝利に繋がりました。
さて、今回のポイントは「応援」ですかね。
冒頭のえものように、あれだけ派手に応援されるのは恥ずかしいもの。観客が大勢いる中でならともかく、そんなにいない中だったら、周りの視線は、応援される人に集中しやすく、プレッシャーになるおそれもあるでしょう。
そう思うと、派手な応援は控えめになりがちなもの。静かに見守って応援するのが一般的なのかもしれません。
しかし、あれだけ熱く応援するという事は、その人に本気で頑張ってもらいたいという事なんですよね。「頑張れ」と言う事だけなら誰にだってできる事ですし、派手な応援は、逆に自分が恥ずかしく感じる人も多いと思うと、すごい事でしょう。
応援において本当に重要なのは、自分の気持ちをちゃんと伝えられるかどうかなんですよね。
ただ、それが、相手にとって迷惑になる事もあります。でも、本当に迷惑かどうかは、1話で頻繁に出ていた「やってみなくちゃ分からない」んですよね。何もしなければ、応援したい気持ちがないと誤解され、溝を生んでしまうおそれがあるでしょう。
もし、応援が迷惑だったら、何が良くなかったのかを考えればいい話。取り返しのつかない失態という事は、まずないでしょう。
やらずに後悔するよりも、やって後悔する。相手を本気で応援したいのであれば、その気持ちが大事なのかもしれませんね。
さて、前話、今話と、「応援」がキーポイントな回が続いていますが、もしかしたら、次回もそうなるかも? 次回予告を見た感じでは、えもは猫が苦手そうで、それを克服するための展開がありそうだと思うと、「応援」は欠かせなさそうですし。
「ねこ」と聞くと、どこかユルく感じますが、そんな中にも「アツさ」があるんじゃないかと、次回も楽しみに見ていきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。コメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「キラッとプリ☆チャン」第6話「エール、送ってみた!」の感想です。
~ オープニング前 ~
「フレー! フレー! 春太!」
「頑張れ、頑張れ、春太! いっけー、いけいけ、春太! かっとばせ、春太!」
「春太」というのは、えもの弟。えもは元気一杯で弟を応援するものの、春太は気恥ずかしさを感じます。
その後日、えもは、次の春太の試合の応援に向けてダンスの練習をしていましたが、音がダダ洩れだと春太から注意されます。
えもは、春太を応援する番組をプリチャンで配信する予定ですが、やめてほしいと言われてしまいます。
「姉ちゃんがいまだに張り切って応援するとか、恥ずかしいんだよ!」
「それくらいで?」
「チームでオレだけなんだ! あんなに応援されてるの・・・。」
「いいじゃない!」
「すっげー恥ずかしいし、バカにされるし・・・。」
春太は、身内から派手に応援される事に恥ずかしさを感じる年頃ではありますが、両親達は、えもが応援すれば結構活躍できていると、えもが応援する事には反対していません。
「とにかく、絶対に来んなよ!」
「分かったわよ! そんなにえもくない事言うんだったら、もう応援に行ってあげないんだから!」
「いいよ、別に。」
「何を!」
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
それからしばらくして、えもは、応援番組を配信できなくなった事を、みらいとりんかに謝ります。
えもは、春太の応援に向けて、コーデまで新調していたようです。
ちなみに、春太が試合をするスタジアムはかなり大きいようです。新しく建設された多目的スタジアムで、「アカスタ」と呼ばれているとか。
「うえっ・・・。なんか赤くて嫌な感じがする・・・。」
まあ確かに、血の赤と考えれば、嫌な感じがしなくもないですね。(広島カープの赤とか、もっと良い方向に考えろや(笑))
このままだと、番組配信に穴ができてしまいます。そこで、えもは、次の番組を考えようと盛り上げます。
しかし・・・、
「とは言ったものの・・・、」
「何やろうか全然浮かばない・・・。」
そんなみらい達に、めが姉ぇとユヅルがアドバイス。
「あなた達が本当に、楽しい、伝えたいっていう気持ちがないと、プリチャンを見ている人にその気持ちは届かないの!」
「適当な番組ばかりやってると、見向きもされなくなっちゃうからね。」
「まあ、そうならないよう、君達3人で飽きられない番組をしっかり企画しないとね!」
『はい!』
しばらくして、家に着いたえもは、練習帰りの春太と会いました。
「でね、あのさ・・・。」
「何?」
「な、なんか・・・、春太も頑張ってるみたいだし・・・、この前言ってた次の試合の応援番組の配信を・・・、」
「あー、試合、マジで来んなよ! こっちは一生懸命やってるんだからさ!」
「あたしだって、一生懸命プリチャンやってるわよ!」
「ふーん・・・、どうだか。本当に番組見ている人とかいるのかよ?」
「いるわよ! フォロワーだってどんどん増えてるんだからね!」
「もう、絶対に、あんたなんか、応援しに行ってあげないんだから!」
「はぁ・・・、えもくない・・・。」
春太の試合当日、えもは、春太の応援には行かず、代替番組を配信する事に。しかし、えもは、心ここにあらずといった感じで、集中できていませんでした。
