
今話の名セリフ:「笑顔には、人と人を繋げるすごい力があります。私はこれからも、沢山の人と出会い、交流を深めていきたいです。」(天宮えれな)
「スター☆トゥインクルプリキュア」第39話「えれな大ピンチ! テンジョウ先生のワナ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ユニがトゥインクルイマジネーションを見つけて、地球に帰ってきたひかる達。
その直後、シャイニートゥインクルペンが光りました。スタープリンセスが呼んでいるようで、ひかる達は、スターパレスに向かいました。
スタープリンセスによると、トゥインクルイマジネーションの輝きは1つだけではないとか。1人1人が見つけるもののようです。
そして、全員がトゥインクルイマジネーションを見つけた時に、大いなる力が生まれるとの事。ひかる達は、それぞれのトゥインクルイマジネーションを見つけようと意欲を示しました。
今回のオープニングも劇場版告知バージョン。いつも通り、キャプチャー画像や感想は、記事の最後に述べます。
~ Aパート ~
今度の日曜日に、学校対抗英語スピーチコンテストがあるようです。
観星中からは、えれなが代表して出場する事が決まりました。えれなは英語が得意な上、「観星中の太陽」とも呼ばれているほどで、周りも異論はありませんでした。
その頃、ノットレイダーでは、ユニがトゥインクルイマジネーションを見つけても、ダークネストは変わらず、フワを手に入れろと命令。今回は、テンジョウが出撃する事に。
テンジョウは、変身前のプリキュアに近付けばフワを奪うのは容易だと思っていますが、どうやって近付くのか? その方法は・・・、

これは、へんしんじゅ。ひかる達がプルルン星に向かう際に使ったアイテムです。
少しして、ある女性が観星中の校長室に。

これは、テンジョウが化けた姿。テンジョウは自分が来たからには、コンテスト優勝は間違いなしだと校長に迫ります。
しばらくして、テンジョウは、特別講師「ジョー・テング」を名乗って、全校集会の壇上に。
ジョー・テングは、自分の国では生徒の事を「コマチャン」と言うんだとか、宇宙に目を向けろとか言い、生徒たちから大きな評判を得ました。ただ、まどかは、どこかで会ったような気がすると疑問を感じますが。
ジョー・テングは英語の教師をこなす中、虎視眈々と変身前のプリキュアからフワを奪おうと企みます。
そう思っていた中、えれなが声をかけてきました。全校集会でのスピーチが素敵だったとジョー・テングを称え、握手を求めます。もちろん、ジョー・テングがテンジョウだとは知りません。
ジョー・テングは、ここで拒否したら怪しまれると感じたのか、学校の中を案内してほしいと、えれなに頼みました。
「実は少し悩んでたんです。なかなか考えがまとまらなくて・・・。」

「私、家族の事を書こうと思うんです。うちは父がメキシコ人で、母は日本人。弟や妹も沢山いるんです。」
「ふーん・・・。」

「先生の生まれた国は、どんな所ですか?」



「先生? どうかしたんですか?」
「何でもない・・・。」

直後、ひかる達が声をかけてきました。えれなは、ひかる達と一緒に昼食をとる事にし、テンジョウと別れました。
その後、ジョー・テングは柱の陰から、フワを奪うチャンスをうかがいます。
すると、すぐに、フワがトゥインクルブックから出てきました。フワは、ひかる達から少し離れた木陰で、トゥインクルブックに描かれた牛乳を飲みました。
奪うなら今がチャンス。という事で、フワに近付きますが・・・、
「コンテスト頑張って下さい!」
「絶対応援に行きます!」
「みんな、ありがとう!」


よし。今回も、えれなを囲む生徒達の中に野郎は混じってないな。さすが、スタッフ様。えれなやまどかに近付く男子生徒達の駆逐に余念がなくて何よりです。(笑)
「ちっ・・・。」

「先生?」

えれな達は皆で一緒に昼食を食べようと誘いますが、へんしんじゅの効果切れの時間が近付いていました。という事で、結構だと言って去る事に。
「あと少しってところで・・・。」


