盆の伝統行事紹介

2015年08月15日 20時00分11秒 | お知らせ

 お盆で子どもたちも帰省して、久々の一家でくつろいでいるかと思います。
我が家も、今日子どもたちが田舎に集まり、団欒のひとときを過ごしました。

 さて、出原では盆の伝統行事があるのです。ご存知の方もいると思いますが・・・
「柱松」と言って、毎年14日の夕刻に行われます。
私も退職の身、ここ3年地区の盆行事の手伝いを行うようにしています。出原も高齢化で、この伝統行事の準備も一苦労、受け継ぎが心配されるところです。今年も、年配の人が若手に手ほどきする場面が多々・・・

 今年は無事に、柱松の松明も早々に上がり、順調のうちに終了できました。昨年は急な大雨で、途中で柱を倒さざるを得ない状況でした。
この様子は、後日杵築どーんとテレビで放送されます。観て下さいな。

柱の先端に、藁を括り付ける作業


しっかり火の付いた松明を、柱松の頂上めがけて投げ上げる。


松明が乗り、柱松が青空をバックに煌々と綺麗に燃え盛る。

 
杵築市のホームページには、以下のように紹介されています。

<県選択重要無形文化財>出原の柱松
 毎年8月14日に天神山と呼ばれる丘陵上で行われる初盆供養の儀礼で、長さ10メートルの杉丸太の先端に木の枝とカズラで籠を作り、麦わらを小縄で周りに縛りつけ、籠の中にも麦わらを詰めて柱松をつります。サスマタ、カネマタなどを用いて垂直に立て、三方に綱を張ります。日没後に松明(たいまつ)を何本も籠に投げ込み、焼き落とします。最後に綱を切って倒れた方角でその年の吉凶を占います。古くは豊肥地方一帯で盛んだった行事です。