「魔法つかいプリキュア!」第24話「ワクワクリフォーム! はーちゃんのお部屋づくり!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある夜、ことはが眠っている中、手を伸ばすと誰かの声が。
それは、みらい。ことはは、みらいと一緒のベッドで寝ていました。
その翌朝、ことはは、美味しく朝食をいただきました。
しかし、その一方で、みらいは元気がありません。
それは、ことはと一緒のベッドで眠っているから。ことはが大きくなったため、みらいには、一緒のベッドで眠るのが窮屈に感じていました。
「このままだと、睡眠不足かも・・・。」
「それって大変! みらいが元気ないのやだよ! どうしよう、どうしよう!」
じゃあ、私のベッドで寝ればいいじゃん。私は、ことはと一緒に寝て睡眠不足になるのは大歓迎ですから! これで、みらいの睡眠不足も解消され、私もことはと毎夜一緒に寝られてウルトラハッピーと、これぞ一石二鳥! あ、ついでに、「言うと思ったよ。このはーちゃん好きの変態は」というツッコミも大歓迎です。(笑)
そこで、みらいの祖母・かの子は、屋根裏部屋をことはの部屋にしてはどうかと提案します。
「はー! 私のお部屋!」
~ Aパート ~
少しして、みらい達は、屋根裏部屋に。屋根裏部屋は物置き部屋となっており、しかも、長い間使われていなかったため、ホコリも溜まっていました。
これを片付けるには1日では終わらなさそうです。
「大丈夫だよ! 私、自分のお部屋できるの嬉しい! だから、お片付け頑張るし!」
「はーちゃん・・・。」
「そっか、そうだよね! できないって思っちゃダメ! よーし、みんなでお部屋作り頑張ろう!」
その直後、ことはは魔法を使って、沢山の物を動かそうとします。
「あのねえ。こういう重たい物を動かす魔法は、そんなに簡単にはできないのよ。」
しかし、リコがそう言った直後、沢山の物が一箇所に移動。
いやー、相変わらずすごいですね。この子にかかれば、難易度の高いテトリスでも、あっという間に攻略しちゃいそう。(笑)
そして、リコのドヤ顔のネタ化がますます進行しちゃいましたね。さすが、愛すべきドジっ娘。この調子で、どんどんドヤ顔を披露して、笑いのネタをジャンジャン作ってほしいと思います。(笑)
次は、ホウキやチリ取りを魔法で動かして、お掃除。
「ウ、ウソでしょ・・・。」
その頃、ヤモーは下水道にて、自作のドクロクシーの人形に、リンクルストーン・エメラルドを奪って闇の世界を作ると誓っていました。
その忠誠心は立派だと思うが、相変わらずやってる事がイタいなあ。今後もこのイタさを多く味わうと思うと、私の寿命がますます心配になってきたよ・・・。(笑)
同じ頃、魔法学校では、校長が、強力な闇の魔法の気配が新たに現れた事について考えていました。
しかし、魔法の水晶は、新たな闇の力の正体はリアンが調査しているし、闇の魔法使いの最後のあがきに過ぎないとフォローします。
「本当にこれで最後なのか? または、これが始まりなのか? どちらじゃ・・・。」
一方、みらいの家の物置部屋はだいぶ片付きました。リコは、ことはの卓越した魔法の腕にショックを受けます。
この後は、家具を置く事に。ことはは、家具も魔法で出そうと考えています。
「何もないところから何かを作り出すのは、魔法でも無理。ありえないし!」
しかし、ことはは魔法で次々と家具を出していきました。
考えてみれば、前話でも、何もないところからホウキを出していただけに、このような芸当ができるのは不思議な事ではありません。リコは、また落ち込みます。
立派な魔法使いを目指してるリコにとっては、ショックは大きいでしょうな。こういう時は、みらいと一緒に寝たらどうかな? みらいに慰めてもらってショックが和らげる上に、私の脳内百合思考が熱くなりますし、これぞ一石二鳥!(またかよ(笑))
