
今話の名セリフ:「星のみんなは救いたい・・・。でも、その前に・・・。倒れているんだ・・・、目の前で・・・、この子達が!」(ブルーキャット)
「スター☆トゥインクルプリキュア」第20話「銀河に光る☆キュアコスモ誕生!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ひかるの家周辺には、祖父・春吉が予感していたとおり、大雨が降っていました。雷まで鳴っています。
「この雨の中、どこをほっつき歩いているんだ、ひかるは・・・。」

この荒れた天気同様、ひかる達にも、荒れた出来事が訪れていました。プリンセススターカラーペンとフワがブルーキャットに奪われました。
それでも、スターカラーペンダントに反応が。ひかる達は、ペンダントの反応を元に、ブルーキャットを追いかけます。
~ Aパート ~
「でも良かったルン、ペンダントが無事で。ペンの場所が分かるルン!」


「ブルーキャットも詰めが甘いでプルンス! さあ、追いつくでプルンス!」

その頃、アイワーンの元には、カッパードとノットレイ達が。アイワーンは宇宙怪盗にしてやられただけに、ここから引き上げるようガルオウガから命令があったと、カッパードは言います。
ですが、アイワーンは、裏切られた怒りに震えていて、その気はありません。
同じ頃・・・、
「もう少しよ・・・。あと少しで・・・。」

「フワ? ここ、どこフワ?」



「だれフワ?」
「あなたには関係ないわ。」

「っていうか寝る? 緊張感ないニャン・・・。」
「フワ? きんちょうかん?」
「あのね・・・、捕らわれの身なの。怖がるところよ・・・。」

「ブルーキャット、こわくないフワ!」

直後、フワの腹の虫が鳴りました。ブルーキャットはクッキーを取り出しましたが、フワには刺激から強いと、あげませんでした。
フワは、お腹が空いたと駄々をこねますが、どうにもなりません。
「元々、この星には何もないの・・・。川は枯れ、海に生き物はいない・・・。」

「まあ、レインボー鉱石に助けられたけどね・・・。」

「鉱石は、酸性の雨水をろ過して、飲み水にしたり、虹のように変化する石の電磁波が、植物の成長を促して・・・。」

と言っても、フワには難し過ぎて、全然理解していませんが。
直後、ブルーキャットはこの星を出ようとしますが、ひかるの声が聞こえました。
ひかるは、フワやプリンセススターカラーペンを盗んでいった理由を聞きますが、ブルーキャットは、それは愚問だと煙幕を放ちました。ひかる達はプリキュアに変身します。
ブルーキャットは、プリキュアに攻撃しつつ、フワとペンを抱えて逃げようとします。スター達は、ブルーキャットの攻撃に翻弄されながらも、何とか対応して、ブルーキャットを追いかける事を諦めません。
「もうやめよう・・・。こんなの誰も笑顔にならない・・・。」

