アタリを伝えるのはロッドかラインかと問われれば「ライン」である。
では、ロッドは何もしてないかと言えば、決してそうではなく。「ラインと接する」ことでアタリを明確にしている。プロの中には、メーカーの後ろ盾があるので決して、ロッドより「ライン」を前に持ってくる人は少ない。
レオン先生は、アジングにおいてラインから話をするので、先ずその辺の「how to」がシッカリしていると言える。
さて、通常の「釣り」をしていてラインとロッドを「接する」一番のポイントは、「ロッドティップ(竿先)」になる。
では、上図のように、極力、ロッドティップ(竿先)をラインと接しないよう水面に出ているラインとロッドの角度とをRA=180度になるように、ロッドティップ(竿)を下に傾け、ラインとを水平にした場合はどうか?この場合、ラインはロッドティップ(竿先)との「最大接点」を失い、変わりにリールにあるラインローラーに「最大接点」が移行する。つまり、グリップで感じるアタリとはコレ。
ジグヘッド姿勢(以下JH姿勢)にも左右されるが、RA=180度の時、ICA=ECAの角度差がほぼ0度に近くなるとも見て取れないだろうか?ECAはICAの角度を、後から真似する形で角度差が出るので、ここを水平するにはどうするれば良いか?は釣り人の腕にかかわっている。
ロッドとラインが作る角度の事を僕らの間では「ロッドアングル」と呼びあっている。このような角度を、僕らは「aJing Angle アジング アングル」と読んでいる。
下の絵も見てもらうと、これ以外にも作った言葉があり、「Internal Carolina Angle インターナル キャロライナ アングル(略してICA)」、「External Carolina Angle エクスターナル キャロライナ アングル(略してECA)」等もアジングアングルに含む。説明は後文に譲る。
話は変わるが、アジは出来るだけ中層を、水平に「漂う」エサに対して好反応を見せる事が多い。
この「漂う」ことをアジング界では通称「ドリフト(drift)と読んでいる。尚、車でのドリフトも実は概念的には近い。スピードは全く別物だけどw。それとは別に「沈む」エサに対して好反応を見せる事もある。我々は、この事を「フォール」と呼び合っている。
ドリフトとフォールは、それぞれ別の釣りであるが、ドリフトが「無抵抗なものを演じる釣り(別名:陰のアジング)」であれば、フォールは「リアクションバイトに近い釣り(陽のアジング)」であるといえる。
ボクはこれで釣り続けるアジングを「チートイ・アジング」と読んだりもしたが、今は複合型と言ったりもする。
つまり、ドリフトとフォールの組み合わせも可能であり、アジの活性やその日の状況に合わせて千差万別に攻める事ができるのもこの釣りの魅力である。前者は、アジングで必須事項であり、アジング独特と言ってもよい。一番、魚が釣れる要素があるのは相対的に見ればドリフトである。
後者は、メバリングとの共通性も高い。但し、アジングの場合、若干メバルと比べてアジのバイトが出るフォール間隔がその日その日の状況で変わるので経験値が必要になる。
私の場合も、自作キャロである「コロスケ」や「トンガリ」がドリフト専用のキャロであり、「ブタゴリラ」はフォール専用のキャロと差別化を計っている。実際の現場で、結果も出ている。
カポコン式アジング理論
今までのアジングの理論を踏まえた上で、これらのカポコン式アジング理論の基礎となる部分を紹介しよう。先ずは前回使用した絵を今回も少し変化させてみたので見てもらいたい。
・Rod Angle(RA):ラインとロッドが作る角度の総称
RAが、縦面・水平面共180度の場合、ロッドティップ感度は消失し、グリップ感度に変換される。この場合の角度を水平角(Horizlon Angle)とし、僕らの仲間内で「最強感度」などと呼ばれている。しかし、自然環境下での組み合わせ次第で、実際はECAの角度こそ実際のアジングでは重要となるため、悪魔で理想論に過ぎない。しかし、感度という点で着目すると竿という障害物がほぼ除去されたことで竿のグリップ質感が生きる瞬間でもある。
竿により、感度のよいRAが異なっている点はある。ただ、RAが異なるからといって竿の優劣を判断するのはメーカーの手の中でしか踊っていない。重要なのは自分の竿にとってどのRAが良いかを判別する事であり、たくさんの竿を投げ分けてみると面白いほど違いが分かるはずだ。
・Internal Calo Angle (ICA)
ロッドティップから出るラインとキャロとで作られる角度の事である。この角度は、キャロの速度にも影響しており、ECAを作る主動力でもある。(ECAはICAの角度を真似るように変化するため)このICAが直角~鈍角(90度~180度))に近くなるとロッドティップとラインとの摩擦は最大(最大接点=RA)となり、アタリをとらえるのが難しくなる。
また、ICAが鋭角(0度~30度)になるとロッドティップとラインとの摩擦は軽減され、感度は増大する(最大接点=ラインローラー)。いずれも人間によって操作可能だが、釣者が真に「脳裏」でイメージしなければいけないのは、ICAによって影響を受けるECAの存在である。
・External Cala Angle(ECA)
キャロとジグヘッドで作られる角度の事である。人の操作よりもジグヘッドとキャロとの組み合わせによる影響、ジグヘッドとワームの組み合わせによる(JH姿勢)の影響が大きく。またリーダーの長さでも影響が大きい。(詳細は、近日発行予定のアジングDB アジング水中力学の中で詳しく説明する)
今回は、分かりやすくするために2次元的な要素で絵にしたが、実際は3次元的に物事を考えなければ実際のゲームでは役立たない事が多い。
なぜなら、実際のゲームでは風だの潮だの、その強弱と向きがモロに影響するからだ。これらの障害を乗り越え「暴風アジング」や「激流アジング」を制し、このアジングというゲーム性の奥深さに気付いてもらえれば幸いである。
また、1年を通してパターンは変化しており、年中釣れる釣りとはいえ、1年全てで20オーバーを釣るには「場所」もあるけど「腕」もそれ相当に関係する。「アジ」という日本の食卓の定番の魚であるが、「生エサ」を使わずとも「釣れる釣り」という側面があるこの魚をシンプルに、そしてカッコよく釣り上げてみてはいかがだろうか?
と、今回は素人さん向けの内容を述べたところで、終了ですw。実際に「アジングのムック本」を作るとなると200ページ(A4)は軽く超えるからねw。では、また来週。
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また明日「アジダス」。
あの「めばるing」のレオン先生も使用しているガルプワーム。これの入れ物は↓コレだ!
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広島コミュニケーションpart6 "&" アジング初心者スレ