番組を見ているフォロワー達も、えもを心配します。えもは、大丈夫だと言うものの、時計を気にしています。
同じ頃、春太が試合をするスタジアムでは・・・、
「アカスタ」とは「赤城あんなスタジアム」の事。そして、始球式を務めるのは当然、あんな。
「今宵は、赤城グループの皆さんも招待してのオープニングゲーム。ベースボール観戦は、いまや、キャッチーでヤングにナウなトレンドです!」
「皆さん! 今日は、楽しんでいって下さいですわ!」
まあ確かに、野球観戦は最近のトレンドなのかもしれないが、「キャッチー」とか「ヤングに」とか「ナウ」といった言葉は、いまや死語な気がするぞ。(笑)
始球式でバッターを務めるのは春太。
「萌黄? なんか黄色くて嫌な感じの名前ですわね・・・。」
あ、少し前のえもと同じような事を言ってる。さすが、ケンカするほど仲が良いお二人さん。(笑)
その直後、春太のチームメイトは、えもの事でトークが盛り上がります。
「何だよ、みんなして、姉ちゃん姉ちゃんって・・・。」
そして、あんなは球を投げます。
「みんな、姉ちゃん姉ちゃんって・・・、クソッ!」
「大当たりですわ!」
マンガとかで始球式のボールをホームランにするのは見た事あるが、ピッチャー強襲は初めて見た・・・。相変わらず、ギャグではトップアイドルらしさを感じさせますね。(笑)
~ Bパート ~
春太の対戦相手の選手は皆、外国人。それも、なかなかの身体つきをしています。
「フッフッフ。この日のために1日契約した世界各国のメジャーリーガーですわ。」
「すごいね・・・。そこまでやる必要ある?」
「大事なスタジアムでのこけら落としですもの。勝つ事しか考えていませんわ!」
さよか。で、そのために、また金を湯水のごとく使ったんだろ? 軽く1億は使ってるんじゃないかと気になります。(笑)
しかし、外国から無理矢理連れてきたために、時差ボケしているせいか、結果は伴わず。
とはいえ、ピッチャーはしっかりしているため、得点は与えません。春太も第1打席は三振に倒れます。
一方、えもは変わらず、番組に集中できていないために、ミスが続発します。
春太も、えもの事が気になってか、エラーをしてしまい、失点を許してしまいました。
みらい達は休憩をとります。
「今日はごめん・・・。なんか上手くいかなくてさ・・・。」
「えもちゃん、やっぱり春太君の事、気になってるでしょ?」
「そんな事ないよ・・・。」
「時間も気にしてたじゃない。私もみらいちゃんも気付いてたよ。」
「気のせいよ! 気のせい! それに、春太が来るなって言ったんだからさ、あたしが気にしたって仕方ないよ・・・。別に春太なんか・・・。」
「えもちゃん、全然えもくない! 今日のえもちゃん、1回も『えもい』って言ってないんだよ! いつもみたいに元気ないと、えもちゃんらしくないよ!」
「そうね。えもちゃんの元気で、私達を引っ張ってくれないと!」
「みらい・・・。りんか・・・。」
「春太君が気になるなら応援しようよ!」
「伝えたい事があるなら、ちゃんと言わないと!」
「えもちゃんのやりたい事やろうよ!」
「あたし・・・、は・・・。」
「あのね、あたし!」
試合の方は最終回。春太達のチームが1点差で負けています。
現在2アウト2塁で、バッターは春太。1打同店のチャンスで、ホームランを打てばサヨナラです。
そんな時に、相手チームはピッチャー交代。
「これでよし。今年の最優秀リトルリーガーを緊急来日させて、アイツをコテンパンにしてさしあげますわ!」
「さすがに大人げなくないかい?」
「今日だけは、絶対に負ける訳にはいかないのですわ!」
リトル・・・? いや、ガタイ的にどう考えても、バリバリのメジャーリーガーな気がするんですが。
っていうか、コレを呼ぶのに、また相当金を使ってるよな。えもから「ケチ」だと言われまくった事への反抗でしょうか。(笑)
相手ピッチャーの剛速球の前に何もできずに2ストライク。後がなくなりました。
「こんなの打てる訳ない・・・。もうダメかも・・・。」
「春太! しっかりしなさい!」
「皆さん、聞いて下さい! 萌黄えも、精一杯のエールを!」
「姉ちゃん!?」
「この配信を、春太が見てるかどうか分からないけど、あたしにはこれしかできないから・・・。」
「あんたは嫌がってたけど、春太は、あたしの応援に応えてくれるから、あたしも、もっと頑張れって応援するの!」
「大きな声出して、身体いーっぱい動かして! 春太に届けって!」
「だから・・・、絶対に勝ちなさいよ!」
この応援で、「いいね」が溜まり、えもはライブができるようになりました。
という事で、早速ステージに。
「えもです! 今日のコーデは、チアリーダーグリーンコーデ!」
「ポップブランド『ガールズエール』の超イチオシコーデで、みんなを応援しちゃうからね!」
「さあ! あたしのライブ、スタート!」
曲は「スキスキセンサー」。
「せーので、やってみた!」
「いっくよー! ヘイ! セイ! イエス!」
「もういっちょう!」
「ポムポム! スカイハイドリーム!」
その後・・・、
「あれは・・・、キラッとボタン! 運命の瞬間! キラッとチャンス、いっけー!」
「キラッとルーレット! 」
「いっけー! キラチケ!」
さて、春太の試合の方はどうなったのか?