「渡さない・・・。スタープリンセスの力、そして、フワがいれば手に入る。強大な力が・・・。」

「そんなのウソっぱちでプルンス!」
「分かってないのね! どうしてノットレイダーがプリンセスの力を狙っていると思って?」

直後、ブルーキャットは煙幕を放ち、逃げようとします。すぐに、ミルキーとセレーネが阻止しようとしますが・・・、


「しまったルン!」

「本人じゃないと分かっていながら、躊躇とはね!」


だが、スター達も、追うのを諦めたりはしません。
「ダメフワ・・・。みんななかよくするフワ・・・。」

「フワの言うとおりだよ! どんな理由があるか分からないけど、誰か泣かせてまで奪っていい訳ないよ! ねえ、もうやめよう・・・。」


「簡単に言ってくれるわ!」


「私とあなたは同じよ! あなたがフワを救いたいように、私も、この星のみんなを救いたいの・・・!」


「ダメ・・・。」
「離して!」







「あなた・・・。」
「そう・・・。これが、私・・・。本当の・・・、私の姿・・・。」


~ Bパート ~
「驚いたニャン? みんなそう・・・。」
「え・・・?」

「私が生まれるずっと前よ・・・。変化の能力を持つ私達種族は、人々に怖れられた・・・。そして、名前すらない、この星に流れ着いた・・・。」

「雨の後には美しい虹が輝く。きっと私達にも輝くさ。美しい虹が・・・。」

「その言葉を胸に、この星を、レインボー星と名付けて生き抜いた・・・。」

「信じられる? 豊かだったのよ。」

「数か月前までは・・・。」


「この星で採れるレインボー鉱石が、エネルギーになって、街ができた・・・。鉱石は、創作の喜びもくれた・・・。穏やかな平和な暮らしが続いてた・・・。」



「でも・・・、あの日・・・。」

「プリンセスの力、渡すっつーの!」
「ノットレイダー。ウワサは聞こえているよ。スターパレスを襲ったと。」

「アタイもアンタのウワサは聞いてるっつーの! 歳を取らず何百年も生き続けてる、永遠のオリーフィオ。」

「ホント、気味悪いっつーの!」
「私達は強要されるのは苦手なんだ。」

「ノットレイダーを敵に回すとどうなるか、教えてやるっつーの!」

その後は、アイワーンが言っていたように、ダークペンの暴走により、黒い煙が広がって、街の人々が石化していきました。
「オリーフィオ!」
「街のみんなを神殿へ。鉱山のみんなにも伝えておくれ。」
「オリーフィオ、でも・・・。」


「大丈夫だよ。」



「それから私は旅に出た・・・。みんなを戻す方法を見つけるために・・・。」

「マオになって宇宙を巡り、情報を集め、ブルーキャットとして、アイワーンに売り払われたレインボーの宝を取り戻し、バケニャーンとしてノットレイダーに潜入した・・・。」


「そこで知ったの。12星座のプリンセスの力。そして、フワが揃えば強大な力が、みんなを元に戻せる力が手に入るって・・・。」

「みんなを元に戻すためなら、何だってする!」


「宇宙怪盗でも、何でも!」
「ウソだ!」


「何でもって言うけど、ペンダント取らなかったじゃん! 私達がプリキュアになれるようにって、取らなかったんでしょ?」

「プリキュアにって・・・。」
「ノットレイダーがまだこの星にいるからでプルンスか?」

「私達の身を案じて・・・。」
「違う・・・。」


「私達の事、思ってでしょ?」
「違う! 違うニャン!」


その直後、カッパードとノットレイ達が出現。
そこに、アイワーンが乱入。ブルーキャットに対する復讐心が強く、自らの心を闇に染めてノットリガーになりました。

プリキュアは、ノットリガーの強大なパワーに押されます。ブルーキャットでもどうにもならず、ダメージを受けようとしますが、スターが守りました。
「だいじょうぶフワ!」
「え?」

