忙しい時は・・・

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カフェイン飲料をガブ飲みするに限る。

そして、コーヒーを9杯以上飲み、

己の肉体に眠りし細胞の30%以上を叩き起こす。

こうしなければ肉体がついていけない。

ついていけない・・・。


カプエスはよく持ったものだと思う、ヴァンプなんて1年も経つと、
誰も手に取らなかった。地方ではそう。だから首都圏を抜けて、
未知の世界なんて体験できなかった。

いつも体験していたのは、雪男とゾンビの小足、逃げ頭巾、
何が血反吐を吐く努力だ。
1年間練習すれば闘劇優勝できるキャラが・・・。


カプエスは違った。前キャンが出てきたおかげでそれまで頂点とされた
サガブラ体制を崩壊させた。その後も3年も続いたのに、
まだ各地で小規模な大会があったり、交流があったりしている。

今考えると全キャラ無敵技を持った2D格闘ゲームなんて今まで無かったのだ。
だから前キャンが無ければ第一回闘劇は、それで終止符だったはずだ。

俺は格ゲー界から身を引く事を固めた。
努力すれば闘劇優勝できる術は提供できなかったけども
強キャラを使用している奴からも100円ぶん取る術を
ユーザーに提供できたのだから。

・・・

そう考えていた矢先、こんなものをカプコンが発売した。

こんなもの（゜д゜）

アーケードでは出ない。

だが、心は動かされた。

初代ヴァンパイアのオープニングが見れる場所など
今の時代他にどこあるだろうか。
格ゲーユーザーは前キャンで完全に二極化された。
カプコン内でも今まさに、二極化が始まっている。
10年以上も格ゲー界に身を置くと、このゲームを作った奴の顔まで
イメージできてしまう、そいつが今何をしているのかまで分かってしまう。

ハッキリ言ってしまえば10年も時を置くと対戦台に座った奴の
顔までイメージできる。
そしてソイツが帰った後、何をし、何を見て、何を考えているのか
10年後ソイツがどういう道をたどるのかまで分かってしまう。
これが分かってからこそプロの廃人である。

よくボクシングの試合で、ボクサーは対戦している相手がどういう気持ちで
どういう練習をし、どういう事を考えながら闘っているのか分かるという。

俺はうそくさいと思えたその能力が10年という蓄積の末、
本当である事が分かった。

全く、自分でも恐ろしい能力を身につけたものだ。
奴らでもきっとそういう能力が理解できる時が来るだろう。
まだまだアマチュアだよオマエは。