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スター☆トゥインクルプリキュア 第18話感想

2019年06月04日 | スター☆トゥインクルプリキュア
 今話の名セリフ:「好きなものが人と違ったっていいじゃない・・・。ひかるが好きなものは、ひかるだけの宝物なのよ。」(星奈輝美)

 「スター☆トゥインクルプリキュア」第18話「つかめ新連載☆お母さんのまんが道!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 ひかるの母・輝美は漫画家。「月刊あさがお」に新作漫画が掲載される事が決まりました。
 「月刊あさがお」は、発行部数70万部の人気漫画雑誌。輝美はずっと、この漫画に連載される事を狙っていました。
 掲載が決まったのは、急遽ページがページが空いたからで、輝美は今回の掲載を機に、人気漫画家になろうと気合を入れます。


~ Aパート ~
 その後日・・・、
「漫画って面白いルン!」
「ワクワクフワ!」
「えっと、逆さまだけどね・・・。」
「オヨ?」
    
 今回もネイス天然ボケ、ありがとう。だんだん蒸し暑くなっている中、こういうボケは良い清涼剤になります。(笑)

 ひかるは小さい頃から、母の描いた漫画が大好きで、いつか売れっ子になると信じていました。
 しかし、ひかるは、今のままでは、連載は無理なんじゃないかと感じています。というのは、昨夜、全然アイディアが浮かばず、筆が進まなかったからです。
 連載が急に決まったため、アシスタントもおらず、輝美は1人で苦労しています。それを聞いたえれな達は、何かお手伝いをしたいと言い、ひかるは受け入れました。

 それからしばらくして・・・、
「お母さん!?」
「ひかる・・・。お母さん才能ないかも・・・。」
    
「そんな事ないよ! ほら! 超優秀なアシスタントも連れてきたから!」
   
「はじめまして。」
「お邪魔してます。」
「こんにちわルン!」
   
「ルン?」
    
「ルン・・・。」
   
「ルン・・・。」
「ルン?」
    
「ルン・・・。」
   
   
「ひらめいたー!」
    
「星空少女ルンちゃん! 宇宙人の女の子が、地球で友達を作っていく学園ファンタジー!」
「キラやば~っ☆!」
    
「す、鋭い・・・。」
「さすがの観察眼ですね・・・。」
「漫画家恐るべしルン・・・。」
   
 すげえ・・・。宇宙人の女の子が地球で友達を作っていくというのは、だいたい合ってるし、「ルンちゃん」と言われた事があるのは大当たりだし、カッパも描かれてるのはカッパードを思わせますし、マジですげえ・・・。この人、エスパーか?(笑)


 しかし、突如現れた1人の男性が、SFやファンタジーはウケないと、ダメ出しします。
   
 彼は、編集者の「追川 夢男」。彼は、ネームを見せてほしいと、輝美にお願いしました。
 夢男はネームを拝見したところ、イマイチだと評価。何を描いても上手くいかない気がすると、輝美もネガティブです。
 SFやファンタジーなら得意分野ですが、それでは連載は勝ち取れないと、夢男は指摘。「月刊あさがお」で売れるものは、イケメン、恋愛、医療ものだそうです。
 それらをすべて取り入れれば、ヒット作が生まれる可能性がありますが、輝美にとっては苦手なジャンル。そこで・・・、
「アタシ達がモデルでいいのかな・・・?」
「なんだか恥ずかしいです・・・。」
   
    
「イケメンドクターと看護師の禁断のラブストーリー! やればできるじゃないですか、先生!」
「はい!」
    
「で、そのドクターの正体は宇宙人で、病気を引き起こす邪悪なウィルスと戦う使命を帯びて、地球に潜入していて・・・。」
    
    
「ちょっと! これはラブストーリーだよ!」
『えーっ・・・。』
    
   
 えれなとまどかに、互いに抱き合うところまでやらせたのか。おいおい、これ、はずみでえれなに背中ドンすれば、ジコチュー発生しかねないぞ。キュアハートとか出撃しなきゃならねーじゃん。やべぇよ・・・。(「事故」をカタカナにして、「ドキドキ」の怪物に置き換えんな(笑))

「そこに登場する恋のライバル! それは入院患者だった! 病院を舞台に描かれる三角関係!」
    
   
「うー、キュンキュンするなあ! タイトルはズバリ、『恋せよイケメンドクター』! 絶対にヒットしますよ!」
    
 なんか安直過ぎて売れないと思う。「すったもんだウォーズ」とか「インディJAWS」の方がまだ売れそうな気がしますね。(笑)

「分かりました・・・。これで描いてみます・・・。売れる漫画を描いて、必ず連載を勝ち取ってみせます!」
    
「ようやく方向性が見えましたね。じゃあ、よろしく頼みますよ!」
    
   
    
    
    
    
    

