「政府はもう嘘をつけない」(堤未果著:角川新書)
「政府は必ず嘘をつく」に続く堤未香さんの最新刊、一気に読みました。
わずか一握りの人によって動かされる政治、その背後にあるお金、報道には表れないアメリカ大統領選挙の内実、ISDS条項をはじめTPPに埋め込まれたた罠…。その後姿を無批判に追随し、本家よりも悪くなろうとする日本。報道の自由のなさ、大手メディアからは発信されない現状、この国を動かしているのは官僚たち…。本に書かれている数字、事実にどの事例にも大きな衝撃を受け、浮?オいことが世界で日本で進行している事実を改めて確認しました。
「今だけ金だけ自分だけ」、自己責任が強調され社会が分断される社会の中で、私たちはどう闘うのか。お金では表現できない価値、個人を互いに尊重しあい助け合える社会、その素晴らしさを地域で実践し広げていくことが重要ではないかと考えました。
進路を考えて始めている高2息子、「このままやったらやばいな」と言いながら、勧めた堤さんの「貧困大国アメリカ」を熱心に読んでいました。おばあちゃんも「こんな事実みんな知らんで」と、周りの人に話し続けています。まだまだあきらめるわけにはいきませんね。
多くの方に、どうしても読んでほしい一冊です。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4040820924
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