2017年2月3日
▲イソップ物語には、「アリとキリギリス」「二匹のヤギ」等教訓的な内容を含んだものが多く伝わっている。小さい頃に読んだり読み聞かせた経験は、多くの人が持っている。「キリギリスになったらアカンで」は、片付けをしない孫たちに時々祖母が使う一言である。
▲「ヒツジ飼いの少年とオオカミ」も有名な物語。羊の世話に飽きた少年が「オオカミが来たぞ」と叫んで村人を騙し続け、本当に来たときは信じてもらえずに羊をすべて食べられてしまうという結末。子ども心に浮ウを感じ、「嘘をついてはいけないよ」と教えられた人がほとんどではないか。
▲少年自身が食べられてしまうという原典とは違う和訳のものもあるらしい。それは別にしても、この話しが成り立つ前提は、「オオカミは浮「存在」であるという認識を、村人と少年が共通に持っていることにある。仮に村人が「オオカミ」を知らなかったら、少年の声にあわてることや武器を持ち出すことはなく物語として成り立たない。
▲この点を、運動の立ち場から考えてみる。伝えたい事実について、伝わる側の認識を踏まえ、その人に沿った言葉で具体的なイメージを持てるように踏み込まないと理解されない。上下関係ではなく、「組織し組織される」という、本来人間の持つ集団性に依拠しながら常に工夫が必要ではないだろうか。
▲アメリカでの動きや国会での状況を見ていると、世の中どうなるのかと不安の気持ちが強くなる。社会運動が大きな役割を発揮しなければならない訳だが、政権への支持率も高い中で前進させるためにもっとも大事なことは何だろうかと考えてみる。理論を高め人とのつながりを広げる、地道に取り組んでいきたい。
【今日は何の日】
http://www.nnh.to/02/03.html
【今週の一句】
酒飲み川柳
鬼はそと
誰のことかと
恍けてる
【今週の歌】
・「Say Something Loving」…The xx
ロンド出身のャXト・ャbプバンド。1月に出した3枚目アルバムの中で、お気に入りの一曲。
https://www.youtube.com/watch?v=IqzdrlKn18w
【今週のグルメ情報】
・「まるい飯店 大阪特上餃子製造直売所本店」…JR阪和線・杉本町から604m
時々、無性に食べたくなる餃子がメインの中華料理店。この時は、カレーラーメンに。なかなか美味しい。
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270404/27052127/
【追伸】
今日の恵方巻きの方向は、北北西です。
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