※宮城県石巻市・大川小学校(現地を観るのみ)
※福島県飯館村
*福島・飯館村の現状(佐藤さん、福島県生健会会長)
・昨年の村長選、これまでの村政(国、東電の言いなり)に、村民の大きな怒りがあることを実証する結果だった。現職が当選したが、その声に耳を傾けるべきである。
・汚染土は、土や葉っぱ等含めて黒色の1トン袋におさめられ緑のシートで覆われて放置されている。現在138万袋があるが、今後どうするのか何も示されていない。
・除染も全体の15%で、それ以外は手付かず状態。改善するはずはなく、除染基準や許容被曝量を引き上げて誤魔化している。
・年間20ミリシーベルトまでは安全、それ以上浴びないための心がけをすれば大丈夫と様々なことを言って自己責任にしようとしている。事故がない状態と事故が起こった状態とでは、比較できないのに誤魔化している。
・避難を余儀なくされた時は、住民も「早く戻りたい」との気持ちであったが変わってきた。政府等の言うように、安全なら避難しなくても良かった・避難したことが間違っていたと気づいてきている。
・線量計、そのまわりだけ数値が高く出ないように対応したり、放射能に詳しいドクターを呼んできて、「大丈夫」と言わせたりしている。
・福島原発に近い双葉地方は直ちに避難だった。しかし、飯館村は30キロ以上離れており、爆発音は聞こえたがわからなかったしその意味がなかなか理解できなかった。
・子ども・若者のいる家庭は家を出た。牛を飼っていた農家は外へ出て行けなかった。
・ずっと被曝していた。影響は癌だけではないと言い出すなど、誤魔化しの宣伝を続けている。
・様々な基準を設け、住民の分断を作り出していくいっている。団結できなくなる実態もある。
・真実は知らせていない。私たちは無理なことを言っていない。仮に日本の何処かで原発事故が起きたら、飯館で行われていることが基準となる。モルモットの扱い、自己責任を押し付ける。
・今もそうだが、発生直後にボランティア活動していた人が放射能の状況を知らせされ、知るまでの間に他の人に水を飲ませていたことを知りノイローゼになった。
・何にも悪いことしていない、なんでこんな人生を歩まされるのか。
・住民不在の復興事業等の国家予算の山分けが行われている。
・除染は限られた地域だけであり、そもそも確立された技術はない。
・帰還困難区域の解除によって、仮設入居は減るだろうが必ずみんな村に帰るわけではない。
・やっと解除してもらえるという人もいる。これまで自然の中で暮らしていたのに仮設等という限られた空間の中では、そう思う面もわかる。やむを得ず帰る人もいるが、戻ってきた時の受け皿が大事。
・戻りさえすれば、地域で暮らしていることになるというのだろうが、何もないでは生活できない。
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