
今話の名セリフ:「自分が年を取ったら、昔聞いた話を子供達に伝える。それを聞いた子供達が、また年を取って、次の世代に伝えるって訳だ!」(夏海大洋)
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第22話「ヒミツの大冒険! 人魚の宝を探せ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
今日は、まなつの故郷・南乃島での合宿初日。今は、まなつの実家で朝食中です。




朝食後は体操。近所の子供達と一緒に体操を楽しみました。

まなつに声をかけてきた子供達。左から「ひな」「さんた」「ようすけ」。

オープニング直後の提供画像が変わりました。

一方、オープニング映像は変化なし。今話の内容を考えると、次回は変わってもおかしくなさそうですが、果たして?
~ Aパート ~
その頃、あとまわしの魔女の館では、魔女が「ゼッタイヤラネーダ」の素を生み出し、バトラーがヌメリーに渡しました。
ですが、やる気を奪いに行くのではなく、いつもとは違うミッションだとバトラーは言います。バカンスも兼ねて楽しんでくればいいとも言いますが、それはどんなものなのか?
少しして、まなつ達は、秘密のビーチに向かっていました。

そして、秘密のビーチに到着。





「都会の喧騒を忘れる一時・・・。」
「綺麗な海と青い空・・・。」
「ゆったりと流れる島の時間・・・。」
「なんか眠くなってきた・・・。」


「家に帰ってお昼寝する・・・?」
「それもいいな・・・。」

「いや! 良くない! これはトロピカる部の合宿! もっと合宿らしい事をやらないと!」

「合宿らしい事って?」

「たとえば、自由研究として、この島の歴史を学ぶとか・・・。」

それから少しして、まなつの父・大洋は、とみ婆の所に行ってみてはどうかと言いました。
「とみ婆」というのは、南乃島の長老のようなお婆さんの事。南乃島の歴史や風習など、南乃島の事なら何でも知っているそうです。
「南乃島では、年寄りが語り部となって、色んな話を伝えているんだ。俺も子供の頃は、話を聞きに行ったな・・・。」

「お父さんもなんだ!」
「自分が年を取ったら、昔聞いた話を子供達に伝える。それを聞いた子供達が、また年を取って、次の世代に伝えるって訳だ!」


という事で、まなつ達は、とみ婆の元に。ひな、さんた、ようすけも一緒です。
とみ婆は、北の洞窟に隠された宝物の話をしました。とみ婆が子供の頃、長老から「森の人魚」がいたという話を聞き、長老が子供の時にそれを見たそうです。
「満月を背にして森の中で跳ねる人魚の姿は、それはそれは綺麗じゃったという・・・。」

「わしも、いつか森の人魚を見たいと思うておったが、今だ叶うておらん・・・。」

「その人魚が宝を隠したんですか?」
「ああ。なぜかその時、おばば様は、人魚が島に宝物を持ってきたと強く思ったんだそうじゃ・・・。」

~ Bパート ~
その後、まなつ達は北の洞窟に向かいました。

「ここね・・・。」
「この中に人魚の宝と・・・、」
「危険が待ち受けてるって訳ね・・・。」
「よし! 行こう!」

「あ! ちょっと待って! ここにお金を入れてから。」

「そういう場所なのか!?」
「あれ? 言わなかったっけ? この洞窟、観光名所の1つだって。」


こういう緊張感を程よく緩ませる展開、今作らしくて良いですね。
しかし、受付に誰もいないのは、結構ヤバいんじゃないかい? 料金箱を盗んでくれと言っているようなもんだし。まあ、女の子向けアニメに、そんな事ツッコんだら負けだと思っておこう。(笑)
「懐中電灯もいらなかったな・・・。」
「中に入るの久しぶりかも・・・。」


「わっ!」
「ぎゃー!」


「ちょ、ちょっと、まなつ!」
「ごめん・・・。何でもない・・・。」

「みのりん先輩!」
「まなつ、洞窟も怖いのかなって思って・・・。」
「洞窟は怖くないけど、もし、お化けとかいたら・・・。」

その直後、何か大きな音がしました。嫌な感じはしますが、もしかしたら、別に観光客がいるだけかもしれません。
とりあえず、先に進んでみる事に。
だいぶ歩いたまなつ達ですが、まだ宝物は見つかりません。
「ここは、みのりん先輩の得意な推理で!」

