・①全ての装備を知恵に置き換えること(石川直樹:集英社文庫)
・②なぜ人と人は支え合うのか(渡辺一史:ちくまプリマー新書)
・③はじめてのアメリカ音楽史(ジェームス・M・バーダマン、里中哲彦:ちくま新書)
・④消された精神障害者(原義和:高文研)
①…世界を旅している著者の現地での体験や暮らしを綴ったエッセイ集。読み手の暮らしや生きる土地について考えさせてくれる内容。タイトルが示唆的
②…映画「こんな夜更けにバナナかよ」の原作者の一冊。生きにくいとされる社会の中で、「人の生きる価値」「障害」「福祉の果たす役割」など、読み手に投げかける内容。誠実さを感じ、その思いに正面から向き合うことが大事だと思った。
③…本に登場するアーチストや曲が少しわかるようになり、ちょっと嬉しい気持ちに。もちろんまだまだ知らないことがたくさんあり、気になったところから調べていろいろ聴いてみようなと思う(Muddy Waters、Etta James、Marvin Gaye、Dan Pennなど)。音楽も社会とともにあり、その当時や歴史を知ることが大事だと改めて思った。イギリスの音楽史に関する本があれば読んでみたい。
④…非常に重いメッセージを発信する内容。だからこそ、目を背けることなく歴史を知り、今とのつながりを考えることが大事だと思う。「消された」わけだが、実際には一人ひとりがそこに生きていたことを忘れてはならない。②の本と合わせ、いろいろ考えさせられた。今度沖縄を訪問する機会に、現存する「私宅監置」の小屋を訪ねてみたい。
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