「アイドルタイムプリパラ」第50話「夢のツバサで飛べマイドリーム!」の感想です。
なお、今回は、キャプチャー画像数がかなりの量になり、別記事に挙げても良さそうなものがだいぶありましたので、記事を2つに分けました。こちらは、その前編です。
ここでは、ストーリー解説部分、および、まとめ部分について述べます。なお、今話は、エンディングが特別版で、さらに、次回予告直後には次回作の告知があり、それらの感想は後編に載せます。後編をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。
~ タイトルコール前 ~(今話はオープニングがありませんでした)
前話の続きです。時計塔に突入したゆい、にの、みちる。
3人はすぐに、らぁらの元に駆けつけて、声をかけました。
タイトルコール前の提供画像
~ Aパート ~
ゆい達は、必死にらぁらに声をかけるものの、らぁらは反応しません。
ゆい達の立っている床の下には、沢山のジュエルが詰められていました。
これらは全部、パックが今まで食べてきた女の子の夢。生気を失って凍っています。まるで、パックの悲しみのように。
らぁらは眠ってはいるものの、魂は生きています。辺りは暗闇ですが、皆が助けてくれると信じています。
そんな中・・・、
「夢なんて叶いっこないわ・・・。」
「そうだね・・・。」
「ホントホント・・・。」
「な、何・・・? そんな事ないよ!」
「夢って何だっけ・・・?」
「それ、美味しいの・・・?」
「何言ってるの! 夢を忘れちゃダメ!」
らぁらの叫びは、ゆい達にも聞こえてきました。
「夢を諦めちゃダメ! もう・・・、ゆいがここにいてくれたら・・・。マイドリがいてくれたら・・・。」
「ここからはもう出られないのよ・・・。何千年もここにいたし・・・。」
「もう夢なんて・・・。」
「忘れちゃったね・・・。」
「そっか・・・。食べられてからずっとここにいたから・・・。ゆいがいてくれたら、夢見る力でみんなを元気にできるのに・・・。マイドリがここにいたら、あの歌を聞けば・・・。」
そう感じた直後、らぁらは、暗闇に引きずり込まれます。まずはらぁらを助けようと、ゆい達は、時のコーデを着てライブをします。
曲は「Believe My Dream!」。
「こんなに傍にいるのに・・・。」
「早く起きるっす! らぁら!」
「夢と現の境を突き抜けてみせようぞ!」
「らぁら! 私の声が聞こえないなんて許さないよ!」
「振り返ると、色々とお世話になったっすけど、今度はにのが助ける番っす!」
「夢の中で夜更かししてる場合じゃないぞよ! 浮上せよ!」
暗闇に飲み込まれているらぁらにも歌声が届きました。らぁらは元気を取り戻し、もう大丈夫だと周りの女の子達に呼びかけます。
「歌・・・?」
「歌なんて聞いたの・・・、何千年ぶり・・・。」
「アイドルの・・・?」
「楽しそう・・・。」
「キラキラしてる・・・。」
「プリパラがなかった街、パパラ宿・・・。」
「それが今ではこの賑わい! 初めてのチーム、マイドリも生まれたっす!」
「寝ている場合ではないぞよ! らぁら!」
「みんな! 夢を忘れないで! ここから出て叶えよう! あたし達が応援するから!」
「本当に・・・?」
「夢、叶うの・・・?」
「本当に・・・?」
『起きて、らぁら! やる気! 元気! 寝起き!』
「かしこまっ!」
『らぁら!』
「良かった・・・!」
「ハナマルっす・・・!」
「浮上したのじゃ・・・!」
そして、らぁらとゆい達は、時計塔に閉じ込められている女の子達と一緒に、壊れた窓から時計塔を出ようと試みます。
しかし・・・、
ですが、にのが一部を破壊し、ゆいがらぁらを押し出して、らぁらだけは脱出させました。
「嫌だパク・・・。嫌だパク・・・。」
~ Bパート ~
「やっぱりね・・・。」
「ムダだよ・・・。」
「寝よう寝よう・・・。」
一方、時計塔の外では、多くの女の子達がパックの名を叫んでいました。ファララとガァララは、アイドルタイムハープの力でライブ会場を作りました。
