「基礎から学ぶ社会保障‐増補改訂版」(柴田英昭編著:自治体研究社)
〈憲法公布70年。人権としての社会保障は歴史的な転換のうねりのなかにある。社会保障の構造と原理・原則から各論にわたって、その根本原理としくみ、改革動向と拡充の方向性までをわかりやすく解説する。社会福祉士・精神保健福祉士養成カリキュラム準拠〉と、内容紹介がされていました。
社会保障の歴史や日本の社会保障の各制度の概略や海外の社会保障制度について、網羅する形で紹介されています。分厚いですが、制度の足場を確認すること・運動論として深めていく上での考えどころも提案され、いい本だなと思いました(読み進めることにしんどさは感じませんでした)。また当事者家族として、介護保険や医療の制度の現実について突きつけられている自分にとって、何とも言えない気持ちにもなりました。
政治から目を離さないために、関係者やこれからこの分野に進もうという人に読んでほしい一冊です。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4880376493
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