「もう少し手がかりが必要。島に伝わるわらべ歌的なものはない?」
「わらべ歌の歌詞に秘密がって、ミステリーとかに、よくあるな!」

「あ! そういえば、夏海家に伝わる『おなかがすいた』の歌っていうのが・・・。」
「どんな歌?」

「おーなかがすいたー! はやくハムエッグたべたいなー! はやくステーキたべたいなー! はやくラーメンたべたいなー!」
「まなつ。」
「何?」
「たぶん、それは関係ないと思う。」

ですよねー。しかも、これが「夏海家に伝わる」ってホンマかいな・・・。
って事は、お父さんやお母さんも仕事中に、これを口ずさんでいるかもしれないって事? だとすると、可愛いですね。(笑)
その直後・・・、






お化けだと思って一心不乱に逃げたまなつ達。その先には・・・、


まなつ達の上に浮いているのは、土ボタルの一種のようです。
しかし、ローラがいません。はぐれてしまったようです。
そんな中・・・、

「何、この香り? なんだか懐かしいような・・・。」



まなつ達は、ローラを探しに行こうとしたところ、ヌメリーと遭遇。ヌメリーは、ゼッタイヤラネーダを生み出します。

崖下に落ちたローラは、再び例の香りを感じます。マーメイドアクアパクトが、それに反応したかのように、香りの元へと動き、ローラはそれを追っていきます。
すると・・・、

「これが、人魚の宝・・・。」



「この香りだったんだ・・・。」

一方、まなつ達はプリキュアに変身。
『はーっ!』
「1人迷子だ!」
『トロピカル~ジュ!プリキュア!』


うん、まあ確かに、1人迷子だけど、それを変身シーンで言うのはどうなのよ? しかも、敵に知られるのはマズいんじゃ・・・。まあ、女の子向けアニメに、そんな事ツッコんだら負けだと思っておこう。(笑)
すぐに、ローラがサマー達の元にやって来ました。ローラもプリキュアに変身します。
その後、ラメールは、ゼッタイヤラネーダにダメージを与え、サマー達4人がミックストロピカル。
しかし、通用せず。ゼッタイヤラネーダの反撃で一転ピンチになります。
ですが、こんな所で終われないというラメールの気持ちに、先ほど見つけたブレスレットが反応しました。
そして、ブレスレットはリングに変化し・・・、
「パフュームシャイニーリング!」


「シャボンフォーム!」

「アクアチャージ!」

「プリキュア! オーシャンバブルシャワー!」


「ビクトリー!」

ヌメリーは移動船に乗って退散。
その直後、ヌメリーが退散した穴から、大量の海水が流れ込みました。サマー達は急いで脱出します。

その最中、上から光が差している場所が。

そこから洞窟を出ますが、ラメールは転んでしまい、海水に飲まれます。
「やっぱり・・・。洞窟は、北の浜から森まで繋がっていたんだ!」


「ラメールがいないぞ・・・。」
「ええ! 溺れちゃうよ!」





「森の人魚・・・。本当にいたんじゃな・・・。」

「すごい・・・。」
「オレ、絶対、今日の事忘れない!」

「大人になったら、とみ婆みたいに、みんなに話して伝えてく!」

その頃、人魚の宝を持ち帰れず、元気なく魔女の館に戻ったヌメリーですが、バトラーは、やる気パワーが入った杯がお目当てだと言います。
「昔々、愚者の棺を開放しようとした者が、魔女様の他にもいたのです。恐らく、それを阻止しようとした人魚が隠したのでしょう。」

「ねえ、バトラー? 愚者の棺って、本当にエルダ達の望みを叶えてくれるの?」
「もちろんですよ。」
「ふーん・・・。」


しばらくして・・・、
「これって練り香水だね!」
「なんだか良い香り・・・。」

「それにしても、なぜ洞窟に?」
「プリキュアの新しい力になったって事は、もしかして・・・。」
「うん・・・。昔、この島に、人魚の国の誰かが来たって事なのかも・・・。」