「スターたちがまもってくれるフワ!」
「守る・・・? どうして・・・?」







「何でよ!? どうして戦うの!?」
「だって・・・、ほっとけないじゃん・・・。」
「あなたには関係ない! 何も知らない他人でしょ!」


「知らないからだよ・・・。知らないから、もっと知りたい・・・。私も、会って話してみたい・・・。この星の人達と!」

「だってさ・・・、キラやば~っ☆だよ。何でも好きな姿に変われるなんて!」

「だから私は、守りたい!」

「そういう事!」
「ええ!」
「いくルン!」

「何で・・・。何で、そこまで・・・。」

「ブルーキャットとおなじフワ!」
「え?」
「ブルーキャット、いってたフワ!」

「あなたがフワを救いたいように、私も、この星のみんなを救いたいの・・・!」


スター達は、ノットリガーの強大な力に歯が立たず、変身が解けてしまいました。
「ホント・・・、お節介よ・・・。誰も頼んでないのに・・・。」

「いつも・・・、いつも・・・、あなたは・・・!」


「ほう・・・。理解に苦しむ・・・。目的のためならすべてを裏切るお前が、なぜそこに立つ?」

「分からない・・・。星のみんなは救いたい・・・。でも、その前に・・・。倒れているんだ・・・、目の前で・・・。この子達が!」


「だから、私は救う・・・。」


「みんなを・・・、救いたいの!」



「これって・・・。」


「スターカラーペンダント!」

「カラーチャージ!」




「銀河に光る虹色のスペクトル! キュアコスモ!」



「キュア、コスモ・・・。キラやば~っ☆!」

その後、キュアコスモは、自分よりも巨大なノットリガー相手に強大な力を発揮し、ノットリガーにダメージを与えました。
今回は、これで終了です。
次回:「虹色のスペクトル☆キュアコスモの力!」
キュアコスモの前に立ちはだかるアイワーンノットリガーがダークネストに意識を乗っ取られました。
ノットリガーは強くなったものの、アイワーンはかなり苦しそうです。キュアコスモは、惑星レインボーの人々を石にしたアイワーンは許せないが、アイワーンを乗っ取って自由を奪うダークネストはもっと許せないと感じました。
そして、ひかる達は、アイワーンを助けるために、変身して戦う事に。
今回のラッキー星座
1週休止明けで、しかも、追加プリキュア登場の時に、うお座がラッキー星座になるとか、景気良い!
「パーティを開いてもり上がろう」か・・・。私、パーティーを開きたいって人柄じゃないんだよな、うーむ・・・。(汗)
ラッキーアイテムは、キュートに変身できる眼鏡。私は、眼鏡かけて生活してますが、キュートはちょっと・・・。クールはダメですかね? 女の子向けアニメで贅沢言うなとツッコまれそうですが。(笑)
【まとめ】
ブルーキャットが、自分のために必死に戦うひかる達を救いたい気持ちから、5人目のプリキュア「キュアコスモ」になりました。
という事で、今回で、満を持してキュアコスモが登場。
その変身シーンについては、目元ピースや舌出しが、A☆ZA☆TO☆I。第一印象は、こんな感じでしたね。(っていうか、なぜローマ字?(笑))
こういった仕草は、メイン視聴の女の子達もついマネしたくなっちゃうような可愛さがあったと思いますね。怪盗行為に走ったり、フワやプリンセススターカラーペンを奪っていたりと、ブルーキャットは悪い子のように印象付けられただけに、ああいうのは、その印象を上手く下げる効果があったように思います。
また、シャキシャキ動いていたのも特徴でしたかね。カメラワークの激しさはミルキーに劣るものの、コスモは、可愛さの中に時折カッコ良さを見せていたりと、すごく見応えのあるものに仕上がっていたように思います。
比較的早い段階で他の4人と変身シーンが一括されるかと思いますが、そうなるまでは、単独変身シーンの素晴らしい出来に酔いたいですね。
もちろん、変身シーンのみならず、変身に至るまでの流れも非常に良かったと思います。
ブルーキャットと惑星レインボーの真実を聞いたひかる達がブルーキャットを守ろうと必死になり、それを見たブルーキャットがひかる達を救いたいと心から願う。大切なものを守りたい想いが繋がり合うのは、実に「プリキュア」らしく、シリーズを10年以上見続けている身ではありますが、やはり素晴らしいものだと感じますね。
惑星レインボーの人達は、データや数字じゃない。たかがで済ませられるものじゃない。前話でミルキーはそう言っていましたが、今話を見終えて、その言葉はますます納得のいくものになっていたと感じています。
レインボー鉱石を輸出して、食物やお金を得ているという記述は違っていたものの、惑星レインボーの人達は、変化の能力が周りから怖れられ、居場所を探すのに相当苦労したという、想像以上に過酷な過去を背負いながらも、彼らは彼らなりに「誇り」を持って生きていたように感じました。
特に、長であるオリーフィアには、大いに感銘を受けました。他の星々から追いやられ、何とか辿り着いた星も生活環境は悪く、自身は歳を取らず何百年も生きている事が気味悪がられても、雨の後にはきっと美しい虹が輝くと信じ続けていたのが、すごいと思いますね。
過酷な環境の中で生き抜く術と、この星の住人である事の「誇り」を何代にも渡って、沢山の住人達に説いていたのでしょう。惑星レインボーの人達にとっては、オリーフィアは「希望」そのものだったと思います。
そして、アイワーンがやって来た時も、その「誇り」は変わらなかったでしょう。きっと自分達には美しい虹が輝くと、石になる直前も、石になった今も信じていると思われ、「誇り」を持って、この星に訪れた悲運を受け入れていたと思いますね。
それだけに、惑星レインボーが元に戻ってほしい気持ちは強いですね。実現するとしても、40話を過ぎてからと思われ、まだまだ先の事だと思いますが、辛抱強く待ち続けたいと思います。
他にも、ひかるのブルーキャットに対する好意的な見方も良かったと思いますね。
目的のためなら何だってすると言ってはいても、スターカラーペンダントまで盗まなかったのは、自分達の事を思っているからだと見抜き、周りから怖れられた変化の能力もすごいと感じ、惑星レインボーの住人達と話してみたいと思ったりと、さすがの観察眼だよな、と感じました。
目的のために様々な裏の顔を見せ、フワやプリンセスターカラーペンまで奪い、恨まれてもおかしくない相手から、裏表のない純粋な目で見られるというのは、意外ではあるけど、嬉しいものでしょう。孤立無援で戦い続けていたブルーキャットにとって、ひかると会えたのは、すごく幸せな事だったと思いますね。
そして、ひかる達の純粋な想いから、ブルーキャットは、惑星レインボーの人々を救う前に、目の前のひかる達を救いたいという気持ちからプリキュアに。
純粋には純粋で、助けたい気持ちには助けたい気持ちで応えるのが、人間ですし、美徳ですよね。プリキュアシリーズではベタな展開ですけど、やっぱり素晴らしいと思います。
今回は、ブルーキャットがプリキュアに変身しましたが、バンク技までは披露されず。おそらく次回出るでしょう。そちらにも期待したいもの。
あとは、アイワーンがどうなるかも注目ポイントでしょうか。ブルーキャットにとっては大きな因縁の相手にどう向き合うのか、しっかり見ていきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「スター☆トゥインクルプリキュア」第20話「銀河に光る☆キュアコスモ誕生!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ひかるの家周辺には、祖父・春吉が予感していたとおり、大雨が降っていました。雷まで鳴っています。
「この雨の中、どこをほっつき歩いているんだ、ひかるは・・・。」

