今話の名セリフ:「ユキちゃんと一緒にプリキュアできないのは残念だけど、私は、これからも、まゆちゃんと仲良くしたいな! だって、友達だし!」
「わんだふるぷりきゅあ!」第18話「まゆの気持ち、ユキの気持ち」の感想です。
今回で、プリキュアシリーズの放送が通算1,000回を迎えました! 本編開始前には、その記念動画が流れました!
いやー、おめでたい! 私は18年くらい前に「プリキュア」を見始めましたが、その時は、こんなに続くとも、こんなに見続けるとも思っていませんでしたので、めちゃくちゃすごい事をしたな、と思いますね。
この先プリキュアシリーズがいつまで続くか分かりませんが、最後まで欠かさず視聴したいですし、ブログに感想を書き続けたいですね。私は、最後までスタッフ様達についていきます! これからも頑張って下さい!
~ オープニング前 ~
前話の続きです。ユキは、いろは達に、これ以上まゆにかかわらないよう忠告し、まゆの手をとって、いろは達の元を去りました。
少しして・・・、
「あ、あの・・・。待って! ユキ!」
「あの・・・。」
「何? まゆ。」
「夢みたい・・・。ユキと話せるなんて・・・。」
「そうね。私も思ってた。まゆと話せたらいいのにって・・・。」
「本当?」
「うん。いつも沢山話しかけてくれたのに、返事ができなくて、もどかしかった・・・。」
「私、いつもユキにいっぱい話してたよね! 毎日色んな事・・・。あ・・・。」
「いやー!」
「え? 待って、まゆ!」
「どうしたの? まゆ!」
「いやー!」
感動的な雰囲気を自らぶち壊して、赤面するとか、食べがいのあるおもしれー女の食べがいが、またマシマシになっていて、実に素晴らしい! 今日の猫屋敷劇場もめちゃくちゃおいしくて、ウルトラハッピー!(笑)
~ Aパート ~
一方、いろは達は、ニコガーデンにいました。
「キュアニャミーの正体はネコさんでしたか。」
「『ニャ』って付くから、ネコちゃんだと思ってたワン!」
ふーん? 砂場で遊んでた小さい子をニャミーだと思って、犬の姿のままで話しかけたのは誰でしたっけ?(笑) まあ、そう言ったところで、こむぎならガチで忘れてるっぽいですよね。
プリキュアは増えたものの、ニャミーには、ガルガルを助けたり、いろは達に協力する意思はありません。
そんなニャミーがどうしてプリキュアになれたのか? ニャミーにも守りたいものがありそうですが、それは何なのか?
それから少しして、まゆはユキと一緒に帰宅。
ユキは元の猫の姿になっていますが、しゃべる事ができ、まゆは、それが母・すみれにバレてしまうんじゃないかと緊張していました。
「緊張なんてしなくていいのに・・・。私がついてるんだから、困った事があったら何でも相談して。」
「うん・・・。」
「それに、今更恥ずかしがる事もない。あなたの事は、全部知ってるから。」
「うん・・・。そうだね・・・。」
その後、まゆは、ユキがどうやって人間になったりプリキュアに変身できるようになったのかを聞きました。
ある夜、ガルガルが、まゆの家に近くにまで来ていました。ユキは外に出て、ガルガルを威嚇。
その時、まゆがくれた首輪のチャームが光り、ユキはキュアニャミーになっていました。
「ユキは、いろはちゃん達と一緒にプリキュアやらないの?」
「私は、まゆを守りたいだけ。あの子達と手を組むつもりはない。」
「でも、ガルガルになっている子達は、望んであんな風になったんじゃない・・・。本当は、みんな仲良しで、可愛い子達で・・・。」
「いろはちゃん達は、ガルガルになった子達を助けて、元の世界に帰してあげてる・・・。」
「それは、私とまゆには関係ない事。」
「でも・・・。」
「まゆ。ガルガルをどう思った?」
「襲われて、危ない目に遭って、すごく怖い思いをした・・・。そうでしょ?」
「そうだけど・・・。」
「あの子達とかかわれば、また怖い目に遭う・・・。だから、必要以上にかかわらないようにね・・・。」
「まゆ、いいわね?」
「うん・・・。」
その後日・・・、
