Mune's Weblog

鹿児島在住のstray radiologistです
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2014.08.22 折ってしまったシーバスロッド補修完了!?

2014年08月22日 | 日記
先日折ってしまったシーバスロッドの補修がひとまず完了しました。

一番下のガイド直上だったので、色んなサイトを参考に自分で直してみました。節約というか、バッキリ折ってガッツリ凹んだところを見せてしまったソウタへのフォローの意味合いが大きいかな。



マメじゃないのと、作業場所が汚いので途中の写真は撮っていません。

まずは、折れた部分の内外径の測定でノギスを購入。
そして、カーボンロッド(チューブでなくソリッド)をネットで注文。2液エポキシ接着剤の購入、ダイヤモンドやすり(目立てやすりみたいな形)、ノコギリ、サンドペーパーと耐水ペーパーはノギスと同じホームセンターで購入しました。

カーボンロービングは買わずに、EBISU SURFさんにお願いしてガラスクロスの端を頂きました。

カーボンロッドはこちら
カーボン素材 専門店 Sano Factory

ラジコンヘリのお店だと、もう少し安いのがあるようです。でも、こちらはとても対応が良かったので満足。ちなみにφ7mm 1mで2779円也。
内径6.7mmだったので、もうちょっと安い6.5mmと迷いましたが、大は小を兼ねるとのことで…

1.カーボンロッド切断
 バット部分だったので、強度を保つためにインナーとして使うカーボンロッドは10mmに決定。切断はダイヤモンドやすりでほとんどできした。ノコギリより切れます。

2.カーボンロッド削り
 そして、ノギスで外径を測りながらサンドペーパーで細くしていきます。電動ドリルを買って回そうと思ったのですが、良い機種がわからなかったので、断念。かなり手がつかれました。ドリルじゃないので、微妙に円柱形からずれます。曲がりを意識して涙滴状の断面にするとかもあるのかな?
 ちなみにカーボンの削りくずは取っておいています。

3.折れたロッドに挿入
 ここで失敗。キツイほうが良いとのことだったので、様子をみながら入れていったのですが、ティップ側が抜けなくなってしいました。エポキシ塗ってないのに…無理矢理やって元竿のカーボンを痛めたくなかったので、今回はそのまま放置。測定するとティップ方向には1.5cmは刺さっているようです。
 ちなみに、計測ではどちらも内径6.7mmのはずが、バット側はちょっとスカスカ(T-T)

4.マスキング
 エポキシコーティーングするので、上下をマスキング。

5.エポキシで接着
 インナーの飛び出た部分にしっかり混ぜたエポキシ接着剤(カーボンくず入り)をたっぷりつけて、バット側に挿入。接着剤がはみ出してきたので、ガラスクロスからとった線維を接着剤が染みるように巻き付けて外側の補強材とします。

6.エポキシで再度コーティーング
 先ほどの方向とは少し交叉するようにガラス繊維を密に巻き付けます。
 エポキシ接着剤は洗って切ったアルミ缶を伸ばして皿状にしたもので混ぜたので、ライターで炙って柔らかくします(液状になるのは知りませんでした!)。ナイロン筆にとって、ガラス繊維に染みるようにコーティーングしていきます。

7.固定
 釣り竿をつくる方は(いろんなサイトで垣間見えたロッドビルダーの奥深い世界…!)、竿を回す機械を使うようですが、当然持っていないので仕事をしながら気が付いたときに角度を変えて偏らないようにします。

8.6,7を繰り返す

9.サンドペーパー、耐水ペーパーでバリ、表面を整える

10.黒ラッカーで塗装
 カーボン入りだったので、ツヤのあるよい黒だったのですがペーパーをかけたので仕上がりが却ってイマイチに。メタルジグなどをコーティーングするウレタンは面倒だったので省略。

 これでティップ方向のエポキシ接着剤を塗れていない影響が気になりますが、これで完了。丸2日がかり。実際は、エポキシ接着剤とグラスファイバーの性質をテストしたりともう少しかかってます。
 
 まぁ、バット部分の性能をフルに発揮させられるほどの大物がくることはほとんどないので、大丈夫だとは思いますが、どんなもんでしょうか。

 メタルジグをフルキャストしたときに折れるのだけは勘弁です。

 あまったカーボンロッドが欲しい方、連絡ください。

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