この荒れた天気同様、ひかる達にも、荒れた出来事が訪れていました。プリンセススターカラーペンとフワがブルーキャットに奪われました。
それでも、スターカラーペンダントに反応が。ひかる達は、ペンダントの反応を元に、ブルーキャットを追いかけます。
~ Aパート ~
「でも良かったルン、ペンダントが無事で。ペンの場所が分かるルン!」



「ブルーキャットも詰めが甘いでプルンス! さあ、追いつくでプルンス!」


その頃、アイワーンの元には、カッパードとノットレイ達が。アイワーンは宇宙怪盗にしてやられただけに、ここから引き上げるようガルオウガから命令があったと、カッパードは言います。
ですが、アイワーンは、裏切られた怒りに震えていて、その気はありません。
同じ頃・・・、
「もう少しよ・・・。あと少しで・・・。」

「フワ? ここ、どこフワ?」






「だれフワ?」
「あなたには関係ないわ。」

「っていうか寝る? 緊張感ないニャン・・・。」
「フワ? きんちょうかん?」
「あのね・・・、捕らわれの身なの。怖がるところよ・・・。」

「ブルーキャット、こわくないフワ!」


直後、フワの腹の虫が鳴りました。ブルーキャットはクッキーを取り出しましたが、フワには刺激から強いと、あげませんでした。
フワは、お腹が空いたと駄々をこねますが、どうにもなりません。
「元々、この星には何もないの・・・。川は枯れ、海に生き物はいない・・・。」