「ヤラネーダもどんどんパワーアップしてくる。気を引き締めないとな・・・。」

「大丈夫! ローラがゲットしたブレスレットがあれば! ね!」

「当然よ! ワーッハッハッハッハ! ワーッハッハッハッハ!」
「分かりやすく調子に乗ってるな・・・。」
「ええ・・・。」

今回は、これで終了です。
次回:「南乃祭り! 教えて、ローラの願いごと!」
南乃島での合宿も終盤。まなつ達は、島のお祭りである「南乃祭り」に参加しました。
願い事を書いた石を海に投げ入れるまなつ達ですが、なぜかローラだけは、自分の願い事を内緒にしようとしていて・・・。
【まとめ】
南乃島での合宿初日、まなつ達は、秘密のビーチで遊び回った後、島の長老・とみ婆から、北の浜の洞窟に人魚の宝が隠されている事を聞いて、洞窟を探索し、ローラが練り香水のブレスレットを発見して、ブレスレットの力でパワーアップした技でゼッタイヤラネーダを退治しました。
という事で、今話は、合宿回その1。まあ、「合宿」といっても、運動部が、その部における基礎練習や体力作りを日が暮れるまでみっちりやるといったようなスポ根要素はなく、旅行に近いようなもの。
過去作ですと、夏休み中の旅行回は、多くある日常回の1話にしか過ぎず、これといってストーリーが進展しないものばかりでしたが、今作は、味方も敵もパワーアップし、今後のストーリー進展にかかわってきそうな要素があったりと、なかなか目が離せない内容だったと感じています。
さて、今話は、水着回でもあり、ローラ以外のメインキャラの水着姿が披露されました。
特に、まなつが着ていたのは、ビキニとガチ水着でしたね。ここまで露出度高い水着を着てた子って過去作にいましたっけ? 海が自慢の島で育った元気っ娘は一味違うな、と思い知らされました。(笑)
一方、「ローラの水着姿はないのか」とか「みのりん先輩のは、水着じゃなくウエットスーツだろ」といった意見もありそうですが、ローラは競泳水着を着てた話がありますし、いいんじゃないのでしょうか。みのりは、まあネタという事で。「迷探偵みのりん」同様、ポーカーフェイスの割には笑えるネタの数々の1つだと思いましょう。(笑)
そういえば、今話放映前には、水着姿のイメージアートが出てたんですよね。プリキュアシリーズが始まってからの10年近くは水着姿NGだったと思うと、時代は変わったな、としみじみ感じますね。
このように、時代の変化を素晴らしいと感じるものは多いですが、変わらないからこそ良いと思うものも多くあります。
南乃島の語り部の存在も、その1つでしょう。島の歴史や風習を何年も同じように語り続けていくのって、素敵だと思いますね。
都市部では、生活の利便性や効率性を求め、古き良きものを切り捨てがちなもの。一方で、古き良きものを何世代にもわたって素晴らしいものとして残していく事は、それに魅力を感じなければ、そういう取り組みをしようと思う者が徐々に減少していき、そう簡単にできる事ではないと思うと、結構すごい事だと感じますね。それも、都市部の魅力にひかれて地方から出ていく人が多い現実を考えれば尚更でしょう。
まなつも大人になって、お母さんになったら、自分の子供に南乃島の歴史とかを伝えたりするのでしょうか。だいぶ気が早いですが、最終回の後日談で、そういう描写があったらいいな、と楽しみになってきました。
また、今話は、プリキュア側も敵側もパワーアップ。プリキュア側は、ローラがシャボンフォームによる強化技を編み出せるようになり、敵側は、これまでより一段階強い「ゼッタイヤラネーダ」を生み出せるようになりました。
「ゼンゼン」の次は「ゼッタイ」ですか。今後どこかの回で、ゼッタイヤラネーダより強い怪物が出てくるかと思いますが、そいつの名前は何になるんでしょうかね? 「マッタクヤラネーダ」だったりして。安直ですかね?(笑)
まあ、そこは、スタッフ様の素晴らしいネーミングセンスに期待しましょう。
あと、過去に南乃島に現れた森の人魚も、かなり気になる要素でしたね。いずれ、何者かが明かされる事でしょう。
有力候補としては、グランオーシャンにいる人魚の女王でしょうか。あとまわしの魔女の他に愚者の棺を開放しようとした者がいたとバトラーが言っていたのも伏線のように思いますが、果たして? 首を長くして、真相が明かされるのを待つとしましょう。
さて、次回は、夏の風物詩・浴衣回! 浴衣姿だけでなく、いつもと違う髪型も楽しみにしたいですね。
話の内容は、ローラの心情に迫るもので、シリアス度は高めでしょうか。目が離せないですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第22話「ヒミツの大冒険! 人魚の宝を探せ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
今日は、まなつの故郷・南乃島での合宿初日。今は、まなつの実家で朝食中です。