そして・・・、
曲は「Memorial」。
「パックの心を溶かさないと!」
「一気に畳みかけるぞ!」
「あんまり頑固だと可愛くないぞ!」
「なでなでしてあげるぷり!」
「プリパラが大好きだって思った事、パックにだってあるはずよ!」
「思い出して。夢を見た事、あるはずだよ!」
「はじめてのドキドキ・・・。」
「無敵に・・・。」
「私の夢は・・・。」
「私の・・・。」
そして、パックを応援する声が高まりました。
「パック! みんながこんなに応援してくれてるよ!」
「嫌パク・・・。信じないパク・・・。」
「パック、お願い! 信じて!」
「パック、憶えてる? 私、取ってきたジュエルを壁に飾ったよね? とても綺麗だったから・・・。」
「パックも綺麗だって言ってたよね・・・。」
「私の夢は、み~んなが幸せなプリパラ! だから、みんなの夢は、私の夢なの!」
「にのは夢を取り戻したっす! みんなの夢を守るのも、ヒーローアイドルの仕事っす!」
「わらわは、みちるの夢そのもの! わらわがここにいる事が、その証じゃ!」
「思い出した・・・。」
「私、ピアニストになりたかったんだ・・・。世界一の・・・。」
「友達、100人作るんだった!」
「神アイドルになりたいの!」
「パティシエになって、美味しいデザートをいっぱい!」
「世界中の全部のプリパラでライブする!」
「デザイナーになりたいな! 毎日素敵な服を着るの!」
「シイタケが食べられるようになりたい・・・。」
そして、女の子達は歌いました。
「ジュエルが綺麗なのは、夢が輝いているからパク・・・?」
「私、新しい夢ができたよ! パックと仲良くなる事! 絶対、せーったい、叶えちゃうからね!」
「ムシャクシャした時は、身体を動かすっす! いつでもどこでも付き合うっすよ!」
「わらわと共に仲間のプー民を導くのじゃ! それなら寂しくはあるまい?」
「み~んな友達! み~んなアイドル!」
「ガァララを好きなあなたとは気が合いそうですわね!」
「ガァルルも最初は1人ぼっちだと思ってたガァル! でも、違ってたガァル!」
「パックは・・・。パックは・・・。」
ここから、メイキングドラマ。
「み~んな集まれ! アイドルはじめる時間だよ!」
『アイドルタイム夢オンリーワン!』
「パックの夢は・・・、」
「パックの夢は、ガァララが笑っている事パク・・・!」
『パックー! だーいーすーきー!』
「あの子は・・・、いい子だパク・・・。」
~ Cパート ~
あの後、パックは、沢山の女の子達に迷惑をかけた事を謝りに回っていました。一方、ゆい達は、パックが今後夢の代わりに何を食べればいいか話し合っていました。
そんな中・・・、
「皆さーん! た、た、大変です! じ、実は先程、このメガネの曇りを拭き取ったところ、大変なものが出現したのです!」
『えーっ!?』
ぐあああ・・・。やりやがった・・・。「星色ガールドロップ」ネタぶっこんできやがった・・・。(タイトル間違ってんぞ。まあ、微妙に合ってるけど(笑))
しかも、元ネタの原作者が、今話のアニメーション協力を担当していて、さらにフイタ。うん、もう、このアニメのジャンルが「ギャグアニメ(一応、女児向け)」である事は、揺るぎない事実と受け止めていいね!(笑)
「大変なもの」とは、パックが、悪夢を食べてくれる「聖なる獣」だという事。
「聖なる獣・・・。パックはいつでも、ガァララの聖なる獣だよ!」
となれば、悪い夢ならばどんどん食べたっていい訳です。その後、沢山の女の子達が、悪い夢を食べてくれと殺到。
こうして、パパラ宿のプリパラは、皆が笑顔で幸せなものになりました。
今回は、これで終了です。
今回のエンディングは、特別バージョン。
曲は、前作65話から77話までのエンディング曲であった「レインボウ・メロディー♪」。映像は、今作の様々な出来事を静止画でお送りされました。