「気に入らないわね、あの笑顔・・・。」

~ Bパート ~
その放課後・・・、
「ふーん・・・。これがあなたのスピーチ原稿?」

「はい。笑顔でいれば、どんな人とも繋がる事ができる。そんなテーマで書いてみたんです!」

「笑顔ね・・・。フッ、アッハハハ! アハハハハ!」

「まったく、あなたはお子ちゃまね。」

「え?」
「世の中の事がなーんにも分かってないんだから。」

「世の中の・・・、事?」
「あなたにはないわよね。周りの人が嫌いになったり、笑顔を信じられなくなったりした事。」

「そんな事・・・。」


「小学生の頃、悩んだ事がありました・・・。何で自分だけが他のみんなと違うんだろうって・・・。」



「そう・・・。それこそが真実・・・。その時の辛い気持ちを書くのよ・・・。心にウソをついてはダメ・・・。」

「さらけ出すの・・・。苦しい思いを・・・。怒りを・・・。悲しみを・・・。そうすれば、人の心を打つスピーチができるわ。」


「キュアソレイユ。その憎たらしい笑顔を消し去ってやるわ・・・。」

スピーチコンテストの日が来ました。次は、えれなが発表する番です。
「日本の学校に通い、皆さんと同じ、日本人として暮らしています。」

「けれど・・・、小学生の頃・・・、自分だけが他のみんなと違うという事を気にして、笑顔を失った事がありました・・・。」

「どうして自分だけが違うんだろう・・・。どうして、みんなと一緒じゃないんだろう・・・。」


「もう誰とも分かり合えない気がして、心に壁を作ってしまったのです・・・。」



「その調子よ。さあ、もっとさらけ出しなさい。あなたの心の歪みを・・・。」

「でも、そんな時、家族を見ていて気付きました。」

「うちの家族は、父と母がハグし合ったり、歌って踊ったり、こんなに楽しくユニークな家族はどこにもいません。」



「だけど・・・、いいえ、だからこそ、世界に1つだけの私の宝物です!」


「翌日、学校へ行って気付きました。人と違うのは私だけじゃないって。」


「背が高い子。足が速い子。話が面白い子。本が好きな子。みんな違う・・・。1人1人違う・・・。」


「それぞれ素敵な個性があって、その人を輝かせているんです。」

「それから、私は、どんな人とも笑顔で接する事ができるようになりました。」

「そして、私が笑顔でいると、みんなにも笑顔の輪が広がっていったのです。」

「笑顔には、人と人を繋げるすごい力があります。私はこれからも、沢山の人と出会い、交流を深めていきたいです。」


「キラやば~っ☆」
「すごいルン・・・。」
「素敵です・・・。えれな・・・。」

大きな拍手が飛び交う中、ジョー・テングが壇上に。
「まったく、あなたって子は本当に何も分かってないんだから・・・。」

「え・・・。」
「笑顔が人と人を繋げるですって・・・? ふざけないで!」

「そんなのまやかしよ!」



「人は結局うわべだけ・・・。この宇宙には上か下かしかないのよ・・・。笑顔なんか、何の価値もない・・・。」

「能天気なあなた達には理解できないでしょうね。そうやっていつまでも仲良しごっこをしていればいいわ!」

その後、ジョー・テングはコンテスト会場を去りました。えれなはジョー・テングを追いかけます。
会場からある程度離れたところで、へんしんじゅの効力が切れました。えれなと、後を追ったひかる達も、ジョー・テングがテンジョウだと気付きます。ちょうどその時、ユニもひかる達の元に。
そして、テンジョウは、大量のノットレイ達と、巨大なノットレイを呼び寄せました。巨大なノットレイは校長が素体に。

ひかる達5人は変身します。
ノットレイ達は、スター、ミルキー、セレーネ、コスモの4人で軽々と片付けます。
ソレイユは、校長ノットレイの相手をするものの、攻撃を受けて、吹き飛ばされました。
「笑顔なんかで人と人は繋がれない・・・。お前の笑顔なんか何の価値もないのよ!」