そして、リコのドヤ顔は、本当に心地良い笑いをもたらしてくれますね。今後も、ドヤ顔を多くキャプチャーさせて、感想を賑やかにさせて下さい。お願いします!(笑)
ことはは、魔法を沢山使って喉が渇いたため、一旦物置部屋を出ました。その直後、リコは、ことはの成長っぷりに寂しさを感じます。
「目が離せなくて大変だった小さなはーちゃん。私達は、はーちゃんのお母さんだった・・・。」
「でも、はーちゃんはもう、1人で何でもできるのよね・・・。はーちゃんの魔法、すごいもの・・・。」
とはいえ、みらいは、この部屋にはワクワクが足りないと感じています。みらいは、モフルンに意見を聞こうとしますが、モフルンがいません。
モフルンは、みらいの部屋にあるテーブルを動かそうとしていました。しかし、モフルンと比べてテーブルが大き過ぎるため、動かせません。
少しして、みらいが、部屋に入ってきました。
「モフルンも、はーちゃんみたいに、みらいとリコを助けたいモフ!」
「けど・・・、モフルンは小さいし・・・、魔法も使えないし・・・、役に立たないモフ・・・。」
「モフルン・・・。」
同じ頃、みらいの父・大吉は、暑い中、日曜大工に励んでいました。
それを見たことはは、魔法を使って大吉を手伝おうとしましたが、リコが止めます。みらいの家族やナシマホウ界の人達に魔法を見せてはダメだと、リコは注意します。
じゃあ、分からないように魔法を使えばいいかといえば、そうでもありません。
「魔法を使う事以外にも、できる事ってあるのよ。」
その直後、リコは、大吉の日曜大工を手伝いました。
「リコの言う事は難しいよ・・・。」
「でも、リコとおじさまをお手伝いしたい! だから、頑張る!」
その一方、みらいは、落ち込んでいるモフルンを励ましていました。
「モフルン。私、モフルンに沢山助けてもらってるよ。」
「みらい?」
「私は、モフルンと一緒にいてくれるだけで、元気になれるの。」
「小さい頃からずっと傍にいて、いつも一緒に遊んでくれた。」
「ありがとうモフ! やっと言えたモフ! モフルンはあの時、とーっても嬉しかったモフ!」
「モフルン!」
「みらい!」
その後、モフルンはみらいから、ことはが作った部屋にはワクワクが足りないと聞いて、あの時のビーズメーカーを取り出しました。
日曜大工の方は片付きました。
大吉はリコとことはに、手伝ってくれた事に感謝し、ミルクを差し出します。ミルクを飲んだことはは、今まで飲んだミルクよりもずっと美味しいと感じました。
「何これ? どんな魔法?」
「魔法じゃないわよ。手を使って、汗を流して、努力したから、美味しいの。」
「努力・・・。」
「ははー! 汗を流すと美味しいし、なんか嬉しい!」
その後、リコとことはは、再び物置部屋に。すると、みらいとモフルンがビーズを作っていました。
そして、2人が作った沢山のビーズを部屋に飾り付けました。
「これって・・・、」
『ワクワクもんだぁ!』
「ありがとう! モフルンが一生懸命作ってくれたのが嬉しい!」
「はーちゃんの喜ぶ顔が見たかったモフ!」
その後、みらい達は、もっと素敵な部屋にしようと意気込みます。
という事で、道具を揃えに買い出しへ。そんな中、ヤモーが後方にいました。
~ Bパート ~
みらい達が買い出しを楽しんでから少しして、暗雲が空を覆いました。ヤモーが、みらい達の前に現れ、エメラルドをよこせと、スーパーヨクバールを召喚します。
みらいとリコはプリキュアに変身します。今回は、ルビースタイル。
ミラクルとマジカルは、スーパーヨクバールに遅れをとる事なく戦います。ヤモーは、この展開に苛立ちを感じ、ジャマな建物を壊しながら戦えと、スーパーヨクバールに命令します。
