オーバーツーリズム 京都
【朝は一見閑散としている渡月橋だが、数年前とは違い明らかに人の数は多い】
タイミング良くテレビでこの問題を取り上げていた。
また、嵐山では今年から、観光客のスマートフォンを通じて人出のデータを集め、時間ごとの混雑を予測してインターネットで知らせる国土交通省などの実験が10日から始まった。
京都は訪日外国人客が増え、混雑緩和が大きな課題になっている。
この「オーバーツーリズム」、近年使われ始めた造語。
観光地に過度に人があふれると、交通渋滞、騒音、ゴミ問題、トイレ問題、ひいては環境破壊に繋がり、地元住民の日常生活に大きな影響を与える。結果して、観光地の魅力が失われる。
オーバーツーリズムはこうした状態の総称で観光公害として解釈される。
昼頃に京都嵐山で私が体験した事例は、次の通り。
5,6年前とは規模の違う人パニックであった!
・あちらこちらの食堂には、「ねずみランド」のよう長蛇の列ができ歩行の妨げとなる。
・自撮り棒を構える観光客(多くは外国人)が立ち止まり渡月橋の歩道が渋滞する。
・歩道からあふれ出た観光客により、車が通行困難になり渋滞に拍車をかける。
・バスに乗れない、観光客と地元住民。
・結果して一般車両の交通規制の目的が果たせない。
蛇足だが、外国人観光客が人ごみの中を二輪車で突破しようとして私の足を踏みつけた!
痛くて、「何やってんだ!」と叫んだが、言葉が通じない。。。(苦笑)
2018/11/21 宝塔寺
宝塔寺は、京都府京都市伏見区深草にある、日蓮宗の寺院。山号は深草山。
総門から仁王門に続く参道には塔頭がならび、本堂、多宝塔、さらに裏山の七面宮へと続く。隠れた圧巻の名所。
境内自由無料!
2018/11/21 伏見稲荷大社と稲荷山頂上
朝8時前には稲荷社の総本宮、伏見稲荷大社に到着。
朝早くから数多くの参拝者と観光客で埋め尽くされていた。
噂通り最近は、海外の観光客の人気が高いそうで、圧倒的に外国人観光客で占められている。
あちらこちらで台風被害と思われる倒木と鳥居の損壊がとても目立つ。
写真撮影しながらのんびりした登山であったが、片道50分足らずで到着。
幸い展望にも恵まれ京都市街を一望!
【愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)】その由来は・・・
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)は京都府京都市右京区の嵯峨野にある天台宗の仏教寺院。
766年、称徳天皇により京都・東山に愛宕寺として創建。当時この地は山城国愛宕群と呼ばれ最初に建てられた寺から「愛宕寺」と名付けられた。
鴨川の洪水で堂宇を流失。廃寺同然のこの寺を醍醐天皇の命により天台宗の千観内供が復興した。千観は生涯念仏を絶やすことがなかったということから「念仏上人」と称され、寺の名も後に愛宕念仏寺と言われるようになった。
その後、興廃を繰り返し、最後は本堂、地蔵堂、仁王門を残すばかりとなった。1922年それらを嵯峨野に移築して現在に至る。