その後、ソレイユへの追撃をコスモがカバーに入りましたが、コスモも校長ノットレイの強力な攻撃で吹き飛ばされます。
「キュアソレイユ。お前の笑顔を見てると、イライラするのよ!」



「テンジョウ、アタシ、あなたには感謝してる!」

「はあ?」
「だって、あのスピーチができたのは、あなたのアドバイスのおかげだから!」
「黙りなさい!」


「笑顔に価値はあるよ・・・。笑顔には、人と人を繋げるすごい力が・・・、あるんだ!」


その後は、スタートゥインクルイマジネーションで校長ノットレイを撃退。
コンテストの結果は、えれなが優勝。翌日、えれなは集会で表彰されました。
えれなは、ジョー・テングにも心から感謝していると言いますが、当然いる訳がありません。えれなは、テンジョウに思うところがありそうな表情を浮かべます。
その頃、まどかの父・冬貴の職場では・・・、


この映像は、観星中の近所の住人からの情報提供です。
今回は、これで終了です。
次回:「バレちゃった!? 2年3組の宇宙人☆」
まどかの父・冬貴がロケットまでやって来ました。最近、森の中で戦ったりしていたから、何か気付いたのかも?
その翌日、学校に行ってみたら、クラスの皆の様子が変な事に。今まで学校の周りで起きた不思議な事が、ララのせいなんじゃないかと思われてるようです。
そんな中、カッパードが現れます。学校で変身したら皆にプリキュアだってバレてしまいますが、一体どうするのか?
今回のラッキー星座
ラッキー星座公開直後も、劇場版の告知映像があり、今回はいくつか画像をキャプチャーしました。こちらの画像掲載や感想も、記事の最後に回します。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
テンジョウは「ジョー・テング」という英語教師に変身してフワを奪おうとしましたが失敗し、えれなは学校対抗英語スピーチコンテストで優勝しました。
今回は、トゥインクルイマジネーションの発見はなりませんでしたが、ストーリー序盤から気になっていた、えれなが笑顔を大切にしている理由が分かった素晴らしい話だったと思います。
えれなの笑顔のルーツは、家族。それも、両親がハグし合ったり、歌って踊ったりする事が多くて楽しいから自然に笑顔になったというのは、素敵でした。
また、常に笑顔を絶やさないえれなが過去に笑顔を失った事があったのは想定外でした。まったく、何で、前作の主人公・はなとか、「スマイル」のみゆきとか、笑顔が素敵な子ほど、暗い過去持ちなんだろうな・・・。まあ、それが悪いという事ではないんですけどね。
自分は周りと違う事に悩み、壁を作って、笑顔を失った。ホームパーティーの時で弟のとうまが感じていた事をえれなも感じていたという事ですね。
とうまと同じく、両親の事で悩んでいたのかもしれないでしょう。手を繋いで踊っていたり、歌ったりする事がしょっちゅうという事で。ホームパーティーの時のバトルシーンでも「小さい時、うちの家族は普通と違うのかなって、思った事あった」と言っており、それは、今回思い出した過去の事かもしれませんね。
また、えれなが褐色肌である事も、周りにはない特徴であり、幼い頃から色々言われてたかもしれないでしょう。片親が外国人なのも珍しい点であり、周りとの強い特異性に悩むのも仕方のない事なのかな、と思いますね。
だけど、その家族が悩みの解決に至ったのも良かったですね。両親がハグし合ったり、歌って踊ったりする事がしょっちゅうだったり、片親が外国人なのは珍しい事ですが、これほどユニークな家族はないと「宝物」として考えたのは、すごいな、と思いました。
と言っても、えれな1人だけではこの考えに至らなかったでしょう。えれなが悩んでいた時に両親が、悩みの内容を詮索はせず、とにかく笑顔になってほしいと接し続けてくれたのが大きく影響しているのかもしれませんね。一緒に歌ったり踊ったり、ハグされたりなどして。