挙げられた静止画は全部キャプチャーしましたが、載せると相当長くなりますので、別記事に載せます。興味のある方は、後編をご覧下さい。
次回:「み~んなあつまれ! アイドル始める時間だよ!」
神アイドルとしてパパラ宿のプリパラに派遣されていたらぁらは、その使命を終えてパパラ宿を離れる事に。
しかし、ゆいはらぁらとの別れが辛く、どうにかしてらぁらを引き留めようとしますが・・・。
次回予告直後の提供画像
次回予告直後には、次回作「キラッとプリ☆チャン」の番宣がありましたが、ここの感想も、後編に回します。
【まとめ】 ※今回もかなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
パックの事を想う沢山のアイドル達の力により、パックの怒りと悲しみは沈静化し、パパラ宿のプリパラは、皆が笑顔で幸せなものになりました。
いやー、今回はしこたま面白かったですねー。ポプなんとかネタが。あと、大人達も含めて、女性達がこぞってガンギマリになるとか、ホラータウンだな、パパラ宿って・・・。
今話の感想を簡単に語ると、こうですね(笑)。ライブシーンのすごさよりもギャグの濃さに目が行きました。
ライブシーンについて強いて語るとすれば、しゅうかが3DライブCGシーンの仲間に入ってくれて良かったくらいですかね。
ゆいとのソロライブ対決が終わってからは大した見せ場がなく、これで終わってしまうのかと感じていましたが、ここにきて見せ場を作ってくれのは、ありがたく感じています。
しゅうかは、今作から登場したメインアイドルの中では人一倍努力している子ですしね。夢を快く思わないという初期設定がなければ、主人公になれてもおかしくないだけに、大きな見せ場なしで今作を終えてしまうのは割に合わないでしょう。
欲を言えば、ゆい達3人と一緒にダンスしてほしかったですかね。1人で頑張って行き詰った時に友達の大切さに気付けたのですし、マイ☆ドリームを信頼の置けるチームと認めたくらいなのですから、一緒にライブしたって罰は当たらないはず。
まあ、コーデの見栄えが、ゆい達3人と劣ってしまう事を考えれば、致し方のないところですかね。時のコーデはゲットできずとも、それ相当のコーデをしゅうかに与えさせるイベントはほしかったようにも思いますが、とりあえず、「Memorial」を歌う一員になれただけでも御の字だと思いましょう。
さて、今回のポイントは「心の中にある大切なもの」ですかね。
パックに夢を食べられた女の子達は皆、無気力でした。なりたい自分のイメージをなくしてしまうと、自分はどうしたらいいのか思い付かないでしょうし、当然でしょう。
しかし、それでも、女の子達は死んではいません。生きています。
そして、人は生きていれば、何だってやる事ができます。失った夢を取り戻す事も、新たな自分を見つける事も。
そのためには、なりたい自分のイメージを「作りたいと思う」心を見つけられるかどうかが大事なのでしょうね。
いくら、なりたい自分のイメージが失われたかといって、そういう心は失われてはいないのでしょう。パックに夢を食べられた子達は、本来の夢をなくしても、そこで死んだ訳ではなく、それなりに長生きし、本来の夢とは程遠くはあるものの、やりたい事はやれているのでしょうから。
とはいえ、1人だけでは、それを見つけるのは容易ではありません。なりたい自分のイメージが失われれば、無気力になっちゃうのですから。
夢を失った人が再び夢を追い求めるようになるには、やはり、他者の存在は必要でしょう。夢は、自分1人だけの力では決して叶えられるものではなく、他者がいてこそ叶えられるものですしね。
そして、夢を追い求めて頑張る人を自然に応援するのも、また人間。人って基本、利他的にできてますしね。自分は歌の力で夢を叶えたのいうのなら、一緒に歌おうと促したくもなるでしょう。
とはいえ、最後に夢を叶えるのは自分。
いくら、夢を叶えるためには他者の存在が不可欠とはいえ、他人の力だけで叶えた夢は「夢」とは言えません。そうして叶えたものは、いずれ破綻が生じるでしょう。