「まあ、レインボー鉱石に助けられたけどね・・・。」

「鉱石は、酸性の雨水をろ過して、飲み水にしたり、虹のように変化する石の電磁波が、植物の成長を促して・・・。」

と言っても、フワには難し過ぎて、全然理解していませんが。
直後、ブルーキャットはこの星を出ようとしますが、ひかるの声が聞こえました。
ひかるは、フワやプリンセススターカラーペンを盗んでいった理由を聞きますが、ブルーキャットは、それは愚問だと煙幕を放ちました。ひかる達はプリキュアに変身します。
ブルーキャットは、プリキュアに攻撃しつつ、フワとペンを抱えて逃げようとします。スター達は、ブルーキャットの攻撃に翻弄されながらも、何とか対応して、ブルーキャットを追いかける事を諦めません。
「もうやめよう・・・。こんなの誰も笑顔にならない・・・。」


「渡さない・・・。スタープリンセスの力、そして、フワがいれば手に入る。強大な力が・・・。」

「そんなのウソっぱちでプルンス!」
「分かってないのね! どうしてノットレイダーがプリンセスの力を狙っていると思って?」


直後、ブルーキャットは煙幕を放ち、逃げようとします。すぐに、ミルキーとセレーネが阻止しようとしますが・・・、




「しまったルン!」

「本人じゃないと分かっていながら、躊躇とはね!」



だが、スター達も、追うのを諦めたりはしません。
「ダメフワ・・・。みんななかよくするフワ・・・。」


「フワの言うとおりだよ! どんな理由があるか分からないけど、誰か泣かせてまで奪っていい訳ないよ! ねえ、もうやめよう・・・。」



「簡単に言ってくれるわ!」



「私とあなたは同じよ! あなたがフワを救いたいように、私も、この星のみんなを救いたいの・・・!」



「ダメ・・・。」
「離して!」













「あなた・・・。」
「そう・・・。これが、私・・・。本当の・・・、私の姿・・・。」



~ Bパート ~
「驚いたニャン? みんなそう・・・。」
「え・・・?」


「私が生まれるずっと前よ・・・。変化の能力を持つ私達種族は、人々に怖れられた・・・。そして、名前すらない、この星に流れ着いた・・・。」

「雨の後には美しい虹が輝く。きっと私達にも輝くさ。美しい虹が・・・。」


「その言葉を胸に、この星を、レインボー星と名付けて生き抜いた・・・。」

「信じられる? 豊かだったのよ。」

「数か月前までは・・・。」



「この星で採れるレインボー鉱石が、エネルギーになって、街ができた・・・。鉱石は、創作の喜びもくれた・・・。穏やかな平和な暮らしが続いてた・・・。」






「でも・・・、あの日・・・。」

「プリンセスの力、渡すっつーの!」
「ノットレイダー。ウワサは聞こえているよ。スターパレスを襲ったと。」

「アタイもアンタのウワサは聞いてるっつーの! 歳を取らず何百年も生き続けてる、永遠のオリーフィオ。」


「ホント、気味悪いっつーの!」
「私達は強要されるのは苦手なんだ。」


「ノットレイダーを敵に回すとどうなるか、教えてやるっつーの!」

その後は、アイワーンが言っていたように、ダークペンの暴走により、黒い煙が広がって、街の人々が石化していきました。
「オリーフィオ!」
「街のみんなを神殿へ。鉱山のみんなにも伝えておくれ。」
「オリーフィオ、でも・・・。」



「大丈夫だよ。」





「それから私は旅に出た・・・。みんなを戻す方法を見つけるために・・・。」


「マオになって宇宙を巡り、情報を集め、ブルーキャットとして、アイワーンに売り払われたレインボーの宝を取り戻し、バケニャーンとしてノットレイダーに潜入した・・・。」



