話の内容としては、地味なストーリーですよ。
決して、派手なアクションがあるわけでもなく、どんでん返しがある結末でもない
だって、吃音症の患者が「どのように症状を克服していったか」っていう内容でしたから。
ただ、その克服してきちんとスピーチできるようになった患者が、
うちの近所の人っていうか、その辺の一般市民でなくて、
英国のエリザベス2世のお父さんである、ジョージ6世だっていうところに
映画になる面白さがあったんだなあ・・と思った。
この話は、本当にあった話らしいのですが
そうだとしたら、英国の王子が街中の民間療法で吃音を治すライオネルさんに
人づてに聞いた診療所までお願いに出かけるなんて、随分ラフだなあ・・・と、ある意味ビックリ!しました。
だって、日本だって天皇や皇太子が奥さんだけ連れて、繁華街にある診療所まで
いきなりカウンセリングや治療を受けに来ないと思うんですよ。
ま、今だったらすぐネットかなんかで、あっという間に英国中にバレちゃうと思いますけどね。。。
なんか、歴史上の人物もいろいろ悩みながら困難を克服していったんだなあ・・と思いながら
興味深く鑑賞できました。
だって、吃音症の人なんて世間には沢山いるんだろうし、
「そんなこと、気にすんなよ」と言いたいところだけど。
でも、これが国王の場合だと「説得力のある話ができるかどうか」っていうのは、国の存亡にも関わる大事なことですよね。
スピーチが上手いか下手かで、国民が国王を支持してくれるかどうかに影響するんだろうから。
またエドワード8世だっけ?
離婚女性とは結婚できない法律による歓迎されない結婚のために、王位を捨てたことで有名な人ですよね。
イギリス人の王様は、素敵なお城に住んで、しかも良い育ちでいいなあ・・と思ったりする反面、
上に立つ者は大変だなあ・・と。
やっぱり生い立ちや環境なんかも吃音症に影響を与えてるんですかね。
そういう人間の悩みなんかって、当然のことながら身分に関係なくあるんだなあ・・と感じたりして。。。
いやあ私、一般人で良かったですよ。
なんちゃって
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