Aパートのマイ☆ドリームの歌だけで、パックに夢を食べられた女の子達が暗闇から抜けられなかったのは、そういう事だったんでしょう。ぼんやりとした気持ちで、夢を叶えられると思うのはダメ。夢を叶えたいと思う強い意志が必要なんだと。
そして、Bパートでは、多くのアイドル達の力が加わって、パックに夢を食べられた女の子達は、なりたい自分のイメージを見つけ、歌い出しました。これは、自分の力で夢を叶えたい証といえるでしょう。
さらに、パックを想う気持ちも膨れ上がりました。夢を叶えたいと思う強い意志が強まれば強まるほどに、誰かを応援したい気持ちも高まるという事なんでしょうね。
パックが巨大化した46話の感想では、パックはピザを100等分するよりも半分こした方がいい立場なんだと書きましたが、もし、パックを含めた100人の友達とピザを分け合いたいという子が100人いれば、話は別でしょう。
分け合うピザの量は100分の1でも、100倍すれば1枚になります。それに、人の性格は人の数だけパターンがあるように、100人が分け与えてくれるピザの味は1つ1つ違うでしょう。
半分こして食べたピザよりも、ピザの量が100分の1でも100人と分け与えられたピザの方が、付加価値が付いて、美味しいのでしょう。だから、2人ぼっちよりも100人友達を作った方が良いのでしょうね。
さて、次回はとうとう「アイドルタイムプリパラ」の最終回。今話が最終回でもおかしくない流れでしたが、次回でも良いドラマを展開してくれるのでしょう。
不満を書いた事が多かった今作でしたが、最後は、満足できるようなものに仕上げてくれていると信じて、ラスト1話、熱く視聴したいと思います。
前編は、これで以上です。後編をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。
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なお、今回は、キャプチャー画像数がかなりの量になり、別記事に挙げても良さそうなものがだいぶありましたので、記事を2つに分けました。こちらは、その前編です。
ここでは、ストーリー解説部分、および、まとめ部分について述べます。なお、今話は、エンディングが特別版で、さらに、次回予告直後には次回作の告知があり、それらの感想は後編に載せます。後編をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。
~ タイトルコール前 ~(今話はオープニングがありませんでした)
前話の続きです。時計塔に突入したゆい、にの、みちる。
3人はすぐに、らぁらの元に駆けつけて、声をかけました。
タイトルコール前の提供画像
~ Aパート ~
ゆい達は、必死にらぁらに声をかけるものの、らぁらは反応しません。
ゆい達の立っている床の下には、沢山のジュエルが詰められていました。
これらは全部、パックが今まで食べてきた女の子の夢。生気を失って凍っています。まるで、パックの悲しみのように。
らぁらは眠ってはいるものの、魂は生きています。辺りは暗闇ですが、皆が助けてくれると信じています。
そんな中・・・、
「夢なんて叶いっこないわ・・・。」
「そうだね・・・。」
「ホントホント・・・。」
「な、何・・・? そんな事ないよ!」
「夢って何だっけ・・・?」
「それ、美味しいの・・・?」
「何言ってるの! 夢を忘れちゃダメ!」
らぁらの叫びは、ゆい達にも聞こえてきました。
「夢を諦めちゃダメ! もう・・・、ゆいがここにいてくれたら・・・。マイドリがいてくれたら・・・。」
「ここからはもう出られないのよ・・・。何千年もここにいたし・・・。」
「もう夢なんて・・・。」
「忘れちゃったね・・・。」
「そっか・・・。食べられてからずっとここにいたから・・・。ゆいがいてくれたら、夢見る力でみんなを元気にできるのに・・・。マイドリがここにいたら、あの歌を聞けば・・・。」