〈かかわらないようにって言われても、同じクラスだし、班も一緒だし・・・。〉
「まゆちゃん! 今日は、なんか距離が遠いな・・・。」
「え・・・。」
「ユキに近付いちゃダメって言われたから?」
「あ・・・。ご、ごめんなさい・・・。私・・・。」
「いいの! いいの! ユキちゃんの気持ちも分かるし!」
「ユキちゃんは一生懸命なんだよね! まゆちゃんを守るために!」
「そうだね! 親猫が子猫を守るみたいに!」
「子猫・・・。」
〈そうかも・・・。私、怖がりで、1人じゃ何も・・・。〉
「ユキちゃんと一緒にプリキュアできないのは残念だけど、私は、これからも、まゆちゃんと仲良くしたいな! だって、友達だし!」
「友・・・、達・・・?」
「うん! それはそれ、これはこれだよ!」
「そうだよ! これはこれだよ!」
「え? これって、どれ?」
「え? これは・・・、どれ?」
「え!?」
しばらくして、ガルガルの気配が。
「まゆ。帰ろう。」
「え? あの・・・。えっと・・・。」
「まゆちゃん、また明日ね!」
「バイバイワン!」
そして、いろは、こむぎ、悟は、海岸に着きました。こむぎといろははプリキュアに変身。
辺りを探してもガルガルはいません。かわりに、大きな穴を発見します。
覗いてみると・・・、
ガルガルはワンダフルに気付き、警戒したからか逃げ出します。ワンダフルはガルガルを追います。
少しして、ガルガルは小さくなり、小穴に入っていきました。ワンダフルは、これ以上追えず、逃げられてしまいました。
~ Bパート ~
その翌日、ガルガルが行方不明である事をメエメエに相談したところ、キラリンウサギは、キラリンハムスターではないかと言いました。
ハムスターは、岩場や砂地で地中に穴を掘って暮らしていて、たまに地上へ出てきて、食料を集めたり縄張りのチェックをする動物となると、合点がいきます。
ちょうどその時、ガルガルが公園に。すぐに、ワンダフルとフレンディが駆け付けました。
2人に気付いたガルガルは穴の中に逃げ込みました。2人は後を追います。
少しして、ガルガルを発見しましたが、ガルガルは、食糧のドングリを弾として吐き出して攻撃。ガルガルに近付けません。
その間に、ガルガルは小穴に入り込み、トンネルを掘っていきました。
その頃・・・、
「来る・・・。」
「え?」
「ガルガルが近付いてきてる・・・。」
「いろはちゃん達に連絡を・・・。」
「その必要はないわ。」
「どうして!?」
「仲間なんていらない。私だけで十分。」
「家から絶対に出ちゃダメ。いいわね?」
「待って! ユキ!」
「ユキ・・・。」
ユキはプリキュアに変身。ガルガルが地上に出てきたところをバリアで押し潰しました。
その一方・・・、
「どうしよう・・・。ユキ、大丈夫かな・・・。」
〈怖いんでしょ?〉
「怖いけど・・・、ユキに何かあったら・・・。」
「こわくない、こわくない!」
同じ頃・・・、
「あなたがなぜそんな姿になったのか、何のためにこの町に現れるのか、何も知らない・・・。」
「でも、まゆを傷付けるかもしれない・・・。理由は、それで十分・・・。」
「まゆは、私が守る!」
「無駄よ。猫の私に、あなたは勝てない。」
「これで終わり。」
「ちょっと待った!」
「ニャミー、やめて!」
「ガルガルに痛い事しちゃダメでしょ! メッ!」
「ダメだよ! あの子、すごく怖がってる!」
「どいて。」
「やだ! どかない!」
直後、ガルガルが起き上がり、穴の中に逃げていきました。ワンダフルとフレンディがガルガルの様子を気にしている間に、ニャミーもいなくなっていました。
少しして・・・、
「ユキ・・・。ユキ・・・。」
「まゆ。」
「ユキ! 良かった、無事で!」
「ユキ、怪我は・・・。」
「どうして家を出たの? 出ないようにって言ったでしょ。」
「だって・・・。」
「それに、犬飼いろは、犬飼こむぎ。これ以上あの子達とかかわってはダメ。」
「どうして?」
「あなたのために言ってるの。あの子達は、あなたを危険な目に遭わせて、平然と笑ってる。」
「そんな事!」