「あなた達は、どうして、平気で街を、人を傷付けられるの!?」
「そこまでして、エメラルドが欲しいの!?」
「欲しいですね・・・。エメラルドを使えば、きっと闇のオーラが作れる。強力な魔法の力があれば、何だってできるんです!」
それを聞いたことはは、それは違うと反論し、プリキュアに変身します。
その直後、スーパーヨクバールの攻撃が飛んできましたが、フェリーチェは軽々と防ぎます。
「魔法は万能ではありません。どれだけ強い力を手に入れたとしても、大切なのは、それを使う者の清き心。そして、熱き思い。」
「それが分からないあなたに、エメラルドは渡しません!」
そして、スーパーヨクバールの右腕を破壊。とはいえ、スーパーヨクバールは、負けじと襲ってきます。
ミラクルとマジカルは、ルビーパッショナーレで対抗。スーパーヨクバールにダメージを与えます。
その後は、フェリーチェがエメラルドリンカネーションで、スーパーヨクバールを撃退しました。
それからしばらくして、物置部屋は、すっかり素敵な部屋へと生まれ変わりました。
「みんなのおかげだよ! モフルンのビーズ、みんなでお部屋を作る事、何でも魔法に頼っていたら分からないワクワクがあるんだね!」
そして、ことはは、自作のビーズをみらい、リコ、モフルンに差し出しました。
「私、まだまだ分からない事がいっぱいだけど、これからも沢山色々な事を教えて下さい!」
「大きくなっても、はーちゃんはやっぱり、はーちゃんモフ!」
「そうね!」
「うん!」
「はー! これからも、毎日毎日楽しみだなあ!」
今回は、これで終了です。
次回:「夏だ! 海だ! 大はしゃぎ! かき氷が食べた~いっ!」
夏休みに入りました。みらい、リコ、ことはは、みらいの家族と一緒に、さらに、クラスメイトのまゆみとかなを誘って、海に行きました。
みらい達は海水浴を楽しむものの、突然浮き輪の形が変わったり、スイカ割りのスイカが大きくなったりと、ことはが沢山魔法を使ったために、みらいとリコは、ことはに振り回されてしまいます。
そんな中、ことはに、親切な人が、甘くて美味しい氷がある洞窟を教えました。皆にその氷を食べて喜んでもらいたいと思ったことはは、1人でその洞窟に。そこで待っていたのは・・・。
その一方で、かなの存在感が、笑いのツボに・・・。次回のかなの騒ぎっぷりにも期待したいです。(笑)
【まとめ】
ことはは、みらい達と協力して、みらいの家の屋根裏部屋を、素敵な部屋へとリフォームする事ができました。
さて、今回のポイントは「便利なものに頼り過ぎずに、幸せを見つける事の大切さ」でしょう。
と言っても、これは、13話感想でも取り上げた事。ですが、今回は、13話でのみらい、リコ、みらいの父・大吉に加えて、ことは、モフルン、ヤモーを交えて、大事なポイントをより深く伝えていたと思います。
魔法は、私達の想像外の事を叶えてくれる「便利なもの」の代表格。しかし、それに頼り過ぎると、人々の心に堕落を生みかねません。
そして、バトルシーンでフェリーチェが言っていたように、魔法を使うのに大切なのは、使用者の清き心。そのため、心に堕落が生まれてしまった者が魔法を使っては、大事故に繋がるおそれがあるでしょう。
そのため、魔法は万能でないと、フェリーチェが言っていた事はもっともだと思います。
それに、「便利なもの」への頼り過ぎは、孤独にも繋がりかねないでしょう。
「便利なもの」を活用して、多くの事ができるようになれば、それは自信に繋がるでしょう。しかし、それがエスカレートすると、自分は何でもできると錯覚し、他人の助けを無下にしてしまう事だってあります。