そう感じた直後、らぁらは、暗闇に引きずり込まれます。まずはらぁらを助けようと、ゆい達は、時のコーデを着てライブをします。
曲は「Believe My Dream!」。
「こんなに傍にいるのに・・・。」
「早く起きるっす! らぁら!」
「夢と現の境を突き抜けてみせようぞ!」
「らぁら! 私の声が聞こえないなんて許さないよ!」
「振り返ると、色々とお世話になったっすけど、今度はにのが助ける番っす!」
「夢の中で夜更かししてる場合じゃないぞよ! 浮上せよ!」
暗闇に飲み込まれているらぁらにも歌声が届きました。らぁらは元気を取り戻し、もう大丈夫だと周りの女の子達に呼びかけます。
「歌・・・?」
「歌なんて聞いたの・・・、何千年ぶり・・・。」
「アイドルの・・・?」
「楽しそう・・・。」
「キラキラしてる・・・。」
「プリパラがなかった街、パパラ宿・・・。」
「それが今ではこの賑わい! 初めてのチーム、マイドリも生まれたっす!」
「寝ている場合ではないぞよ! らぁら!」
「みんな! 夢を忘れないで! ここから出て叶えよう! あたし達が応援するから!」
「本当に・・・?」
「夢、叶うの・・・?」
「本当に・・・?」
『起きて、らぁら! やる気! 元気! 寝起き!』
「かしこまっ!」
『らぁら!』
「良かった・・・!」
「ハナマルっす・・・!」
「浮上したのじゃ・・・!」
そして、らぁらとゆい達は、時計塔に閉じ込められている女の子達と一緒に、壊れた窓から時計塔を出ようと試みます。
しかし・・・、
ですが、にのが一部を破壊し、ゆいがらぁらを押し出して、らぁらだけは脱出させました。
「嫌だパク・・・。嫌だパク・・・。」
~ Bパート ~
「やっぱりね・・・。」
「ムダだよ・・・。」
「寝よう寝よう・・・。」
一方、時計塔の外では、多くの女の子達がパックの名を叫んでいました。ファララとガァララは、アイドルタイムハープの力でライブ会場を作りました。
そして・・・、
曲は「Memorial」。
「パックの心を溶かさないと!」
「一気に畳みかけるぞ!」
「あんまり頑固だと可愛くないぞ!」
「なでなでしてあげるぷり!」
「プリパラが大好きだって思った事、パックにだってあるはずよ!」
「思い出して。夢を見た事、あるはずだよ!」
「はじめてのドキドキ・・・。」
「無敵に・・・。」
「私の夢は・・・。」
「私の・・・。」
そして、パックを応援する声が高まりました。
「パック! みんながこんなに応援してくれてるよ!」
「嫌パク・・・。信じないパク・・・。」
「パック、お願い! 信じて!」
「パック、憶えてる? 私、取ってきたジュエルを壁に飾ったよね? とても綺麗だったから・・・。」
「パックも綺麗だって言ってたよね・・・。」
「私の夢は、み~んなが幸せなプリパラ! だから、みんなの夢は、私の夢なの!」
「にのは夢を取り戻したっす! みんなの夢を守るのも、ヒーローアイドルの仕事っす!」
「わらわは、みちるの夢そのもの! わらわがここにいる事が、その証じゃ!」
「思い出した・・・。」
「私、ピアニストになりたかったんだ・・・。世界一の・・・。」
「友達、100人作るんだった!」
「神アイドルになりたいの!」
「パティシエになって、美味しいデザートをいっぱい!」
「世界中の全部のプリパラでライブする!」
「デザイナーになりたいな! 毎日素敵な服を着るの!」
「シイタケが食べられるようになりたい・・・。」
そして、女の子達は歌いました。
「ジュエルが綺麗なのは、夢が輝いているからパク・・・?」
「私、新しい夢ができたよ! パックと仲良くなる事! 絶対、せーったい、叶えちゃうからね!」
「ムシャクシャした時は、身体を動かすっす! いつでもどこでも付き合うっすよ!」
「わらわと共に仲間のプー民を導くのじゃ! それなら寂しくはあるまい?」
「み~んな友達! み~んなアイドル!」
「ガァララを好きなあなたとは気が合いそうですわね!」
