卒園式のあいさつを書いたんだけど、ちゃんと読める自信がなかったので妻にお願いしてしまいました。
せっかくなので、今の気持ちを忘れないようにここに書いておきます。
いつか読んでくれるときが来るかな?
Panasonic DMC GH4+LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8/POWER O.I.S.
ソウタ 将来の夢は「宇宙飛行士」。
ソウタ、卒園おめでとうございます。
いま、咲き始めたばかりの桜のつぼみがゆっくりと開いていく写真を撮りながらこの文章を書いています。
今日はこれまでソウタに教えて貰ったこと、そしてこれから大きくなっていく中で憶えておいてほしいことを伝えたいと思います
ソウタはお父さんとママの所に、はじめて来てくれたコドモです。
ソウタが小さかった時は二人とも忙しく働かなければならない大事な時期だったので、家で一緒に過ごす時間より保育園で過ごす時間が長くなることを申し訳ないと思っていました。できるだけ一緒に楽しく過ごしたいと思いながらも、自分ができる事は当然できるように、できなかった事や苦労した事はできるように成長してほしいという焦りのような思いで、厳しくしていました。
しかし、保育園に通って日々成長していくソウタを見ているうちに、コドモは自然と育っていくもの、そして成長する時には心の働きが大きく関係していると、教えてもらいました。
そうすると少しずつ、お父さんがするべき事は単に自分の中にある正しさを押しつける事ではなく、その時々のソウタの心を考えながら、どうしたら良いかの答えを一緒に探すことだと思えるようになってきました
そのようにして、ソウタの心の動きを感じるように注意していると、ソウタだけでなく自分の心の働きに気付くこともできたました。これは大きな驚きでした。
ソウタと合い言葉のように「自分の心は自分で決める」と言っているのは、お父さん自身に向かって言う言葉でもあります。
とてもとても難しいことですが、これからずっと鍛え続けていく価値のある大切な事を教えてもらいました。一緒に頑張っていきましょう。
4月から小学校という新しい世界に入っていくソウタ。嬉しい気持ち、ドキドキした気持ちでいっぱいだと思います。
楽しいこと、大変なこと、いろんな出来事がたくさん待っているでしょう。
そして大きくなるにつれて、もっと世界が広がり、お父さんやお母さん達とぶつかり合うときも出てくると思います。
でも、君がこれまで見せてくれた、小さな体で一生懸命に遊ぶ姿、ぴったりくっついて甘えてくる姿、まっすぐに目を見て自分の気持ちを伝えようとする姿、そんな一日を過ごしてスイッチが切れたように眠りこける姿、こんな一生の宝物になるようなキラキラした姿を憶えている限り、君の味方です。
しかし、君たちがお父さんやお母さん達に心配をかけたくないという気持ち、そして親がコドモは大丈夫だと信じているという気持ち。
こんなお互いを思う気持ちも、一歩間違えると君たちが本当に困っていることを覆い隠してしまうことがあるかもしれません。
大人がすべき事は、何よりもコドモを守ることです。
困ったときにはいつでも相談してください。君たちを守るために大人にしかできないことがあります。さっきも言ったように君たちの味方です。
これだけは忘れないでいてください。
では、これからの君たち成長を楽しみにしています。
お父さんより
…読み直すと、卒園式には堅い文章だったな~。改めてお願いしてよかった。ぎりぎりで苦労をかけました。ありがとう。
しかし、親の心子知らずとはよく言ったものですね。
子には教えて貰う事ばっかりです。
まだ先は長く、まだ知らない事も待ち受けているとは思いますが一緒に頑張っていけたらと思います。