2016年3月18日
▲和らいだ気候で過ごしやすく空気も晴れやかな感じ、桜のつぼみも膨らんできている。卒業式が終わり学校は新入生を迎える準備に、4月から専門学校に通う長女はスーツ一式を揃えた。長男・次女はもうすぐ後輩を持つことになるが、今までとは違う緊張感があるようだ
▲壁にぶつかることはあっても、希望する方向に進んでほしいと願うのは、節目を迎える子を持つ親の共通の気持ち。それを伝える言葉はないかなと探し、谷川俊太郎「未来へ」という詩に出会った。約5年前に通信で紹介していたが、とてもいい中身だと改めて思った
▲視点が変わるが、「アメリカを歌で知る」(ウェルズ恵子著;祥伝社新書)を読んで、時代を反映した生活と労働に根ざした歌はいつまでも新鮮さをもっていることを実感した。英語の歌詞はわからなくとも、歌い手の声からそのことが伝わってくる。彼・彼女らにとって谷川さんのこの詩とは初めての出会い、何かを感じとってくれれば
▲さて、「運動がますます必要」と先週の通信で書いたが、若者が活躍できる社会を作るのことは大人、特にミドル世代の責任が大きい。焦点となる参議院選挙まであと4ヶ月弱、やることはたくさんある。ひとつひとつ積み上げ、着実に前進したい。
「未来へ」 谷川俊太郎
道端のこのスミレが今日咲くまでに
どれだけの時が必要だったことだろう
この形この香りは計り知れぬ過去から来た
遠く地平へと続くこの道ができるまでに
どれだけのけものが人々が通ったことだろう
足元の土に無数の生と死がうもれている
照りつけるこの太陽がいつか冷え切るまでに
目に見えないどんな力が働くのだろう
私たちもまたその力によって生まれてきた
人は限りないものを知ることはできない
だが人はそれを生きることができる
限りある日々の彼方をみつめて
未だ来ないものを人は待ちながら創っていく
誰もきみに未来を贈ることはできない
何故ならきみが未来だから
【今日は何の日】
http://today.hakodate.or.jp/m03.htm
【今週の一句】
酒飲み川柳
今週はお休み
【今週の歌】
・Eska - Shades Of Blue
「ブラック・ミュージック版ジョニ・ミッチェル」と、脚光を浴びているロンドンの新進女性SSW。44歳にして出した待望のデビュー・アルバム『ESKA』に収録されている曲です。いずれは来日する可能性が高いかな、ぜひライブで聴きたいです。
https://www.youtube.com/watch?v=gAacdHxJW6s
【今週のグルメ情報】
・「ふぢの」…東京・都営地下鉄大江戸線築地市場駅より徒歩4分
築地場内の中華料理店。ボリュームのあるシュウマイでした。美味しかったです。
http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13026386/
【追伸】
3月は去る~ ひえ~。
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