「あの子達といたら、また怖い目に遭う。もう話しかけられても、相手にしてはダメ。」
「だって友達だし!」
「いいわね?」
「よくない! 勝手に決めないで!」
「ハムスターがいそうな場所って・・・。あ・・・。」
「うん? あ! まゆ! ユキ!」
「まゆ!」
「どうしたんだろ?」
「分かんないけど、大丈夫かな・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「キュアリリアン、誕生!」
部屋からいなくなってしまったまま帰らないユキを心配するまゆ。
プリティホリックの近くでまゆを守ろうとしていたユキの前に、ガルガルが再び現れ・・・。
今話のエンドカード
今話はプリキュアシリーズ通算1,000話目という事で、プリキュアシリーズの初作「ふたりはプリキュア」の主人公プリキュア・キュアブラックと、現作の主人公プリキュア・キュアワンダフルが、ツーショットで締めました! ちなみに、このエンドカードは、「ふたりはプリキュア」のキャラデザ担当・稲上晃氏が描いたものです。
「ふたりはプリキュア」第1話から今話まで1,000話ものストーリーの制作、本当にお疲れ様でした! そして、笑いと驚きと感動を、ありがとうございました! これからも、「プリキュア」スタッフ様達を応援します!
【まとめ】
今話は、プリキュアシリーズ通算1,000話目という、すごくめでたい回ではありますが、本編の方は、まゆとユキの気持ちがすれ違うという重い展開となりました。
やはり、ユキは、まゆの事が好き過ぎる上に、思い込みが激し過ぎるように見えますね。
ユキがあれほどまでにまゆの事を心配しているのは、まゆと初めて出会った時の事が影響しているのでしょう。誰からも構われずに孤独に死んでもおかしくなかったのが、優しい飼い主と一緒に幸せな時間を過ごしているのですからね。
それだけに、ユキがまゆに対して大きな愛情を抱いているのは当然だと思いますし、まゆに危害を与えかねない存在を強烈に敵視するのも、まあおかしい事ではないと思いますね。人間に変身でき、まゆと同じ目線で多くの物事を見れたり、やれるようになった今では、その気持ちは、さらに大きくなっていったでしょう。
また、両親を除いて、まゆと一番長く接しているのは、ユキ。
となれば、まゆの長所や短所、特技や魅力とかを熟知している訳であり、自分がまゆの一番の理解者だと、天狗になるのも、おかしくはないもの。まゆに対して「あなたの事は、全部知ってるから」とサラっと言えちゃうのも自然な事だと思いますね。
しかし、「全部知ってる」というのは、ただの思い込みでしょう。
物事の価値観は多種多様であり、まゆとユキとでは、人と猫という違いもありますので、尚更です。今は、まゆと同じ目線で色んな事を体験できますが、それでも、まゆとユキの感じる事が完全一致となるケースは少なく、まゆの知らないユキの感じている事や、ユキの知らないまゆの感じている事が、いっぱいあると思います。
だからこそ、長い付き合いだから全部知ってると傲慢にならず、まゆの気持ちに目を向けてほしいと思いますね。まゆに危害を与えかねないと思っている存在の本質も知ってほしいもの。
思い込みや、まゆに危害を与える可能性の大小だけで周りの価値を判断するようでは、まゆとユキの価値観の違いがますます大きくなっていき、まゆの世界を閉ざしかねないでしょう。それは、やってはいけない事。
それに、まゆは、引っ込み思案な性格ゆえに、他人付き合いや友達をを作るのは苦手で、しかも、ユキさえいれば友達はいなくてもいいと思っていた事もあると思うと、いろはから積極的に話しかけられて友達になれたのは、すごく幸運な事だと思うんですよね。今話にしたって、ユキの忠告で、いろはから距離をとっても、いろはから友達と思われ続けている事は幸運だと思います。
そんな幸運をつかんだまゆが笑顔になれば、ユキだって嬉しいはず。だから、まゆが見つけた新しい世界を、ユキも理解してほしいと思いますね。