朝食後は体操。近所の子供達と一緒に体操を楽しみました。




オープニング直後の提供画像が変わりました。

一方、オープニング映像は変化なし。今話の内容を考えると、次回は変わってもおかしくなさそうですが、果たして?
~ Aパート ~
その頃、あとまわしの魔女の館では、魔女が「ゼッタイヤラネーダ」の素を生み出し、バトラーがヌメリーに渡しました。
ですが、やる気を奪いに行くのではなく、いつもとは違うミッションだとバトラーは言います。バカンスも兼ねて楽しんでくればいいとも言いますが、それはどんなものなのか?
少しして、まなつ達は、秘密のビーチに向かっていました。


そして、秘密のビーチに到着。










「都会の喧騒を忘れる一時・・・。」
「綺麗な海と青い空・・・。」
「ゆったりと流れる島の時間・・・。」
「なんか眠くなってきた・・・。」




「家に帰ってお昼寝する・・・?」
「それもいいな・・・。」


「いや! 良くない! これはトロピカる部の合宿! もっと合宿らしい事をやらないと!」

「合宿らしい事って?」


「たとえば、自由研究として、この島の歴史を学ぶとか・・・。」

それから少しして、まなつの父・大洋は、とみ婆の所に行ってみてはどうかと言いました。
「とみ婆」というのは、南乃島の長老のようなお婆さんの事。南乃島の歴史や風習など、南乃島の事なら何でも知っているそうです。
「南乃島では、年寄りが語り部となって、色んな話を伝えているんだ。俺も子供の頃は、話を聞きに行ったな・・・。」


「お父さんもなんだ!」
「自分が年を取ったら、昔聞いた話を子供達に伝える。それを聞いた子供達が、また年を取って、次の世代に伝えるって訳だ!」


という事で、まなつ達は、とみ婆の元に。ひな、さんた、ようすけも一緒です。
とみ婆は、北の洞窟に隠された宝物の話をしました。とみ婆が子供の頃、長老から「森の人魚」がいたという話を聞き、長老が子供の時にそれを見たそうです。
「満月を背にして森の中で跳ねる人魚の姿は、それはそれは綺麗じゃったという・・・。」


「わしも、いつか森の人魚を見たいと思うておったが、今だ叶うておらん・・・。」

「その人魚が宝を隠したんですか?」
「ああ。なぜかその時、おばば様は、人魚が島に宝物を持ってきたと強く思ったんだそうじゃ・・・。」


~ Bパート ~
その後、まなつ達は北の洞窟に向かいました。

「ここね・・・。」
「この中に人魚の宝と・・・、」
「危険が待ち受けてるって訳ね・・・。」
「よし! 行こう!」

「あ! ちょっと待って! ここにお金を入れてから。」


「そういう場所なのか!?」
「あれ? 言わなかったっけ? この洞窟、観光名所の1つだって。」



こういう緊張感を程よく緩ませる展開、今作らしくて良いですね。
しかし、受付に誰もいないのは、結構ヤバいんじゃないかい? 料金箱を盗んでくれと言っているようなもんだし。まあ、女の子向けアニメに、そんな事ツッコんだら負けだと思っておこう。(笑)
「懐中電灯もいらなかったな・・・。」
「中に入るの久しぶりかも・・・。」



「わっ!」
「ぎゃー!」



「ちょ、ちょっと、まなつ!」
「ごめん・・・。何でもない・・・。」


「みのりん先輩!」
「まなつ、洞窟も怖いのかなって思って・・・。」
「洞窟は怖くないけど、もし、お化けとかいたら・・・。」


その直後、何か大きな音がしました。嫌な感じはしますが、もしかしたら、別に観光客がいるだけかもしれません。
とりあえず、先に進んでみる事に。
だいぶ歩いたまなつ達ですが、まだ宝物は見つかりません。
「ここは、みのりん先輩の得意な推理で!」