それに、弟や妹達の存在もかかわっているでしょう。えれなが悩んでいた時には、まだ物心のついていない弟や妹がおり、その子達の無邪気な笑顔にも救われたように思いますね。
さらに、その翌日には、周りと違うのは自分だけじゃないと、多様性を素晴らしいものだと感じていたのも、すごい事だと感心しました。
みんな違うけど、みんな変じゃない。ホームパーティーの時にララが言っていた事であり、その感受性に優れている事も、えれなの魅力のように思いますね。
思えば、これまでのえれなは、褒め上手だと感じた事が多々ありましたが、それは、その感受性ゆえですかね。今後も、えれなの笑顔や、多様性を素晴らしいものと感じる心がストーリーにどう影響してくるのか、注目していきたいものです。
その一方で、今回は、具体的ではありませんでしたが、テンジョウの暗い過去が明らかになりました。
「この宇宙には上か下かしかない」と言っていた事を考えると、テンジョウが住んでいた星は、縦社会や競争社会がすごく強いところだったのでしょうか。誰かの上に立つ事がすべてであり、そのためなら何だってやるのでしょう。誰かを騙す事も、他人の気持ちを裏切る事も。
おそらく、テンジョウは、一緒に何か大きな事を成功させようと、誰かから笑顔で近付かれた事があるのでしょう。だけど、ある程度事が進めば、用無しだと使い捨てられ、それが、1、2度はあったんじゃないかと思いますね。
テンジョウが住んでいた星では、上に気に入られたり、誰かを利用したりと、世渡り上手じゃなければ、生きていけないのでしょう。
だけど、テンジョウは、そうではないために、つまはじきにされてしまい、居場所を失ったように思いますね。騙し騙される事が当たり前なのであれば、人は結局うわべだけとか、笑顔に価値はないなどと思うのも仕方のない事のように思います。
確かに、ある程度年齢を重ねれば、受験、就職、役職などといった競争社会に巻き込まれ、勝つ事が重要になってきて、テンジョウが言っていた事はごもっともだと感じる事もあります。
ですが、このアニメのメイン視聴層は、小学生未満の女の子達。競争社会とは無縁であり(小学校受験をさせるというケースもあるでしょうけど)、色んな友達と楽しく笑顔で接して仲良くなりたいお年頃。その頃から上下関係の厳しさを説いては、汚い大人に育つおそれがあり、多大な可能性を壊しかねないでしょう。
笑顔が人と人を繋げるなんていうのは、大人からすれば、綺麗事かもしれませんし、お子ちゃまの戯言だと思うかもしれないでしょう。
でも、それで良いんじゃないかと思いますね。いずれ上下関係の厳しさを感じる時がやって来ますが、それまでは、縦の関係ではなく横の繋がりで純粋に人と人との関係を深めていく事が大切だと思いますし、大人になった時にも良い事があるのかもしれません。
テンジョウは、笑顔を嫌い、他人を信用できない節があり、それも仕方ないと思うところはありますが、えれなの言っていた「あのスピーチができたのは、あなたのアドバイスのおかげだから」という言葉は、いずれ信じてほしいかな、と思いますね。心にウソをついてはダメだと言った事が良いスピーチに繋がったのは、本当の事ですし。
果たして、テンジョウが笑顔の素敵さに気付く時は来るのか? また、えれなは今後、テンジョウに対してどう接するのか? この先の両者のやりとりを楽しみにしたいと思います。
本編の感想は以上です。最後に、今回の劇場版告知オープニング、および、ラッキー星座公開後の劇場版告知映像のキャプチャー画像を挙げていきます。
なお、以降のコメントは、劇場版を鑑賞してきた上で語っています。あらかじめご了承下さい。


ひかるとララの変顔Ktkr! ここは、物語前半の1シーンですね。
えれなやまどかにはさせられない変顔をやってのけるとは、ふむ、実に素晴らしい!(お前、ひかるとララをディスってんだろ(笑))