一方、まゆは、自分の気持ちをはっきり打ち明けてほしいもの。今話ラストでは、ユキから、いろはやこむぎの相手をするなと言われて、勝手に決めるなと返しましたが、もう一声でしょうね。
まゆにとって、今のユキは、すごく頼もしい存在ではありますが、だからといって、何もかもができる訳ではなく、できない事だってあります。無茶をして自分が傷付く事もありうる訳で、まゆは、それを心配しているんですよね。
まゆは、そういう気持ちをユキにぶつけてほしいと思いますね。いろはと友達になって感じた楽しさを、ユキにも感じてほしい事も言ってほしいもの。
と言っても、まゆから反発されたユキがショックを受けていた事を思うと、自分の気持ちを打ち明けたら、またユキは傷付いてしまうんじゃないかと思い、ユキに対して何も言えないかもしれないでしょう。
だけど、何もしなかったら、すれ違いはいつまでも続き、一緒にいる事の楽しさを逃す事になります。それは、もったいない話。
だから、まゆには、勇気を振り絞って、自分の気持ちをユキにぶつけてほしいですね。そのあたりが次回の見所だと思いますが、どうなるのか? 次回も、まゆの行動に大きく注目したいですね。
さて、次回は、ついに、4人目のプリキュア「キュアリリアン」が登場! 今作開始前にビジュアルが公開されてから約5か月間、この時を待ちわびたぜ・・・。
これまでの話の流れなどを考えると、まゆがキュアリリアンになるのでしょう。まゆがプリキュアになる展開は、すごく願っていた事ですので、早く次の日曜日が来てほしい気分でいっぱいですね。
これまで通り、変身シーンだけでなく、変身に入るまでの流れにも注目したいところですね。まゆとユキのすれ違いの解消にも期待しています。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第18話「まゆの気持ち、ユキの気持ち」の感想です。
今回で、プリキュアシリーズの放送が通算1,000回を迎えました! 本編開始前には、その記念動画が流れました!
いやー、おめでたい! 私は18年くらい前に「プリキュア」を見始めましたが、その時は、こんなに続くとも、こんなに見続けるとも思っていませんでしたので、めちゃくちゃすごい事をしたな、と思いますね。
この先プリキュアシリーズがいつまで続くか分かりませんが、最後まで欠かさず視聴したいですし、ブログに感想を書き続けたいですね。私は、最後までスタッフ様達についていきます! これからも頑張って下さい!
~ オープニング前 ~
前話の続きです。ユキは、いろは達に、これ以上まゆにかかわらないよう忠告し、まゆの手をとって、いろは達の元を去りました。
少しして・・・、
「あ、あの・・・。待って! ユキ!」
「あの・・・。」
「何? まゆ。」
「夢みたい・・・。ユキと話せるなんて・・・。」
「そうね。私も思ってた。まゆと話せたらいいのにって・・・。」
「本当?」
「うん。いつも沢山話しかけてくれたのに、返事ができなくて、もどかしかった・・・。」
「私、いつもユキにいっぱい話してたよね! 毎日色んな事・・・。あ・・・。」
「いやー!」
「え? 待って、まゆ!」
「どうしたの? まゆ!」
「いやー!」
感動的な雰囲気を自らぶち壊して、赤面するとか、食べがいのあるおもしれー女の食べがいが、またマシマシになっていて、実に素晴らしい! 今日の猫屋敷劇場もめちゃくちゃおいしくて、ウルトラハッピー!(笑)
~ Aパート ~
一方、いろは達は、ニコガーデンにいました。
「キュアニャミーの正体はネコさんでしたか。」
「『ニャ』って付くから、ネコちゃんだと思ってたワン!」
ふーん? 砂場で遊んでた小さい子をニャミーだと思って、犬の姿のままで話しかけたのは誰でしたっけ?(笑) まあ、そう言ったところで、こむぎならガチで忘れてるっぽいですよね。
プリキュアは増えたものの、ニャミーには、ガルガルを助けたり、いろは達に協力する意思はありません。
そんなニャミーがどうしてプリキュアになれたのか? ニャミーにも守りたいものがありそうですが、それは何なのか?