ドクロクシーが生まれたのは、この一例と言えるでしょう。20話で校長が語っていたように、校長の友人・クシィは、来たるべき厄災に備えて、リンクルストーン・エメラルドを探していましたが、なかなか見つからない焦りと、自分が優れた魔法使いだという驕りから、「他者との繋がり」を断って、1人で魔法の研究に没頭し、闇の魔法に手を染めました。しかし、その結果、闇の魔法を制御できず、命を落とし、ドクロクシーとなってしまいました。
「便利なもの」に頼ったところで、人は、自分だけの力で生きる事など絶対にできません。だからこそ、力を合わせる事、すなわち、「他者との繋がり」は大切なのです。それも、「便利なもの」に頼る事の何倍も大切な事でしょう。
ヤモーは、力づくでエメラルドを奪って、エメラルドの強大な力で世界を闇に包もうとしていますが、そんな世界に価値はないでしょう。
なぜなら、「他者との繋がり」をことごとく断って、孤独に陥っているから。自分の望みを叶えた喜びを共有できる相手がいないのでは、最終的に残るのは空しさだけでしょう。
その一方、ことはは、みらい達を通じて、魔法に頼らずに素敵な部屋を作る事ができました。
魔法を使っても、素敵な部屋を作る事はできたかもしれません。しかし、それだと、自分は何でもできると有頂天になり過ぎて、みらい達の助けは必要ないと、みらい達と疎遠になっていたかもしれないでしょう。
あえて「便利なもの」に頼らず、周りと協力する事で、一緒に頑張る事のやりがいと、物事を成し遂げた時の喜びを共有できる事の幸せを、大吉の日曜大工を手伝った事で知り、「他者との繋がり」をより強めさせたと思うと、部屋作りの途中から魔法に頼らなかったのは良い事だったと思いますね。
また、モフルンに大きなスポットを当てたのも良かったと思います。
モフルンは、みらい達よりも身体はひとまわりもふたまわりも小さく、魔法も使えませんが、モフルンがいなければ、みらいとリコはプリキュアに変身する事はできません。となれば、ドクロクシーに打ち勝つ事ができず、今、ことはと楽しい生活を送る事だってありえないのです。
モフルンは、みらい達と比べると、できない事は多くあるものの、みらい達に幸せをもたらしている重要な存在なのは間違いないでしょう。自分ではそこに気付けなくても、誰かがそれを指摘してくれれば勇気や希望に繋がると思うと、「他者との繋がり」はますます大事なものだと思えてきますね。
今後も、今回のように、魔法に頼り過ぎずに幸せを見つけていく局面は何度もあるでしょう。
そのたびに、みらい達4人は、どのように絆を深めて、成長していくのか、しっかり注目したいと思います。
~ オープニング前 ~
ある夜、ことはが眠っている中、手を伸ばすと誰かの声が。
それは、みらい。ことはは、みらいと一緒のベッドで寝ていました。
その翌朝、ことはは、美味しく朝食をいただきました。
しかし、その一方で、みらいは元気がありません。
それは、ことはと一緒のベッドで眠っているから。ことはが大きくなったため、みらいには、一緒のベッドで眠るのが窮屈に感じていました。
「このままだと、睡眠不足かも・・・。」
「それって大変! みらいが元気ないのやだよ! どうしよう、どうしよう!」
そこで、みらいの祖母・かの子は、屋根裏部屋をことはの部屋にしてはどうかと提案します。
「はー! 私のお部屋!」
~ Aパート ~
少しして、みらい達は、屋根裏部屋に。屋根裏部屋は物置き部屋となっており、しかも、長い間使われていなかったため、ホコリも溜まっていました。
これを片付けるには1日では終わらなさそうです。
「大丈夫だよ! 私、自分のお部屋できるの嬉しい! だから、お片付け頑張るし!」
「はーちゃん・・・。」
「そっか、そうだよね! できないって思っちゃダメ! よーし、みんなでお部屋作り頑張ろう!」
「あのねえ。こういう重たい物を動かす魔法は、そんなに簡単にはできないのよ。」