「ガァルルも最初は1人ぼっちだと思ってたガァル! でも、違ってたガァル!」
「パックは・・・。パックは・・・。」
ここから、メイキングドラマ。
「み~んな集まれ! アイドルはじめる時間だよ!」
『アイドルタイム夢オンリーワン!』
「パックの夢は・・・、」
「パックの夢は、ガァララが笑っている事パク・・・!」
『パックー! だーいーすーきー!』
「あの子は・・・、いい子だパク・・・。」
~ Cパート ~
あの後、パックは、沢山の女の子達に迷惑をかけた事を謝りに回っていました。一方、ゆい達は、パックが今後夢の代わりに何を食べればいいか話し合っていました。
そんな中・・・、
「皆さーん! た、た、大変です! じ、実は先程、このメガネの曇りを拭き取ったところ、大変なものが出現したのです!」
『えーっ!?』
ぐあああ・・・。やりやがった・・・。「星色ガールドロップ」ネタぶっこんできやがった・・・。(タイトル間違ってんぞ。まあ、微妙に合ってるけど(笑))
しかも、元ネタの原作者が、今話のアニメーション協力を担当していて、さらにフイタ。うん、もう、このアニメのジャンルが「ギャグアニメ(一応、女児向け)」である事は、揺るぎない事実と受け止めていいね!(笑)
「大変なもの」とは、パックが、悪夢を食べてくれる「聖なる獣」だという事。
「聖なる獣・・・。パックはいつでも、ガァララの聖なる獣だよ!」
となれば、悪い夢ならばどんどん食べたっていい訳です。その後、沢山の女の子達が、悪い夢を食べてくれと殺到。
こうして、パパラ宿のプリパラは、皆が笑顔で幸せなものになりました。
今回は、これで終了です。
今回のエンディングは、特別バージョン。
曲は、前作65話から77話までのエンディング曲であった「レインボウ・メロディー♪」。映像は、今作の様々な出来事を静止画でお送りされました。
挙げられた静止画は全部キャプチャーしましたが、載せると相当長くなりますので、別記事に載せます。興味のある方は、後編をご覧下さい。
次回:「み~んなあつまれ! アイドル始める時間だよ!」
神アイドルとしてパパラ宿のプリパラに派遣されていたらぁらは、その使命を終えてパパラ宿を離れる事に。
しかし、ゆいはらぁらとの別れが辛く、どうにかしてらぁらを引き留めようとしますが・・・。
次回予告直後の提供画像
次回予告直後には、次回作「キラッとプリ☆チャン」の番宣がありましたが、ここの感想も、後編に回します。
【まとめ】 ※今回もかなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
パックの事を想う沢山のアイドル達の力により、パックの怒りと悲しみは沈静化し、パパラ宿のプリパラは、皆が笑顔で幸せなものになりました。
いやー、今回はしこたま面白かったですねー。ポプなんとかネタが。あと、大人達も含めて、女性達がこぞってガンギマリになるとか、ホラータウンだな、パパラ宿って・・・。
今話の感想を簡単に語ると、こうですね(笑)。ライブシーンのすごさよりもギャグの濃さに目が行きました。
ライブシーンについて強いて語るとすれば、しゅうかが3DライブCGシーンの仲間に入ってくれて良かったくらいですかね。
ゆいとのソロライブ対決が終わってからは大した見せ場がなく、これで終わってしまうのかと感じていましたが、ここにきて見せ場を作ってくれのは、ありがたく感じています。
しゅうかは、今作から登場したメインアイドルの中では人一倍努力している子ですしね。夢を快く思わないという初期設定がなければ、主人公になれてもおかしくないだけに、大きな見せ場なしで今作を終えてしまうのは割に合わないでしょう。
欲を言えば、ゆい達3人と一緒にダンスしてほしかったですかね。1人で頑張って行き詰った時に友達の大切さに気付けたのですし、マイ☆ドリームを信頼の置けるチームと認めたくらいなのですから、一緒にライブしたって罰は当たらないはず。