 その夜・・・、
「お母さんの新作、お父さんにも読ませてあげたいな・・・。」
   
「おとうさん、どこフワ?」
「仕事で世界中を旅しているんだ。だから、1年に1度しか会えないんだよね・・・。」
    
    
 その後、ひかるは、1冊の本を取り出しました。
「子供の頃、お母さんが私のために描いてくれた世界で1冊だけの漫画だよ。」
   

   
「だっせー! 何だよ、その漫画! ひかるはホントにお子ちゃまだよな!」
    
「何よ・・・。」
   
「ひかるなんかほっといて、家でゲームしようぜ!」
「行こうぜ!」
「じゃあな、ひかる!」
『お子ちゃま、お子ちゃま!』
    
「ひかる! どうしたの、ひかる?」
    
「大好きな漫画を読んでたの・・・。そしたらね・・・、そんなのはお子ちゃまの読むものだって・・・。」
    
    
「ひかる・・・。好きなものが人と違ったっていいじゃない・・・。ひかるが好きなものは、ひかるだけの宝物なのよ。だから、大事にしてね・・・。」
    
「お母さん・・・。うん!」
   
「で、どんな漫画を読んでたの?」
「これ!」
    
   
「私、お母さんの漫画、大好き!」
    

 その後、ひかるは、母の部屋に紅茶を届けに来ました。
「間に合いそう?」
「うん。ひかるのお友達が手伝ってくれたおかげよ。」
    
「良かった・・・。」
「ごちそうさま。」
    
「連載のかかった大事な漫画だもん。絶対、良い作品に仕上げるから!」
   
「うん。お母さんなら大丈夫! 私、応援してるからね!」
「うん!」
    
    


~ Bパート ~
 それから後日、輝美の漫画が「月刊あさがお」に載りました。
    
 ひかる達は、連載が決定した母の祝賀会をしようとしていましたが、家に帰ってきた母は落ち込んでいました。
 編集部に行ってきたところ、夢男が編集長から、大して面白くなく連載には程遠いと指摘を受けていたためです。
「みんなには手伝ってもらって本当に頑張ったのに・・・。」
   
   
    
「ちょっと外の空気吸ってくるね。」
    

 少しして・・・、
    
「ひかる・・・。」
    
   
「ごめんね・・・。私、やっぱり漫画家は無理かもしれない・・・。」
   
   
「私、お母さんの漫画好きだよ。お母さんの描くファンタジー!」
    
   
「好きってだけじゃダメ・・・。連載が持てなきゃ、漫画家は続けられないのよ・・・。」
    
   

 その直後、テンジョウと大量のノットレイ達が近くに。すぐさま、輝美はノットレイ化され、巨大化。
   
「私にはもう、漫画家なんて無理なのよ・・・。」
   
 ひかる達4人は、輝美を救うため、プリキュアに変身します。

 ノットレイ達は、ミルキー、ソレイユ、セレーネの3人で対処。
 スターは、巨大ノットレイの相手をする事に。スターは、おうし座スターパンチを放ちますが・・・、
    
   
 防がれてしまい、反撃でダメージを受けます。その後、巨大ノットレイが追撃してきましたが、スターは必死に抑えました。
「お母さん・・・。私は、お母さんの漫画、大好きだよ・・・。」
   
「沢山のイマジネーションが詰まって、ドキドキハラハラの連続で、主人公はどんな逆境にも負けない・・・。」
   
「そんなお母さんの漫画に私は勇気をもらったんだ!」
   
「漫画だって?」
    
「そんな落書きのために必死になるなんて、アンタはお子ちゃまね!」
    
   
「好きなものが人と違ったっていいじゃない・・・。ひかるが好きなものは、ひかるだけの宝物なのよ。」
    
「誰になんて言われても・・・、好きなものは好き!」
   
「理解できないわね・・・。そんな下らないもののために・・・。」
   
 その後、テンジョウは、巨大ノットレイに攻撃の手を強めさせますが、ミルキー達3人がフォロー。
    
   
 そして、攻撃を押し返しました。
 その後はサザンクロスショット。輝美を救う事ができました。

    
   
「ひかるに読んでほしくて、夢中で描いたっけ・・・。」
   
「お母さん。ありがとう・・・。」
    
   
「私、お母さんの漫画、大好き!」
   
「どうしたの?」
    
「よし、決めた! 私、もう一度、連載目指す!」
「本当!?」
    
「自分の好きなものは、その人だけの宝物だもん・・・。その気持ちを大事にすれば、きっと読者にも伝わると思うから!」
    
「キラやば~っ☆ それでこそお母さんだよ!」
    
   

 そして・・・、
    
    