ストーリー後半からのシーンです。12星座のドレスを駆使して、最後の舞台に突入します。



物語中盤の1シーン。ここは、涙腺緩ませポイントですね。映画を見なくても、ララが主役なのは何となく想像できるでしょう。


物語のクライマックス来ました。少し展開が進むと、盛り上がりどころや涙腺緩ませポイントがやってきます。
今回の劇場版は感動度が高いと思いますので、涙もろい方は、ハンカチの準備をした方がいいかもしれませんね。いや、冗談抜きで!
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「スター☆トゥインクルプリキュア」第39話「えれな大ピンチ! テンジョウ先生のワナ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ユニがトゥインクルイマジネーションを見つけて、地球に帰ってきたひかる達。
その直後、シャイニートゥインクルペンが光りました。スタープリンセスが呼んでいるようで、ひかる達は、スターパレスに向かいました。
スタープリンセスによると、トゥインクルイマジネーションの輝きは1つだけではないとか。1人1人が見つけるもののようです。
そして、全員がトゥインクルイマジネーションを見つけた時に、大いなる力が生まれるとの事。ひかる達は、それぞれのトゥインクルイマジネーションを見つけようと意欲を示しました。
今回のオープニングも劇場版告知バージョン。いつも通り、キャプチャー画像や感想は、記事の最後に述べます。
~ Aパート ~
今度の日曜日に、学校対抗英語スピーチコンテストがあるようです。
観星中からは、えれなが代表して出場する事が決まりました。えれなは英語が得意な上、「観星中の太陽」とも呼ばれているほどで、周りも異論はありませんでした。
その頃、ノットレイダーでは、ユニがトゥインクルイマジネーションを見つけても、ダークネストは変わらず、フワを手に入れろと命令。今回は、テンジョウが出撃する事に。
テンジョウは、変身前のプリキュアに近付けばフワを奪うのは容易だと思っていますが、どうやって近付くのか? その方法は・・・、

これは、へんしんじゅ。ひかる達がプルルン星に向かう際に使ったアイテムです。
少しして、ある女性が観星中の校長室に。

これは、テンジョウが化けた姿。テンジョウは自分が来たからには、コンテスト優勝は間違いなしだと校長に迫ります。
しばらくして、テンジョウは、特別講師「ジョー・テング」を名乗って、全校集会の壇上に。
ジョー・テングは、自分の国では生徒の事を「コマチャン」と言うんだとか、宇宙に目を向けろとか言い、生徒たちから大きな評判を得ました。ただ、まどかは、どこかで会ったような気がすると疑問を感じますが。
ジョー・テングは英語の教師をこなす中、虎視眈々と変身前のプリキュアからフワを奪おうと企みます。
そう思っていた中、えれなが声をかけてきました。全校集会でのスピーチが素敵だったとジョー・テングを称え、握手を求めます。もちろん、ジョー・テングがテンジョウだとは知りません。
ジョー・テングは、ここで拒否したら怪しまれると感じたのか、学校の中を案内してほしいと、えれなに頼みました。
「実は少し悩んでたんです。なかなか考えがまとまらなくて・・・。」

「私、家族の事を書こうと思うんです。うちは父がメキシコ人で、母は日本人。弟や妹も沢山いるんです。」
「ふーん・・・。」


「先生の生まれた国は、どんな所ですか?」




「先生? どうかしたんですか?」
「何でもない・・・。」


直後、ひかる達が声をかけてきました。えれなは、ひかる達と一緒に昼食をとる事にし、テンジョウと別れました。
その後、ジョー・テングは柱の陰から、フワを奪うチャンスをうかがいます。
すると、すぐに、フワがトゥインクルブックから出てきました。フワは、ひかる達から少し離れた木陰で、トゥインクルブックに描かれた牛乳を飲みました。
奪うなら今がチャンス。という事で、フワに近付きますが・・・、
「コンテスト頑張って下さい!」
「絶対応援に行きます!」
「みんな、ありがとう!」



よし。今回も、えれなを囲む生徒達の中に野郎は混じってないな。さすが、スタッフ様。えれなやまどかに近付く男子生徒達の駆逐に余念がなくて何よりです。(笑)
「ちっ・・・。」

「先生?」


えれな達は皆で一緒に昼食を食べようと誘いますが、へんしんじゅの効果切れの時間が近付いていました。という事で、結構だと言って去る事に。
「あと少しってところで・・・。」



