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あれから一ヶ月以上経過した。
そんなある日、叔父から私達への励ましと亡き父(兄)への思いを綴った手紙が届いた。
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(略)・・・親・兄弟・姉妹等、肉親を失った時の喪失感は時間が解決してくれます。しかし、長いながい歳月を要します。これは肉親というものの有難さの背後にある宿命であると、私はいつも考えています。従って、先に述べましたように絶対な時間が要ると考えてます。
兄さんは、私達兄弟姉妹のなかでは、亡き両親がいつも自慢していた大変よく出来た息子でした。そして私達もそう思ってました。兄は感性が大変鋭くかつ豊かな人でした。ここに一つ、兄との忘れることの出来ない想い出を識しておきましょう。
私が小学校高学年位の時であったが、「皆既日食」がありました。たまたま、居合わせました。二人で家の庭先でその日食を観察するために、素通しのガラス片 ろうそくで炎を当て、それを曇らせました。その曇ったガラス片を通して進行中の日食を観察するのです。
時間の経過と共に日食は徐々に進行します。二人は曇りガラス片越に太陽を観察していました。周囲はあたかも日が暮れてゆくが如くうす暗くなってゆきます。
その時です、兄は手にしていたガラス片を放り出し、にわかに地面に屈み込み、まわりの庭木の落とす「葉影」を地面にスケッチしはじめたのです。日食の進行と共に変化していく自然の相貌を兄の鋭敏な感性で一瞬で捉え切ったのです。少年の私には、兄さんのこの瞬時の行為に深い深い感動を覚えたものです。
これは兄と私の珠玉の想い出です。この遺伝子はあなたとあなたのお子供達に確実に伝わっています。・・・・(略)
日の出 | 5:49 |
日南中時 | 11:44 |
日の入り | 17:39 |
月の出 | 21:31 |
月南中時 | 1:37 |
月の入り | 6:44 |
遺伝子が伝わっている・・そう思います。
叔父から意外な話を教えて頂いて、血は争えないものだなあ~とね! 苦笑
過去の日食を調べてみたのですが、当地が皆既日食になった記録は当時はなく、部分日食でのひとコマなんだなぁ~と納得してました。
今年は九州地方で皆既日食が観られるようで、今から観光計画立てねばと・・・この話を読みながら考えていました。
叔父様からのお手紙とトラヤマさんの写真から、感性の遺伝子が確実に伝わっていることを感じます。
私自身も自分の趣味特技は親から受け継いだものだと最近しみじみと感じています。(二人とも健在です)
そして今年の皆既日食の頃。私達の遺伝子を受け継ぐ子が出てくる予定です。自分が親を見ていたように、この子も私を見て育つのだろうかと不思議な気持ちです。。
秋におめでたでしょうか、今から待ち遠しいですね・。皆さん子供の出産とともにブログから遠ざかりますが、仕方ないですよね。無理しないで、愉しんでくださいね。