事務局長通信

生保基準引き下げ違憲訴訟・大阪、第12回期日

生保基準引き下げ違憲訴訟・大阪、第12回期日が終わりました。傍聴支援に100名を越える方が参加、抽選に外れた方向けの連帯集会も行われました。

期日後の報告会では、意見陳述をした原告の方の感想・弁論に立った弁護士さんから今回の準備書面の作成にかかわる経過とャCント・弁護団から法廷でのやりとりの説明・準備書面作成に協力いただいた研究者の方々からの話し等、盛りだくさんで、最後に次回期日(5月30日)等の案内をして終わりました。

今回の準備書面は、「貧困概念の変遷と生活保護基準の在り方について」。歴史を振り返り、現代は貧困の概念が「社会的排除」に重点が置かれていることを指摘。その上で日本も各種施策に反映させている中で今回の引き下げに「道理がない」の指摘は、とてもわかりやすくなるほどと思いました。「社会的排除」の考え方は障害の概念に位置付けられた「社会的障壁」につながるものであり、障害分野が生活保護に関わることに取り組んでいくことの意義を改めて実感しました。

生活保護の問題は、様々な低所得者対策や最低賃金に直結するということも含めて、全国民的な課題だと思います。「社会保障分野の総がかり行動」が必要、大きなうねりを地域からつくるためにがんばろうと思います。

今日、大事だなと思ったことがもうひとつあります。

期日前の街頭宣伝の時に教えてもらったのですが、7年前につくって配布したビラを握りしめて生活相談に来られた方がいたそうです。状況を聞いて今支援を行っているとのことでした。運動って大事ですね。粘り強くがんばります。


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