「気に入らないわね、あの笑顔・・・。」

~ Bパート ~
その放課後・・・、
「ふーん・・・。これがあなたのスピーチ原稿?」


「はい。笑顔でいれば、どんな人とも繋がる事ができる。そんなテーマで書いてみたんです!」

「笑顔ね・・・。フッ、アッハハハ! アハハハハ!」


「まったく、あなたはお子ちゃまね。」

「え?」
「世の中の事がなーんにも分かってないんだから。」

「世の中の・・・、事?」
「あなたにはないわよね。周りの人が嫌いになったり、笑顔を信じられなくなったりした事。」


「そんな事・・・。」



「小学生の頃、悩んだ事がありました・・・。何で自分だけが他のみんなと違うんだろうって・・・。」





「そう・・・。それこそが真実・・・。その時の辛い気持ちを書くのよ・・・。心にウソをついてはダメ・・・。」


「さらけ出すの・・・。苦しい思いを・・・。怒りを・・・。悲しみを・・・。そうすれば、人の心を打つスピーチができるわ。」


「キュアソレイユ。その憎たらしい笑顔を消し去ってやるわ・・・。」

スピーチコンテストの日が来ました。次は、えれなが発表する番です。
「日本の学校に通い、皆さんと同じ、日本人として暮らしています。」

「けれど・・・、小学生の頃・・・、自分だけが他のみんなと違うという事を気にして、笑顔を失った事がありました・・・。」

「どうして自分だけが違うんだろう・・・。どうして、みんなと一緒じゃないんだろう・・・。」




「もう誰とも分かり合えない気がして、心に壁を作ってしまったのです・・・。」




「その調子よ。さあ、もっとさらけ出しなさい。あなたの心の歪みを・・・。」

「でも、そんな時、家族を見ていて気付きました。」

「うちの家族は、父と母がハグし合ったり、歌って踊ったり、こんなに楽しくユニークな家族はどこにもいません。」





「だけど・・・、いいえ、だからこそ、世界に1つだけの私の宝物です!」


「翌日、学校へ行って気付きました。人と違うのは私だけじゃないって。」




「背が高い子。足が速い子。話が面白い子。本が好きな子。みんな違う・・・。1人1人違う・・・。」




「それぞれ素敵な個性があって、その人を輝かせているんです。」

「それから、私は、どんな人とも笑顔で接する事ができるようになりました。」

「そして、私が笑顔でいると、みんなにも笑顔の輪が広がっていったのです。」

「笑顔には、人と人を繋げるすごい力があります。私はこれからも、沢山の人と出会い、交流を深めていきたいです。」



「キラやば~っ☆」
「すごいルン・・・。」
「素敵です・・・。えれな・・・。」


大きな拍手が飛び交う中、ジョー・テングが壇上に。
「まったく、あなたって子は本当に何も分かってないんだから・・・。」

「え・・・。」
「笑顔が人と人を繋げるですって・・・? ふざけないで!」


「そんなのまやかしよ!」





「人は結局うわべだけ・・・。この宇宙には上か下かしかないのよ・・・。笑顔なんか、何の価値もない・・・。」


「能天気なあなた達には理解できないでしょうね。そうやっていつまでも仲良しごっこをしていればいいわ!」


その後、ジョー・テングはコンテスト会場を去りました。えれなはジョー・テングを追いかけます。
会場からある程度離れたところで、へんしんじゅの効力が切れました。えれなと、後を追ったひかる達も、ジョー・テングがテンジョウだと気付きます。ちょうどその時、ユニもひかる達の元に。
そして、テンジョウは、大量のノットレイ達と、巨大なノットレイを呼び寄せました。巨大なノットレイは校長が素体に。

ひかる達5人は変身します。
ノットレイ達は、スター、ミルキー、セレーネ、コスモの4人で軽々と片付けます。
ソレイユは、校長ノットレイの相手をするものの、攻撃を受けて、吹き飛ばされました。
「笑顔なんかで人と人は繋がれない・・・。お前の笑顔なんか何の価値もないのよ!」



その後、ソレイユへの追撃をコスモがカバーに入りましたが、コスモも校長ノットレイの強力な攻撃で吹き飛ばされます。
「キュアソレイユ。お前の笑顔を見てると、イライラするのよ!」