しかし、リコがそう言った直後、沢山の物が一箇所に移動。
そして、リコのドヤ顔のネタ化がますます進行しちゃいましたね。さすが、愛すべきドジっ娘。この調子で、どんどんドヤ顔を披露して、笑いのネタをジャンジャン作ってほしいと思います。(笑)
次は、ホウキやチリ取りを魔法で動かして、お掃除。
「ウ、ウソでしょ・・・。」
その頃、ヤモーは下水道にて、自作のドクロクシーの人形に、リンクルストーン・エメラルドを奪って闇の世界を作ると誓っていました。
同じ頃、魔法学校では、校長が、強力な闇の魔法の気配が新たに現れた事について考えていました。
しかし、魔法の水晶は、新たな闇の力の正体はリアンが調査しているし、闇の魔法使いの最後のあがきに過ぎないとフォローします。
「本当にこれで最後なのか? または、これが始まりなのか? どちらじゃ・・・。」
一方、みらいの家の物置部屋はだいぶ片付きました。リコは、ことはの卓越した魔法の腕にショックを受けます。
この後は、家具を置く事に。ことはは、家具も魔法で出そうと考えています。
「何もないところから何かを作り出すのは、魔法でも無理。ありえないし!」
しかし、ことはは魔法で次々と家具を出していきました。
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考えてみれば、前話でも、何もないところからホウキを出していただけに、このような芸当ができるのは不思議な事ではありません。リコは、また落ち込みます。
立派な魔法使いを目指してるリコにとっては、ショックは大きいでしょうな。こういう時は、みらいと一緒に寝たらどうかな? みらいに慰めてもらってショックが和らげる上に、私の脳内百合思考が熱くなりますし、これぞ一石二鳥!(またかよ(笑))
そして、リコのドヤ顔は、本当に心地良い笑いをもたらしてくれますね。今後も、ドヤ顔を多くキャプチャーさせて、感想を賑やかにさせて下さい。お願いします!(笑)
ことはは、魔法を沢山使って喉が渇いたため、一旦物置部屋を出ました。その直後、リコは、ことはの成長っぷりに寂しさを感じます。
「目が離せなくて大変だった小さなはーちゃん。私達は、はーちゃんのお母さんだった・・・。」
「でも、はーちゃんはもう、1人で何でもできるのよね・・・。はーちゃんの魔法、すごいもの・・・。」
とはいえ、みらいは、この部屋にはワクワクが足りないと感じています。みらいは、モフルンに意見を聞こうとしますが、モフルンがいません。
モフルンは、みらいの部屋にあるテーブルを動かそうとしていました。しかし、モフルンと比べてテーブルが大き過ぎるため、動かせません。
少しして、みらいが、部屋に入ってきました。
「モフルンも、はーちゃんみたいに、みらいとリコを助けたいモフ!」
「けど・・・、モフルンは小さいし・・・、魔法も使えないし・・・、役に立たないモフ・・・。」
「モフルン・・・。」
同じ頃、みらいの父・大吉は、暑い中、日曜大工に励んでいました。
それを見たことはは、魔法を使って大吉を手伝おうとしましたが、リコが止めます。みらいの家族やナシマホウ界の人達に魔法を見せてはダメだと、リコは注意します。
じゃあ、分からないように魔法を使えばいいかといえば、そうでもありません。
「魔法を使う事以外にも、できる事ってあるのよ。」
その直後、リコは、大吉の日曜大工を手伝いました。
「リコの言う事は難しいよ・・・。」
「でも、リコとおじさまをお手伝いしたい! だから、頑張る!」
その一方、みらいは、落ち込んでいるモフルンを励ましていました。
「モフルン。私、モフルンに沢山助けてもらってるよ。」
「みらい?」
「私は、モフルンと一緒にいてくれるだけで、元気になれるの。」