「そこで知ったの。12星座のプリンセスの力。そして、フワが揃えば強大な力が、みんなを元に戻せる力が手に入るって・・・。」


「みんなを元に戻すためなら、何だってする!」



「宇宙怪盗でも、何でも!」
「ウソだ!」



「何でもって言うけど、ペンダント取らなかったじゃん! 私達がプリキュアになれるようにって、取らなかったんでしょ?」


「プリキュアにって・・・。」
「ノットレイダーがまだこの星にいるからでプルンスか?」

「私達の身を案じて・・・。」
「違う・・・。」


「私達の事、思ってでしょ?」
「違う! 違うニャン!」


その直後、カッパードとノットレイ達が出現。
そこに、アイワーンが乱入。ブルーキャットに対する復讐心が強く、自らの心を闇に染めてノットリガーになりました。

プリキュアは、ノットリガーの強大なパワーに押されます。ブルーキャットでもどうにもならず、ダメージを受けようとしますが、スターが守りました。
「だいじょうぶフワ!」
「え?」


「スターたちがまもってくれるフワ!」
「守る・・・? どうして・・・?」












「何でよ!? どうして戦うの!?」
「だって・・・、ほっとけないじゃん・・・。」
「あなたには関係ない! 何も知らない他人でしょ!」



「知らないからだよ・・・。知らないから、もっと知りたい・・・。私も、会って話してみたい・・・。この星の人達と!」


「だってさ・・・、キラやば~っ☆だよ。何でも好きな姿に変われるなんて!」


「だから私は、守りたい!」

「そういう事!」
「ええ!」
「いくルン!」


「何で・・・。何で、そこまで・・・。」

「ブルーキャットとおなじフワ!」
「え?」
「ブルーキャット、いってたフワ!」


「あなたがフワを救いたいように、私も、この星のみんなを救いたいの・・・!」


スター達は、ノットリガーの強大な力に歯が立たず、変身が解けてしまいました。
「ホント・・・、お節介よ・・・。誰も頼んでないのに・・・。」


「いつも・・・、いつも・・・、あなたは・・・!」




「ほう・・・。理解に苦しむ・・・。目的のためならすべてを裏切るお前が、なぜそこに立つ?」


「分からない・・・。星のみんなは救いたい・・・。でも、その前に・・・。倒れているんだ・・・、目の前で・・・。この子達が!」



「だから、私は救う・・・。」


「みんなを・・・、救いたいの!」





「これって・・・。」




「スターカラーペンダント!」


「カラーチャージ!」








「銀河に光る虹色のスペクトル! キュアコスモ!」






「キュア、コスモ・・・。キラやば~っ☆!」


その後、キュアコスモは、自分よりも巨大なノットリガー相手に強大な力を発揮し、ノットリガーにダメージを与えました。
今回は、これで終了です。
次回:「虹色のスペクトル☆キュアコスモの力!」
キュアコスモの前に立ちはだかるアイワーンノットリガーがダークネストに意識を乗っ取られました。
ノットリガーは強くなったものの、アイワーンはかなり苦しそうです。キュアコスモは、惑星レインボーの人々を石にしたアイワーンは許せないが、アイワーンを乗っ取って自由を奪うダークネストはもっと許せないと感じました。
そして、ひかる達は、アイワーンを助けるために、変身して戦う事に。