「テンジョウ、アタシ、あなたには感謝してる!」

「はあ?」
「だって、あのスピーチができたのは、あなたのアドバイスのおかげだから!」
「黙りなさい!」


「笑顔に価値はあるよ・・・。笑顔には、人と人を繋げるすごい力が・・・、あるんだ!」




その後は、スタートゥインクルイマジネーションで校長ノットレイを撃退。
コンテストの結果は、えれなが優勝。翌日、えれなは集会で表彰されました。
えれなは、ジョー・テングにも心から感謝していると言いますが、当然いる訳がありません。えれなは、テンジョウに思うところがありそうな表情を浮かべます。
その頃、まどかの父・冬貴の職場では・・・、



この映像は、観星中の近所の住人からの情報提供です。
今回は、これで終了です。
次回:「バレちゃった!? 2年3組の宇宙人☆」
まどかの父・冬貴がロケットまでやって来ました。最近、森の中で戦ったりしていたから、何か気付いたのかも?
その翌日、学校に行ってみたら、クラスの皆の様子が変な事に。今まで学校の周りで起きた不思議な事が、ララのせいなんじゃないかと思われてるようです。
そんな中、カッパードが現れます。学校で変身したら皆にプリキュアだってバレてしまいますが、一体どうするのか?

ラッキー星座公開直後も、劇場版の告知映像があり、今回はいくつか画像をキャプチャーしました。こちらの画像掲載や感想も、記事の最後に回します。
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
テンジョウは「ジョー・テング」という英語教師に変身してフワを奪おうとしましたが失敗し、えれなは学校対抗英語スピーチコンテストで優勝しました。
今回は、トゥインクルイマジネーションの発見はなりませんでしたが、ストーリー序盤から気になっていた、えれなが笑顔を大切にしている理由が分かった素晴らしい話だったと思います。
えれなの笑顔のルーツは、家族。それも、両親がハグし合ったり、歌って踊ったりする事が多くて楽しいから自然に笑顔になったというのは、素敵でした。
また、常に笑顔を絶やさないえれなが過去に笑顔を失った事があったのは想定外でした。まったく、何で、前作の主人公・はなとか、「スマイル」のみゆきとか、笑顔が素敵な子ほど、暗い過去持ちなんだろうな・・・。まあ、それが悪いという事ではないんですけどね。
自分は周りと違う事に悩み、壁を作って、笑顔を失った。ホームパーティーの時で弟のとうまが感じていた事をえれなも感じていたという事ですね。
とうまと同じく、両親の事で悩んでいたのかもしれないでしょう。手を繋いで踊っていたり、歌ったりする事がしょっちゅうという事で。ホームパーティーの時のバトルシーンでも「小さい時、うちの家族は普通と違うのかなって、思った事あった」と言っており、それは、今回思い出した過去の事かもしれませんね。
また、えれなが褐色肌である事も、周りにはない特徴であり、幼い頃から色々言われてたかもしれないでしょう。片親が外国人なのも珍しい点であり、周りとの強い特異性に悩むのも仕方のない事なのかな、と思いますね。
だけど、その家族が悩みの解決に至ったのも良かったですね。両親がハグし合ったり、歌って踊ったりする事がしょっちゅうだったり、片親が外国人なのは珍しい事ですが、これほどユニークな家族はないと「宝物」として考えたのは、すごいな、と思いました。
と言っても、えれな1人だけではこの考えに至らなかったでしょう。えれなが悩んでいた時に両親が、悩みの内容を詮索はせず、とにかく笑顔になってほしいと接し続けてくれたのが大きく影響しているのかもしれませんね。一緒に歌ったり踊ったり、ハグされたりなどして。
それに、弟や妹達の存在もかかわっているでしょう。えれなが悩んでいた時には、まだ物心のついていない弟や妹がおり、その子達の無邪気な笑顔にも救われたように思いますね。
さらに、その翌日には、周りと違うのは自分だけじゃないと、多様性を素晴らしいものだと感じていたのも、すごい事だと感心しました。