「もう少し手がかりが必要。島に伝わるわらべ歌的なものはない?」
「わらべ歌の歌詞に秘密がって、ミステリーとかに、よくあるな!」


「あ! そういえば、夏海家に伝わる『おなかがすいた』の歌っていうのが・・・。」
「どんな歌?」

「おーなかがすいたー! はやくハムエッグたべたいなー! はやくステーキたべたいなー! はやくラーメンたべたいなー!」
「まなつ。」
「何?」
「たぶん、それは関係ないと思う。」


ですよねー。しかも、これが「夏海家に伝わる」ってホンマかいな・・・。
って事は、お父さんやお母さんも仕事中に、これを口ずさんでいるかもしれないって事? だとすると、可愛いですね。(笑)
その直後・・・、









お化けだと思って一心不乱に逃げたまなつ達。その先には・・・、


まなつ達の上に浮いているのは、土ボタルの一種のようです。
しかし、ローラがいません。はぐれてしまったようです。
そんな中・・・、

「何、この香り? なんだか懐かしいような・・・。」





まなつ達は、ローラを探しに行こうとしたところ、ヌメリーと遭遇。ヌメリーは、ゼッタイヤラネーダを生み出します。

崖下に落ちたローラは、再び例の香りを感じます。マーメイドアクアパクトが、それに反応したかのように、香りの元へと動き、ローラはそれを追っていきます。
すると・・・、


「これが、人魚の宝・・・。」





「この香りだったんだ・・・。」

一方、まなつ達はプリキュアに変身。
『はーっ!』
「1人迷子だ!」
『トロピカル~ジュ!プリキュア!』




うん、まあ確かに、1人迷子だけど、それを変身シーンで言うのはどうなのよ? しかも、敵に知られるのはマズいんじゃ・・・。まあ、女の子向けアニメに、そんな事ツッコんだら負けだと思っておこう。(笑)
すぐに、ローラがサマー達の元にやって来ました。ローラもプリキュアに変身します。
その後、ラメールは、ゼッタイヤラネーダにダメージを与え、サマー達4人がミックストロピカル。
しかし、通用せず。ゼッタイヤラネーダの反撃で一転ピンチになります。
ですが、こんな所で終われないというラメールの気持ちに、先ほど見つけたブレスレットが反応しました。
そして、ブレスレットはリングに変化し・・・、
「パフュームシャイニーリング!」



「シャボンフォーム!」

「アクアチャージ!」


「プリキュア! オーシャンバブルシャワー!」



「ビクトリー!」


ヌメリーは移動船に乗って退散。
その直後、ヌメリーが退散した穴から、大量の海水が流れ込みました。サマー達は急いで脱出します。

その最中、上から光が差している場所が。

そこから洞窟を出ますが、ラメールは転んでしまい、海水に飲まれます。
「やっぱり・・・。洞窟は、北の浜から森まで繋がっていたんだ!」



「ラメールがいないぞ・・・。」
「ええ! 溺れちゃうよ!」








「森の人魚・・・。本当にいたんじゃな・・・。」

「すごい・・・。」
「オレ、絶対、今日の事忘れない!」


「大人になったら、とみ婆みたいに、みんなに話して伝えてく!」

その頃、人魚の宝を持ち帰れず、元気なく魔女の館に戻ったヌメリーですが、バトラーは、やる気パワーが入った杯がお目当てだと言います。
「昔々、愚者の棺を開放しようとした者が、魔女様の他にもいたのです。恐らく、それを阻止しようとした人魚が隠したのでしょう。」

「ねえ、バトラー? 愚者の棺って、本当にエルダ達の望みを叶えてくれるの?」
「もちろんですよ。」
「ふーん・・・。」



しばらくして・・・、
「これって練り香水だね!」
「なんだか良い香り・・・。」

「それにしても、なぜ洞窟に?」
「プリキュアの新しい力になったって事は、もしかして・・・。」
「うん・・・。昔、この島に、人魚の国の誰かが来たって事なのかも・・・。」