それから少しして、まゆはユキと一緒に帰宅。
ユキは元の猫の姿になっていますが、しゃべる事ができ、まゆは、それが母・すみれにバレてしまうんじゃないかと緊張していました。
「緊張なんてしなくていいのに・・・。私がついてるんだから、困った事があったら何でも相談して。」
「うん・・・。」
「それに、今更恥ずかしがる事もない。あなたの事は、全部知ってるから。」
「うん・・・。そうだね・・・。」
その後、まゆは、ユキがどうやって人間になったりプリキュアに変身できるようになったのかを聞きました。
ある夜、ガルガルが、まゆの家に近くにまで来ていました。ユキは外に出て、ガルガルを威嚇。
その時、まゆがくれた首輪のチャームが光り、ユキはキュアニャミーになっていました。
「ユキは、いろはちゃん達と一緒にプリキュアやらないの?」
「私は、まゆを守りたいだけ。あの子達と手を組むつもりはない。」
「でも、ガルガルになっている子達は、望んであんな風になったんじゃない・・・。本当は、みんな仲良しで、可愛い子達で・・・。」
「いろはちゃん達は、ガルガルになった子達を助けて、元の世界に帰してあげてる・・・。」
「それは、私とまゆには関係ない事。」
「でも・・・。」
「まゆ。ガルガルをどう思った?」
「襲われて、危ない目に遭って、すごく怖い思いをした・・・。そうでしょ?」
「そうだけど・・・。」
「あの子達とかかわれば、また怖い目に遭う・・・。だから、必要以上にかかわらないようにね・・・。」
「まゆ、いいわね?」
「うん・・・。」
その後日・・・、
〈かかわらないようにって言われても、同じクラスだし、班も一緒だし・・・。〉
「まゆちゃん! 今日は、なんか距離が遠いな・・・。」
「え・・・。」
「ユキに近付いちゃダメって言われたから?」
「あ・・・。ご、ごめんなさい・・・。私・・・。」
「いいの! いいの! ユキちゃんの気持ちも分かるし!」
「ユキちゃんは一生懸命なんだよね! まゆちゃんを守るために!」
「そうだね! 親猫が子猫を守るみたいに!」
「子猫・・・。」
〈そうかも・・・。私、怖がりで、1人じゃ何も・・・。〉
「ユキちゃんと一緒にプリキュアできないのは残念だけど、私は、これからも、まゆちゃんと仲良くしたいな! だって、友達だし!」
「友・・・、達・・・?」
「うん! それはそれ、これはこれだよ!」
「そうだよ! これはこれだよ!」
「え? これって、どれ?」
「え? これは・・・、どれ?」
「え!?」
しばらくして、ガルガルの気配が。
「まゆ。帰ろう。」
「え? あの・・・。えっと・・・。」
「まゆちゃん、また明日ね!」
「バイバイワン!」
そして、いろは、こむぎ、悟は、海岸に着きました。こむぎといろははプリキュアに変身。
辺りを探してもガルガルはいません。かわりに、大きな穴を発見します。
覗いてみると・・・、
ガルガルはワンダフルに気付き、警戒したからか逃げ出します。ワンダフルはガルガルを追います。
少しして、ガルガルは小さくなり、小穴に入っていきました。ワンダフルは、これ以上追えず、逃げられてしまいました。
~ Bパート ~
その翌日、ガルガルが行方不明である事をメエメエに相談したところ、キラリンウサギは、キラリンハムスターではないかと言いました。
ハムスターは、岩場や砂地で地中に穴を掘って暮らしていて、たまに地上へ出てきて、食料を集めたり縄張りのチェックをする動物となると、合点がいきます。
