2019.06TKTNライディング連続シーケンス
TKTN師匠の小波ライディング連続シーケンスです。
先日、BossからDon't think. Feel!!とありがたいお言葉をいただいたのですが、やはり入出力のフィードバック回路が違うようにしか思えない…所謂「センス」が足りない…ので、やはり言語化を試みてみましょう。
サーフィンにおいて重要なファクターはスピードですが、特にパワーのないビーチブレイクの小波においてはスピードを得るための基礎技術の有無が問われます。
さあ、マニア目線の解説いってみましょう!!
シーケンス1~7枚目:テイクオフ直後からアップスン開始。降りすぎないライン取りで、ボトム全体を沈ませるような荷重。浮力と揚力という波から受ける大きな力を軽くいなすようにしてトップに上がり、リップに軽く当て込み。この際、しっかり股関節を屈曲してバランスを取ると共に板の動きを妨げず、かつほぼ完全にレールを抜いています。アタマの位置がほぼ変わらない、ロブ・マチャドのライディングを思い出します。そういえば、乗馬も上手い人はアタマ動かないんですよね。
シーケンス8~13枚目:軽い当て込みながら、横に走るとフェイスが消えかかっています。そこで横方向ではなくボトム方向への変換つまり、ノーズを下げる動きが見られます。次のコマにかけて若干フェイスが張ってきている中、再度テール寄りへの荷重が見られます。レールを抜いただけのフラットな状態では位置エネルギーしか得られませんが、テール寄りへの荷重があるために、ボトムからフィンへ流れる水流が発生し、持続的に岸方向と(上+進行方向)のエネルギーを得ることができているようです。よく見ると、わずかに波がヨレてますね。スムーズにダウンザライン&ボトムターンに行かなかった理由でしょうか。しかし、この間2コマ(12コマ/秒連射なので…)。
引き続いて、レールをフルに入れたボトムターンに入っていきます。
シーケンス14~19枚目:教科書通りのボトムターンですね。後側の手で水面を触るように体を傾けながらターンを開始。目線は少し先のトップに向いているようです。ボトムの最深部にかけて板が浮き上がっているのがわかります。接水面を見るとボトムターンに更に有利に働く揚力が働いているということなのでしょう。フィンから放出されるしぶきが縞模様なのはフィンの物理特性ですね。フレックス性と関連した振動数があるのかな。ライディングとどう繋がるかはわかりませんが。
シーケンス20枚目~ラスト:残念ながらフィニッシュはフレームアウト…!!!撮影ヘタクソでした…この部分では20~21枚目に着目したいです。いろいろな技術本や動画であまり見ないのですが、ボトムターンからトップアクションへつながる一瞬、レールがフラットに切り替わる瞬間です。今まで得たエネルギーが完全にスピードに変換されてます!そして、フロント側の肘が先導するように動き出してますね。更に次の写真、ノーズがリップを突き抜けた瞬間、波のフェイスと平行になった板のテールが強く蹴り込まれています!肘をきっかけに上半身をひねり、というよりは(背中のロゴの向きがほぼ同じなので)腰から下の蹴り込みの先導をしているように見えます。「軸」を作っているんでしょうか。
いや~久々に長文を書いちゃいました。見直していると汗かきますね。そして海に行きたくなる(ニューボード!!!)。
師匠、これからも勉強させてもらいますm(_ _)m
TKTN師匠の小波ライディング連続シーケンスです。
先日、BossからDon't think. Feel!!とありがたいお言葉をいただいたのですが、やはり入出力のフィードバック回路が違うようにしか思えない…所謂「センス」が足りない…ので、やはり言語化を試みてみましょう。
サーフィンにおいて重要なファクターはスピードですが、特にパワーのないビーチブレイクの小波においてはスピードを得るための基礎技術の有無が問われます。
さあ、マニア目線の解説いってみましょう!!
シーケンス1~7枚目:テイクオフ直後からアップスン開始。降りすぎないライン取りで、ボトム全体を沈ませるような荷重。浮力と揚力という波から受ける大きな力を軽くいなすようにしてトップに上がり、リップに軽く当て込み。この際、しっかり股関節を屈曲してバランスを取ると共に板の動きを妨げず、かつほぼ完全にレールを抜いています。アタマの位置がほぼ変わらない、ロブ・マチャドのライディングを思い出します。そういえば、乗馬も上手い人はアタマ動かないんですよね。
シーケンス8~13枚目:軽い当て込みながら、横に走るとフェイスが消えかかっています。そこで横方向ではなくボトム方向への変換つまり、ノーズを下げる動きが見られます。次のコマにかけて若干フェイスが張ってきている中、再度テール寄りへの荷重が見られます。レールを抜いただけのフラットな状態では位置エネルギーしか得られませんが、テール寄りへの荷重があるために、ボトムからフィンへ流れる水流が発生し、持続的に岸方向と(上+進行方向)のエネルギーを得ることができているようです。よく見ると、わずかに波がヨレてますね。スムーズにダウンザライン&ボトムターンに行かなかった理由でしょうか。しかし、この間2コマ(12コマ/秒連射なので…)。
引き続いて、レールをフルに入れたボトムターンに入っていきます。
シーケンス14~19枚目:教科書通りのボトムターンですね。後側の手で水面を触るように体を傾けながらターンを開始。目線は少し先のトップに向いているようです。ボトムの最深部にかけて板が浮き上がっているのがわかります。接水面を見るとボトムターンに更に有利に働く揚力が働いているということなのでしょう。フィンから放出されるしぶきが縞模様なのはフィンの物理特性ですね。フレックス性と関連した振動数があるのかな。ライディングとどう繋がるかはわかりませんが。
シーケンス20枚目~ラスト:残念ながらフィニッシュはフレームアウト…!!!撮影ヘタクソでした…この部分では20~21枚目に着目したいです。いろいろな技術本や動画であまり見ないのですが、ボトムターンからトップアクションへつながる一瞬、レールがフラットに切り替わる瞬間です。今まで得たエネルギーが完全にスピードに変換されてます!そして、フロント側の肘が先導するように動き出してますね。更に次の写真、ノーズがリップを突き抜けた瞬間、波のフェイスと平行になった板のテールが強く蹴り込まれています!肘をきっかけに上半身をひねり、というよりは(背中のロゴの向きがほぼ同じなので)腰から下の蹴り込みの先導をしているように見えます。「軸」を作っているんでしょうか。
いや~久々に長文を書いちゃいました。見直していると汗かきますね。そして海に行きたくなる(ニューボード!!!)。
師匠、これからも勉強させてもらいますm(_ _)m
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