1週休止明けで、しかも、追加プリキュア登場の時に、うお座がラッキー星座になるとか、景気良い!
「パーティを開いてもり上がろう」か・・・。私、パーティーを開きたいって人柄じゃないんだよな、うーむ・・・。(汗)
ラッキーアイテムは、キュートに変身できる眼鏡。私は、眼鏡かけて生活してますが、キュートはちょっと・・・。クールはダメですかね? 女の子向けアニメで贅沢言うなとツッコまれそうですが。(笑)
【まとめ】
ブルーキャットが、自分のために必死に戦うひかる達を救いたい気持ちから、5人目のプリキュア「キュアコスモ」になりました。
という事で、今回で、満を持してキュアコスモが登場。
その変身シーンについては、目元ピースや舌出しが、A☆ZA☆TO☆I。第一印象は、こんな感じでしたね。(っていうか、なぜローマ字?(笑))
こういった仕草は、メイン視聴の女の子達もついマネしたくなっちゃうような可愛さがあったと思いますね。怪盗行為に走ったり、フワやプリンセススターカラーペンを奪っていたりと、ブルーキャットは悪い子のように印象付けられただけに、ああいうのは、その印象を上手く下げる効果があったように思います。
また、シャキシャキ動いていたのも特徴でしたかね。カメラワークの激しさはミルキーに劣るものの、コスモは、可愛さの中に時折カッコ良さを見せていたりと、すごく見応えのあるものに仕上がっていたように思います。
比較的早い段階で他の4人と変身シーンが一括されるかと思いますが、そうなるまでは、単独変身シーンの素晴らしい出来に酔いたいですね。
もちろん、変身シーンのみならず、変身に至るまでの流れも非常に良かったと思います。
ブルーキャットと惑星レインボーの真実を聞いたひかる達がブルーキャットを守ろうと必死になり、それを見たブルーキャットがひかる達を救いたいと心から願う。大切なものを守りたい想いが繋がり合うのは、実に「プリキュア」らしく、シリーズを10年以上見続けている身ではありますが、やはり素晴らしいものだと感じますね。
惑星レインボーの人達は、データや数字じゃない。たかがで済ませられるものじゃない。前話でミルキーはそう言っていましたが、今話を見終えて、その言葉はますます納得のいくものになっていたと感じています。
レインボー鉱石を輸出して、食物やお金を得ているという記述は違っていたものの、惑星レインボーの人達は、変化の能力が周りから怖れられ、居場所を探すのに相当苦労したという、想像以上に過酷な過去を背負いながらも、彼らは彼らなりに「誇り」を持って生きていたように感じました。
特に、長であるオリーフィアには、大いに感銘を受けました。他の星々から追いやられ、何とか辿り着いた星も生活環境は悪く、自身は歳を取らず何百年も生きている事が気味悪がられても、雨の後にはきっと美しい虹が輝くと信じ続けていたのが、すごいと思いますね。
過酷な環境の中で生き抜く術と、この星の住人である事の「誇り」を何代にも渡って、沢山の住人達に説いていたのでしょう。惑星レインボーの人達にとっては、オリーフィアは「希望」そのものだったと思います。
そして、アイワーンがやって来た時も、その「誇り」は変わらなかったでしょう。きっと自分達には美しい虹が輝くと、石になる直前も、石になった今も信じていると思われ、「誇り」を持って、この星に訪れた悲運を受け入れていたと思いますね。
それだけに、惑星レインボーが元に戻ってほしい気持ちは強いですね。実現するとしても、40話を過ぎてからと思われ、まだまだ先の事だと思いますが、辛抱強く待ち続けたいと思います。
他にも、ひかるのブルーキャットに対する好意的な見方も良かったと思いますね。
目的のためなら何だってすると言ってはいても、スターカラーペンダントまで盗まなかったのは、自分達の事を思っているからだと見抜き、周りから怖れられた変化の能力もすごいと感じ、惑星レインボーの住人達と話してみたいと思ったりと、さすがの観察眼だよな、と感じました。
目的のために様々な裏の顔を見せ、フワやプリンセスターカラーペンまで奪い、恨まれてもおかしくない相手から、裏表のない純粋な目で見られるというのは、意外ではあるけど、嬉しいものでしょう。孤立無援で戦い続けていたブルーキャットにとって、ひかると会えたのは、すごく幸せな事だったと思いますね。
そして、ひかる達の純粋な想いから、ブルーキャットは、惑星レインボーの人々を救う前に、目の前のひかる達を救いたいという気持ちからプリキュアに。
純粋には純粋で、助けたい気持ちには助けたい気持ちで応えるのが、人間ですし、美徳ですよね。プリキュアシリーズではベタな展開ですけど、やっぱり素晴らしいと思います。
今回は、ブルーキャットがプリキュアに変身しましたが、バンク技までは披露されず。おそらく次回出るでしょう。そちらにも期待したいもの。
あとは、アイワーンがどうなるかも注目ポイントでしょうか。ブルーキャットにとっては大きな因縁の相手にどう向き合うのか、しっかり見ていきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。