もう一人の私
平凡な日々の中で
もう一人の私が心を痛めて嘆く
今夜の
冷たく寒くて強い風が
ビュービューと音をたて
鳴いていると
もう一人の私は、
ベッドの中で
震える心を押さえて画面の中の
やり取りを消すことが出来ずに
悔やんでは、愛おしくも
憎くも 切なく
私の心を傷付けた画面の文字を
読み返す
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日常の生活を当たり前の様にする
なぜか夜になると
心が無性に切なく やるせなく
布団に顔を付けて
小声を出して泣きたくなってしまう
そんな時、
春風が私の耳に強く叩きつけ
音を引き連れてやって来る
もう一人の私は
幾度と無く、素知らぬふりして
貴方とのひと時を過ごした
余韻が
いつまでも消える事なく
私の心が
平凡な日々の生活を
邪魔をする
平凡な日々の生活を
邪魔してはいけないと
もう一人の私が教える
窓の外は
暗闇の中
ものすごい風が音を立てて
私の耳から離れない
平凡な生活を送る
もう一人の私の心情は
自分の間違った不条理に
心を痛めて嘆く。