「ヤラネーダもどんどんパワーアップしてくる。気を引き締めないとな・・・。」

「大丈夫! ローラがゲットしたブレスレットがあれば! ね!」

「当然よ! ワーッハッハッハッハ! ワーッハッハッハッハ!」
「分かりやすく調子に乗ってるな・・・。」
「ええ・・・。」


今回は、これで終了です。
次回:「南乃祭り! 教えて、ローラの願いごと!」
南乃島での合宿も終盤。まなつ達は、島のお祭りである「南乃祭り」に参加しました。
願い事を書いた石を海に投げ入れるまなつ達ですが、なぜかローラだけは、自分の願い事を内緒にしようとしていて・・・。
【まとめ】
南乃島での合宿初日、まなつ達は、秘密のビーチで遊び回った後、島の長老・とみ婆から、北の浜の洞窟に人魚の宝が隠されている事を聞いて、洞窟を探索し、ローラが練り香水のブレスレットを発見して、ブレスレットの力でパワーアップした技でゼッタイヤラネーダを退治しました。
という事で、今話は、合宿回その1。まあ、「合宿」といっても、運動部が、その部における基礎練習や体力作りを日が暮れるまでみっちりやるといったようなスポ根要素はなく、旅行に近いようなもの。
過去作ですと、夏休み中の旅行回は、多くある日常回の1話にしか過ぎず、これといってストーリーが進展しないものばかりでしたが、今作は、味方も敵もパワーアップし、今後のストーリー進展にかかわってきそうな要素があったりと、なかなか目が離せない内容だったと感じています。
さて、今話は、水着回でもあり、ローラ以外のメインキャラの水着姿が披露されました。
特に、まなつが着ていたのは、ビキニとガチ水着でしたね。ここまで露出度高い水着を着てた子って過去作にいましたっけ? 海が自慢の島で育った元気っ娘は一味違うな、と思い知らされました。(笑)
一方、「ローラの水着姿はないのか」とか「みのりん先輩のは、水着じゃなくウエットスーツだろ」といった意見もありそうですが、ローラは競泳水着を着てた話がありますし、いいんじゃないのでしょうか。みのりは、まあネタという事で。「迷探偵みのりん」同様、ポーカーフェイスの割には笑えるネタの数々の1つだと思いましょう。(笑)
そういえば、今話放映前には、水着姿のイメージアートが出てたんですよね。プリキュアシリーズが始まってからの10年近くは水着姿NGだったと思うと、時代は変わったな、としみじみ感じますね。
このように、時代の変化を素晴らしいと感じるものは多いですが、変わらないからこそ良いと思うものも多くあります。
南乃島の語り部の存在も、その1つでしょう。島の歴史や風習を何年も同じように語り続けていくのって、素敵だと思いますね。
都市部では、生活の利便性や効率性を求め、古き良きものを切り捨てがちなもの。一方で、古き良きものを何世代にもわたって素晴らしいものとして残していく事は、それに魅力を感じなければ、そういう取り組みをしようと思う者が徐々に減少していき、そう簡単にできる事ではないと思うと、結構すごい事だと感じますね。それも、都市部の魅力にひかれて地方から出ていく人が多い現実を考えれば尚更でしょう。
まなつも大人になって、お母さんになったら、自分の子供に南乃島の歴史とかを伝えたりするのでしょうか。だいぶ気が早いですが、最終回の後日談で、そういう描写があったらいいな、と楽しみになってきました。
また、今話は、プリキュア側も敵側もパワーアップ。プリキュア側は、ローラがシャボンフォームによる強化技を編み出せるようになり、敵側は、これまでより一段階強い「ゼッタイヤラネーダ」を生み出せるようになりました。
「ゼンゼン」の次は「ゼッタイ」ですか。今後どこかの回で、ゼッタイヤラネーダより強い怪物が出てくるかと思いますが、そいつの名前は何になるんでしょうかね? 「マッタクヤラネーダ」だったりして。安直ですかね?(笑)
まあ、そこは、スタッフ様の素晴らしいネーミングセンスに期待しましょう。
あと、過去に南乃島に現れた森の人魚も、かなり気になる要素でしたね。いずれ、何者かが明かされる事でしょう。
有力候補としては、グランオーシャンにいる人魚の女王でしょうか。あとまわしの魔女の他に愚者の棺を開放しようとした者がいたとバトラーが言っていたのも伏線のように思いますが、果たして? 首を長くして、真相が明かされるのを待つとしましょう。
さて、次回は、夏の風物詩・浴衣回! 浴衣姿だけでなく、いつもと違う髪型も楽しみにしたいですね。
話の内容は、ローラの心情に迫るもので、シリアス度は高めでしょうか。目が離せないですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。