みんな違うけど、みんな変じゃない。ホームパーティーの時にララが言っていた事であり、その感受性に優れている事も、えれなの魅力のように思いますね。
思えば、これまでのえれなは、褒め上手だと感じた事が多々ありましたが、それは、その感受性ゆえですかね。今後も、えれなの笑顔や、多様性を素晴らしいものと感じる心がストーリーにどう影響してくるのか、注目していきたいものです。
その一方で、今回は、具体的ではありませんでしたが、テンジョウの暗い過去が明らかになりました。
「この宇宙には上か下かしかない」と言っていた事を考えると、テンジョウが住んでいた星は、縦社会や競争社会がすごく強いところだったのでしょうか。誰かの上に立つ事がすべてであり、そのためなら何だってやるのでしょう。誰かを騙す事も、他人の気持ちを裏切る事も。
おそらく、テンジョウは、一緒に何か大きな事を成功させようと、誰かから笑顔で近付かれた事があるのでしょう。だけど、ある程度事が進めば、用無しだと使い捨てられ、それが、1、2度はあったんじゃないかと思いますね。
テンジョウが住んでいた星では、上に気に入られたり、誰かを利用したりと、世渡り上手じゃなければ、生きていけないのでしょう。
だけど、テンジョウは、そうではないために、つまはじきにされてしまい、居場所を失ったように思いますね。騙し騙される事が当たり前なのであれば、人は結局うわべだけとか、笑顔に価値はないなどと思うのも仕方のない事のように思います。
確かに、ある程度年齢を重ねれば、受験、就職、役職などといった競争社会に巻き込まれ、勝つ事が重要になってきて、テンジョウが言っていた事はごもっともだと感じる事もあります。
ですが、このアニメのメイン視聴層は、小学生未満の女の子達。競争社会とは無縁であり(小学校受験をさせるというケースもあるでしょうけど)、色んな友達と楽しく笑顔で接して仲良くなりたいお年頃。その頃から上下関係の厳しさを説いては、汚い大人に育つおそれがあり、多大な可能性を壊しかねないでしょう。
笑顔が人と人を繋げるなんていうのは、大人からすれば、綺麗事かもしれませんし、お子ちゃまの戯言だと思うかもしれないでしょう。
でも、それで良いんじゃないかと思いますね。いずれ上下関係の厳しさを感じる時がやって来ますが、それまでは、縦の関係ではなく横の繋がりで純粋に人と人との関係を深めていく事が大切だと思いますし、大人になった時にも良い事があるのかもしれません。
テンジョウは、笑顔を嫌い、他人を信用できない節があり、それも仕方ないと思うところはありますが、えれなの言っていた「あのスピーチができたのは、あなたのアドバイスのおかげだから」という言葉は、いずれ信じてほしいかな、と思いますね。心にウソをついてはダメだと言った事が良いスピーチに繋がったのは、本当の事ですし。
果たして、テンジョウが笑顔の素敵さに気付く時は来るのか? また、えれなは今後、テンジョウに対してどう接するのか? この先の両者のやりとりを楽しみにしたいと思います。
本編の感想は以上です。最後に、今回の劇場版告知オープニング、および、ラッキー星座公開後の劇場版告知映像のキャプチャー画像を挙げていきます。
なお、以降のコメントは、劇場版を鑑賞してきた上で語っています。あらかじめご了承下さい。



ひかるとララの変顔Ktkr! ここは、物語前半の1シーンですね。
えれなやまどかにはさせられない変顔をやってのけるとは、ふむ、実に素晴らしい!(お前、ひかるとララをディスってんだろ(笑))







ストーリー後半からのシーンです。12星座のドレスを駆使して、最後の舞台に突入します。





物語中盤の1シーン。ここは、涙腺緩ませポイントですね。映画を見なくても、ララが主役なのは何となく想像できるでしょう。



物語のクライマックス来ました。少し展開が進むと、盛り上がりどころや涙腺緩ませポイントがやってきます。
今回の劇場版は感動度が高いと思いますので、涙もろい方は、ハンカチの準備をした方がいいかもしれませんね。いや、冗談抜きで!
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。