ちょうどその時、ガルガルが公園に。すぐに、ワンダフルとフレンディが駆け付けました。
2人に気付いたガルガルは穴の中に逃げ込みました。2人は後を追います。
少しして、ガルガルを発見しましたが、ガルガルは、食糧のドングリを弾として吐き出して攻撃。ガルガルに近付けません。
その間に、ガルガルは小穴に入り込み、トンネルを掘っていきました。
その頃・・・、
「来る・・・。」
「え?」
「ガルガルが近付いてきてる・・・。」
「いろはちゃん達に連絡を・・・。」
「その必要はないわ。」
「どうして!?」
「仲間なんていらない。私だけで十分。」
「家から絶対に出ちゃダメ。いいわね?」
「待って! ユキ!」
「ユキ・・・。」
ユキはプリキュアに変身。ガルガルが地上に出てきたところをバリアで押し潰しました。
その一方・・・、
「どうしよう・・・。ユキ、大丈夫かな・・・。」
〈怖いんでしょ?〉
「怖いけど・・・、ユキに何かあったら・・・。」
「こわくない、こわくない!」
同じ頃・・・、
「あなたがなぜそんな姿になったのか、何のためにこの町に現れるのか、何も知らない・・・。」
「でも、まゆを傷付けるかもしれない・・・。理由は、それで十分・・・。」
「まゆは、私が守る!」
「無駄よ。猫の私に、あなたは勝てない。」
「これで終わり。」
「ちょっと待った!」
「ニャミー、やめて!」
「ガルガルに痛い事しちゃダメでしょ! メッ!」
「ダメだよ! あの子、すごく怖がってる!」
「どいて。」
「やだ! どかない!」
直後、ガルガルが起き上がり、穴の中に逃げていきました。ワンダフルとフレンディがガルガルの様子を気にしている間に、ニャミーもいなくなっていました。
少しして・・・、
「ユキ・・・。ユキ・・・。」
「まゆ。」
「ユキ! 良かった、無事で!」
「ユキ、怪我は・・・。」
「どうして家を出たの? 出ないようにって言ったでしょ。」
「だって・・・。」
「それに、犬飼いろは、犬飼こむぎ。これ以上あの子達とかかわってはダメ。」
「どうして?」
「あなたのために言ってるの。あの子達は、あなたを危険な目に遭わせて、平然と笑ってる。」
「そんな事!」
「あの子達といたら、また怖い目に遭う。もう話しかけられても、相手にしてはダメ。」
「だって友達だし!」
「いいわね?」
「よくない! 勝手に決めないで!」
「ハムスターがいそうな場所って・・・。あ・・・。」
「うん? あ! まゆ! ユキ!」
「まゆ!」
「どうしたんだろ?」
「分かんないけど、大丈夫かな・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「キュアリリアン、誕生!」
部屋からいなくなってしまったまま帰らないユキを心配するまゆ。
プリティホリックの近くでまゆを守ろうとしていたユキの前に、ガルガルが再び現れ・・・。
今話のエンドカード
今話はプリキュアシリーズ通算1,000話目という事で、プリキュアシリーズの初作「ふたりはプリキュア」の主人公プリキュア・キュアブラックと、現作の主人公プリキュア・キュアワンダフルが、ツーショットで締めました! ちなみに、このエンドカードは、「ふたりはプリキュア」のキャラデザ担当・稲上晃氏が描いたものです。
「ふたりはプリキュア」第1話から今話まで1,000話ものストーリーの制作、本当にお疲れ様でした! そして、笑いと驚きと感動を、ありがとうございました! これからも、「プリキュア」スタッフ様達を応援します!