「あんな応援されたら、ビビってられるか!」
ホームランを打ち、春太のチームがサヨナラで勝ちました。
「よくもまあ、姉弟揃って私をおちょくってくれましたわね・・・。せいぜいはしゃいでおくがいいですわ・・・。」
「所詮野球など前座。今日の主役は、私とこのスタジアムなのですから!」
そうっすか。まあ確かに、始球式でピッチャー強襲という超異例の事態にあったのですから、「ギャグ的な意味で主役」と言っても過言ではないかもな。(笑)
しばらくして、帰路に就くえも。その途中、春太とバッタリ。
「勝ったんでしょうね・・・?」
「勝ったよ。」
「あんな応援されたら、負けらんないだろ。」
「もう、しょうがないなあ! それなら、来年も応援してあげよう!」
「やるなら、もっと控えめにしてくれよ・・・。」
「分かった分かった! 次は、もっとえもい応援してあげるから!」
同じ頃・・・、
「皆さん! 本日オープンした赤城スタジアムでの・・・、」
「どうして誰もいないですの!?」
「良い試合だったから、終わったらみんな満足して帰っちゃったよ。」
「私のトップディナーショーが!」
「いやー、美しい姉弟愛だったな・・・」と感慨深く見終えたかったのに、ギャグで締めやがった・・・。
さすが、トッププリチャンアイドル。あんながいなければ、ギャグ感想ゼロで終わってましたので、ギャグ面においては(←ココ重要)、立派な主役だったと思います。(笑)
今回は、これで終了です。
次回:「ねこ動画を撮ってみた!」
みらい達は、道端で迷子の猫とはち会わせました。みらいとりんかは、プリチャンを使って猫動画を配信し、飼い主を探す事に。
しかし、えもは、乗り気ではありません。それには、何か理由があるようで?
次回予告直後の提供画像
【まとめ】
えもの弟・春太は、えもから派手に応援される事に恥ずかしさを感じていましたが、えもは、弟を応援したい想いを貫き、春太の野球の試合の勝利に繋がりました。
さて、今回のポイントは「応援」ですかね。
冒頭のえものように、あれだけ派手に応援されるのは恥ずかしいもの。観客が大勢いる中でならともかく、そんなにいない中だったら、周りの視線は、応援される人に集中しやすく、プレッシャーになるおそれもあるでしょう。
そう思うと、派手な応援は控えめになりがちなもの。静かに見守って応援するのが一般的なのかもしれません。
しかし、あれだけ熱く応援するという事は、その人に本気で頑張ってもらいたいという事なんですよね。「頑張れ」と言う事だけなら誰にだってできる事ですし、派手な応援は、逆に自分が恥ずかしく感じる人も多いと思うと、すごい事でしょう。
応援において本当に重要なのは、自分の気持ちをちゃんと伝えられるかどうかなんですよね。
ただ、それが、相手にとって迷惑になる事もあります。でも、本当に迷惑かどうかは、1話で頻繁に出ていた「やってみなくちゃ分からない」んですよね。何もしなければ、応援したい気持ちがないと誤解され、溝を生んでしまうおそれがあるでしょう。
もし、応援が迷惑だったら、何が良くなかったのかを考えればいい話。取り返しのつかない失態という事は、まずないでしょう。
やらずに後悔するよりも、やって後悔する。相手を本気で応援したいのであれば、その気持ちが大事なのかもしれませんね。
さて、前話、今話と、「応援」がキーポイントな回が続いていますが、もしかしたら、次回もそうなるかも? 次回予告を見た感じでは、えもは猫が苦手そうで、それを克服するための展開がありそうだと思うと、「応援」は欠かせなさそうですし。
「ねこ」と聞くと、どこかユルく感じますが、そんな中にも「アツさ」があるんじゃないかと、次回も楽しみに見ていきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。コメント、トラックバックは、こちらにお願いします。