今月はいつになく、「春のピーク」が遅い。本来ならキロアップのアオリがあがってもおかしくないはずなのに。漁港には墨跡すらない。冬と春の天気が右往左往し、改善の見込みがない。
ひとまず、GWは「釣り」はお預けにしようかと思っている。
去年は劇的だった。26センチ~28センチぐらい(正確に計測してませんw)までが合計で70匹以上(1晩で100匹以上もある)。まさにGWは俺に「アジングとは何ぞや?」を教えてくれる良い経験となったが、今年は少し勝手が違うようだ。
さて、アジ。コイツを何とかしないといけない季節がやってきたw。
が、群れは余り多く無い。まだ沖の群れが合流していないのか?多くが産卵期に入っているのかいないのか?この異常気象が生態を歪めているのか?・・・定かでないが、去年は大群が表層に浮きあがるほど、まさに陸から「アジ玉」の存在を確認できるほどのものであった。対し、今年はショボい。
いや、群れはいる。表層に浮いている個体も確認できるのがせいぜい6,7匹程度の小さいコミューン、群れ自体小さいとそれはアジの活性に反映されてしまう。これは今までの経験から学んできた。群れの規模が大きいほどアジの活性は上がる。
とにかく今年のGWはアジングを休憩し、エサ釣り師達にその間の「養殖」を任せて、新月の潮位が高い日に何とか去年のパラダイスを再現させたいと計画。
GW中は飲み会やら、仕事もある程度入っているし、何より装備を一新させようと思っていたところだから都合が良い。最近になり、気になるラインがある。
サンラインのスモールゲームPE 0.3号(赤)だ。
アジングに使うラインでは自分の中では最強ラインだ。よくぞ出してくれた・・・。
「ハリ」と「コシ」もある。何より大手メーカー特有の「コストパフォーマンス」という言葉に俺は弱いのだww
無論、細いラインのメリットは知っているんだが、PEを使う以上、細いだけではダメなのよ。「知ってるよ、比重だろう」といわれる方もいるだろうけど、それとも若干違う。
一番重要なのは「潮」と「風」だ、細いPEラインだと、この「潮」と「風」の力に大きな差が生じた場合に「ヨレ」が発生しやすい。
が、「風」の影響は太いPEラインの方が細いPEラインより受けやすい。PEの場合は、太い事に余り大きなメリットは少な
キャロやシンカーをある意味「振り子の原理」で支え、さらに空気と水中の境界線を漂うというラインの過酷な環境においては、「風」の影響を受けやすくなる。アジングで大事なのは「潮」と「風」の力をいかに、抵抗を感じずに、分け入れれるかだ。
なので、最近では「コシ」よりも「ハリ」こそ大事なのではと考えるようになった。
「コシ」というのはラインの中心に芯があること、スパゲティのアルデンテといえばわかりやすいか?「ハリ」というのは、ラインの表面に弾性がある事だ。
アジングで重要なのは「コシ」よりも「ハリ」だ。なぜか?それは芯となる直径が細いPEラインだと更に細くなる。それよりも表層にハリを出した方が、外力を良い感じでかき分ける事が可能になる。
かといって、フロロにすると、せいぜい5ゲームぐらいでおわってしまう。PEラインなら「潮抜き」や「手入れ」をシッカリしてやれば、1年以上はもつ。
アジングで良いラインってのは「ハリ」と「コシ」があり、「細く」、そして「そこそこの比重」と「表面摩擦が低い(=ドリフトしやすい)」って事なんだけど。
TICT社の「レッドステルス」も知り合いの釣具屋でラインを触ってみたが、やはり出だし企業の技術しか感じなかった。現時点ではサンラインの「スモールゲームPE 0.3号」が価格も含め、合格ラインである。
「レッドステルス」なんてネーミングだけどw。
もしかして、俺のブログを見つけて付けたネーミングとか?www
「ハハ」・・ちょっと感覚がズレてるんだわ。TICTさんよぉ。
確かに赤は、アジの視覚(錐体細胞:色の認識に関わる細胞)の中では赤要素はない(人間はある)。でも赤いワームは、アジは食べるっていうか大好物でしょ。コントラスト比による差からアジは、赤いものをベイトと理解できているのだ。
これは、「赤」という定義は人間が決めた範囲の「赤」なので、アジにとって「見えない赤」を探すというのは「想像を絶する作業」の積み重ねを要すると断言できる。それから、現時点でそのカラーに最も近い色は「サンライン」のスモールゲームPEカラーである。
無論、あの「マゼンダ」カラーの何が良いかは微妙であるが、時にワームのピンク(マゼンダ)が他のカラーより炸裂するのは、「アジがワームをベイトか浮遊物か分からないので、取り合えず口を使う」という可能性は高い。同じガルプワープでもベビーサーディンのピンクだけに炸裂するのは、そういう理由からか?と推測している。
つまり、アジはピンクが好物なのではなく、アジの脳内で「形状はベイトに似ているが、赤という色がアジに浮遊物か別色か分からないように錯乱させている」可能性があると説明すると分かりやすいだろうか?赤は透明ではない。光の吸収力のある色なんだけど。
アジにとって見え難い色は、光の三原色であるマゼンダなのである。なぜTICTはあの手のカラーを採用したのか分からない。確かに黒と赤で見え難い色にはなるんだけど、常夜灯下で使った場合は、確実に目だってしまう。闇限定か?
