思考を放棄してしまうと人はどうなるか、その根本はどこに問題があるかの投げかけに考えさせられました。日本版NSC設置法が成立し、特定秘密保護法案が強行されようとしている今、出来るだけ多くの人に観てほしいと思いました。席もほぼ満席、若いカップルも何組かいて、嬉しくなりました。「人」の持つ強さや弱さを、しっかり見ておくことが大事ですね。
映画「ハンナ・アーレント」の公式サイトは、こちら。
http://www.cetera.co.jp/h_arendt/
この映画を観ながら、最近知った詩も思い出していました。
ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、
共産主義者でなかったから何もしなかった
ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、
社会主義者ではなかったから何もしなかった
ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。
私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった
ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した―しかし、それは遅すぎた
マルティン・ニーメラー
『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』
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