まあ、コーデの見栄えが、ゆい達3人と劣ってしまう事を考えれば、致し方のないところですかね。時のコーデはゲットできずとも、それ相当のコーデをしゅうかに与えさせるイベントはほしかったようにも思いますが、とりあえず、「Memorial」を歌う一員になれただけでも御の字だと思いましょう。
さて、今回のポイントは「心の中にある大切なもの」ですかね。
パックに夢を食べられた女の子達は皆、無気力でした。なりたい自分のイメージをなくしてしまうと、自分はどうしたらいいのか思い付かないでしょうし、当然でしょう。
しかし、それでも、女の子達は死んではいません。生きています。
そして、人は生きていれば、何だってやる事ができます。失った夢を取り戻す事も、新たな自分を見つける事も。
そのためには、なりたい自分のイメージを「作りたいと思う」心を見つけられるかどうかが大事なのでしょうね。
いくら、なりたい自分のイメージが失われたかといって、そういう心は失われてはいないのでしょう。パックに夢を食べられた子達は、本来の夢をなくしても、そこで死んだ訳ではなく、それなりに長生きし、本来の夢とは程遠くはあるものの、やりたい事はやれているのでしょうから。
とはいえ、1人だけでは、それを見つけるのは容易ではありません。なりたい自分のイメージが失われれば、無気力になっちゃうのですから。
夢を失った人が再び夢を追い求めるようになるには、やはり、他者の存在は必要でしょう。夢は、自分1人だけの力では決して叶えられるものではなく、他者がいてこそ叶えられるものですしね。
そして、夢を追い求めて頑張る人を自然に応援するのも、また人間。人って基本、利他的にできてますしね。自分は歌の力で夢を叶えたのいうのなら、一緒に歌おうと促したくもなるでしょう。
とはいえ、最後に夢を叶えるのは自分。
いくら、夢を叶えるためには他者の存在が不可欠とはいえ、他人の力だけで叶えた夢は「夢」とは言えません。そうして叶えたものは、いずれ破綻が生じるでしょう。
Aパートのマイ☆ドリームの歌だけで、パックに夢を食べられた女の子達が暗闇から抜けられなかったのは、そういう事だったんでしょう。ぼんやりとした気持ちで、夢を叶えられると思うのはダメ。夢を叶えたいと思う強い意志が必要なんだと。
そして、Bパートでは、多くのアイドル達の力が加わって、パックに夢を食べられた女の子達は、なりたい自分のイメージを見つけ、歌い出しました。これは、自分の力で夢を叶えたい証といえるでしょう。
さらに、パックを想う気持ちも膨れ上がりました。夢を叶えたいと思う強い意志が強まれば強まるほどに、誰かを応援したい気持ちも高まるという事なんでしょうね。
パックが巨大化した46話の感想では、パックはピザを100等分するよりも半分こした方がいい立場なんだと書きましたが、もし、パックを含めた100人の友達とピザを分け合いたいという子が100人いれば、話は別でしょう。
分け合うピザの量は100分の1でも、100倍すれば1枚になります。それに、人の性格は人の数だけパターンがあるように、100人が分け与えてくれるピザの味は1つ1つ違うでしょう。
半分こして食べたピザよりも、ピザの量が100分の1でも100人と分け与えられたピザの方が、付加価値が付いて、美味しいのでしょう。だから、2人ぼっちよりも100人友達を作った方が良いのでしょうね。
さて、次回はとうとう「アイドルタイムプリパラ」の最終回。今話が最終回でもおかしくない流れでしたが、次回でも良いドラマを展開してくれるのでしょう。
不満を書いた事が多かった今作でしたが、最後は、満足できるようなものに仕上げてくれていると信じて、ラスト1話、熱く視聴したいと思います。
前編は、これで以上です。後編をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。
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