ベイトの多くが透明色を貴重としているのは保護色であるという仮説は成立つ。また稚魚や幼魚の中には赤色素を基礎したものもあり、これも保護色であるかと推測できる。生き物の形状、色が自然界で最適なものとして存在していると過程できるば、釣りにおいてやるべき事は見えてくる。俺の釣りってそういう釣りなんですわ。
余談だが、レオン先生は、仮説をよくたてるという。確かにプロとして裏打ちされたものをある程度推測する事は重要ですよね。でも自分の場合は、ちと違うんですわ。
勿論、今までの積み重ねから統計も取るし、仮説も立てるんだけど。自然界というものが「アジを釣らせないように」、「人間に分からないよう」、に作られたクイズ(謎解き)のようなものだと自分はそういう感覚で「釣り」をしている。自作キャロも自作ジグヘッドも、自然が分からないように作った生物という名の「形状」、「色」、「生態」を通し、そこから「釣る」という答えを見つけ出す。
ジグゾーパズルみたいな安いゲームではなく、何だろうな。「探偵が完全犯罪をもくろむ犯人を見つけ出す」、うんそうそう、そういう感じかな。俺にとっての釣りは(余計分からなくなったかなw?)
考えてみると「エギ」を作った日本人にはその辺の感性があったんだろう。でなければ、あの軟体動物を釣り上げるという発想はそうは出てこない。そのうち「大きな渡りガニを釣るカニング」なんかも出てきそうだな。俺が求めるのはむしろそこなんだわ。ボクにとって統計や仮説立てなんてのは、「捜査」の一貫に過ぎない。ただし、警察のやっているような、カクカクしたような捜査でなく。金田一なんかの探偵がやっているような虫眼鏡を持って一つ一つを見る、もっと視点の広い「捜査」といえばいいのかな・・・。
話が脱線しすぎたので、ラインの話に戻そうw(おぃw)。ナイトゲームが主流となりつつあるアジングにおいて、1回の釣行で性能面で考えれば「フロロ」に軍配があるのは統計的にみて間違いない。今時点で「フロロ」を抜く「水に近い屈折率」持つラインはない。しかし、その場合は5ゲーム=1500円以上を認める事になる(1ゲーム300円)。別に出だし企業のTICTをイジメているわけではない。問題点を抽出しているだけなのだ。
ラインに対する不満うっ憤を言い出すと実はキリがない。ラインの不満は俺の中に逐次充満しているだけなのであるw。もっとラインを大切にしろよと声を挙げていいたい。例えば、各メーカーが出しているPEやフロロラインについても疑問がある。例えば大手である、バリバスライン、シマノ、DUEL、クレハ、サンライン等も例外ではない。
それは品揃えを豊富にしようとするあまり、1つ1つの製品の「性能が曖昧」になっていないかということである。
エギング用である0.6~1.0、シーバス用とされる0.8~1.6号・・・・しかし、そうやって選択性を増やすと在庫が増えるだろうし、あまり面白みはないと考える。特にエギングで0.6号なんて糸がちぎれて使い物にならないからw。またアジングでも性能が微妙。0.6号イラネというのはソコ。
なので、例えばシマノ社のパワープロであれば「アジング用」「メバリング用」「エギング用」「シーバス用」「ショアジギング用」という形でターゲット別にして、各メーカーが最適と思える号数にすれば「@在庫は減る」。更に他社との「@差別化も容易」だし、「ターゲットによって差が発生」するのだから「開発も容易」となる。初心者にも「@分かりやすい」。
しばしば、ラインは玄人次元の話になってくる事が多いが、ターゲット別に見れば実は求められる数値的な要素は決まっている事が多い。
アジング用PEなら、専門にしているボクとしては、当然号数は0.4号以下、ドリフトもするからライン「表面コーティング」も重要。また、前アタリ対策からすれば「コシ」よりも「ハリ」が大事。メバリング用に「アジング対応」なんていう表記はやめてほしい。
というメバリングもドリフトはするんだけが、ボクの場合は、むしろアクションによって食わせる事が多いので、アジよりも引くし、テトラやブレイクに潜られないようにする、安いフックなんかも曲げる力があるから「コシ」重視。大型を狙うのであれば0.6号ぐらいで充分だろうか・・・。
さらに、エギング用であればシャクリやすさが重要になる、アジングほどラインのコーティングはあまり重要でない。むしろ風でフォール中のアタリをとらえきれるかに焦点があるのだから、サスペンドやハイブリッドタイプが重要。シャクッた時に切れにくいように「コシ」増。
今や、ルアーフィッシングで求められる要素は多様化しつつあるも、アジ、メバル、イカなどのターゲットによって求められる要素は、実は「選択性」よりもむしろ「先鋭化」であるといえないか?いや、これに同意してくれる人は結構多いと思うだけどな・・・。
そして「先鋭化」した製品を大量に作った方が、ユーザーは喜び、価格は下がり、性能もアップするというわけだ。時代は「選択性」を望んでいない。「真っ直ぐな答え」を求めている。特にラインという道具に関しては、ルアーフィッシングは「エサ釣り」よりもライントラブルになりやすいのはルアーマンであれば誰しも分かっている事、各メーカーには道具の「先鋭化」をお願いしたい。
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
←アジングファイトクラブ「本○」
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また明日「アジダス」。
あの「めばるing」のレオン先生も使用しているガルプワーム。これの入れ物は↓コレだ!
nalgene(ナルゲン) 広口ジャー30ml 90511
GENTOS(ジェントス) エクスプローラープロフェッショナル EX-777XP
EG-24 EVA丸水汲バケツ 24 青 075020
広島コミュニケーションpart6 "&" アジング初心者スレ