事務局長通信

介護保険全国学習講習集会

中央社保協主催の介護保険全国学習交流集会、200名近い参加で満席でした。介護保険関係の集会は初めてでしたが、参加者がとても熱心にだったのが印象的でした。

集会は、「改悪介護保険と地域からどう立ち向かうか」というテーマでの学習会(改悪介護保険法の中身、総合事業のガイドライン案、介護保険料軽減への公費投入)、秋の運動提起、指定発言・フロアー発言という流れでした。

介護保険については、基本的な知識が十分でなく言葉についていくのがやっとのところもありましたが、改革の全体像を知るきっかけになりました(資料が豊富で、とてもわかりやすかったです)。

介護保険法第1条にある「要介護状態になっても尊厳が保たれ、自立した日常生活に必要なサービスを給付、介護を社会化していく」ということは、どこにも見当たらない内容ですね。「保険あって介護なし」「介護の自己責任化」、総称して「介護保険は詐欺だな」と思いました。福祉労働の専門性は、確実に否定されています。この改悪がすすめば、新たな65歳問題も発生します。繰り返しの勉強が必要です。

各府県でも、地域の実情にあわせた運動が展開されているんですね。大阪でも粘り強く続けられている自治体キャラバンのように、地域を中心にその力に依拠した運動が大事なことも改めて確認できました。

介護保険は、親や自分が要介護状態になった時に、はじめて身近に感じる人が多いと思います。生活保護も受給する人の問題であるとの受けとめが多いですが、本当はそうではありません。障害分野も同様です。社会保障・社会福祉分野について、「関係ない」と思っている人たちにどうすれば身近な問題として感じてもらえるか、運動する側からの工夫をもっと考えないといけないなと思いました。

全国介護保険担当課長会議資料(140728)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000052337.html


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