本日、都島区民センターで開催された説明会に参加しました。用意された席数の6割程度、100人程の参加人数だったと思います。壇上に上がったのは、吉村市長、松井府知事、都島区長、副首都推進局長、副首都推進局事務局というメンバー、受付・会場案内等、市職員が多数参加していました。
最初に今回の主氏E注意事項に関する話し。本日は大阪市が現段階での議論の内容を説明し皆さんから意見を聞く場、大都市制度に関してどちらかを選んでもらうようにものでなはい。説明会での意見を踏まえ1案にはまとめる予定だが決まったものはない。また、主獅ノ関係のない政治的な発言は控えてほしい獅ェ強調されていました。
次に吉村市長から、公開されている資料をもとに、「なぜ改革が必要か」ということを30分、次に事務局からこれも公開されている資料(1・新たな大都市制度、2・総合区の提案概要、3・特別区制度)をもとに40分近く話しがあり、残り50分ほどで会場からの質問・意見に答えるという流れとなりました。
落ち込んだ大阪経済、今後想定される人口減の中で、一極集中となっている状況を変えるため、2重行政解消、住民自治の拡充のために今回の提案があると強調。総合区については、5・8・11という合区で、特別区は住民投票で否決されたので成案はないが意見を出してほしいとのことでした。
「なぜ合区ありきなのか。住民自治の拡充という説明と矛盾する。根拠はあるのか」と質問しましたが、「24区のまま総合区もできるが職員増となる。合区だとほぼ現行の体制で可能」と回答。推計されている職員数の元にした考えも説明しましたが、よくわかりませでした。
会場からは、「否決された住民投票を持ち出すようはやめてほしい」「これで生活が良くなるとは思えない」といったような意見と、「2重行政のことをもっとわかりやすく伝えることが大事ではないか」「異論はない。もっと進めてほしい」といったことが出され、半分近くは市長や知事に賛同するような反応であったと思います。
最後に近づいたところで、松井知事が発言。「住民投票で出した設計図は否決されたのでそのまま持ち出すことはない。しかし昨年の大阪W選挙で大都市制度見直しの公約は支持された。大阪府民・市民の声に応えることが重要」「今日は大阪市の説明会だから発言すると市長に迷惑かかるので控えていた。いろいろ言いたいことはある」と政治的な発言を行いました。
まとめると、総合区の提案は合区ありきで特別区につながる方向。住民自治の拡充と言いながら、2重行政ありきでその解消のための提案。とても、市民生活が良くなるとは思えません。又、住民の意見を聞くと言いながら、知事・市長の政治的主張を全面に押し出しものであったと思います。
税金を使った無駄な説明会ですが、一定の影響力があることも事実。住民の暮らしが厳しくなる中での動きの中、私たちがきちんと地域で運動を広げられるか、願いに応えられる方向と言葉を持っているかも問われると感じました。しっかり考え行動していきたいと思います。
総合区・特別区(新たな大都市制度)に関する意見募集・説明会資料
http://www.city.osaka.lg.jp/fukushutosuishin/cmsfiles/contents/0000373/373739/setsumeikaishiryou.pdf
「なぜ、今、大都市制度改革が必要か
http://www.city.osaka.lg.jp/fukushutosuishin/cmsfiles/contents/0000373/373739/shicho.pdf
総合区で変わること
http://www.city.osaka.lg.jp/fukushutosuishin/cmsfiles/contents/0000373/373739/tsuika.pdf
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