「ありがとうモフ! やっと言えたモフ! モフルンはあの時、とーっても嬉しかったモフ!」
「モフルン!」
「みらい!」
日曜大工の方は片付きました。
大吉はリコとことはに、手伝ってくれた事に感謝し、ミルクを差し出します。ミルクを飲んだことはは、今まで飲んだミルクよりもずっと美味しいと感じました。
「何これ? どんな魔法?」
「魔法じゃないわよ。手を使って、汗を流して、努力したから、美味しいの。」
「努力・・・。」
その後、リコとことはは、再び物置部屋に。すると、みらいとモフルンがビーズを作っていました。
そして、2人が作った沢山のビーズを部屋に飾り付けました。
「これって・・・、」
『ワクワクもんだぁ!』
「ありがとう! モフルンが一生懸命作ってくれたのが嬉しい!」
「はーちゃんの喜ぶ顔が見たかったモフ!」
という事で、道具を揃えに買い出しへ。そんな中、ヤモーが後方にいました。
~ Bパート ~
みらい達が買い出しを楽しんでから少しして、暗雲が空を覆いました。ヤモーが、みらい達の前に現れ、エメラルドをよこせと、スーパーヨクバールを召喚します。
みらいとリコはプリキュアに変身します。今回は、ルビースタイル。
ミラクルとマジカルは、スーパーヨクバールに遅れをとる事なく戦います。ヤモーは、この展開に苛立ちを感じ、ジャマな建物を壊しながら戦えと、スーパーヨクバールに命令します。
「あなた達は、どうして、平気で街を、人を傷付けられるの!?」
「そこまでして、エメラルドが欲しいの!?」
「欲しいですね・・・。エメラルドを使えば、きっと闇のオーラが作れる。強力な魔法の力があれば、何だってできるんです!」
それを聞いたことはは、それは違うと反論し、プリキュアに変身します。
その直後、スーパーヨクバールの攻撃が飛んできましたが、フェリーチェは軽々と防ぎます。
「魔法は万能ではありません。どれだけ強い力を手に入れたとしても、大切なのは、それを使う者の清き心。そして、熱き思い。」
そして、スーパーヨクバールの右腕を破壊。とはいえ、スーパーヨクバールは、負けじと襲ってきます。
ミラクルとマジカルは、ルビーパッショナーレで対抗。スーパーヨクバールにダメージを与えます。
その後は、フェリーチェがエメラルドリンカネーションで、スーパーヨクバールを撃退しました。
それからしばらくして、物置部屋は、すっかり素敵な部屋へと生まれ変わりました。
そして、ことはは、自作のビーズをみらい、リコ、モフルンに差し出しました。
「大きくなっても、はーちゃんはやっぱり、はーちゃんモフ!」
「そうね!」
「うん!」
「はー! これからも、毎日毎日楽しみだなあ!」
今回は、これで終了です。
次回:「夏だ! 海だ! 大はしゃぎ! かき氷が食べた~いっ!」
夏休みに入りました。みらい、リコ、ことはは、みらいの家族と一緒に、さらに、クラスメイトのまゆみとかなを誘って、海に行きました。
みらい達は海水浴を楽しむものの、突然浮き輪の形が変わったり、スイカ割りのスイカが大きくなったりと、ことはが沢山魔法を使ったために、みらいとリコは、ことはに振り回されてしまいます。
そんな中、ことはに、親切な人が、甘くて美味しい氷がある洞窟を教えました。皆にその氷を食べて喜んでもらいたいと思ったことはは、1人でその洞窟に。そこで待っていたのは・・・。
今回のエンドカード
おお! みらリコで食べ合いっことか、水着取り換えっことか、なんという素晴らしきキマシタワーエンド! 甘い匂いに満ち過ぎて、たまらないっす!(笑)その一方で、かなの存在感が、笑いのツボに・・・。次回のかなの騒ぎっぷりにも期待したいです。(笑)
【まとめ】
ことはは、みらい達と協力して、みらいの家の屋根裏部屋を、素敵な部屋へとリフォームする事ができました。