 それから後日・・・、
    
   
「やっぱり、ファンタジーじゃダメでした・・・?」
   
「めちゃめちゃ面白いじゃないですか!」
「でしょでしょ!」
「どうして早くこれを描かなかったんですか!?」
「えーっ!? だって、あなたが・・・。」
    
   
「僕もいけなかったんです・・・。作品をヒットさせるために大事な事を見失ってました・・・。本当に、すみません!」
    
「これからは、自分が面白いって気持ちを、もっと大事にします! 先生、連載目指して頑張りましょうね!」
    
「はい!」
「やったね、お母さん!」
    
   

 その頃・・・、
    
   
「ようやく手に入れた・・・。プリンセスの力・・・。」
    
   

 今回は、これで終了です。


次回:「虹の星へ☆ブルーキャットのヒミツ!
 ひかる達は、惑星レインボー星にやって来ました。外から見るとすごく綺麗な星ですが、この星には、花も木もなく、人も石になっており、すごく寂しい所です。
 ホログラムで隠されていた洞窟で、惑星レインボー星のお宝とプリンセススターカラーペンを発見しますが、アイワーンとバケニャーンもやって来て・・・。


    今回のラッキー星座


【まとめ】
 ひかるの母・輝美に、人気漫画雑誌の連載の話が来たものの、得意でないジャンルの漫画を描く事になり、面白くない作品となった事から、連載の話はなくなりましたが、自分らしい面白い作品でいつか連載を勝ち取ろうと前向きになりました。

 さて、今話のポイントは「周りの声や人気よりも『大好き』」でしょうか。
 今話は、ストーリーの大きな進展はない日常回。ですが、感心どころの多い濃密な一話だったと感じています。

 好きなものが人と違ったっていい。「個性」は、人の数だけ存在し、自分の好きなものや特技とかも人それぞれです。
 自分の好きなものが誰かにとっての嫌いなものだったりする事もあれば、自分の嫌いなものが誰かにとっての好きなものだったりする事もあります。自分の好きなものが、周りからすれば幼稚に思えるゆえに、お子ちゃまなどとバカにされる事もあるでしょう。

 だけど、大事なのは、周りが何と言おうと、大好きなものを大好きだと貫く気持ちなんでしょうね。
 そうする事で、その人の「個性」は強まり、周りもその「個性」を尊重していくものなのでしょう。お子ちゃまだと一蹴した事を反省して、「すごい」に変わるものだと思いますね。

 それにしても、小さい頃にひかるを元気付けさせた漫画が、今話では母を元気付けさせたというのは良かったですね。
 誰がなんと言おうとも「好きなモノは好き!」という強い想いの持ち主。公式ホームページのひかるのキャラ紹介にはこうありますが、これは、あの母親あってのものなんだろうな、としみじみ感じました。良いお母さんっ子に育ったと思いますね。
 それに、かつて母がひかるを励ました場所で、今回はひかるが母を励ましに来たというのも秀逸でした。あの漫画だけでなく、あのブランコも、2人の強い母娘愛を感じさせるアイテムに思えて、感慨深かったですね。

 また、輝美の編集者・夢男についても、最後は良いフォローをされていたと思います。連載に目がくらんで、輝美の苦手なジャンルの漫画を描かせてしまった事に反省して謝っていたのは良かったですね。
 漫画の名前に載るのは作者だけであって、編集者の名は載る事はまずありません。ですが、自分の漫画が世に知れ渡り、人気になるには、編集者の存在は必須。人気漫画家になるには、漫画家の実力のみならず、漫画家と編集者の阿吽の呼吸も大切でしょう。
 そう思うと、ラストで、連載は今すぐ目指さず、自分の得意な分野で面白い漫画を描き続けようと意気投合できたのは良かったと思いますね。

 他にも、アシスタント、編集者、ネームが何なのか、メイン視聴層の女の子達に分かりやすく説明されていたのも良かったと思います。14話の通訳と同じく、いい感じに漫画家への興味を促していたように思いますね。
 前作「HUGっと」では職業体験を売りにしていましたが、ストーリー後半ではその機会はめっきり減り、描けなかった職業は結構あったでしょう。
 14話、今話と、職業の簡単な説明がされていたのは、前作の補完的なものなのかな、と思いました。もちろん、それが悪いという事ではなく、多種多様性を重んじる最近のプリキュアシリーズを思えば、良い流れだと感じています。なりたい職業は何であれ、夢に向かって進むのは素晴らしい事だと思いますしね。
 この先も、どんな職業について、女の子達の興味を促すような簡単な説明があるのか、注目していきたいですね。

 さて、次回は、再びブルーキャットに焦点が当てられる話。タイトル的に、次回でブルーキャットにかかわる謎の大部分が明かされるのでしょう。
 また、公式ホームページによれば、次々回で追加プリキュアが登場する事が決まっています。それだけに、次回はそれに向けてのシリアスストーリーが展開されるでしょう。
 次回は、全キャラの一挙手一投足に、これまで以上に注目していきたいと思います。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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