【まとめ】
今話は、プリキュアシリーズ通算1,000話目という、すごくめでたい回ではありますが、本編の方は、まゆとユキの気持ちがすれ違うという重い展開となりました。
やはり、ユキは、まゆの事が好き過ぎる上に、思い込みが激し過ぎるように見えますね。
ユキがあれほどまでにまゆの事を心配しているのは、まゆと初めて出会った時の事が影響しているのでしょう。誰からも構われずに孤独に死んでもおかしくなかったのが、優しい飼い主と一緒に幸せな時間を過ごしているのですからね。
それだけに、ユキがまゆに対して大きな愛情を抱いているのは当然だと思いますし、まゆに危害を与えかねない存在を強烈に敵視するのも、まあおかしい事ではないと思いますね。人間に変身でき、まゆと同じ目線で多くの物事を見れたり、やれるようになった今では、その気持ちは、さらに大きくなっていったでしょう。
また、両親を除いて、まゆと一番長く接しているのは、ユキ。
となれば、まゆの長所や短所、特技や魅力とかを熟知している訳であり、自分がまゆの一番の理解者だと、天狗になるのも、おかしくはないもの。まゆに対して「あなたの事は、全部知ってるから」とサラっと言えちゃうのも自然な事だと思いますね。
しかし、「全部知ってる」というのは、ただの思い込みでしょう。
物事の価値観は多種多様であり、まゆとユキとでは、人と猫という違いもありますので、尚更です。今は、まゆと同じ目線で色んな事を体験できますが、それでも、まゆとユキの感じる事が完全一致となるケースは少なく、まゆの知らないユキの感じている事や、ユキの知らないまゆの感じている事が、いっぱいあると思います。
だからこそ、長い付き合いだから全部知ってると傲慢にならず、まゆの気持ちに目を向けてほしいと思いますね。まゆに危害を与えかねないと思っている存在の本質も知ってほしいもの。
思い込みや、まゆに危害を与える可能性の大小だけで周りの価値を判断するようでは、まゆとユキの価値観の違いがますます大きくなっていき、まゆの世界を閉ざしかねないでしょう。それは、やってはいけない事。
それに、まゆは、引っ込み思案な性格ゆえに、他人付き合いや友達をを作るのは苦手で、しかも、ユキさえいれば友達はいなくてもいいと思っていた事もあると思うと、いろはから積極的に話しかけられて友達になれたのは、すごく幸運な事だと思うんですよね。今話にしたって、ユキの忠告で、いろはから距離をとっても、いろはから友達と思われ続けている事は幸運だと思います。
そんな幸運をつかんだまゆが笑顔になれば、ユキだって嬉しいはず。だから、まゆが見つけた新しい世界を、ユキも理解してほしいと思いますね。
一方、まゆは、自分の気持ちをはっきり打ち明けてほしいもの。今話ラストでは、ユキから、いろはやこむぎの相手をするなと言われて、勝手に決めるなと返しましたが、もう一声でしょうね。
まゆにとって、今のユキは、すごく頼もしい存在ではありますが、だからといって、何もかもができる訳ではなく、できない事だってあります。無茶をして自分が傷付く事もありうる訳で、まゆは、それを心配しているんですよね。
まゆは、そういう気持ちをユキにぶつけてほしいと思いますね。いろはと友達になって感じた楽しさを、ユキにも感じてほしい事も言ってほしいもの。
と言っても、まゆから反発されたユキがショックを受けていた事を思うと、自分の気持ちを打ち明けたら、またユキは傷付いてしまうんじゃないかと思い、ユキに対して何も言えないかもしれないでしょう。
だけど、何もしなかったら、すれ違いはいつまでも続き、一緒にいる事の楽しさを逃す事になります。それは、もったいない話。
だから、まゆには、勇気を振り絞って、自分の気持ちをユキにぶつけてほしいですね。そのあたりが次回の見所だと思いますが、どうなるのか? 次回も、まゆの行動に大きく注目したいですね。
さて、次回は、ついに、4人目のプリキュア「キュアリリアン」が登場! 今作開始前にビジュアルが公開されてから約5か月間、この時を待ちわびたぜ・・・。
これまでの話の流れなどを考えると、まゆがキュアリリアンになるのでしょう。まゆがプリキュアになる展開は、すごく願っていた事ですので、早く次の日曜日が来てほしい気分でいっぱいですね。
これまで通り、変身シーンだけでなく、変身に入るまでの流れにも注目したいところですね。まゆとユキのすれ違いの解消にも期待しています。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。