さて、今回のポイントは「便利なものに頼り過ぎずに、幸せを見つける事の大切さ」でしょう。
と言っても、これは、13話感想でも取り上げた事。ですが、今回は、13話でのみらい、リコ、みらいの父・大吉に加えて、ことは、モフルン、ヤモーを交えて、大事なポイントをより深く伝えていたと思います。
魔法は、私達の想像外の事を叶えてくれる「便利なもの」の代表格。しかし、それに頼り過ぎると、人々の心に堕落を生みかねません。
そして、バトルシーンでフェリーチェが言っていたように、魔法を使うのに大切なのは、使用者の清き心。そのため、心に堕落が生まれてしまった者が魔法を使っては、大事故に繋がるおそれがあるでしょう。
そのため、魔法は万能でないと、フェリーチェが言っていた事はもっともだと思います。
それに、「便利なもの」への頼り過ぎは、孤独にも繋がりかねないでしょう。
「便利なもの」を活用して、多くの事ができるようになれば、それは自信に繋がるでしょう。しかし、それがエスカレートすると、自分は何でもできると錯覚し、他人の助けを無下にしてしまう事だってあります。
ドクロクシーが生まれたのは、この一例と言えるでしょう。20話で校長が語っていたように、校長の友人・クシィは、来たるべき厄災に備えて、リンクルストーン・エメラルドを探していましたが、なかなか見つからない焦りと、自分が優れた魔法使いだという驕りから、「他者との繋がり」を断って、1人で魔法の研究に没頭し、闇の魔法に手を染めました。しかし、その結果、闇の魔法を制御できず、命を落とし、ドクロクシーとなってしまいました。
「便利なもの」に頼ったところで、人は、自分だけの力で生きる事など絶対にできません。だからこそ、力を合わせる事、すなわち、「他者との繋がり」は大切なのです。それも、「便利なもの」に頼る事の何倍も大切な事でしょう。
ヤモーは、力づくでエメラルドを奪って、エメラルドの強大な力で世界を闇に包もうとしていますが、そんな世界に価値はないでしょう。
なぜなら、「他者との繋がり」をことごとく断って、孤独に陥っているから。自分の望みを叶えた喜びを共有できる相手がいないのでは、最終的に残るのは空しさだけでしょう。
その一方、ことはは、みらい達を通じて、魔法に頼らずに素敵な部屋を作る事ができました。
魔法を使っても、素敵な部屋を作る事はできたかもしれません。しかし、それだと、自分は何でもできると有頂天になり過ぎて、みらい達の助けは必要ないと、みらい達と疎遠になっていたかもしれないでしょう。
あえて「便利なもの」に頼らず、周りと協力する事で、一緒に頑張る事のやりがいと、物事を成し遂げた時の喜びを共有できる事の幸せを、大吉の日曜大工を手伝った事で知り、「他者との繋がり」をより強めさせたと思うと、部屋作りの途中から魔法に頼らなかったのは良い事だったと思いますね。
また、モフルンに大きなスポットを当てたのも良かったと思います。
モフルンは、みらい達よりも身体はひとまわりもふたまわりも小さく、魔法も使えませんが、モフルンがいなければ、みらいとリコはプリキュアに変身する事はできません。となれば、ドクロクシーに打ち勝つ事ができず、今、ことはと楽しい生活を送る事だってありえないのです。
モフルンは、みらい達と比べると、できない事は多くあるものの、みらい達に幸せをもたらしている重要な存在なのは間違いないでしょう。自分ではそこに気付けなくても、誰かがそれを指摘してくれれば勇気や希望に繋がると思うと、「他者との繋がり」はますます大事なものだと思えてきますね。
今後も、今回のように、魔法に頼り過ぎずに幸せを見つけていく局面は何度もあるでしょう。
そのたびに、みらい達4人は、どのように絆を深めて、成長していくのか、しっかり注目したいと思います。